JP3045628U - 靴底模様の模様駒及び、模様構成 - Google Patents

靴底模様の模様駒及び、模様構成

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Abstract

(57)【要約】 【目的】靴底模様駒ゴムの特性と、創造性技術との、相
乗作用により。厳寒の鏡面路を制し。防滑性靴底本来の
目的を果たす。 【構成】靴底模様構成に於いて、模様駒ゴムの、吸着性
の極限を図り。その立面の垂直による鋭角を強調し。接
地面積の適正と。配置の空間を重視し。直線と直角によ
る、明快な効果的具体性の態容となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
(a)この考案の、靴底模様の模様駒及びその模様構成は、特種性のもは別と して、一般の運動靴や通勤、職場用としての、靴底模様本来の目的である、 滑り止め効用の、より良き増進をはかるもので、地域性や場所、職種等に、 特定や、区別することなく、広範囲に適応となるもので、靴のみならず地下 足袋、上え履き、等にも応用可能として、いかなる環境、季節を問わず通年 適用とするものである。
【0002】
【従来の技術】
(a)従来の技術に於いての、くつ底模様は、一般的の運動用及び通勤並びに 職場用の、ズック、ゴム長くつ、地下足袋,スリッパそれぞれは、特許公開 広報閲覧及び、販売店頭に於いての観察、見聞では、従来よりして多種多様 は当然ながら、数年前に比較すれば模様傾向に変化が見られるが、 (b)往時より一般的によく見られる、断面が鋸刃形で、横幅が位置により1 5mm〜22mmで、両側に沿って、先端より土踏まず部、の境いまで連続 し、その内面には、Y字形や星形、径8mmの円柱形など、形状の異なる模 様駒の混成となるもので、踵部分も類似するものであった。 (c)その中に、ゴム長靴で、周囲は異なる模様駒配列の、中央部分に幅約1 0mm、連続70mmで、鋸歯状の高さ4mm、歯間隔8mm、のものを5 mm隔て、2本平行に埋め込み、その材質の表面には、白みがかった、径2 ・3mmのプラスチックのかけら、のようなものが転々と混入されたものが あり、説明では砂が入っているでしょう、とのことであった。 (d)また雪靴には、数年前より宣伝広告に見られる、ゴム製で零度以上では 通常の、柔らかさで、0度以下となれば、固くなって圧雪面に食い込む、と か凍結面を引っ掻く、とされている、ゴムセンサーと思われる、径10mm 円形の台形から、径3mmのゴムピンが2mm突出しているものを、数種の 模様駒混成の中央部分に、距離間隔を15〜25mmの無造作に、全数8個 埋設状としたものもあった。 (e)概して模様駒の形状は、外郭面が微細な屈曲線からなるものや、模様駒 立面が内面に大きく傾斜して、尖形状となるものが多く、接地面が大きく平 面となるものでも、立面は内面に傾斜していた。配置構成の縦溝は、靴底外 周に沿った模様駒列の、内側は単に並べたようで、その側面は隣列との間は 狭く、内面列もそれとは目立たないものが殆どで、縦溝には、あまり関心が ないもののように感じられるものであった。 (f)また10数年前には某県のある企業が、靴底型の化学材板に、滑り止め 模様をつけ、靴の前後に掛けヒモにより簡単に取り付けられるものを、新聞 紙上で。雪や氷、岩の上、やレストラン、給食センターの調理場、魚市場や 建築現場で足元が滑りやすい、業務用に最適。と宣伝していたこともあった 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
(a)平成6年12月始め、NHKテレビ放送では、北海道旭川市に於ける、 激しい吹雪きで、滑りによる転倒や歩行難渋の状態を放送して、その後に別 の場所では、この通り、砂を撒けば絶対滑らないと、ビニール袋から掴んで 撒き散らし、その上をらくらくと歩く様子も写していたが、滑りの危険性と 、その防止対策の不足を、まざまざと痛感させられた。 (b)この考案の靴底模様は、スパイク付き運動靴及び岩壁登攀用の特殊性の ものは別として、一般的運動靴及び通勤、職場用を対象とするもので、金具 その他特殊部品、や特定の工程は要せず、ゴムの特性である弾性、吸着性、 摩擦力、耐磨耗性の、最高度活用による模様駒形状、とその配置構成,の独 自性とにより、機能性が際立つ高揚となり、しかも外観に影響はなく、あえ て言えば、理路整然の機能的美観を呈するものである。 (c)10数年前よりの観察と考究によれば、ゴムくつ、やその他の履物が、 冬季に於いても、気温が0度以上の場合は、新雪や凍結面が、水分を含み柔 らかな感じとなり、どんな靴底模様でも、食い込みがよく滑らないが、0度 以下ともなり、凍結面に水分がなく、固い場合には、新雪でさえ滑りやすく 、ひと足ごとに、注意の肝心は、誰しもの動作に見られるものである、因っ てその対策を図るものであるが、 (d)長年にわたり、他の関連するものとの、同時平行の研究によるこの蓄積 の、独自理論は実験はもとより、学理に基づく、机上試験に於いても確認す るものであり。漁業関係や、食肉一次処理などの職場では常に、滑りによる 災害防止管理には、強く意を注いでいることが窺えるものであった。 また屋内でも滑り易い化学材の敷物が、濡れている場合には注意を要する ことは、一般周知の事実である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(a)請求項1記載の、方形吸盤(1)の模様駒は、図4の模様駒摘出拡大斜 視図に示す如く、大人用通称26,5cm型ゴム長靴用で、実物の2倍拡大 図としたもので(図4〜7は同様)外郭(14)も、内面の吸盤も、同様の 方形状で、外郭は縦が約12mmで、横が約20mmとなり。内面となる、 吸盤(1)周囲の接地面(7)幅を約3,5mm、として、吸盤内面(23 )の縦が約5mmで、横が約9mmとなり、その立面は4面共、角度約2度 傾斜の底ぜま型となり、深さは、外郭高さと共に6mmとなっている。 (b)請求項2記載の、翼形(2)模様駒は、図5の模様駒摘出拡大斜視図に 示す如く、大人用通称26,5cm型ゴム長靴用の、翼形(2)模様駒拡大 斜視図で、横幅は19mmで両端が、手前に突起を添着した状態に曲がり、 前後幅に対し、著しく横長となるも、全方向に対し撓み性はなく、剛性状の 形態となっている。 (c)請求項3記載の、偏平形(3)模様駒は、図6の模様駒摘出拡大斜視図 に示す如く、起立状で、厚みが3mm前後と薄く、横幅は数倍の21mmと なり、横幅をそのまま、若しくは切れ目を入れるが、柔軟性を特技的とする 形態となっている。 (D)請求項4記載の上広形(4)模様駒は、図7の模様駒摘出拡大斜視図に 示す如く、模様駒の立面(6)角度が、基部(20)の垂直線(24)いわ ゆる90度に対し、3,5度越える93,5度の上広がりとなり、従って接 地面かど(8)は、もとより繊細性の掬い角はあくまでも忌避する上での、 直線からなる直角を基本としながら、僅か3,5度越える、剛性なる刃形状 となっている。 (e)請求項5記載の、縦溝が明確性の靴底模様は、図1〜3の靴底模様全体 図に示す如く、内面縦溝(5)はそれぞれ約11mmで、左は約5mm。右 は約7mmとなっていて。靴底外郭(14)と縦溝の位置及び、模様駒の形 状と配置並びに、その総合面積と、そして、空間と見做す縦横間隔の総合面 積、及び容積との比率均衡を。独自理論による、それぞれの算定積算を基礎 とした、合理性の縦溝構成となっている。 (f)この考案が参考とした文献は、(1)真空の物理と応用、熊谷寛夫・富 永五郎編著、装華房発行。(2)ゴム材料の選び方使い方、宇佐美民男・大 石不二夫共著、オーム社発行。(3)ゴムエラストマー活用ノート、ゴムエ ラストマー研究会編、山下晋三・小松公栄監修、(株)工業調査会発行。( 4)入門高分子材料、高分子学会、土屋英俊編、共立出版(株)刊行。 (g)その他専門技術書入手の為書店で、全国図書目録により、探索するも見 当たらず、陳列の中から薦めにより、石塚忠雄監修、間違いだらけの靴選び 、(株)大泉書店発行。及び今井今朝春、編集、地に足の付いた靴大全、( 株)ワールドフオトプレス発行。を購入、要所を熟読した。
【0005】
【作用】
(a)この考案の靴底模様が、請求項1〜5及び手段の項(a)〜(e)条記 載並びに、図1〜3の靴底模様全体図及び図4〜7の模様駒摘出拡大斜視図 に示す如く、方形吸盤(1)、及び翼型(2)、並びに偏平形(3)、及び 上広形、(4)の各模様駒それぞれの機能性と、請求項5記載の、明確性、 縦溝、とによる、模様駒形状と配置構成との合理性により、 (b)気温が0度以上で、凍結面が水分を含み、柔らかな感じの場合には、新 雪や積層する砕氷に対し、食い込みを良好とし。固い凍結面の凹凸に対して は、突っ掛かり機能性による、乗り越え瞬間時の、接地面かど(8)による 摩擦抵抗と、その直後の接地面自体の摩擦力と吸着性を表し。 (c)鏡面状に対しては、模様駒接地面かど(8)の93,5度以内となる剛 性なる鋭角性により、吸着性が敏感且つ強力となり、路面に散在する、障害 となる遊離物に対しては、清掃状に払拭する作用性を顕著とする。 この鋭角度の作用性に対する理論究明は、実態の比較実験と共に、机上試 験によるが、模様駒立面(6)の基部に対する、89度、から98度までの 、1度ごと差の、10点の実物大試験片による加圧時の、ゴムの変形状態の 観察、及び、特殊の引っ張り試験装置による、凍結面の凹凸に対する、乗り 越え瞬間時の、抵抗値比較とに於いて、変形と摩擦係数との関連査定結果は 、89〜93度が最も高く、95度まではややよく、それより度が増すごと に抵抗値が下がり、98度となれば、著しく弱体化が歴然となるが。これは ゴムの特性上から、鋭角の過剰は,逆作用に転ずることの、再確認である。
【0006】
【実施例】
(a)第一例は、図1の靴底模様全体正面図に示す如く、中心線(17)に対 し、幅11mmの縦溝(5)を配し。その両側には請求項1記載の方形吸盤 (1)模様駒を先頭に、次は請求項3記載の偏平形(3)模様駒を補助駒と して置き、その繰り返しによる配列で、土踏まず部(12)にはなく、踵部 (13)も同様として,縦溝(5)の左が5mm、右が7mmとなり、踵部 後端は左右とも、磨耗が特に先行部分により、吸盤形とは別の幅広ろ模様駒 とした。 (b)第2例は、図2の靴底模様全体正面図に示す如く、中心線(17)に対 し、幅11mmの縦溝(5)を配し、その両側は請求項2記載の、翼形(2 )模様駒を先頭に置き、その次ぎに、請求項3記載の、平偏形(3)模様駒 を補助駒とする、その繰り返しにより、土踏まず部分(12)は飛び、踵部 (13)も同様として。その左は、6mm、右は7mm幅の縦溝となり、そ の各外側の模様駒配列は、外郭線(14)に沿う、模様駒の片側(16)は 原形をそれぞれ部分切断のままとなるも、配列は内面列と同様になっている 。 (C)第3例は、図3の靴底模様全体正面図に示す如く、中心線(17)に対 する模様駒列は、先頭を請求項1記載の、方形吸盤(1)とし、第2番目に 補助駒として切れ目を入れた請求項3の偏平形(3)模様駒とする、その繰 り返しにより、土踏まず部(12)にはなく、踵部(13)まで同様として 、 前部(11)の、左右は、各8mmの縦溝(5)となり、その両側の模様 駒配列は、請求項2記載の翼形(2)模様駒及び同偏平形(3)模様駒の交 互配列として、右側の外側配列も断片ながら隣列と同様となっていて。踵部 (13)の両側列の模様駒(18)配列は、中央列と同様の、吸盤形(1) と偏平形(3)からなっている。以上図1〜3は左足用を示し、左右は対称 とし、2分の1縮小図とした。
【0007】
【考案の効果】
(a)この考案の、靴底模様の効果は、気温が0度以上の場合の、新雪や砕 氷の積層に対しては、当然ながら、食い込みを良好として、従来の技術のそ れぞれに対し特に目立たないが。気温が0度以下ことに、5度以下は厳寒度 に従い、従来の技術との比較上に於いて、著しき効果の優越性を示すもので 、 (b)固い凍結面の凹凸起伏に対しては、引っ掛かり及び突掛かり。並びに 形状の合理性による、ゴム本来の特性を遺憾なく発揮して、乗り越え瞬間時 の、摩擦力及び吸着力により、強力且つ確実なる効果を表し。全くの鏡面状 に対しても、ゴムの圧縮度と共に、ゴム自体の、吸着性を強力とし。目詰り は勿論なく。いかなる状況に対しても特異的機能性を顕著とする。 (c)不凍期に於いても、漁業関係及び食肉一次処理場など職場の、水濡れ 、及び油分に、汚れたコンクリート床面での、効果は歴然として際立ち。化 学材敷物の床面でも信頼性充分で。観光地の滑り易い岩場などでも、履き替 える必要はなく、信頼性となるものである。また運動靴とした場合には、綱 引き競技などでは、効果の歴然性が明瞭となる。
【提出日】平成7年9月18日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】
(a)この考案の模様構成の靴底は、特種性のものは別として、一般の運動靴や 通勤、職場用を対象として、靴底模様本来の目的である滑り止め効用の、より良 き増進を図るもので、地域性、職種等に関わりなく広範囲に適用するものである 。またその他履物にも応用可能とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】
(a)従来の技術に於いては、靴底模様が一般の運動用及び通勤並びに職場用の ズック、ゴム長靴それぞれは、特許公開広報閲覧及び、販売店頭に於いての観察 見聞では、往時よりして多種多様は当然ながら、靴底の外周列は鋸刃形が多いよ うであった。 (b)その中に、ゴム長靴で数年前より店頭に、一部珍しく見える模様構成のも のがあったが、それは靴底の外周模様駒列群は一般的のものに類似していて、 その靴底前部の中央部分の、異なる形状の模様駒に囲まれた状態で。鋸刃形の 、横幅は約10mm、刃間隔約8mmで、刃数5〜8個、連続長さ約70mmの ものを5mm間隔として2本平行に埋設して、 それ自体はゴムと思われたがその表面には、白みがかった大きさ2・3mmの プラスチックのカケラかと見えるものが転々と混入されたものがあった。説明で は砂が入っているでしょう。とのことであつた。 (c)また革製の雪靴(短靴)で、数年前より宣伝広告に見られるゴム製で、氷 点下以上では通常の柔らかさで、それ以下となれば固くなって圧雪面に食い込む とされている、ゴムセンサーと思われる径3mmのゴムピンが、径10mm円形 のゴム台座から約2mm突出しているものを、数種の異なる模様駒併合の中央部 分に、距離間隔を10〜15mmの無造作に、全数6〜8個埋設状としたものも あった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
(a)平成6年12月始め、NHKテレビ放送では、北海道旭川市に於ける、激 しい吹雪きで、滑りによる転倒や歩行難渋の状態を放送して、その後に別の場所 では、この通り、砂を撒けば絶対滑らないと、ビニール袋から掴んで撒き散らし 、その上をらくらくと歩く様子を写していたが、滑りの危険性と、その防止対策 の不足を、まざまざと痛感させられた。 (b)この考案の模様駒による靴底は、一般の運動靴及び通勤、職場用を対象と して、金具その他特殊部品、や特定の工程は要せず、ゴムの特性である弾性、吸 着性、摩擦力、耐磨耗性の、最高度活用によるもので、模様駒形状、とその配置 構成,の独自性とにより、 (c)厳寒の固くしかも鏡面状路面や、水や油分で濡れた職場でこそ、その機能 性が際立つものである。また運動競技の綱引きでも真価が表れる。従って通年適 用して履き心地や価格には影響しないものである。 (d)この考案から推理考察すれば。従来の技術の項(b)条記載の、靴底中央 部分に埋設した模様駒材質にプラスチックのような硬質性断片の混入や。同じく (c)条記載のゴムセンサー装置は、他の一般通常模様駒と混成の上、接地面が 同一高さでいて、果たして効果を具現できるものや、理解に難しいように思推さ れるし、店頭価格は比較的高価であった。 (e)尚、従来の技術に於いての靴底模様は、曲線が多く複雑性に感じられるも のであったが。この考案の靴底は、直線と直角の単純な模様構成となるが、作用 性の説明は、曖昧な表現は避け、独自的かつ具体的に、引っ掛かり。及び突っ掛 かり。として、以後随所で作用性の用語とした。 (この用語は社会的には、一般的のものであるが。ゴム利用のこの種、関連技術 に限っては、20数年爾来の専門著述書及び特許公開広報やその他でも、その記 載事実には遭遇の覚えはないものである)
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】
(a)請求項1記載の、方形吸盤(1)の靴底模様駒は、図1の底板欠切拡大斜 視図に示す如く、外郭が方形で、各立面(4)は垂直を基本として、内面の窪( 6)も方形となり、接地面(8)の面積を適正の上、窪み容積を可及的拡大とし た。 (b)請求項2記載の、翼形(2)模様駒は図2に示す如く、外郭が太い横一文 字の両側に突起を添着した如く手前に曲り、前後倒れを防ぎ、強固なる形態とし た。 (c)請求項3記載の、偏平形(3)模様駒は起立状となり、前後撓みや捩じれ の柔軟性を主眼として、路面状況に対する順応性と共に、障害物の残留を防ぐ形 態とした。 (d)請求項4記載の、垂直形(4)はそれぞれの模様駒との併合で、外郭を形 成し垂直形立面として、内外傾斜角度の些少大小は任意で、独自性とする引っ掛 かり、及び突っ掛かりに適する形態となる。 (e)請求項5記載の、縦溝(5)が明確性模様の靴底は、模様駒の配置構成に よる拡大且つ直線により、障害物の包容力と排出性形態となる。 (f)この発明が参考とした文献は、(1)真空の物理と応用、熊谷寛夫・富永 五郎編著、装華房発行。(2)ゴム材料の選び方使い方、宇佐美民男・大石不二 夫共著、オーム社発行。(3)ゴムエラストマー活用ノート、ゴムエラストマー 研究会編、山下晋三・小松公栄監修、(株)工業調査会発行。(4)入門高分子 材料、高分子学会、土屋英俊編、共立出版(株)刊行。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【作用】
(a)請求項1記載及び図1に示す如く、方形吸盤(1)模様駒の、内面窪み( 6)は、厳寒で路面一帯が鏡面状の場合には、強靭なる吸着性を表し、荒れた路 面の凹凸には、内面の窪みかど(20)による、引っ掛かり作用性が甚大である 。 接地面(7)は、いかなる路面状況に対しても、吸着性を表す。接地面かど(8 )は鋭角となることにより、いかなる状況に対しても、確実なる引っ掛かり及び 突っ掛かり作用性を顕著とする。 (b)請求項2記載及び図2に示す如く、翼形(2)模様駒は、前後幅が狭いも のの、両端が手前に曲り、前後撓みを防ぎ、自体は強靭性となり、気温が0度以 上で凍結面が水分を含んだ路面状態には、食い込みを良好とし。 接地面(7)は幅の適切性により、吸着性を顕著とし。接地面かど(8)は、 いかなる状態の凹凸に対しても、引っ掛かり及び突っ掛かり作用性を確実且つ強 力とする。 (c)請求項3記載及び図3に示す如く、偏平形(3)模様駒は、起立状で、接 地面(7)の前後幅が極狭く、自由な捩じれ、または、撓み性を特性として、い かなる路面状況にも靴底全体の馴染み性と弾性に貢献して、補助的役割となり障 害物の残留をなくし全体の作用性の向上に役立つ。 (D)請求項4記載及び図4に示す如く、垂直形(4)模様駒は、各模様駒の垂 直立面(4)としてそれぞれに併合し模様駒自体の外郭を形成して、接地面かど (8)の鋭角を保持し、接地面(7)及び接地面かど(8)の、顕著なる作用性 表現の、基となっている。 (e)請求項5記載及び図4〜6に示す如く、明確性縦溝(5)は、直線且つ、 拡大状となり、障害物、抱擁力の余裕と、その残留解消に寄与し、靴底全体作用 性の充実に貢献する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【実施例】
(a)この考案の実施例は、図4〜6に示す如く。第1例は、第4図方形吸盤・ 偏平形・垂直形・併合模様靴底平面図とした。同図に示す如く、靴底中央を縦溝 として、靴底先(16)両側の先頭に、方形吸盤(1)を置き、次に偏平形(3 )として、以下その繰返しにより、土踏まず部分(10)境界まで直線配置とし 。 その模様駒各列の外側は、中央縦溝よりやや狭い縦溝で、その外側の模様駒列 も中央列と同様とした。踵部分(11)も靴底前部(16)と同様の配置とし。 縦溝(5)の明確性を識別の態様となり。 靴底外周それぞれの模様駒端末は、外周縁に合わせ原形の端を切除そのままの 形態。(実施例各図は大人用26,5cm型の2分の1に縮小) (b)同じく第2例は図5で図面名称を、第5図翼形・偏平形・垂直形・併合模 様靴底平面図としたが、前項第1例に対し、翼形(2)を入れ替えただけとする もので。中央を縦溝(5)とし、その先頭の両側に翼形(2)を置き、その次ぎ を偏平形(3)として、その内面2列の各外側は縦溝(5)として、外側列も内 面列と同様の模様駒配列とした。そして踵(11)部分もこの靴底前部(9)と 同様である。 (C)実施第3例は図5とし同図に示す如く、第6図方形吸盤(1)・翼形(2 )・偏平形(3)・垂直形(4)・併合模様靴底平面図として、靴底先(16) 中央の先頭に、方形吸盤(1)、2番に偏平形(3)の如く交互の直列とし、そ の両側の縦溝(5)を隔てたその両側の、模様駒配列は、翼形(2)偏平形(3 )の順となり、向かって右側の縦溝を隔てた半端列は、翼形と偏平形の断片状に よる半端列である。踵部分も前部(9)と同様である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【考案の効果】
(a)ゴム長靴及び雪靴として。気温が0度以上で、路面の新雪や砕氷の積層が 水分を含み柔らかな感じの場合には、他のいずれの模様の、靴底でも、食い込み が良く滑ることなく、優劣の判別は付かないが、 0度以下殊に−5〜−8の厳寒で、氷質に水分がなく、固い場合には、この考 案の靴底が、他との比較に於いて著しく優越性を表すものである。 (b)また職場用とした場合は、冬季、夏季、気温に関わらず、水又は油分に濡 れたコンクリートや滑りやすい化学材敷物の場合でも効果は歴然とし、また通勤 用や運動用とした場合、厳寒に於いて、凍結面一帯が固い鏡面状でも滑らないも のである。 (実験中の経験では、接地面を極端に狭く小さく、突き刺さるか、食い込む、 かと考えたこともあるが、それは不可能であった) また綱引き競技に於いても、歴熱とした効果をみるものである。 (c)尚旅行用革靴やズック靴として、模様駒の高さを些少低めとすれば、季節 や気温の高低、路面状況に関わりなく、適切な弾力により歩きやすく従って疲れ ることもなく、 観光地にはよくある舗装路の上り、下り坂や、横方向に傾斜して濡れているか 、凍っている場合、または海岸の岩場などでも安心である。
【図面の簡単な説明】
靴底模様の、模様駒及び構成の、図面並びに符号 (1)図面
【第1図】 靴底模様全体正面図 (実施第1例)
【第2図】 靴底模様全体正面図 (実施第2例)
【第3図】 靴底模様全体正面図 (実施第3例)
【第4図】 方形吸盤模様駒摘出拡大斜視図
【第5図】 翼形模様駒摘出拡大斜視図
【第6図】 偏平形模様駒摘出拡大斜視図
【第7図】 上広形模様駒摘出拡大斜視図 (2)符号 (1)方形吸盤模様駒 (2)翼形模様駒
(3)偏平形模様駒 (4)上広形模様駒 (5)縦溝
(6)模様駒立面 (7)接地面 (8)接地面かど
(9)横溝 (10)上広角度 (11)前部 (1
2)土踏まず部 (13)踵部 (14)外郭線 (1
5)内面列 (16)模様駒端部 (17)中心線 (1
8)模様駒 (19)くつ底先 (20)模様駒基部 (2
1)吸盤内面かど (22)吸盤内面 (23)垂直線 (2
4)偏平形の切れ目 (25)靴底面 (26)吸盤内面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】 靴底模様の模様駒及び模様構成の図面並びに符号 (1)図面
【第1図】 方形吸盤の靴底模様駒拡大斜視図 (垂直形併合 2,5倍大)
【第2図】 翼形の靴底模様駒拡大斜視図 ( 〃 〃 )
【第3図】 偏平形の靴底模様駒拡大斜視図 ( 〃 〃 )
【第4図】 方形吸盤・偏平形・垂直形・併合模様の靴底平面図(実施例1)
【第5図】 翼形・偏平形・垂直形・併合模様の靴底平面図 (〃 2)
【第6図】 方形吸盤・翼形・偏平形・併合模様の靴底平面図 (〃 3)
【符号の説明】 (1)方形吸盤の靴底模様駒 (2)翼形の靴底
模様駒 (3)偏平形の靴底模様駒 (4)垂直形立面
(模様駒全てに併合) (5)縦溝(明快性) (6)吸盤窪み
(方形吸盤の内面) (7)接地面 (8)接地面かど (9)靴底前部(土踏まずより前) 10)土踏まず
(模様空間) (11)踵部 (靴底後部) (12)踵部後端 (13)外側列 (14)内面列 (15)靴底欠切面(駒切り取り面)(16)靴底先
(部分) (17)靴底面 (縦横溝部分) (18)横溝
(模様駒前後空間) (19)底板 (靴底基盤) (20)窪みかど
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】 請求項の数−5
  1. 【請求項1】 方形吸盤、靴底模様の模様駒 くつ底模様の模様駒が吸盤となり、外郭が方形で、内面
    の形状及び縦横比率並びに深さは任意の、外郭(14)
    の方形が、特徴となる。方形吸盤(1)の、靴底模様の
    模様駒。
  2. 【請求項2】 翼形、靴底模様の模様駒 くつ底模様の模様駒が翼形となり、横一文字の両端手前
    に、突起の添着状となり、広げた鷹の羽になぞらえた翼
    形、が特徴となる。両端が手前に曲がる翼形(2)の、
    靴底模様の模様駒。
  3. 【請求項3】 偏平形、靴底模様の模様駒 くつ底模様の模様駒が起立する偏平形となり、いわゆる
    縦横幅及び厚さの比率は任意となり、極薄状の偏平が特
    徴となる。起立する偏平形(3)の靴底模様の模様駒。
  4. 【請求項4】 上広ろ形、靴底模様の模様駒 くつ底模様の模様駒が上広ろがりを本旨として、上面形
    状は任意で、立面(6)線が尖形は避け、89度乃至9
    3,5度以内の上広がり、が特徴となる。基部(20)
    に対し、接地面(7)が任意拡大の、上広形(4)の靴
    底模様の模様駒。
  5. 【請求項5】 明確性、縦溝の靴底模様の模様構成 くつ底模様の縦溝が明確性となり、模様駒の形状は任意
    で、縦溝が単一若しくは複数からなり、些少の婉曲線は
    任意となるも、直線が基本且つ拡大状の明確性が特徴と
    なる。模様駒の配置構成による、明確性縦溝(5)か
    ら、なる、靴底模様の模様構成。
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