JP3046237B2 - 潤滑油浄化冷却方法および装置 - Google Patents

潤滑油浄化冷却方法および装置

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JP3046237B2 JP8070341A JP7034196A JP3046237B2 JP 3046237 B2 JP3046237 B2 JP 3046237B2 JP 8070341 A JP8070341 A JP 8070341A JP 7034196 A JP7034196 A JP 7034196A JP 3046237 B2 JP3046237 B2 JP 3046237B2
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    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、油潤滑式
真空ポンプ等の油圧機器を含む油圧システム内を循環す
る潤滑油を冷却するとともに、前記潤滑油に含まれる不
純物を除去する潤滑油浄化冷却方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両の組立工程において、ラジ
エータ内にラジエータ液を注入したり、あるいはブレー
キ装置にブレーキ液を注入する際、ワークおよび配管系
のエアー抜きを行うとともに、ラジエータ液等の注入時
間の短縮、配管状態の確認等を行うために真空ポンプが
用いられている。
【0003】ここで、本出願人が案出した真空ポンプを
含む油圧システムを図3に示す。
【0004】この油圧システム1は、真空ポンプ2と、
ワーク3を真空引きするとともにラジエータ液吐出ポン
プ4を介して供給されたラジエータ液をワーク3に注入
する注入ガン5と、前記真空ポンプ2から排出された潤
滑油を貯留するオイルタンク6とを備える。
【0005】前記真空ポンプ2と注入ガン5との間に
は、第1ホース7aが介装され、一方、真空ポンプ2と
オイルタンク6との間には、真空ポンプ2から排出され
た潤滑油をオイルタンク6へ導出する第2ホース7bお
よび第3ホース7cが並列に介装され、さらに、オイル
タンク6に貯留された潤滑油を吸引して真空ポンプ2へ
と送給する第4ホース7dが設けられている。なお、前
記真空ポンプ2には、大気中に水蒸気を排気することに
より高温となった潤滑油を所定温度に冷却する放熱器8
が付設されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術に係る油圧システム1では、長期間の使用によ
って、大気中に存在する塵埃やワーク3内の水分並びに
微量のラジエータ液等の不純物が注入ガン5を介して真
空ポンプ2内を循環する潤滑油に混入し、前記塵埃等の
不純物は潤滑油とともにオイルタンク6に排出され、終
局的にはオイルタンク6内の底部に蓄積される。
【0007】また、真空ポンプ2内や放熱器8の内部に
発生した錆が潤滑液に混入し、終局的には前記錆がオイ
ルタンク6内に蓄積される。
【0008】このようにオイルタンク6の内部に塵埃、
水分、ラジエータ液および錆等の種々の不純物が蓄積さ
れることにより、真空ポンプ2とオイルタンク6との間
を循環する潤滑油が汚染され、前記真空ポンプ2の吸引
能力が低下する。
【0009】このため、汚染された潤滑油を新たな潤滑
油と交換するメンテナンス作業を頻繁に行わなければな
らないことからコストが増加するとともに、メンテナン
ス作業を遂行するごとに前記油圧システムを停止させな
ければならず生産効率が低下するという問題がある。
【0010】また、真空ポンプ2からオイルタンク6に
排出される比較的高温(約80℃以上)の潤滑油は、冷
却されることなく真空ポンプ側に循環することから、前
記真空ポンプの能力を低下させるという問題がある。
【0011】本発明は、前記の問題点を解決するために
なされたものであり、潤滑油の清浄化および冷却化を図
ることにより、メンテナンス作業の回数を減少させてコ
ストを削減し、生産効率を向上させることが可能な潤滑
油浄化冷却方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、油圧機器と、前記油圧機器に潤滑油を
供給するとともに該油圧機器から排出される潤滑油を貯
留するタンクとを含む油圧システム内を循環する潤滑油
を冷却し且つ前記潤滑油に含まれる不純物を除去する方
法であって、前記油圧機器から排出される潤滑油を潤滑
油受け槽によって一時的に貯留することにより潤滑油中
に含まれる不純物を沈殿させるとともに、前記潤滑油受
け槽に設けられた開口部を介して潤滑油中に含まれる水
分を大気中に発散させる工程と、沈殿物が除去された
後、前記潤滑油受け槽から流出して前記タンク内に貯留
された潤滑油を冷却手段によって冷却するとともに、該
タンク内に配設された濾過手段を介して前記タンク内に
貯留された潤滑油を濾過して油圧機器に供給する工程
と、を有することを特徴とする。
【0013】また、本発明は、油圧機器と、前記油圧機
器に潤滑油を供給するとともに該油圧機器から排出され
る潤滑油を貯留するタンクと含む油圧回路内を循環する
潤滑油を冷却し且つ前記潤滑油に含まれる不純物を除去
する装置であって、前記タンク内に設けられ、前記油圧
機器から排出された潤滑油を一時的に貯留することによ
り、前記潤滑油中に含まれる不純物を沈殿回収する潤滑
油受け槽と、前記潤滑油受け槽から流出する沈殿物が除
去された潤滑油を二槽構造からなるタンク内に貯留し、
前記二槽間を流通する冷却媒体によって前記タンク内に
貯留された潤滑油を冷却する冷却手段と、を備え、前記
タンク内に閉塞された室と大気を連通させ、前記潤滑油
受け槽に貯留された潤滑油中に含まれる水分を大気中に
発散させる開口部を設けることを特徴とする。
【0014】この場合、タンク内に貯留された潤滑油を
濾過して清浄化された潤滑油を油圧機器に供給する濾過
手段をタンク内に設けると好適である。また、タンク
は、内壁槽と外壁槽とを有し、前記内壁槽を熱伝導特性
が良好なアルミニウムの材料で形成し、前記外壁槽を断
熱材によって形成すると好適である。
【0015】本発明によれば、油圧機器から排出される
潤滑油を潤滑油受け槽によって一時的に貯留することに
より潤滑油中に含まれる不純物が沈殿するとともに、前
記潤滑油受け槽に設けられた開口部を介して潤滑油中に
含まれる水分が大気中に発散される。続いて、前記潤滑
油受け槽から流出する沈殿物が除去された潤滑油をタン
ク内に貯留し、冷却手段を介して前記タンク内に貯留さ
れた潤滑油が冷却されるとともに、該タンク内に配設さ
れた濾過手段を介して濾過された潤滑油が油圧機器に供
給される。
【0016】このように、油圧機器に清浄化および冷却
化された潤滑油が循環して供給されるため、前記油圧機
器に対するメンテナンス作業の回数を減少させることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る潤滑油浄化冷却方法
について、これを実施する装置との関連において好適な
実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
【0018】図1において、参照符号10は、本発明の
実施の形態に係る潤滑油浄化冷却装置を示す。この潤滑
油浄化冷却装置10は、タイミングベルト12を介して
モータ14の駆動力が伝達され、図示しない注入ガンを
介してワークの真空引き等を行う真空ポンプ(油圧機
器)16と、前記真空ポンプ16と別体で形成され該真
空ポンプ16から排出される潤滑油を貯留するタンク1
8とを有する。
【0019】前記タンク18は二重槽からなり、例え
ば、アルミニウム等の熱伝導度が高い金属製材料によっ
て形成された内壁槽20と、グラスウール等の断熱材に
よって形成された外壁槽22とから構成される。前記内
壁槽20と外壁槽22との間には、図示しない冷却水供
給源から供給された冷却水を矢印方向に流通させる冷却
水循環通路24が設けられ、内壁槽20内に貯留された
潤滑油は冷却手段として機能し前記冷却水循環通路24
を循環する冷却水によって冷却される。前記冷却水循環
通路24には、該冷却水循環通路24を開閉する第1〜
第3の開閉弁26a〜26cが設けられる。なお、冷却
媒体は、冷却水に限定されるものではなく、例えば、エ
アー、ガス、オイル等を用いて潤滑油を冷却してもよ
い。
【0020】前記真空ポンプ16とタンク18との間に
は、該真空ポンプ16から排出された潤滑油をタンク1
8へ導入する第1管路28aおよび第2管路28bと、
内壁槽20内に貯留された潤滑油を真空ポンプ16へ供
給する第3管路30とが設けられる。従って、真空ポン
プ16から排出された潤滑油は、第1管路28aおよび
第2管路28bを介してタンク18内に導入された後、
第3管路30を介して再び真空ポンプ16に循環するよ
うに構成される。なお、前記真空ポンプ16には、大気
中に水蒸気を排気する放熱器32が付設されている。
【0021】前記タンク18を構成する内壁槽20に
は、真空ポンプ16から排出された潤滑油を貯留する室
34が形成され、前記室34は、蓋部材36によって閉
塞される。前記第1管路28aおよび第2管路28bの
端部は、蓋部材36の上面部から所定間隔離間して設け
られ、該第1管路28aおよび第2管路28bが近接す
る蓋部材36の所定部位には、該第1管路28aおよび
第2管路28bの端部から流出された潤滑油を室34内
に導入するための開口部38が形成される(図2参
照)。前記開口部38は、後述するように、潤滑油中に
含まれる水分を大気中に発散させる機能を営む。
【0022】なお、前記第1管路28aおよび第2管路
28bの端部を蓋部材36の孔部(図示せず)に直接嵌
合させるとともに、前記嵌合部位の周囲に開口部(図示
せず)を形成するようにしてもよい。
【0023】前記室34に臨む蓋部材36の下面部に
は、ねじ止めされたフランジ40を介して円筒状の潤滑
油受け槽42が着脱自在に装着され、前記潤滑油受け槽
42の上部側には、外周面に沿って複数の小孔44が形
成される。蓋部材36には、第3管路30を保持する孔
部46が画成されるとともに、前記第3管路30の室3
4内に挿入された部分を囲繞するフィルタ(濾過手段)
48が設けられる。前記フィルタ48は、例えば、ステ
ンレス製の材料によってメッシュ状に形成される。
【0024】本発明の実施の形態に係る潤滑油浄化冷却
装置10は、基本的には以上のように構成されるもので
あり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0025】まず、モータ14の駆動力をタイミングベ
ルト12を介して真空ポンプ16に伝達することにより
前記真空ポンプ16が付勢され、図示しない注入ガンを
介してワークに対する真空引きが行われる。
【0026】真空ポンプ16内を循環して該真空ポンプ
16から導出された潤滑油は、第1管路28aおよび第
2管路28bを介してタンク18内に排出される。前記
第1管路28aおよび第2管路28bの終端部から蓋部
材36の開口部38に向かって潤滑油が流出する際、前
記潤滑油中に含まれる水分は、該第1管路28aおよび
第2管路28bの終端部と蓋部材36の上面部とが離間
するスペースを介して水蒸気として大気中に発散され
る。また、前記第1管路28aおよび第2管路28bの
終端部から流出し潤滑油受け槽42内に貯留された潤滑
油中に含まれる水分は、蓋部材36の開口部38を介し
て水蒸気として大気中に発散される。この結果、真空引
きした際に混入された水分が潤滑油から取り除かれる。
【0027】続いて、蓋部材36の開口部38から導出
された潤滑油は、円筒状の潤滑油受け槽42内に一時的
に貯留され、この潤滑油受け槽42内に貯留された潤滑
油は上部側に形成された複数の小孔44を通じて内壁槽
20に流出する。従って、真空ポンプ16から排出され
た潤滑油に含まれる塵埃等の不純物は、一次的に貯留さ
れる潤滑油受け槽42の底部に沈殿物として蓄積され、
沈殿物が取り除かれて清浄化された潤滑油のみが小孔4
4を通じて内壁槽20に流出する。なお、ねじ止めされ
た潤滑油受け槽42を蓋部材36から取り外すことによ
り、前記潤滑油受け槽42の底部に蓄積された沈殿物を
容易に捨て去ることができる。
【0028】潤滑油受け槽42の小孔44を介して流出
し内壁槽20に貯留された潤滑油は、冷却水循環通路2
4を流通する冷却水の作用下に所定温度に冷却される。
前記冷却水は、矢印方向に沿ってタンクの下部側から上
部側に向かって流動させることにより潤滑油を効率的に
冷却することができる。なお、冷却水を、矢印方向とは
逆に上部側から下部側に向かって流通させてもよい。
【0029】上記のように清浄化および冷却化された潤
滑油は、フィルタ48の濾過作用下に、より一層清浄化
された後、第3管路30を介して真空ポンプ16に供給
される。
【0030】本実施の形態では、潤滑油を排出する第1
管路28aおよび第2管路28bの終端部と蓋部材36
との間に離間スペースを形成して前記潤滑油中に含まれ
る水分を大気中に発散させることにより該潤滑油中の水
分を除去するとともに、不純物を沈殿させる潤滑油受け
槽42と濾過作用を営むフィルタ48とによって、塵
埃、ラジエータ液、錆等の種々の不純物が取り除かれた
清浄化された潤滑油を得ることができる。また、真空ポ
ンプ16から排出された比較的高温(約80℃以上)の
潤滑油は、内壁槽20と外壁槽22との間に形成された
冷却水循環通路24を流通する冷却水によって所定温度
(約35℃〜40℃)に冷却されることになる。
【0031】なお、例えば、タンク18内に設けられた
図示しないサーモスタッドによって潤滑油の温度を検出
し、前記サーモスタッドから導出される検出信号を介し
て第1開閉弁26aおよび第3開閉弁26cの弁体を開
閉する電磁弁(図示せず)を制御することにより、前記
潤滑油の冷却温度を所定の温度に設定することができ
る。
【0032】従って、清浄化および冷却化された潤滑油
が真空ポンプ16内を循環して吸引機能が営まれること
から、前記真空ポンプ16の吸引能力が低下することを
防止し、該真空ポンプ16の寿命を飛躍的に向上させる
ことができる。
【0033】また、前記真空ポンプ16内を循環する潤
滑油のオイル交換、ミストトラップ交換等に伴うメンテ
ナンス作業の回数を減少させてコストの低減化を図るこ
とができる。
【0034】さらに、メンテナンス作業の回数の減少に
伴って、潤滑油浄化冷却装置10を停止させる回数も減
少することから、生産効率を向上させることができる。
【0035】なお、本実施の形態では、タンク18を二
重槽とし、外部から供給される冷却媒体を介して潤滑油
を冷却する構成を採用しているが、これに限定されるも
のではなく、前記潤滑油の冷却手段として、例えば、タ
ンク18内の内壁面や中空部に熱伝導性の良好なアルミ
ニウム、銅等によって形成された管体(図示せず)を蛇
行状に配設し、前記管体を介して冷却媒体を循環させ、
あるいは他の熱交換器を用いて冷却してもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0037】すなわち、油圧機器を含む油圧システムを
循環する潤滑油の清浄化および冷却化を図ることによ
り、例えば、オイル交換、ミストトラップ交換等に伴う
メンテナンス作業の回数を減少させてコストを削減し、
生産効率を向上させることができる。
【0038】また、例えば、油潤滑式真空ポンプ等から
なる油圧機器の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る潤滑油浄化冷却方法を実施する潤
滑油浄化冷却装置の概略構成図である。
【図2】図1に示す潤滑油浄化冷却装置を構成する潤滑
油受け槽の断面図である。
【図3】本出願人が案出した真空ポンプを含む油圧シス
テムの概略構成図である。
【符号の説明】
10…潤滑油浄化冷却装置 14…モータ 16…真空ポンプ 18…タンク 20…内壁槽 22…外壁槽 24…冷却水循環通路 28a、28
b、30…管路 32…放熱器 34…室 36…蓋部材 38…開口部 42…潤滑油受け槽 44…小孔 48…フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 39/02 F04B 39/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧機器と、前記油圧機器に潤滑油を供給
    するとともに該油圧機器から排出される潤滑油を貯留す
    るタンクとを含む油圧システム内を循環する潤滑油を冷
    却し且つ前記潤滑油に含まれる不純物を除去する方法で
    あって、 前記油圧機器から排出される潤滑油を潤滑油受け槽によ
    って一時的に貯留することにより潤滑油中に含まれる不
    純物を沈殿させるとともに、前記潤滑油受け槽に設けら
    れた開口部を介して潤滑油中に含まれる水分を大気中に
    発散させる工程と、 沈殿物が除去された後、前記潤滑油受け槽から流出して
    前記タンク内に貯留された潤滑油を冷却手段によって冷
    却するとともに、該タンク内に配設された濾過手段を介
    して前記タンク内に貯留された潤滑油を濾過して油圧機
    器に供給する工程と、 を有することを特徴とする潤滑油浄化冷却方法。
  2. 【請求項2】油圧機器と、前記油圧機器に潤滑油を供給
    するとともに該油圧機器から排出される潤滑油を貯留す
    るタンクとを含む油圧回路内を循環する潤滑油を冷却し
    且つ前記潤滑油に含まれる不純物を除去する装置であっ
    て、 前記タンク内に設けられ、前記油圧機器から排出された
    潤滑油を一時的に貯留することにより、前記潤滑油中に
    含まれる不純物を沈殿回収する潤滑油受け槽と、 前記潤滑油受け槽から流出する沈殿物が除去された潤滑
    油を二槽構造からなるタンク内に貯留し、前記二槽間を
    流通する冷却媒体によって前記タンク内に貯留された潤
    滑油を冷却する冷却手段と、 を備え、前記タンク内に閉塞された室と大気を連通さ
    せ、前記潤滑油受け槽に貯留された潤滑油中に含まれる
    水分を大気中に発散させる開口部を設けることを特徴と
    する潤滑油浄化冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の装置において、タンク内に
    貯留された潤滑油を濾過して清浄化された潤滑油を油圧
    機器に供給する濾過手段をタンク内に設けることを特徴
    とする潤滑油浄化冷却装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の装置において、タ
    ンクは、内壁槽と外壁槽とを有し、前記内壁槽を熱伝導
    特性が良好なアルミニウムの材料で形成し、前記外壁槽
    を断熱材によって形成することを特徴とする潤滑油浄化
    冷却装置。
  5. 【請求項5】請求項2乃至4のいずれか1項に記載の装
    置において、潤滑油受け槽の上部側には外周面に沿って
    複数の小孔が形成され、潤滑油受け槽に貯留された沈殿
    物を除く潤滑油が前記小孔を通じてタンク内に流出する
    ことを特徴とする潤滑油浄化冷却装置。
  6. 【請求項6】請求項2乃至5のいずれか1項に記載の装
    置において、油圧機器は、油潤滑式真空ポンプであるこ
    とを特徴とする潤滑油浄化冷却装置。
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