JP3047183U - 遠赤外線放射盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】電気を加熱熱源とした魚等の焼物を行なうの
に、魚等の真ん中部分・骨部分に熱を通させる為に、 【構成】高温にて焼成した遠赤外線を放出する粒状か板
状のセラミックの有数を、純アルミかアルミ合金にてな
る盤の片面の要部に圧入にて幾何学模様状に装着した遠
赤外線放出盤で、同盤の加熱により魚等の真ん中部分・
骨部分を遠赤外線により加熱させ、盤の加熱熱による魚
等の外面よりの加熱＝焼く行為がてきる遠赤外線放射盤
です。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】 本考案は、アルミ製の板・盤・器物（以下 アルミ板）を、電気を利用し た加熱方法により主として魚・肉等の焼物を行なうもので、電気を利用した 発熱具のシーズヒーター・ハロゲンヒーター・電磁調理器等を使用し、鋳鉄 ・アルミ製等のプレートを使い焼物を試みた結果、ガス火の熱の勢いによる 焼き上がりの味と異なり、特に魚の骨部分の味に違和感があり、人々の食感 に受け入れられない状態であり、 【０００２】 【従来の技術】 従って、電気を利用して焼物を行なう盤は、肉を焼くものが主で、魚を焼 きもの盤が市販されていないが、 【０００３】 【考案が解決しょうとする課題】 電気による加熱とガス火とを比較すると、前者は加熱されたプレート面に 熱対流がなく、プレート面の伝導熱・輻射熱による加熱であり・後者はガス の放出による火の勢いが熱対流を起こす加熱であり、加熱速度においては、 前者は弱火でゆっくり、後者は強火で一気にとの違いがあり、弱火でゆっく りの加熱法が魚の骨部分の水分を変質させ、受け入れがたい焼味になってい たが、 【０００４】 【課題を解決する為の手段】 魚の骨部分の水分を加熱させる為に、水分を加熱反応させる性質がある遠 赤外線を電気を利用した加熱盤の加熱と共に放出させんと、遠赤外線放出性 のある粒状か板状に形成したセラミック（例 酸化アルミ・以下 セラミッ ク）の有数を、純アルミかアルミ合金にてなる加熱盤の焼物を置く面（以下 焼物面）の要部に、幾何学模様状に装着させることにより、加熱盤の加熱 と共に遠赤外線を放出でき、 【０００５】 【作用】 魚自体が含有している水分を遠赤外線により加熱させるので、魚の焼時に 魚の外側は加熱盤の伝導熱と輻射熱、内側つまり骨部分は遠赤外線による水 分の加熱と同時に加熱でき、 【０００６】 【効果】 これにより、ガス火とは違い電気を利用した加熱盤の加熱速度と温度の弱 火とゆっくり加熱による魚の真ん中部分、つまり骨部分の水分の腐化による 現象と感じる異味を防ぎ、よりよい食味をもつ魚の焼き上がりになる遠赤外 線放射盤です。 【０００７】 【特長】 現在 防災上により高層建物・高層住宅を初めガス設備がなく、仮に設備 されていても高層住宅にてガス火にて焼物をおこなうと、煙にて大変な状態 をまねき、又 最近ＣＯ２の件にて酸素を消費する火が問題化されています が、本発明は、電気による加熱方法を利用することにより酸素の消費もなく 、電気により加熱された加熱盤の温度をアルミ盤の厚みにて、魚を焼くのに 要する温度（最高 ２５０度）に容易に調整でき、焼時にでる魚の油を燃や すことを防ぐことができ、煙の発生の抑制ができる特長もある純アルミ・ア ルミ合金製の加熱盤・器物にセラミックを装備・装着した遠赤外線放出盤で あります。 【０００８】 【実施例】 以下図面によりのべる。 １図・２図にて、純アルミかアルミ合金製の盤・器物（１）の要部（２） の焼物面（３）に入こむ形に、高温にて焼成した遠赤外線（３図のＣ）を放 出する粒状（１図の４）か板状（２図の４）のセラミックを、図示していな いが焼物面（２）の平面にて幾何学模様状に装着した遠赤外線放出盤で、セ ラミック（４）を焼物面（２）に入こむ形に装着するには、アルミと高温に 焼成したセラミックの硬度差により圧入でき、同圧入時にアルミを高温にし ておくとアルミの軟化となり、圧入がより容易になる。 上記の構成の遠赤外線放出盤により、３図にて、電気による加熱の熱（Ａ ）により盤・器物（１）が加熱され、同熱（Ｂ）にセラミック（４）が熱せ られ、同セラミック（４）より遠赤外線（Ｃ）が放出し、魚等（５）の真ん 中部分・骨部分（６）の魚等に含有する水分に反応し加熱させ、魚等（５） を焼物面（３）においた側は、遠赤外線（Ｃ）と器物（１）の加熱された熱 （Ｂ）により加熱＝焼く行為がされるので、焼物の魚等（５）の内外より加 熱＝焼く行為ができるので、魚等（５）の真ん中部分・骨部分（６）までよ く熱のとおった焼味になる効果のある遠赤外線放射盤です。

【図面の簡単な説明】 本考案の実施例を示す図面は、下記の通りです。１図
は、要部の断面図。２図は、要部の断面図。３図は、使
用例の要部の断面図。 【符号の説明】 １＝盤・器物 ２＝１の要部 ３＝焼物面 ４＝セラミ
ック ５＝魚等 ６＝５の真ん中部分・骨部分 Ａ＝電気による熱 Ｂ＝加熱された１の熱 Ｃ＝遠赤外
線

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 高温にて焼成した遠赤外線を放射する有数の粒状か板状
   のセラミックを、 アルミ製の盤・器物の片面の要部に圧入により幾何学模
   様状に装着した遠赤外線放射盤。