JP3046831U - 衣類用ハンガー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両手でズボンを持ったまま吊すことができ、
然も、簡単な操作でズボンを吊すことができる衣類用ハ
ンガーを提供する。 【解決手段】 本体１１から下方に延在して受け部材１
２を設ける。受け部材１２に対向させると共に、受け部
材１２に離接自在の押さえ部材１３を設ける。受け部材
１２と押さえ部材１３を本体１１の長手方向に渡って設
ける。受け部材１２と押さえ部材１３のどちらか一方の
対向面の略中央に切欠部１３Ａを設ける。押さえ部材１
３を常時受け部材１２に圧接する付勢部材１５、１５を
設ける。押さえ部材１３を受け部材１２より所定距離離
間させて係止するストッパー１６を設ける。ストッパー
１６を解除する解除レバー１８を設ける。解除レバー１
８を受け部材１２及び押さえ部材１３の側方で少許上方
に配置する。押さえ部材１３を受け部材１２から離間さ
せる操作部材１９を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、衣類を吊して収納する衣類用ハンガーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来よりこの種衣類用ハンガーは衣類（背広、ワイシャツ、ズボン、スカート 等）を引っ掛けてタンス内に吊していた。この場合、背広やワイシャツなどは衣 類用ハンガーの本体に引っ掛けることにより、タンス内に吊すことはできたが、 ズボン及びスカートなどは、略膝近傍を二つ折りにして衣類用ハンガーの本体内 側に設けられた吊し棒に吊していた。

【０００３】 係る衣類用ハンガーの本体内側に設けられた吊し棒に長い期間膝近傍を二つ折 りにしてズボンを吊しておくと、ズボンは二つ折りした膝近傍部分に折れ曲がり によるしわが付いてしまう問題があった。そこで、近年では、衣類用ハンガーの 本体内側に設けられた吊し棒に複数の挟持具（一般的に２個）を取り付け、これ ら取り付けられた２個の挟持具にズボンを挟持することにより、二つ折りにした 膝近傍を折り曲がることなく吊して、長い期間吊しておいてもズボンに折り曲げ しわが付くのを防止していた。

【０００４】 また、衣類用ハンガーの吊し棒に取り付けられた複数の挟持具にズボンを吊す 場合、一方の手でズボンの裾の一方を持って他方の手で挟持具を操作してズボン の裾の一方を挟持する。次に、他方の手でズボンの裾の他方を持ち、一方の手で 挟持具を操作して、ズボンの裾の他方を挟持具に挟持し、これにより、ズボンを 衣類用ハンガーに吊していた。この場合、衣類用ハンガーを吊した状態でズボン を挟持具に挟持すると、ズボンの裾の一方を挟持具に挟持した状態で、ズボンか ら手を離すと挟持具からズボンが外れてしまう場合があり、多くの場合衣類用ハ ンガーを床面においてズボンを挟持具に挟持していた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の衣類用ハンガーの挟持具にズボンを挟持する場合、両方 の挟持具を片方ずつ挟持してズボンの裾を挟持しなければならず、ズボンを衣類 用ハンガーに吊す場合どうしても床などの平らな部分で行わなければならず、ズ ボンを吊す操作に多大な労力と手間がかかる問題があった。

【０００６】 また、衣類用ハンガーの挟持具でズボンの裾を挟持するのに操作が煩わしいた め、簡単な操作でズボンを吊せることのできる衣類用ハンガーの開発が望まれて いた。

【０００７】 本考案は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、両手 でズボンを持ったまま吊すことができ、然も、簡単な操作でズボンを吊すことが できる衣類用ハンガーを提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

即ち、請求項１の本考案の衣類用ハンガーは、衣類を吊下するものであって、 本体と、この本体から下方に延在して設けられた受け部材と、この受け部材に対 向して本体に設けられ、受け部材に対し離接自在とされた押さえ部材と、この押 さえ部材を常時受け部材に圧接するように付勢する付勢部材と、受け部材から離 間した状態に押さえ部材を係止するストッパーと、このストッパーを解除する解 除レバーとを備えたものである。

【０００９】 また、請求項２の考案の衣類用ハンガーは、請求項１に加えて押さえ部材を受 け部材から離間させるための操作部材を設けたものである。

【００１０】 また、請求項３の考案の衣類用ハンガーは、請求項１又は請求項２に加えて解 除レバーは受け部材及び押さえ部材の側方であってそれらの少許上方に配置され ているものである。

【００１１】 また、請求項４の考案の衣類用ハンガーは、請求項１、請求項２又は請求項３ に加えて受け部材と押さえ部材は本体の長手方向に渡って設けられているもので ある。

【００１２】 更に、請求項５の考案の衣類用ハンガーは、請求項４に加えて対向した受け部 材と押さえ部材のどちらか一方の面の略中央に切欠部を設けたものである。

【００１３】

【考案の実施の形態】

次に、図面に基づき本考案の実施の形態例を詳述する。図１は本考案の衣類用 ハンガー１０の正面図、図２は受け部材１２より押さえ部材１３を離間させた状 態を示す衣類用ハンガー１０の縦断側面図、図３は解除レバー１８の取り付け状 態を示す衣類用ハンガー１０の裏面図、図４はストッパー１６の解除動作を示す 衣類用ハンガー１０の縦断側面図、受け部材１２を押さえ部材１３に圧接させる 状態を示す衣類用ハンガー１０の縦断側面図をそれぞれ示している。

【００１４】 衣類用ハンガー１０は例えばズボン２３及び図示しない背広、ワイシャツ、ス カート等を吊下して壁や洋服タンスに掛けておくもので、本体１１と、この本体 １１から下方に延在して設けられた受け部材１２と、この受け部材１２に対向し て設けられた押さえ部材１３とから構成されている。本体１１は木或いは合成樹 脂等で構成され、両側にいくに従って斜め下方に傾斜する略への字形状の棒状を 呈しており、背広やカーディガンなどを掛けられるように構成されている。

【００１５】 そして、斜め下方に傾斜した本体１１両側の略中央より下方に延在して側片１ １Ａ、１１Ａがそれぞれ設けられている。この側片１１Ａ、１１Ａの下部にはズ ボン２３より少許幅の狭い受け部材１２が設けられており、この受け部材１２は 一方の側片１１Ａから他方の側片１１Ａ間に渡って設けられている。また、受け 部材１２には所定の形状を呈した支持部材２２が設けられており、この支持部材 ２２は受け部材１２の略中央から本体１１側に延在して設けられている。尚、２ １は衣類用ハンガー１０を吊すための吊り金具である。

【００１６】 また、両側片１１Ａ、１１Ａ間には支持軸１４が固定されており、この支持軸 １４は両側片１１Ａ、１１Ａ間に渡って設けられている。該支持軸１４は受け部 材１２より少許間隔を存して本体１１側に位置して設けられると共に、受け部材 １２と略平行に設けられている。尚、支持軸１４の略中央は支持部材２２の上方 に固定されている。

【００１７】 一方、受け部材１２に対向して押さえ部材１３が設けられており、この押さえ 部材１３の両側には支持片１３Ｂ、１３Ｂが設けられている。該支持片１３Ｂ、 １３Ｂの先端は前記支持軸１４に回動自在に係合されている。また、押さえ部材 １３の受け部材１２面側に所定の幅の切欠部１３Ａが設けられており、この切欠 部１３Ａは受け部材１２面に離間する方向に切り欠かれている。これにより、ズ ボン２３を縫い付けた下端中央に位置する縫い目が受け部材１２と押さえ部材１ ３との間に位置し、ズボン２３の両端が外れることなく押さえ部材１３と受け部 材１２間に挟持されるように構成されている。係る受け部材１２は、支持片１３ Ｂ、１３Ｂの先端が支持軸１４に係合された状態で、支持軸１４を中心に回動自 在に構成されている。

【００１８】 また、支持片１３Ｂ、１３Ｂにはコイルバネなどから構成された付勢部材１５ 、１５が取り付けられており、これら付勢部材１５、１５の反対側は本体１１に 固定されている。これにより、押さえ部材１３は所定の圧力で常時受け部材１２ に圧接されるように構成されている。即ち、付勢部材１５、１５にて押さえ部材 １３が受け部材１２に圧接されることにより、押さえ部材１３と受け部材１２間 にズボン２３を挟んで吊下できるように構成されている。

【００１９】 また、押さえ部材１３の略中央には操作部材１９が設けられており、この操作 部材１９は本体１１上方に延在している。係る操作部材１９は支持片１３Ｂと平 行に設けられており、操作部材１９の中央より下側となる位置を前記支持軸１４ に突出して支持軸１４に回動自在に取り付けられている。また、操作部材１９の 上方は支持軸１４側に少許折れ曲がって、その縁部には所定の強度を有する紐２ ０が取り付けられている。

【００２０】 係る、操作部材１９は支持軸１４に回動自在に取り付けられた箇所の下側を短 く上を側長くした梃子に構成されている。そして、紐２０を引くと梃子の応用が 働き、軽い操作力で受け部材１２から押さえ部材１３を離間できるように構成し ている（図２矢印）。また、操作部材１９は押さえ部材１３より所定距離離間し た箇所に、後述する係止部１６Ａに係止される係止ピン１９Ａが設けられている 。

【００２１】 他方、受け部材１２の裏側には解除レバー１８が取り付けられており、この解 除レバー１８は支持部材２２近傍から側片１１Ａ側に延在して設けられると共に 、支持軸１４で回動自在に受け部材１２に取り付けられている。該解除レバー１ ８の一側となる側片１１Ａ近傍には本体１１側に折曲した段差部１８Ａが設けら れており、段差部１８Ａの先は側片１１Ａより外側の本体１１近傍まで延在して いる。即ち、解除レバー１８の段差部１８Ａの先は受け部材１２と所定の間隔を 存して本体１１側に設けられており、これにより、受け部材１２本体１１側で解 除レバー１８を操作できるように構成されている。尚、２４は解除レバー１８を 受け部材１２に回動自在に止めているピンである。

【００２２】 前記支持部材２２には所定の長さのストッパー１６が取り付けられている。こ のストッパー１６は略中間を回動自在に支持部材２２に取り付けられると共に、 ストッパー１６は支持軸１４と所定の間隔を存して上側に取り付けられている。 該ストッパー１６の一方には少許切り欠かれた係止部１６Ａが設けられており、 この係止部１６Ａには前記操作部材１９に設けられた係止ピン１９Ａが係止され るように構成されている。

【００２３】 また、ストッパー１６の係止部１６Ａは図示しない付勢部材により常時係止ピ ン１９Ａ側に付勢されており、押さえ部材１３が受け部材１２より所定距離離間 すると係止ピン１９Ａは係止部１６Ａに係止するように構成されている。即ち、 押さえ部材１３が受け部材１２から所定距離離間（この場合、ズボン２３の厚さ の５倍〜８倍程度の寸法）した時、係止部１６Ａに係止ピン１９Ａが係止されて 、その状態を保持するように構成されている。尚、１７は連結部材でありストッ パー１６の他方と解除レバー１８の他側に取り付けられている。これにより、解 除レバー１８を操作するとストッパー１６が動作するように構成されている。

【００２４】 即ち、係止ピン１９Ａが係止部１６Ａに係止されて、受け部材１２と押さえ部 材１３が所定距離離間した状態で、側片１１Ａ横に延在させた解除レバー１８を 操作すると、連結部材１７が下に移動する（図３矢印）。これによってストッパ ー１６の係止部１６Ａは係止ピン１９Ａより離間し、押さえ部材１３は付勢部材 １５、１５によって受け部材１２に圧接されるように構成されている。

【００２５】 以上の構成で次に衣類用ハンガー１０の使用例を説明する。尚、衣類用ハンガ ー１０は吊り金具２１によって図示しないタンス或いは壁などに図１に示す如き 方向で吊り下げられているものとする。まず、紐２０を下に引くと支持軸１４を 中心に操作部材１９が回動し、押さえ部材１３は受け部材１２から離間していく 。そして、操作部材１９が回動していき押さえ部材１３が受け部材１２と所定距 離離間すると係止ピン１９Ａはストッパー１６の係止部１６Ａに入り込んで係止 される。

【００２６】 これにより、押さえ部材１３と受け部材１２は所定距離離間した状態で保持さ れる。次に、紐２０を離しズボン２３の裾の両端を手で持って押さえ部材１３と 受け部材１２との間に挿入する。そして、押さえ部材１３と受け部材１２との間 にズボン２３の裾を挿入した状態で、ズボン２３の裾を持っている手で解除レバ ー１８を上に押し上げられる。

【００２７】 解除レバー１８が上に押し上げられると連結部材１７は下に下がり、ストッパ ー１６が回動して係止部１６Ａは係止ピン１９Ａより離間する。これにより、押 さえ部材１３は両付勢部材１５、１５によって受け部材１２側に付勢され、押さ え部材１３は受け部材１２に圧接される（図４矢印）。即ち、紐２０を引いて押 さえ部材１３を受け部材１２から離間させることができる。また、両手でズボン ２３の裾を持ったまま解除レバー１８を上に押し上げるだけで衣類用ハンガー１ ０にズボン２３の裾を吊すことができるようになる。

【００２８】 このように、衣類用ハンガー１０に本体１１から下方に延在して受け部材１２ を設けると共に、受け部材１２に対向して離接自在な押さえ部材１３を設けてい る。また、受け部材１２から離間した状態で押さえ部材１３を係止するストッパ ー１６を設けると共に、ストッパー１６を解除する解除レバー１８を設けている 。これにより、受け部材１２を所定距離離間させた状態で押さえ部材１３を係止 しておくことができると共に、解除レバー１８を操作するだけで離間させた押さ え部材１３を受け部材１２に圧接することが可能となる。

【００２９】 また、押さえ部材１３を受け部材１２から離間させるための操作部材１９を設 けているので、衣類用ハンガー１０を吊した状態で操作部材１９を操作すること により押さえ部材１３と受け部材１２を離間させることができる。これにより、 一方の手でズボン２３などを持ったまま、他方の手で押さえ部材１３と受け部材 １２を離間させることが可能となる。

【００３０】 また、解除レバー１８を受け部材１２及び押さえ部材１３の側方で少許上方に 配置しているので、両手でズボン２３の裾などを持った状態で受け部材１２と押 さえ部材１３の間に挿入後に解除レバー１８を操作することができる。これによ り、押さえ部材１３と受け部材１２の間にズボン２３の裾が確実に挿入された状 態で、解除レバーを操作することが可能となる。

【００３１】 また、対向した受け部材１２と押さえ部材１３のどちらか一方の面の略中央に 切欠部１３Ａを設けているので、ズボン２３を縫い付けた下端中央に位置する縫 い目が受け部材１２と押さえ部材１３との間に位置させることができる。これに より、ズボン２３など裾中央にある縫い目の二重折り部分の厚さを切欠部１３Ａ に逃がしてズボン２３の裾を全幅に渡り挟持して吊すことができる。

【００３２】 また、衣類用ハンガー１０の受け部材１２と押さえ部材１３との間にズボン２ ３を挟持して吊したが、この状態で本体１１に背広、ワイシャツ等を引っ掛けて 吊すことは勿論可能である。

【００３３】 尚、実施例では切欠部１３Ａを押さえ部材１３の受け部材１２面側に設けたが 、これに限らず、受け部材１２の押さえ部材１３側に切欠部１３Ａを設けても差 し支えない。

【００３４】 また、受け部材１２と押さえ部材１３との間にズボン２３を挟持したがこれに 限らず、スカート或いはタオルなどを挟持しても差し支えない。

【００３５】

【考案の効果】

以上詳述した如く本考案によれば、本体と、この本体から下方に延在して設け られた受け部材と、この受け部材に対向して本体に設けられ、受け部材に対し離 接自在とされた押さえ部材と、この押さえ部材を常時受け部材に圧接するように 付勢する付勢部材と、受け部材から離間した状態に押さえ部材を係止するストッ パーと、このストッパーを解除する解除レバーとを備えているので、押さえ部材 をストッパーに係止させることにより受け部材と押さえ部材を離間させておくこ とができると共に、解除レバーを操作することにより離間させた押さえ部材を受 け部材に圧接することができるようになる。これにより、両手を使用してズボン やスカートなどを受け部材と押さえ部材との間に挿入することが可能となる。ま た、解除レバーを操作するだけで受け部材と押さえ部材との間にズボンやスカー トなどを挟持させることが可能となる。従って、ズボンやスカートなどを衣類用 ハンガーに吊す操作を大幅に改善することができるようになるものである。

【００３６】 また、請求項２の考案によれば請求項１に加えて、押さえ部材を受け部材から 離間させるための操作部材を設けているので、衣類用ハンガーを吊した状態で操 作部材を操作して押さえ部材と受け部材を離間させることができる。これにより 、一方の手でズボンやスカートなどを持ったまま他方の手で押さえ部材と受け部 材を離間させることができる。従って、従来のように衣類用ハンガーを一度タン スから外してからズボンやスカートなどを吊さなければならない煩わしさを解消 することができると共に、従来のようにズボンを吊す多大な労力と手間を削減で きて、大幅に利便性の向上を図ることができるようになるものである。

【００３７】 また、請求項３の考案によれば請求項１又は請求項２に加えて、解除レバーは 受け部材及び押さえ部材の側方であってそれらの少許上方に配置されているので 、ズボンやスカートなどを両手で持ったまま受け部材と押さえ部材の間に挿入し た状態で、一方の手で解除レバーを操作することができる。これにより、手で持 ったズボンの裾が確実に受け部材と押さえ部材の間に挿入された状態で解除レバ ーを操作することができるようになる。従って、ズボンの裾が受け部材と押さえ 部材の間に挿入される以前に解除レバーが操作されて押さえ部材が閉じてしまう こともなく、一層利便性を向上させることができるようになるものである。

【００３８】 また、請求項４の考案によれば請求項１、請求項２又は請求項３に加えて受け 部材と押さえ部材は本体の長手方向に渡って設けられているので、本体の長手方 向にズボンなどの端を広い面積で挟持することができる。従って、ズボンの裾の 幅全体を挟持して吊すことができるので、ズボンにしわをつけることなく安定し て吊すことができるようになるものである。

【００３９】 更に、請求項５の考案によれば、請求項４に加えて対向した受け部材と押さえ 部材のどちらか一方の面の略中央に切欠部を設けているので、ズボンを縫い付け た下端中央に位置する縫い目を受け部材と押さえ部材との間に位置させることが できる。これにより、ズボンの裾を全幅に渡り挟持して吊すことができ、縫い目 の二重折り部分の厚さにより受け部材と押さえ部材に隙間が発生してズボンの裾 を全幅に渡り挟持できなくなってしまうのを防止することができる。従って、ズ ボンの裾を全幅を挟持して吊すことができるようになり、一層利便性を向上させ ること可能となるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の衣類用ハンガーの正面図である。

【図２】受け部材より押さえ部材を離間させた状態を示
す衣類用ハンガーの縦断側面図である。

【図３】解除レバーの取り付け状態を示す衣類用ハンガ
ーの裏面図である。

【図４】ストッパーの解除動作を示す衣類用ハンガーの
縦断側面図である。

【符号の説明】

１０ 衣類用ハンガー １１ 本体 １１Ａ 側片 １２ 受け部材 １３ 押さえ部材 １３Ａ 切欠部 １３Ｂ 支持片 １４ 支持軸 １５ 付勢部材 １６ ストッパー １６Ａ 係止部 １７ 連結部材 １８ 解除レバー １８Ａ 段差部 １９ 操作部材 １９Ａ 係止ピン ２０ 紐 ２１ 吊り金具 ２２ 支持部材 ２３ ズボン ２４ ピン

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 衣類を吊下するハンガーにおいて、 本体と、この本体から下方に延在して設けられた受け部
   材と、この受け部材に対向して前記本体に設けられ、受
   け部材に対し離接自在とされた押さえ部材と、この押さ
   え部材を常時前記受け部材に圧接するように付勢する付
   勢部材と、前記受け部材から離間した状態に前記押さえ
   部材を係止するストッパーと、このストッパーを解除す
   る解除レバーとを備えたことを特徴とする衣類用ハンガ
   ー。
2. 【請求項２】 押さえ部材を受け部材から離間させるた
   めの操作部材を設けたことを特徴とする請求項１の衣類
   用ハンガー。
3. 【請求項３】 解除レバーは受け部材及び押さえ部材の
   側方であってそれらの少許上方に配置されていることを
   特徴とする請求項１又は請求項２の衣類用ハンガー。
4. 【請求項４】 受け部材と押さえ部材は本体の長手方向
   に渡って設けられていることを特徴とする請求項１、請
   求項２又は請求項３の衣類用ハンガー。
5. 【請求項５】 対向した受け部材と押さえ部材のどちら
   か一方の面の略中央に切欠部を設けたことを特徴とする
   請求項４の衣類用ハンガー。