JP3046524U - 装身具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案はペンダント、スカーフ止め又はシ
ョルダーバックなどに使用する装身具において、挾着部
材に装着する被覆材を着脱自在とすることを目的とした
ものである。 【解決手段】 表面が装飾面となり、裏面が挾持面とな
っている基板の一側に、挾着部材の一側を起伏自在に取
付けた装身具本体と、前記挾着部材に装着できる滑り止
め手段を有する被覆材を組み合せたことを特徴とする装
身具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、ペンダント、スカーフ止め又はショルダーバックなどに使用する ことを目的とした装身具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来挾着面に滑り止め手段を有する止め輪式装身具が知られている（実開平４ −１０７６１１号）。

【０００３】 また止め輪式装身具は、滑り止め手段を有しない構造が最も普通に使用されて いた。

【０００４】

【考案により解決すべき課題】

前記従来の装身具において、滑り止めのない場合には、スカーフなどの材質に よっては、挾着作用不十分の問題点があった。また挾着面のみ滑り止め手段を設 けた場合であっても、板ばねなどの弾力低下に際しては加圧保持が不十分になり 勝であり、特に装飾面に装飾石などを貼着した場合には必然的に重くなって、挾 着力不十分になる場合があるなどの問題点があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

然るにこの考案は、挾着部材に滑り止め手段付の被覆材を組み合せることによ り、前記従来の問題点を解決したのである。

【０００６】 即ちこの考案は、表面が装飾面となり、裏面が挾持面となっている基板の一側 に、挾着部材の一側を起伏自在に取付けた装身具本体と、前記挾着部材に装着で きる滑り止め手段を有する被覆材を組み合せたことを特徴とする装身具である。 また表面が装飾面となり、裏面が滑り止め手段を有する挾持面となっている基板 の一側に、挾着部材の一側を起伏自在に取付けた装身具本体と、前記挾着部材に 嵌装できる滑り止め手段を有する被覆材とを組み合せたことを特徴とする装身具 であり、表面が装飾面となり、裏面が滑り止め手段を有する挾持面となっている 基板の一側に、挾着枠の一側を起伏自在に取付けた装身具本体と、前記挾着枠の 枠体部に被覆できる形状の滑り止め手段を有する被覆枠とを組み合せたことを特 徴とする装身具である。

【０００７】 前記における滑り止め手段を有する被覆材とは、例えば表面を粗面（微小凹凸 面）としたゴムシート製の偏平袋（請求項１）又は内縁に溝を設けた被覆枠とし たものである。その具体的構造に限定を受けるものではない。但し着脱可能なこ とを要件としているので、装着時には、自らの弾性によって緊密に付着し、使用 中に脱落しないことが必要である。材質も必ずしもゴムを必須要件としないが適 度の弾性があって、スカーフ等との当接面が粗面であり、小さい圧力で大きい摩 擦力を保有することが好ましい。

【０００８】 この考案は、装飾体と、被覆材との組み合せであるから、ペンダントとして使 用する時には、被覆材を使用しない。従って被覆材の彩色、形状が被服に合致し ない場合など、被覆材が不必要の時には、これを取外しておくことができる。ま た被覆材が破損したり、退色に際しては、被覆材のみを取換えることができる。 更にペンダントに使用した際、被覆材が被服に触れて、その損傷を生じるような おそれはない。例えばペンダントに触れたものが絹布の時には、被覆材と絹布が 触れて糸のほつれを生じるおそれがある。

【０００９】

【考案の実施形態】

この考案は、装身具本体と、その挾着部材に装着できる滑り止め手段付の被覆 材とを組み合せたので、ペンダントとして使用する時には、被覆材を外して使用 することができる。

【００１０】

【実施例１】 この考案の実施例を図１、２について説明する。基板１の表面に装飾板２を固 着し、基板１の裏面に、外面に微小凹凸部３、３を設けた（滑り止め手段）ゴム 薄板４を貼着固定し、前記基板１の一側の立上り片５、５に、挾着枠６（挾着部 材）の一側を軸７で回動可能に取付け、挾着枠６の突部６ａと、基板１の凸部１ ａとの協同により、挾着枠６の保持力を付与させて装飾具１０を構成した。図中 ８は吊環である。前記挾着枠６には、相似外形のゴム製の被覆袋９（被覆材）を 組み合せ、必要に応じ被覆袋９を挾着枠６へ装着できるようにしたものである（ 図２）。

【００１１】 前記実施例によれば、スカーフ１１などを、ゴム薄板４と、被覆袋９とで挾着 する為に両面摩擦となり、摩擦力が大きく、使用中に脱落するおそれはない。

【００１２】

【実施例２】 この実施例は、図３のように基板１の表面に装飾板２を固着し、基板１の裏面 に、外面に凹凸部３、３を設けた（滑り止め手段）ゴム薄板４を貼着固定し、前 記基板１の一側へ挾着枠６の一側を回動可能に取付けて装飾具１０を構成した。 図中１３はネックレスである。前記挾着枠６には、その枠体部に嵌着できる滑り 止め用の凹凸部を有するゴム枠１２（被覆枠）を組合せたものである。

【００１３】 前記実施例において、スカーフ１１は、ゴム薄板４と、ゴム枠１２とによって 挾着されるので、摩擦力が大きく、装身具の使用中に落ちるおそれはない。

【００１４】

【考案の効果】

この考案によれば、スカーフ等は滑り止め手段を施した被覆枠で挾着するので 、装身具が使用中にずり落ちるおそれはない効果がある。

【００１５】 またペンダントとして使用する場合には、ゴム枠等を取外すことができるので 、ゴム枠等の形状、構造、色彩に制約がなく、採用の自由度が大きいのみならず 、必要に応じて取換え使用も可能となるなどの諸効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）この考案の実施例の一部を破切し、挾着
部材を開いた斜視図。 （ｂ）同じく被覆材の斜視図。

【図２】（ａ）同じく挾着部材に被覆材を被着した斜視
図。 （ｂ）同じく図２（ａ）中Ａ−Ａ拡大断面図。

【図３】（ａ）同じく他の実施例の被覆材を被着した斜
視図。 （ｂ）同じく図３（ａ）中Ｂ−Ｂ拡大断面図。

【図４】同じく図１をペンダントとして使用する場合の
一部を省略した正面図。

【図５】同じくスカーフ止めとして使用する場合の斜視
図。

【符号の説明】

１ 基板 ２ 装飾板 ３ 凹凸部 ４ ゴム薄板 ５ 立上り片 ６ 挾着枠 ７ 軸 ８ 吊環 ９ 被覆袋 １０ 装飾具 １１ スカーフ １２ ゴム枠

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表面が装飾面となり、裏面が挾持面とな
   っている基板の一側に、挾着部材の一側を起伏自在に取
   付けた装身具本体と、前記挾着部材に装着できる滑り止
   め手段を有する被覆材を組み合せたことを特徴とする装
   身具。
2. 【請求項２】 表面が装飾面となり、裏面が滑り止め手
   段を有する挾持面となっている基板の一側に、挾着部材
   の一側を起伏自在に取付けた装身具本体と、前記挾着部
   材に嵌装できる滑り止め手段を有する被覆材とを組み合
   せたことを特徴とする装身具。
3. 【請求項３】 表面が装飾面となり、裏面が滑り止め手
   段を有する挾持面となっている基板の一側に、挾着枠の
   一側を起伏自在に取付けた装身具本体と、前記挾着枠の
   枠体部に被覆できる形状の滑り止め手段を有する被覆枠
   とを組み合せたことを特徴とする装身具。