JP3046861U - 塗装量チェック装置 - Google Patents
塗装量チェック装置Info
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- JP3046861U JP3046861U JP1997007940U JP794097U JP3046861U JP 3046861 U JP3046861 U JP 3046861U JP 1997007940 U JP1997007940 U JP 1997007940U JP 794097 U JP794097 U JP 794097U JP 3046861 U JP3046861 U JP 3046861U
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- JP
- Japan
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- air
- paint
- gun
- coating
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗装ガンを操作する作業者が単位時間当たり
或いは単位被塗装物当たりどれ位の塗料を使用したかが
分かる塗装量チェック装置を提供して塗装技能の向上を
図る。 【解決手段】 エアスプレーガン1にエアを供給するエ
ア供給ホース5に、エアスプレーガン1の作動時に吹出
しに伴うエア圧の変動(低下)を検出する圧力センサー
6を設ける。そして、圧力センサー6から入力される検
出信号に基づいてエア圧が低下している時間をエアスプ
レーガン1の使用時間と見なしてコントローラ7及び制
御盤8を介して表示器9に累積表示することにより、作
業者が一日当たり或いは被塗装物一台当たりの塗料の吹
出し時間が分かるようにした。
或いは単位被塗装物当たりどれ位の塗料を使用したかが
分かる塗装量チェック装置を提供して塗装技能の向上を
図る。 【解決手段】 エアスプレーガン1にエアを供給するエ
ア供給ホース5に、エアスプレーガン1の作動時に吹出
しに伴うエア圧の変動(低下)を検出する圧力センサー
6を設ける。そして、圧力センサー6から入力される検
出信号に基づいてエア圧が低下している時間をエアスプ
レーガン1の使用時間と見なしてコントローラ7及び制
御盤8を介して表示器9に累積表示することにより、作
業者が一日当たり或いは被塗装物一台当たりの塗料の吹
出し時間が分かるようにした。
Description
【0001】
本考案は、塗装ガンを用いた人手による塗装作業において、塗装ガンからの塗 料の吹出し量をチェックするための塗装量チェック装置に関する。
【0002】
従来、例えばフォークリフトのような産業車両の製造工場において、作業者が 塗装ラインにおける塗装ブース内で塗装ガンを用いて被塗装物である車体等に塗 装をする場合、1つの被塗装物に関する塗装ガンからの塗料の吹出し量について は作業者の判断に委ねられている。
【0003】
従って、適正吹出し量が定まっているにも拘らず、実際の吹出し量は作業者個 人の判断に基づく関係で、例えば一日当たりの或いは被塗装物一台当たりの吹出 し量に個人差が生ずることは勿論のこと、多くの場合、塗装量不足に起因する塗 装不良を恐れる結果、塗り過ぎの傾向を示し、塗料費用が高くつくという問題が ある。
【0004】 本考案の目的は、上述の問題点に鑑み、塗装ガンを操作する作業者が、例えば 一日当たり或いは単位被塗装物当たりどれ位の塗料を使用したかが分かる塗装量 チェック装置を提供して塗装技能の向上を図ることにある。
【0005】
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成したものである。即ち、 請求項1の考案は、塗装量チェック装置であって、塗装ガンに供給される流体の 流れの有無を検出する検出手段と、その検出手段からの出力信号に基づいて流体 流れの有無を認識するとともに、流体が流れている時間を累積表示する表示手段 とを備えたことを特徴とする。
【0006】 上記のように構成された請求項1の考案によれば、塗装作業を行うべく塗装ガ ンを作動させたときに生じる流体の流れを検出し、その流れが生じている間の時 間を塗装ガンの使用時間として表示手段に累積表示することができる。このため 、作業者はその累積時間から例えば一日当たりの塗料の吹出し量(使用量)が分 かるので、その使用量が適正か否かを自身で確かめることでその後の塗装作業の 参考にし、塗り過ぎ等を無くして塗装技能の向上を図ることが可能となる。
【0007】 ところで、塗装ガンの使用の有無を検出する方法として、例えば塗装ガンの引 き金の作動をスイッチ等で検出することも可能である。ところが、ガン本体の付 近にスイッチを設けた場合、塗料の引火性による災害の虞れがあるほか、塗装ガ ンに送信用の電気ケーブルが接続されるために、ガン本体の操作性を阻害するこ とになる。しかるに、本考案のように流体の流れの有無を検出する方式とすれば 、塗装ガンの上流側における塗装ブースの外側での検出が可能なことから、上記 問題が解決される。
【0008】 ここで、塗装ガンに供給される流体とは、塗装ガンの使用時には流れが生じ、 不使用時には流れが停止される流体の全てをいい、例えば塗料やその塗料を噴射 するために用いられるエア等を指すものである。 そして、塗装ガンがエアスプレーガンの場合には、請求項2記載の考案のよう に、流体流れの有無を検出する検出手段が、エアの圧力を検出する圧力センサー であることが望ましい。エアの供給源とエアスプレーガンとを接続するエア供給 経路内のエアは、その流動時には停止時の圧力よりも低下する。従って、流体の 流動時と停止時とにおける圧力変動を検出することによってスプレーガンの使用 の有無を検出することができる。
【0009】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。図1は本考案 の実施の形態に係る塗装量チェック装置を示す説明図である。本実施の形態はフ ォークリフトの製造工場において、塗装ラインにおける塗装ブース内で作業者が フォークリフトの車体等に塗装をする場合に用いられている手動式の塗装ガン、 特にエアスプレーガン1に適用したものである。
【0010】 図示のように、エアスプレーガン1のガン本体2には、図示省略の塗料供給装 置から送られる塗料を導くための塗料供給ホース4及び図示省略のエア供給装置 からエアを導くためのエア供給ホース5が接続されており、引き金3を操作する ことによってノズル先端部から塗料がエアと共に霧状に吹き出されるようになっ ている。 ところで、上記のようなエアスプレーガン1の場合、その使用時にはエア供給 通路内のエア圧力が不使用時よりも低下する。即ち、引き金3が操作された塗料 及びエアの吹出し時には、吹出し停止時に比べてエア圧力が低下する。
【0011】 そこで、この実施の形態においては、エアスプレーガン1の使用時にエア圧力 が低下するという現象に着目し、エア供給ホース5の途中に流体流れの有無を検 出する検出手段としての圧力センサー6を設けたものであり、そして圧力センサ ー6から出力されるエア圧力に対応した検出信号は、エア流れの有無を認識する 手段としてのコントローラ7に入力される。 コントローラ7は圧力センサー6からの信号に基づいてエアの流れの有無を認 識し、そしてエアが流れていると認識した場合にはエアスプレーガン1を使用し ているという信号(以下、使用信号という)を制御盤8に出力する。
【0012】 制御盤8はコントローラ7から入力される使用信号の出力時間を積算する手段 であって、使用信号が入力されている間の時間をカウントし、そのカウント時間 を表示手段としての表示器9に出力する。即ち、エア流れの有無を認識する手段 としてのコントローラ7と、使用信号の出力時間を積算する手段としての制御盤 8とによって制御手段が構成されている。そして、表示器9は制御手段からの使 用信号、つまりカウント時間に基づいた時間を累積表示し、その表示時間はリセ ットボタン10の操作によって初期値(零)にリセット可能とされている。
【0013】 上記のように構成された本実施の形態は、エアスプレーガン1を用いての作業 者による塗装作業時において、エアスプレーガン1の作動時にエア圧力が低下す るのを圧力センサー6により検出し、そしてその圧力低下時間をエアスプレーガ ン1の使用時間と見なしてコントローラ7及び制御盤8からなる制御手段を介し て表示器9に累積表示するようにしたものである。 従って、作業者は表示器9の表示時間を零にしてから塗装作業を開始し、所定 の塗装作業終了後、表示器9に表示された使用時間を見ることによってエアスプ レーガン1の実際の使用時間を知ることができる。
【0014】 このことにより、例えば一日当たり(或いは半日単位又は被塗装物単位)の塗 料の吹出し時間が分かるため、作業者は実際の吹出し時間を適正吹出し時間と比 較することによって、塗料の吹出し量が適正か否かを確認し、その後の塗装作業 の参考資料に用いることができる。このことにより、作業者の塗装技能を向上す る上での手助けとなり、従来問題となっている塗り過ぎの問題を解消し、塗料費 用の低減を図ることができる。
【0015】 ところで、塗料の吹出しを検出する手段として、例えば引き金3の操作をスイ ッチで検出するような方式を採用することも可能であるが、その場合は、塗料の 引火性による災害の虞れがあるほか、ガン本体2に送信用の電気ケーブルが連な る関係でガン操作の邪魔になるといった不具合が生ずる。 しかるに、本実施の形態では、塗料の吹出しを検出する手段として圧力センサ ー6を用い、塗料の吹出しに伴うエア圧の低下を検出する方式としたので、その 設置位置に自由度が得られる。即ち、塗装ブースよりも外側におけるエア供給ホ ース5に設置することができる。 このため、圧力センサー6の検出信号を電気信号の形態で送信する場合であっ ても塗料の引火性による災害の虞れがなく、作業の安全が確保されるし、またガ ン操作の邪魔になるといった問題も生じない。
【0016】 なお、図示の実施の形態では、フォークリフトを被塗装物としたが、塗装対象 物は特に問題とするものではない。また、塗料の吹出しを検出する手段として圧 力センサー6を採用したが、これに限らず、流体の流れの有無を検出可能なセン サーであればよい。従って、検出対象もエアに限らず塗料であってもよく、この ことから、本考案の塗装量チェック装置はエアを用いないエアレススプレーガン でも適用できることになる。 また、本実施の形態では、制御手段としてのコントローラ7、制御盤8と、表 示手段としての表示器9を別々に構成したが、制御手段を表示器9内に組み込ん でも差し支えない。
【0017】
以上詳述したように、本考案によれば、塗装ガンに供給される流体の流れを検 出し、実際に流れている時間を塗料の吹出し時間として累積表示することにより 、塗装ガンの使用時間(吹出し時間)を作業者に分からせるようにしたので、塗 料の無駄な使い過ぎを意識させてコストの低減に役立たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る塗装量チェック装置
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1…エアスプレーガン 5…エア供給ホース 6…圧力センサー 7…コントローラ 8…制御盤 9…表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上村 行弘 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (2)
- 【請求項1】 塗装ガンに供給される流体の流れの有無
を検出する検出手段と、その検出手段からの出力信号に
基づいて流体流れの有無を認識するとともに、流体が流
れている時間を累積表示する表示手段とを備えたことを
特徴とする塗装量チェック装置。 - 【請求項2】 前記検出手段が、塗装ガンに供給される
エアの圧力を検出する圧力センサーであることを特徴と
する請求項1記載の塗装量チェック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007940U JP3046861U (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 塗装量チェック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997007940U JP3046861U (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 塗装量チェック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3046861U true JP3046861U (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=43181183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997007940U Expired - Lifetime JP3046861U (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 塗装量チェック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046861U (ja) |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP1997007940U patent/JP3046861U/ja not_active Expired - Lifetime
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