JP3046698U - 尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イカの餌獲得習性に適合させてイカを誘導捕
獲することにより、捕獲量の増加を可能とする、尾部が
動くイカ捕獲の為の餌装置を得る。 【解決手段】 本体２の内部に尾部体３が揺動可能な空
間部２１を設け、本体２には糸固定部２２、挿入穴２３
および錘体６を設け、尾部体３には揺動部３１および釣
り針を固定する固定部３２を設け、揺動部３１には嵌合
部品４を挿入可能な固定穴３３を開け、尾部体３の揺動
部３２は、本体２の空間部２１内に取り付けて嵌合部品
４により固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置に関するものである。それは、本 体空間部内に取り付けた尾部体揺動部を利用して、尾部体を本体後端において上 下揺動させるものであり、イカを誘導捕獲する尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置 である。

【０００２】

【従来の技術】

漁業の高度発展に伴い、魚釣り愛好者もまた、イカ捕獲に熱中するようになっ た。現在イカ釣りに使用される擬似餌の釣り針は、すべて単一的に固定した蛯状 のものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、この種の蛯状擬似餌の釣り針は、その尾部が上下揺動できない 為、使用時において、本物の蛯がするような尾部の上下揺動がなく、よって、伝 統的な蛯状擬似餌は真実感に欠けたものになる。イカ捕獲から見れば、大きな吸 引力を生むことが不可能であり、更にはその蛯状擬似餌の釣り針が一体単一物で ある為、蛯状擬似餌の釣り針を水中に放った場合、損失しやすい。よって、上述 した欠点により使用者が蛯状擬似餌を使用する場合は、有効的にイカの餌獲得習 性を利用できずにイカ釣りすることになるので、イカ釣りする者は、これの使用 を好まない。

【０００４】 本考案の目的は、尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置を提案することにあり、尾 部体揺動部を本体空間部内に取り付けると、海水潮流波動に適合させることが可 能となる。また本考案の尾部体は、本体後端において上下揺動する為、本物の蛯 の遊泳形態を模倣でき、真実感と活発感を高め、尾部が動くイカ捕獲の為の餌装 置は海水中において生きているように動き、これがイカの餌獲得習性にマッチす る為、ハイレベルの動態により餌を捕ろうとするイカを吸引でき、よってイカ捕 獲量の増加が可能となる。 本考案の次の目的は、それを実施する場合、使用者の需要に応じて尾部体固定 部に適当な針体を固定してイカを捕獲することにあり、その尾部が動くイカ捕獲 の為の餌装置は尾部体が取り外せる為、糸をたらした際軽やかに揺動し引き寄せ た後の離脱が簡単であり、装置を損失しにくく、これによりイカ捕獲の為の餌の 購入費を節約できる。 本考案のもう一つの目的は、本体内に糸固定穴を取り付け、尾部体は嵌合部品 により本体上に固定される尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置を提案することにあ り、これにより使用者が異なるものを捕獲する場合、それに応じて異なる形態の 尾部体に取り替え可能である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案の尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置は、少な くとも本体、尾部体、嵌合部品を含み、本体は、その内部に尾部体が揺動可能な 空間部を有し、本体上には糸固定部、挿入穴および錘体を設け、尾部体には揺動 部および釣り針を固定する固定部を有し、揺動部には嵌合部品を挿入可能な固定 穴を開け、尾部体の揺動部は、本体空間部内に取り付けて嵌合部品により固定す ると、本体空間部内にある尾部体は上下に揺動することをその特徴とする。

【０００６】 本考案においては、尾部体に適当な釣り針体が固定可能であり、また、本体内 の空間部は円錐形とすることができる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１から図５は、本考案の尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置の一実施例を示す もので、この実施例の尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置１は、本体２、尾部体３ 、嵌合部品４を備えている。本体２内は、尾部体３揺動部３１を揺れ動かすこと が可能な空間部２１を有し、本体２上には糸固定部２２、挿入穴２３および錘体 ６を設ける。尾部体３は、揺動部３１および釣り針体を固定する固定部３２を有 し、揺動部３１には嵌合部品４を挿入可能な固定穴３３を設ける。尾部体３の揺 動部３１は本体２空間部２１内に挿入され、嵌合部品４により固定されると、そ の尾部体３は本体２内空間部２１内において上下揺動する。これにより、尾部が 動くイカ捕獲の為の餌装置１は海水中において活発に動き、容易にイカの捕獲が 可能となる。

【０００８】 図６から図８は、本考案の、上記実施例とは異なる実施例を示しており、この 実施例のイカ捕獲の為の餌装置は、尾部体３の固定部に、使用者の需要に応じた 適当な釣り針体７を選択、固定している。使用者が使用する場合は、上記実施例 と同様に、尾部体３揺動部３１を、錘体６を備えた本体２の空間部２１内に挿入 し、嵌合部品４を挿入穴２３及び固定穴３３を差し込むことにより本体２に尾部 体３を取り付け、海水潮流波動に適合可能としている。また、本考案の尾部体３ は、本体２後端において上下揺動する為、図９乃至図１１に示すように、釣り竿 あるいはボートに取り付けるなど、適宜手段で使用することにより、尾部が動く イカ捕獲の為の餌装置１は海水中において活発に動き、これがイカ８が餌を捕る 習性に適合し、イカ８捕獲量を増加できる。 上述のとおり、本考案は尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置１を提案する。それ は各種適当な釣り針体を組合せ可能である為、尾部体３を交換できる尾部が動く イカ捕獲の為の餌装置となる。

【０００９】

【考案の効果】

上記の説明により本考案の尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置は、本体空間部内 に取り付けた尾部体揺動部が上下揺動する為、本物の蛯の遊泳形態を模倣でき、 海水中において生きているように動き、イカの餌獲得習性に適合するので、イカ 捕獲量の増加が可能となる。また、その尾部体は取り外しができる為、離脱が簡 単なので装置を損失しにくく、これにより餌の購入費を節約できる。更には、そ の尾部体は、使用者の需要に応じて交換可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置の一
実施例を示す斜視図である。

【図２】図１の分解斜視図である。

【図３】図１の側断面図である。

【図４】図１の平面図である。

【図５】図１の側面図である。

【図６】図１とは異なる実施例を示す斜視図である。

【図７】図６の分解斜視図である。

【図８】図６の一部破断側面図である。

【図９】図６の一使用例を示す側面図である。

【図１０】図９とは異なる使用例を示す側面図である。

【図１１】図９及び図１０とは異なる使用例を示す側面
図である。

【符号の説明】

１ 尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置 ２ 本体 ２１ 空間部 ２２ 糸固定部 ２３ 挿入穴 ３ 尾部体 ３１ 揺動部 ３２ 固定部 ３３ 固定穴 ４ 嵌合部品 ６ 錘体

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも本体、尾部体、嵌合部品を含
   み、本体は、その内部に尾部体が揺動可能な空間部を有
   し、本体上には糸固定部、挿入穴および錘体を設け、尾
   部体には揺動部および釣り針を固定する固定部を有し、
   揺動部には嵌合部品を挿入可能な固定穴を開け、尾部体
   の揺動部は、本体空間部内に取り付けて嵌合部品により
   固定すると、本体空間部内にある尾部体は上下に揺動す
   ることを特徴とする尾部が動くイカ捕獲の為の餌装置。
2. 【請求項２】上記尾部体には適当な釣り針体が固定可能
   であることを特徴とする請求項１に記載の尾部が動くイ
   カ捕獲の為の餌装置。
3. 【請求項３】本体内の空間部は円錐形であることを特徴
   とする請求項１に記載の尾部が動くイカ捕獲の為の餌装
   置。