JP3047122B2 - 観察される色が視角に依存するコーティング組成物及び前記コーティング組成物の多層塗り塗装系用ベースコートにおける使用 - Google Patents

観察される色が視角に依存するコーティング組成物及び前記コーティング組成物の多層塗り塗装系用ベースコートにおける使用

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JP3047122B2 JP7527982A JP52798295A JP3047122B2 JP 3047122 B2 JP3047122 B2 JP 3047122B2 JP 7527982 A JP7527982 A JP 7527982A JP 52798295 A JP52798295 A JP 52798295A JP 3047122 B2 JP3047122 B2 JP 3047122B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、視角に依存して特に鮮やかな観察色を有す
る塗膜を形成するのに適当なコーティング組成物に関す
る。これらのコーティング組成物は、特にベースコート
である。
背景技術 観察色が入射光の角度及び/又は視角に依存する塗膜
を形成できるコーティング組成物は、特に効果ベースコ
ートとして知られている。効果ベースコートに関して、
効果色数が連続して増加することが必要とされている。
効果ベースコートは、いわゆる「明度フロップ」及び/
又は「カラーフロップ」を生じる小板状の特殊効果顔料
を含んでなる。明度フロップを生じさせるための純粋金
属フレーク顔料、例えば、アルミニウムを主成分とし
て、効果ベースコートに使用するのに適当なさらに多数
の小板状特殊効果顔料が開発された。さらなる小板状特
殊効果顔料としては、例えば、干渉顔料、例えば、金属
酸化物を被覆した金属顔料(一例として、二酸化チタン
又は混合酸化物で被覆したアルミニウムがある)及び被
覆マイカ(例えば、二酸化チタンで被覆したマイカ)及
び黒鉛特殊効果顔料がある。また、このような特殊効果
顔料を複数組み合わせることも一般的に行われている。
例えば、ビヒクル仕上げ用効果ベースコートにおいて、
アルミニウムフレーク顔料を雲母系干渉顔料と組み合わ
せる。しかしながら、公知の干渉顔料を用いると、比較
的弱いカラーフロップしか得ることができない。
前出願で未公開のドイツ国特許出願P 42 40 743.
5、はキラル相を有する液晶構造の配向三次元架橋物質
からなる、色が視界に依存する顔料を記載している。
EP−A−0 357 844は、フロップ効果顔料とカプセ
ル化サーモクロミック液晶顔料とを組み合わせて含んで
なる水希釈性コーティング組成物を記載している。しか
しながら、これにより形成された塗膜の観察色は温度よ
って可逆的に変化する。本発明の目的は、観察色が温度
とは無関係である新規なカラー効果を有する塗膜を形成
できるコーティング組成物、とりわけベースコートを提
供することにある。
発明の開示 この目的は、多層塗り塗装系用ベースコートとして適
当であり、 一種以上の通常の塗料バインダーと、 キラル相を有する液晶性構造が配向されてから、三次
元架橋された液晶性構造物質からなり、色が視角に依存
する一種以上の小板状顔料と、 一種以上の通常の金属フレーク顔料または干渉顔料
と、 任意に一種以上の架橋剤と、 任意に一種以上の有色吸収顔料及び/又はフィラー
と、 任意に通常の塗料添加物と、 を含んでなるコーティング組成物により達成できること
が見出された。
キラル相を有する液晶性構造が配向されてから、三次
元架橋された液晶性構造物質からなり、色が視角に依存
する一種以上の小板状顔料は、以下、LCP顔料(LCP=液
晶ポリマー)と称する。LCP顔料は、キラル相を有する
一種以上の三次元架橋性液晶性物質を配向させた後、三
次元架橋し、続いて所望の粒子サイズに粉砕することに
より得ることができる。これは、例えば、まずキラル相
を有する三次元架橋性液晶性物質を基材に、例えばナイ
フコーティングにより薄相として塗布、この基材上の層
を架橋した後、基材から分離し、所望の粒度に粉砕する
ことにより実施できる。これにより、自体無色透明な小
板状顔料が得られる。分子構造に関して適当な化学的構
造形成手段により、種々の効果的な干渉カラーを有する
LCP顔料を得ることができる。小板状LCP顔料は、直径
が、好ましくは1〜100μm、特に好ましくは10〜60μ
mであり、厚さが、好ましくは3〜15μm、特に好まし
くは5〜10μmである。
本発明によれば、例えば、未公開ドイツ国特許出願P
42 40 743.5に記載されているようなLCP顔料を使用
することができ、このような顔料についてはこの特許出
願を参照できる。また、LCP顔料の製造原料及び製造法
の詳細についても参照できる。
ドイツ国特許出願P 42 40 743.5によれば、LCP顔
料の製造原料として適当な液晶性物質は、UV〜IRの範囲
の光波長に相当するピッチのねじれ構造を有する。この
構造は、例えば、コレステリック液晶に見られる。所望
のピッチのねじれ構造を有するコレステリック液晶、又
は一般的にキラル相を有する液晶性物質は、ネマチック
構造、スメクチック構造又はディスコチック構造から、
それらにキラル物質を添加することにより得ることがで
きる。キラル物質の性質と割合により、ねじれ構造のピ
ッチが決まり、したがって、反射光の波長が決まる。こ
の構造体のねじれは、左ねじれでも、右ねじれでもよ
い。原料は、さらに、付加重合、縮合重合又はポリ不可
により重合でき、且つ少なくとも一部分が二官能、三官
能又はより高度な官能単位の形態である基を含有しなけ
ればならない。このような基としては、例えば、メタク
リルオキシ基及びアクリルオキシ基がある。
適当な材料及びそれらの製造については、例えば、DE
−C2−3 604 757、EP−A2−358 208、EP−A−0
066 137(US 4 388 453に対応)又はD.J.Broer
等、第14回Int.Liquid Conf.、Abstracts II、921、
(1992)で採り上げられた論文に記載されている。
好ましい三次元架橋性ポリオルガノシロキサンは、EP
−A−0 358 208に記載のものである。
しかしながら、LCP顔料の製造用原料としては、原則
として、全てのコレステリック液晶を使用することがて
きる。一種類のコレステリック液晶を用いてもよいし、
少なくとも二種類のコレステリック液晶の混合物を用い
ることもできる。これらの液晶の他に、他の色素及び/
又は顔料を、LCP顔料の製造におけるさらなる成分とし
て使用できる。一種の着色剤のもを用いてもよいし、少
なくとも2種の着色剤混合物を用いてもよい。
好ましい実施態様では、用いられる着色剤は、顔料、
例えば、ガスブラックである。用いられる着色剤は、さ
らに好ましい実施態様によれば、用いられる液晶(混合
物)に可溶である。好ましくは、2種以上のコレステリ
ック液晶性物質の混合物ではなく、単一の純粋なコレス
テリック液晶性物質が用いられる。
他の原料への顔料及び/又は色素の混合は、通常の方
法、例えば、攪拌配合により実施できる。色素及び/又
は顔料の混合により、LCP顔料内に、液晶性物質の角度
依存カラー効果と、混合されるそれぞれの物質の公知の
カラー効果との組み合わせが生じる。しかしながら、こ
れらの物質の混合によって、続いてのLCP顔料製造工程
を変更することはない。
特に望ましいLCP顔料の色も、特定の液晶ベース混合
物を適当な割合で混合することにより得ることができ
る。この場合も、続いてのLCP顔料の製造工程を変更す
ることはない。したがって、続いての製造法の説明は、
全ての多種多様なLCP顔料に適用される。
ねじれ相を有する液晶は、個々の分子が層状に配置
し、層内に均一に整列したときのみにそれらの光学特性
を発現する。これに関して、分子は優先方向を層ごとに
変化させ、その結果、らせん構造が生じる。これを達成
するために、分子を公知の方法、例えば、整列層又は電
場若しくは磁場により整列(配向)させる。このような
方法は、例えば、CA113(22)、201523y:CA113(14)、
124523u;CA112(18)、169216s;CA112(16)、149138q;
CA112(4)、21552c;CA111(16)、144258y;CA111
(4)、24780rから公知である。
LCP顔料の製造過程で、例示した原料が公知の方法に
より配向される。これは、例えば、金属、プラスチック
又はガラス基板上へのナイフコーティングにより達成で
きる。フィルムへの液晶性ポリオルガノシロキサンのナ
イフコーティングは、例えば、EP−A−0 358 208か
ら公知である。
配向液晶性物質は、それぞれの材料について従来技術
から公知である方法により架橋される。例えば、液晶性
ポリオルガノシロキサンは、EP−A−0 066 137に記
載の方法により熱架橋できる。EP−A−0 358 208に
記載されている液晶性ポリオルガノシロキサンは、例え
ば、UV光照射により光化学的に三次元架橋できる。配向
原料の光化学的架橋の方法の概略が、C.G.Roffey、Phot
opolymerization of Surface Coatings(1982)、Jo
hn Wiley & Sons、Chichester、第137〜208頁に記
載されている。
新規なコーティング組成物においてLCP顔料の他に使
用できる金属フレーク顔料または干渉顔料(以下、本発
明中で単に特殊効果顔料ともいう)、一般的に小板状特
殊顔料は、例えばチタン、アルミニウム又は銅からなる
金属顔料、干渉顔料、例えば金属酸化物被覆金属顔料、
例えば二酸化チタン被覆若しくは混合酸化物被覆アルミ
ニウム、被覆マイカ、例えば二酸化チタン被覆若しくは
混合酸化物被覆マイカ、二酸化ミクロチタン及び黒鉛特
殊効果顔料、小板状酸化鉄(雲母状酸化鉄)、二硫化モ
リブデン顔料、小板状銅フタロシアニン顔料及びビスマ
スオキシクロリドフレーク並びに被覆ガラスフレーク等
の例えば効果コーティング材料に使用される通常の顔料
である。混合酸化物被覆アルミニウム顔料及びマイカ顔
料は有機顔料からなる被覆を有していてもよい。
本発明のコーティング組成物から得られる塗膜の特定
の観察色又はカラー効果は、塗膜中の小板状LCP顔料及
びさらなる特殊効果顔料の平行整列の結果得られる。LC
P顔料の規則的な構造とこれらの液晶性単位内の均一分
子配列により、入射光との干渉現象がかなり生じる。こ
れらの現象にさらなる効果付与成分の通常の色特性がか
さなると、観察色は、光の入射角だけでなく、視角によ
っても変化する。このような塗膜を有する三次元物品を
観察すると、例えば、観察色が物品全体にわたって変化
する。
本発明によるコーティング組成物は、物理的に乾燥し
てもよいし、共有結合の形成により架橋してもよい。共
有結合の形成により架橋するコーティング組成物は、自
動架橋系であってもよいし、外部架橋系であってもよ
い。この系は、一種又は二種の成分を含んでなることが
できる。これらは、水性又は溶媒系コーティング組成物
でよい。
本発明によるコーティング組成物は、水希釈性バイン
ダーを含んでなる。水への希釈性を確保するために、こ
れらのバインダーは、親水性を付与する非イオン性及び
/又はイオン性基を含んでなる。
適当な非イオン安定化バインダーとしては、例えば、
水希釈性がポリエーテルセグメントを樹脂分子に組み込
むことにより達成されるバインダーがある。このように
して安定化されたポリウレタン樹脂又はポリウレタンア
クリレート樹脂の例が、EP−A−0 354 261、EP−A
−0 422 357及びEP−A−424 705に記載されてい
る。
イオン性基を担持する水希釈性バインダーは、カチオ
ン性基又はアニオン性基を担持するバインダーでよい。
適当なカチオン安定化バインダーの例が、DE−A−40
11 633に記載されている。これらは、完全又は部分
的に中和されたカチオン性(メタ)アクリル共重合体樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂及び/又はポ
リウレタンウレア樹脂、とりわけ数平均分子量(Mn)50
0〜500,000、OH価0〜450、アミン価20〜200及びガラス
転移温度−50〜+150℃を有するものである。
好ましいバインダーは、アニオン性基により安定化さ
れたものである。これらは、通常水性コーティング組成
物、とりわけ水性ベースコートに用いられる一種以上の
フィルム形成樹脂を含んでなる。フィルム形成樹脂は、
例えば、ポリエステル、(メタ)アクリル共重合体又
は、好ましくは、ポリウレタンを主成分とすることがで
きる。これらは、自動架橋性でも、外部架橋性でも、物
理的に乾燥してもよい。適当な水希釈性(メタ)アクリ
ル共重合体の例が、EP−A−0 399 427及びEP−A−
0 287 144に記載されている。
適当な水希釈性ポリエステル樹脂の例が、DE−4−29
26 854、DE−A−38 32 142及びEP−A−0 301
300に記載されている。
また、バインダーの混合物を用いることもできる。特
に適当なバインダーは、(メタ)アクリル共重合体と重
縮合樹脂が、共有結合的又は相互浸透樹脂分子の形態で
存在するものである。使用することができるこのような
(メタ)アクリル共重合体とポリエステル樹脂の組み合
わせの例が、EP−A−0 226 171に記載されている。
特に好ましいアニオン安定化ポリウレタン樹脂の例
が、非常に多様な文献に記載されている。これらは、水
性ポリウレタン分散体若しくはポリウレタン溶液、又は
(メタ)アクリル共重合体とポリウレタン樹脂が共有結
合的又は相互浸透樹脂分子の形態で存在するバインダー
である。適当なポリウレタン分散体は、固形分が20〜50
重量%である安定な水性分散体である。樹脂の平均分子
量(Mw)は、広く、例えば、1000〜500,000の範囲内で
異なることができる。
使用できるポリウレタン分散体の例としては、ポリア
ミド及び/又はポリオールを用いたイソシアネート官能
プレポリマーと連鎖延長により調製できるものが挙げら
れる。これらは、例えば、EP−A−0 089 497、EP−
A−0 228 003、DE−A−36 28 124及びEP−A−
0 512 524に記載されている。
さらなる例としては、例えば、DE−A−39 15 459
及びDE−A−42 24 617に述べられている水によるイ
ソシアネート官能プレポリマーの連鎖延長により調製で
きるポリウレタン分散体がある。
また、例えば、DE−A−39 03 804及びDE−A−40
01 841に記載されているようなポリイソシアネート
を用いた活性水素含有ポリイソシアネート反応性ポリウ
レタンプレポリマーの連鎖延長により調製されるポリウ
レタン分散体を使用することもできる。
使用できるアニオン安定化ポリウレタン(PU)分散体
のさらなる例が、DE−A−42 28 510に記載されてい
る。これらは、 分子中に少なくとも1つのCH酸性基を含んでなる一種
類以上のポリウレタン樹脂を、水性又は非水性媒体中
で、 少なくとも2つのCH酸性基と反応できる少なくとも一
種の化合物と反応させ、 必要に応じて、非水性媒体で得られた反応生成物を水
相に移動させることによる、 連鎖延長により得ることができる水性ポリウレタン分
散体である。
(メタ)アクリル共重合体とポリウレタン樹脂が共有
結合的に存在するか相互浸透樹脂分子の形態で存在する
アニオン安定化ポリウレタン系バインダーが、例えば、
EP−A−0 353 797、EP−A−0 297 576、DE−A
−41 22 265及びDE−A−41 22 266に記載されてい
る。これらは、不飽和官能で官能化することもできるア
ニオン安定化ポリウレタンの存在下でのラジカル重合性
モノマーの乳化重合により調製されるポリマーハイブリ
ッドである。
本発明に係るコーティング組成物は、水性バインダー
を含んでなることができる。また、2種以上の水性バイ
ンダーを組み合わせて存在させることができる。好まし
くは、本発明に係る水性コーティング組成物は、アニオ
ン安定化ポリウレタンを主成分とする水性バインダーを
含んでなる。ポリウレタンバインダーの一部分、例え
ば、50重量%以下を(メタ)アクリル共重合体とポリエ
ステル樹脂との組み合わせに置き換えるのも適当であ
る。
また、セルロースを主成分とする水希釈性バインダー
を存在させることもできる。
新規な溶媒型コーティング組成物は、有機溶媒に溶解
又は分散するバインダーを含んでなる。皮膜形成バイン
ダーとしては、例えば、ポリエステル樹脂、アルキド樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂
及び/又はセルロースエステル系樹脂、例えばセルロー
スアセトブチレート、が存在するものであってもよい。
新規なコーティング組成物に用いることができるこのよ
うなバインダー系の例が、EP−A−0 289 997、WO−
0 100 895、DE−A−37 15 254、DE−A−39 13
001、DE−A−4114 948及びDE−A−42 18 106に
記載されている。
本発明に係るコーティング組成物を調製するために、
種々の架橋剤、例えば、ホルムアルデヒド縮合樹脂、例
えば、フェノール−ホルムアルデヒド縮合樹脂及びアミ
ン−ホルムアルデヒド縮合樹脂、並びに遊離又はブロッ
クトポリイソシアネートを使用することができる。架橋
剤は、個々に用いてもよいし、混合して用いてもよい。
架橋剤のバインダー樹脂に対する混合比は、好ましくは
10:90〜40:60であり、特に好ましくは20:80〜30:70(そ
れぞれ固形分重量基準)である。
適当な架橋樹脂であるアミン樹脂としては、例えば、
アミノトリアジン及びアミドトリアジンとアルデヒドと
を反応させることにより調製されるアルキル化縮合生成
物などがある。公知の方法によれば、アミン又はメラミ
ン、グアナミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミ
ン、ジシアンジアミド又は尿素等のアミノ基担持化合物
を、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル又はヘキサノール等のアルコールの存在下、アルデヒ
ド、とりわけホルムアルデヒドと縮合させる。このよう
な樹脂及びそれらの調製の例が、例えば、Houben−Wey
l、Methoden der organischen Chemie、1963、第357
頁に記載されている。これらの生成物は、市販されてい
る。
遊離又はブロックトポリイソシアネートを架橋剤とし
て用いることができる。ポリイソシアネートは、脂肪
族、脂環族、芳脂肪族及び/又は好ましさは低下するが
芳香族構造に結合し、且つ室温で液体であるか、有機溶
媒を添加することにより液化するか、23℃で溶解した形
態である遊離イソシアネート基を有するいずれかの所望
の有機ジイソシアネート及び/又はポリイソシアネート
は、一般的に、粘度0.5〜2000mPas、好ましくは1を超
え且つ1000mPas未満、特に好ましくは200mPas未満であ
る。好ましいジイソシアネートは、炭素数約3〜約36、
特に約8〜15のものである。適当なジイソシアネートと
しては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、テ
トラメチルキシリレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート及びジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネートがある。
比較的高イソシアネート官能価のポリイソシアネー
ト、例えば、上記ジイソシアネートの二量化及び/又は
三量化により調製されるポリイソシアネートを使用する
ことが好ましい。さらなる例としては、ビウレット基を
含有し且つ上記ジイソシアネートを水と反応することに
より調製されるポリイソシアネート、又はウレタン基を
含有し且つポリオールとの反応により調製されるポリイ
ソシアネートがある。
ブロックトポリイソシアネートの場合には、架橋に適
当ないずれかの所望の有機ポリイソシアネート、例え
ば、形成されたブロックトポリイソシアネートが室温で
ヒドロキシル基及び水に対して耐性があるが、高温、一
般的に約90〜約250℃の範囲で反応するような化合物と
イソシアネート基が反応した上記したポリイソシアネー
トを使用することができる。
架橋剤として用いることができるブロックトポリイソ
シアネートは、例えば、塗料化学で用いられるような通
常の揮発性一価ブロック剤でブロックできる。これらの
例としては、種々のアルコール類、オキシム類、フェノ
ール類、アミン類、β−ケト化合物、フタルイミド等が
挙げられる。分子内において、ポリイソシアネートは、
同一又は異種のブロック剤でブロックできる。架橋剤と
して、異なるブロックトポリイソシアネートの混合物及
び分子内で異なってブロックされたポリイソシアネート
も使用できる。
本発明のコーティング組成物は、さらに、当業者に公
知であり且つ塗料部門で通常用いられるポリマー微粒子
を含んでなることができる。架橋微粒子又は非架橋微粒
子を用いることができる。このようなポリマー微粒子
は、例えば、EP−A−0 038 127及びEP−A−0 23
4 362に記載されている。
コーティング組成物は、さらに工業用塗料添加物、例
えば、レオロジーに影響する薬剤、例えば、高分散ケイ
酸、無機フィロケイ酸塩又は高分子ウレア化合物を含ん
でなることができる。本発明に係る水性コーティング組
成物において、他の効果的な増粘剤としては、例えば、
水溶性セルロースエーテル、例えば、ヒドロキシエチル
セルロース、メチルセルロース又はカルボキシメチルセ
ルロース、及びイオン性基及び/又は関連した作用の基
を有する合成ポリマー、例えば、ポリビニルアルコー
ル、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリ(メタ)アクリ
ル酸、ポリビニルピロリドン、スチレン−無水マレイン
酸若しくはエチレン−無水マレイン酸共重合体およびそ
れらの誘導体、又は疎水性変性エトキシル化ポリウレタ
ン若しくはポリアクリレートがある。硬化防止剤、レベ
リング剤、光安定剤(例えば、HALS型、ベンゾトリアゾ
ール型、ミクロチタンジオキシド)、消泡剤、例えば、
シリコーン含有化合物、湿潤剤及び接着性促進物質を用
いることもできる。効果を促進するために、必要に応じ
て、触媒を用いることができる。
少量の溶媒、例えば通常の工業用塗料溶媒も、本発明
に係る水性コーティング組成物に存在してもよい。これ
らの溶媒は、バインダーの調製に由来のものであって
も、別個に添加してもよい。このような溶媒としては、
例えば、一価又は多価アルコール、例えばプロパノー
ル、ブタノール及びヘキサノール;グリコールエーテル
又はグリコールエステル、例えばジエチレングリコール
ジアルキルエーテル、ジプロピレングリコールジアルキ
ルエーテル(各々C1〜C6アルキル)、エトキシプロパノ
ール及びブチルグリコール;グリコール類、例えば、エ
チレングリコール、プロピレングリコール及びそのオリ
ゴマー、N−メチルピロリドン、及びメチルエチルケト
ン、アセトン、シクロヘキサノン等のケトン類;芳香族
又は脂肪族炭化水素、例えばトルエン及びキシレン、直
鎖又は分岐鎖脂肪族C6〜C12炭化水素類がある。
本発明に係る非水性コーティング組成物は、通常の有
機塗料溶媒、例えば芳香族化合物、例えばトルエン、キ
シレン、エチルベンゼン、ゾルベッソ100(登録商標)
(沸点が153〜180℃の範囲である芳香族炭化水素の混合
物);エステル、例えばエチルアセテート、ブチルアセ
テート、アミルアセテート;グリコールエーテルエステ
ル、例えばエトキシプロピルアセテート、エチルグリコ
ールアセテート、メトキシプロピルアセテート;グリコ
ールエーテル、例えばエチレングリコールジメチルエー
テル;ケトン、例えばメチルエチルケトン、ジイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン;及びアルコ
ール類、例えばプロパノール、ヘキサノール、イソブタ
ノールを含有する。
溶媒の選択によって、コーティング組成物の流動性及
び粘度に影響を及ぼすことができる。用いられる溶媒混
合物の沸点によって、蒸発特性に影響を及ぼすことがで
きる。
本発明に係るコーティング組成物は、少なくとも一種
のLCP顔料、少なくとも一種のさらなる小板状特殊効果
顔料及び任意に一種以上の無機及び/又は有機カラー付
与吸収顔料、任意に一種以上のフィラー及び任意に一種
以上の可溶性有機色素を含んでなる。吸収顔料及び色素
は、本発明で意図する特殊なカラー効果が特定の程度強
化されることから、好ましくは暗色である。吸収顔料及
び色素は、色に関して、LCP顔料の効果的な干渉色に適
合させてもよいし、それとは異ならせることもできる。
好ましくは、本発明に係るコーティング組成物は、一種
類のみのLCP顔料と、一種類のみのさらなる小板状特殊
効果顔料を含んでなる。しかしながら、異なる効果的な
干渉色のLCP顔料の混合物及びさらなる特殊効果顔料の
混合物を用いることもできる。好ましくは、さらなる色
素又は吸収顔料が存在しない。複数のLCP顔料と異なる
効果的な干渉色との混合により、色の全ての考えられる
印影が制限なく可能となる。
本質的に有機又は無機であることができるカラー付与
吸収顔料及び/又はフィラーには、例えば、二酸化チタ
ン、酸化鉄顔料、カーボンブラック、二酸化ケイ素、硫
酸バリウム、タルク、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、
キナクリドン顔料又はピロロピロール顔料がある。
本発明に係る非水性コーティング組成物の場合、有機
相に存在するバインダーに添加攪拌することによりLCP
顔料を直接配合する。さらなる特殊効果顔料は、例えば
以下のようにしてコーティング組成物に配合する:干渉
顔料はLCP顔料と同様にして配合するが、一方、例えば
通常の商用ペーストの形態の金属フレーク顔料は、まず
適当な溶媒、例えば上記した溶媒の一つに懸濁してから
有機相に存在するバインダーに添加する。
カラー付与吸収顔料及び/又はフィラーは、一般的に
バインダーの一部分に分散される。分散は、特定のペー
スト樹脂において行うことができる。分散は、当業者に
公知の通常の装置で実施できる。続いて、仕上げカラー
顔料分散体に、バインダーの残りとペースト樹脂の残り
を加える。
水性コーティング組成物の場合には、微粉状LCPを、
まず好ましくは水希釈性有機溶媒及び添加物で処理して
ペーストを形成する。ペーストを調整する際、上記の水
希釈性バインダー及び/又はペースト樹脂を添加するの
が都合がよい。さらなる特殊効果顔料は、まず例えば通
常の商用ペーストの形態で導入し、水希釈性有機溶媒及
び添加物をそれらに添加した後、この組成物を、剪断作
用をかけながら水性樹脂溶液と混合する。微粉状特殊効
果顔料を、まず溶媒及び添加物で処理してペーストを形
成する。
カラー付与吸収顔料及び/又はフィラーは、一般的に
水希釈性バインダーの一部分に分散される。分散も、好
ましくは、特定の水希釈性ペースト樹脂において行うこ
とができる。アニオン安定化ポリウレタン樹脂を主成分
とし且つ本発明の水性コーティング組成物に好ましく用
いることができるペースト樹脂の一例が、DE−A−40
00 889に記載されている。分散は、当業者に公知の通
常の装置で実施できる。続いて、仕上げカラー顔料分散
体に、水性バインダーの残りと水性ペースト樹脂の残り
を加える。
小板状LCP顔料とさらなる特殊効果顔料を処理すると
き、これらの顔料が混合操作中に機械的に損傷しないよ
うに注意しなければならない。
ペースト樹脂をコーティング組成物に存在させる場合
には、存在するバインダー+架橋剤に添加する。
本発明によるベースコートがカチオン安定化バインダ
ーを主成分として配合したものである場合には、中和剤
として酸を含有できる。このような酸としては、例え
ば、ギ酸、酢酸及び乳酸がある。
本発明に係るベースコートがアニオン安定化バインダ
ーを主成分として配合した水性ベースコートである場合
には、中和剤として塩基を含有する。このような塩基と
しては、例えば、アンモニア若しくはトリエチルアミン
等の有機アミン、N−メチルモルホリン、又はジメチル
イソプロパノールアミン、ジメチルエタノールアミン及
び2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等のアミ
ノアルコールがある。
本発明に係るコーティング組成物は、例えば、配合物
コーティング材料からなるミキサー系の形態で提供でき
る。
また、本発明に係るベースコートは、いわゆる「モジ
ュール」の形態で調製することもできる。この場合、モ
ジュールを用いて、使用前に直接混合することにより最
終的にベースコートを調製する。例えば、LCP顔料とさ
らなる特殊効果顔料が、効果モジュールの一部分である
ことができる。さらに、例えば、バインダーは、バイン
ダーモジュールの一部分及び、必要に応じて、カラーモ
ジュールの一部分及び/又はそれから別個に調整した効
果モジュールであることができる。架橋剤は、例えば、
架橋モジュールの一部分であることができる。他の成分
は、さらに別個のモジュールの形態で存在させることが
できる。この種の水性モジュール系の一例が、同一出願
人による未公開のドイツ国特許出願P 43 01 991に
記載されている。
本発明に係るコーティング組成物、例えば、本発明に
係るベースコートは、固形分が、例えば、10〜50重量
%、好ましくは15〜30重量%である。本発明に係るコー
ティング組成物中の顔料のバインダーに対する比は、好
ましくは0.03:1〜1:1、特に好ましくは0.06:1〜0.6:1
(各々固形分重量基準)である。本発明に係るコーティ
ング組成物におけるLCP顔料+さらなる特殊効果顔料の
バインダーに対する比は、好ましくは0.03:1〜0.5:1で
あり、特に好ましくは0.06:1〜0.25:1である。LCP顔料
の、さらなる特殊効果顔料に対する比は、好ましくは1:
10〜10:1である。重量比に関して上記したデータにおい
て、用語、「バインダー」は、バインダー自体+存在す
る架橋剤+存在するペーストを含んでなるものを指す。
本発明に係るコーティング組成物は、通常の方法によ
り塗布できる。コーティング組成物は、好ましくは、乾
燥皮膜厚さ、例えば、15〜40μmで噴霧して塗布され
る。多層塗り塗装系の製造にベースコートとして使用す
るときには、ウエット・オン・ウエット法により塗布さ
れる。換言すれば、例えば20〜80℃で蒸発分離後、ベー
スコート皮膜に、通常のクリアコートを、乾燥皮膜厚
さ、好ましくは30〜80μmでオーバーコートでき、2つ
の塗膜を一緒に乾燥するか、例えば、20〜140℃の温度
で架橋できる。トップコート層(ベースコート及びクリ
アコート)の乾燥条件は、使用されるクリアコート系に
依存し、例えば、20〜150℃でよい。再仕上げでは、例
えば、20〜80℃の温度が好ましい。製造ラインでの仕上
げの場合には、好ましい温度は、一般的に80℃を超え、
例えば100℃を超える。適当なクリアコートとして、原
則として、全ての公知のクリアコート又は透明顔料添加
コーティング組成物が可能である。この場合、溶媒含有
一成分若しくは二成分コーティング材料、水希釈性クリ
アコート又は粉末クリアコートを用いることができる。
クリアコート厚さは、例えば、同一又は異種の液体クリ
アコートを含んでなる2層クリアコート又は対応の粉末
クリアコート皮膜を適用することにより50μmを超える
領域となるように選択するのが都合がよい。これらの多
層塗り塗装系は、種々の基材に適用できる。基材は、一
般的に金属基材又はプラスチック基材であり、しばしば
下塗りを施す。即ち、例えば、プラスチック基材は、ポ
リマープライマーを備えることができ、金属基材は、一
般的に電着塗装されたプライマー及び、必要に応じて、
一つ以上のさらなる塗膜、例えば、フィラーコートを有
する。一般に、これらのコートは硬化される。
本発明に係るコーティング組成物を塗布する基材は、
好ましくは暗色基材である。ここにおいて、用語「基
材」とは、その表面に暗色コートを設けた基材だけでな
く、固有的に暗色顔料着色を有する基材、例えば、プラ
スチック基材も指すものとして理解されるべきである。
塗料の暗色コートとしては、例えば、電着や吹き付け塗
装により適用したプライマー、ポリマープライマー、フ
イラーコート若しくはストーンチップ防止コート、又は
ベタ色ベースコート若しくはトップコートがある。暗色
基材又は塗料の暗色コートは、暗色吸収顔料で着色され
るが、特殊硬化顔料ははっきりと排除される。暗色基材
としては、例えば、ダークブルー、ダークレッド、ダー
クグリーン又は好ましくはダークグレーがあるが、ブラ
ックが特に好ましい。このような場合、本発明に係るコ
ーティング組成物で目的とする効果は、特に顕著であ
る。本発明に係るコーティング組成物は、勿論、比較的
明色の基材にも塗布できるが、そのときには、本発明で
意図する特殊カラー効果は減少する。
本発明に係るコーティング組成物により、驚くほど強
力なカラーフロップに、LCP顔料の他にコーティング組
成物に存在するさらなる効果付与成分の通常の色特性が
かさなった鮮やかな色の多層塗り塗装系の形成が可能で
ある。仕上り基材の観察色は、光の入射角及び、さら
に、四角により変化するが、外部温度の影響には無関係
である。
本発明に係るコーティング組成物を用いて得られる多
層塗り塗装系は現今の自動車の仕上げで一般的に要求さ
れる要件を満たす。したがって、本発明に係るコーティ
ング組成物は、OEM仕上げ及び車両の再仕上げに、特に
ベースコートとして適当であるが、他の部門、例えば、
プラスチックの塗装、とりわけ、自動車部品の塗装にも
用いることができる。
以下に、本発明の具体的な実施態様例を示す。
(1)一種以上の通常の塗料バインダーと、 キラル相を有する液晶性構造が配向されてから、三次
元架橋された液晶性構造物質からなり、色が視角に依存
する一種以上の小板状顔料と、 一種以上の通常の金属フレーク顔料または干渉顔料
と、 任意に一種以上の架橋剤と、 任意に一種以上の有色吸収顔料及び/又はフィラー
と、 任意に通常の塗料添加物と、 を含んでなる、多層塗り塗装系用ベースコートとして適
当なコーティング組成物。
(2)一種以上の有機溶媒を含んでなる前記(1)に記
載のコーティング組成物。
(3)水を含んでなる前記(1)又は(2)に記載のコ
ーティング組成物。
(4)通常の塗料バインダー、ポリエステル、アルキド
樹脂、ポリウレタン、(メタ)アクリレート共重合体及
び/又はセルロースエステル系樹脂を、有機溶媒に溶解
又は分散した前記(1)又は(2)に記載のコーティン
グ組成物。
(5)通常の塗料バインダーが、水希釈性カチオン安定
化樹脂である前記(3)に記載のコーティング組成物。
(6)前記カチオン安定化水希釈性バインダーが、(メ
タ)アクリル酸共重合体、ポリエステル、ポリウレタン
及び又はポリウレタンウレアを主成分とし、且つ数平均
分子量(Mn)500〜500,000、OH価0〜450、アミン価20
〜200及びガラス転移温度−50〜+150℃を有するもので
ある。前記(5)に記載のコーティング組成物。
(7)前記通常の塗料バインダーが、水希釈性アニオン
安定化樹脂である前記(3)に記載のコーティング組成
物。
(8)前記水希釈性バインダーが、重量平均分子量(M
w)1000〜500,000の(メタ)アクリル酸共重合体樹脂、
ポリエステル樹脂及び/又はポリウレタン樹脂である前
記(7)に記載のコーティング組成物。
(9)ホルムアルデヒド縮合樹脂及び/又は遊離若しく
はブロックトリポイソシアネートを主成分とする一種以
上の架橋剤を含んでなる前記のいずれかに記載の水性コ
ーティング組成物。
(10)架橋剤のバインダー樹脂に対する混合比が、固形
物重量基準で10:90〜40:60である前記(9)に記載のコ
ーティング組成物。
(11)固形分が10〜50重量%、顔料の(バインダー樹脂
+存在する架橋剤+存在するペースト樹脂)に対する比
が固形分の重量基準で0.03:1〜1:1である前記のいずれ
かに記載のコーティング組成物。
(12)(液晶性構造の三次元架橋物質を主成分とする小
板状顔料+金属フレーク顔料または干渉顔料)の(バイ
ンダー樹脂+存在する架橋剤+存在するペースト樹脂)
に対する比が、固形分重量基準で0.03:1〜0.5:1である
前記のいずれかに記載のコーティング組成物。
(13)液晶性構造の三次元架橋物質を主成分とする小板
状顔料の、さらなる金属フレーク顔料または干渉顔料に
対する容積比が、1:10〜10:1である前記のいずれかに記
載のコーティング組成物。
(14)ベースコート/クリアコート系を未塗布又は下塗
基材に適用することによる器材の多層塗り塗装方法であ
って、適用するベースコートが前記(1)〜(13)のい
ずれかに記載のコーティング組成物である多層塗り塗装
方法。
(15)前記ベースコートを、暗色器材か、暗色塗膜を塗
布した基材に適用する前記(14)に記載の方法。
発明を実施するための最良の形態 以下、実施例を用いて本発明を説明するが、本発明は
以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1: メタクリロイル官能側鎖を有するポリオルガノシロキサ
ン 4−(プロプ−2−エン−1−オキシ)安息香酸コレ
ステロールエステル(DE−A−3 110 048に準じて得
ることができる)233gと、4−トリメチルシロキシフェ
ニル−4−(プロプ−2−エン−1−オキシ)ベンゾエ
ート(EP−A−0 358 208、第9頁、セクションCに
準じて得ることができる)178gと、テトラメチルシクロ
テトラシロキサン56.9gとをトルエン400mlに添加して調
製した溶液を、ジシクロペンタジエン白金ジクロリド24
mgの存在下で1時間還流下煮沸し、NaOH1.2gをエタノー
ル50mlに添加して調製した溶液を添加した後、さらに7
時間還流下煮沸して、シリルエーテルを分解した。反応
混合物をロータリーエバポレータで1/3の容量に濃縮
し、p−トルエンスルホン酸7.5gと無水メタクリル酸15
4gとを添加し、混合物を100℃で1時間加熱した。揮発
成分を留去した後、残留物を、塩化メチレンメタノール
で2回再沈澱した。
得られた生成物は、以下の物理的及び熱力学的データ
を示した: ガラス転移温度:14℃、透明点:141℃ 実施例2 重合性モノマーの調製 4−エチルフェニルメタクリルオキシベンゾエート 4−エチルフェニル 4−トリメチルシリルオキシベ
ンゾエート(EP−A−0 358 208、第9頁、セクショ
ンCに記載のようにして調製した)16.9Gをトルエン15m
lとエタノール10mlに添加して調製した溶液を還流下1
時間煮沸した後、100℃で60分間加熱することにより揮
発成分を除去した。残存する4−エチルフェニル4−ヒ
ドロキシベンゾエートと13.3gを無水メタクリル酸30gと
トルエンスルホン酸1.2gとともにトルエン15mlに溶解
し、得られた溶液を100℃で1時間加熱した。冷却後、
生成物をヘキサンで沈澱させ、エタノールで再結晶し
た。
実施例3 赤色液晶混合物の調製 実施例1と同様にして調製したポリオルガノシロキサ
ン6gを、トルエン50mlに溶解した。4−エチルフェニル
メタクリロイルオキシベンゾエート(実施例2と同様に
して調製した)1.5gとアルミニウムクペロン(Wako Ch
emicals GmbH,Neussから商品名Q1301で入手できる)7.
5mgとをこの溶液に添加した。次に、トルエンをロータ
リーエバポレータで真空下70℃で除去した。
以下の物理的及び熱力学的データを示す粘稠LC塊が得
られた: ガラス転移温度:−2℃、透明点:124℃ 実施例4 青色液晶混合物の調製 ポリオルガノシロキサン6gを実施例1と同様にして調
製した。これをトルエン50mlに溶解した。メタクリル酸
コレステロールエステル(De Visser等、J.Polym.Sc
i.、A1(9)、1893、(1971)に記載のようにして調製
した)2.6gと、アルミニウムクペロン(Wako Chemical
s GmbH,Neussから商品名Q1301で入手できる)9mgと
を、この溶液に添加した。トルエンを、ロータリーエバ
ポレータで真空下70℃で除去した。
以下の物理的及び熱力学的データを示す粘稠LC塊が得
られた: ガラス転移温度:4℃、透明点:132℃ 実施例5: A)緑色液晶混合物の調整 赤色カラー混合物(実施例3と同様にして調製した)
2.8gと、青色カラー混合物(実施例4と同様にして調製
した)1.2gと、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)
フェニル〕−2−モルホリノ−1−プロパノン(Ciba
Marienberg GmbH,Bensheimから商品名Irgacure907で入
手できる)0.11gとを、均一に攪拌混合した。
以下の熱力学的データを示す、緑がかった輝きを有す
る粘稠LC塊が得られた: ガラス転移温度:2℃、透明点:128℃ B)LCP顔料の調製 A)に記載のようにして調製したLC塊4gを70℃に加熱
し、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕
−2−モルホリノ−1−プロパノン(Ciba Marienberg
GmbH,Bensheimから商品名Irgacure907で入手できる)
0.11gと均一に攪拌混合した。液晶性材料を、ドクター
ブレードを用いて80℃で、ポリエチレンテレフタレート
フィルム(Hoechst AG,Fimls Division,Wiesbaden)
に、このフィルムを固定ブレード下を約2m/分の速度で
進行させながら塗膜厚さ7μmに塗布した。液晶分子
は、ブレードとフィルムとの間の剪断勾配により同時に
配向した。この塗膜を、次に水銀放電ランプ(80ワット
/cm)に5秒間照射して三次元架橋した。PETフィルム上
に生成した塗膜は粘着性がなく、熱状態及び冷状態では
脆かった。この塗膜は、反射波長が530nm(入射及び視
角45゜)であった。このようにして得られた液晶性材料
の基材からの機械的分離は、フィルムを直径10cmのデフ
レクションローラー上に誘導し、架橋材料を基材から剥
離することによりなされた。架橋基材無材料の粉砕を、
ユニバーサルミルで実施した。主にリーフレットの(サ
イズ:数mm〜数cm)の形態で得られた架橋ポリオルガノ
シロキサンを5分間粉砕すると、粉末状となった。次
に、粉砕物をふるい分けして粒度分布を狭くした。
実施例6 バインダーモジュールの調製 以下の成分を、十分に攪拌混合した: DE−A−4 224 617の実施例3に準じて調製したPU
分散体26.2部 ヘキサメトキシメチルメラミン8.8部、 n−ブタノール5部、 ポリアクリル酸を主成分とする工業用増粘剤3.5部 N,N−ジメチルエタノールアミン0.25部、及び 脱イオン水56.25部。
実施例7 効果モジュールの調製 効果モジュールに以下の成分を存在させる: 実施例6で使用したPU分散体35部、 実施例5Bに準じて調製したLCP顔料(粒子サイズ画分:
1〜100μm)9部、 アルミニウム60%を含有し、水性ベースコートに適当
である市販のアルミニウムペースト5部、 ブチルグリコール25部、 実施例6で使用した増粘剤1.8部、及び N,N−ジメチルエタノールアミン0.2部。
LCP顔料とアルミニウムペーストを、各々溶媒及び添
加物と合わせる。次に、バインダーを2つのペーストの
混合物に添加し、全体を十分に混合する。次に、この混
合物を脱イオン水22部で希釈する。
実施例8: 水性効果ベースコートの調製 実施例6で調製したバインダーモジュール80部と実施
例7で調製した効果モジュール20部を均一に混合して保
存安定性水性効果ベースコートを配合した。
実施例9: 多層塗り塗装系の調製 実施例8で調製した水性効果ベースコートを、陰極析
出により下塗し、黒色フィラーを有する通常のリン酸塩
処理金属車体構造パネルに乾燥塗膜厚さ20μmで吹付け
塗布する。塗布後、塗膜を室温で10分間蒸発分離し、次
に80℃で10分間予備乾燥する。アクリレート樹脂を主成
分とする商用二成分ポリウレタンクリアコートを乾燥塗
膜厚さ50μmに塗布し、得られた塗装系を100℃(パネ
ル温度)で30分間乾燥する。
明/暗フロップ及び色が緑色から青色に変化する強く
きわだったカラーフロップを有する多層塗り塗装系が得
られる。
産業上の利用可能性 本発明に係るコーティング組成物により、驚くほど強
力なカラーフロップに、LCP顔料の他にコーティング組
成物に存在するさらなる効果付与成分の通常の色特性が
かさなった鮮やかな色の多層塗り塗装系の形成が可能で
ある。仕上り基材の観察色は、光の入射角及び、さら
に、視角により変化するが、外部温度の影響には無関係
である。
本発明に係るコーティング組成物を用いて得られる多
層塗り塗装系は現今の自動車の仕上げで一般的に要求さ
れる要件を満たす。したがって、本発明に係るコーティ
ング組成物は、OEM仕上げ及び車両の再仕上げに、特に
ベースコートとして適当であるが、他の部門、例えば、
プラスチックの塗装、とりわけ、自動車部品の塗装にも
用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プレシャー,ミヒャエル ドイツ連邦共和国 ヴッパータル,イー レクスヴェーク 12 (72)発明者 リヒター,ギュンター ドイツ連邦共和国 ヴッパータル,ヴィ ルヘルム−ブロックハウス−ヴェーク 70 (56)参考文献 特開 平2−117971(JP,A) 特開 平6−220350(JP,A) 特開 平3−197569(JP,A) 特表 平4−507116(JP,A) 特表 平9−505631(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 1/00 - 201/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一種以上の通常の塗料バインダーと キラル相を有する液晶性構造の物質が配向されてから、
    三次元架橋された液晶性構造物質からなり、色が視角に
    依存する一種以上の小板状顔料と、 一種以上の通常の金属フレーク顔料または干渉顔料と、 任意に一種以上の架橋剤と、 任意に一種以上の有色吸収顔料及び/又はフィラーと、 任意に通常の塗料添加物と、 を含んでなる、多層塗り塗装系用ベースコートとして適
    当なコーティング組成物。
  2. 【請求項2】ベースコート/クリアコート系を未塗布又
    は下塗基材に適用することによる基材の多層塗り塗装方
    法であって、適用するベースコートが請求の範囲第1項
    に記載のコーティング組成物である多層塗り塗装方法。
JP7527982A 1994-04-30 1995-04-26 観察される色が視角に依存するコーティング組成物及び前記コーティング組成物の多層塗り塗装系用ベースコートにおける使用 Expired - Lifetime JP3047122B2 (ja)

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