JP3045566B2 - 細菌検査装置 - Google Patents

細菌検査装置

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JP3045566B2
JP3045566B2 JP3146776A JP14677691A JP3045566B2 JP 3045566 B2 JP3045566 B2 JP 3045566B2 JP 3146776 A JP3146776 A JP 3146776A JP 14677691 A JP14677691 A JP 14677691A JP 3045566 B2 JP3045566 B2 JP 3045566B2
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衛 山口
直也 山本
信 佐々木
薫 浜田
勝 岸本
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、細菌の薬剤に
対する感受性を測定する細菌検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】臨床検査においては、細菌感染症の診
断、治療のために、細菌検査が行なわれる。この細菌検
査としては、所定の細菌に対し有効な薬剤を選択するた
めの薬剤感受性検査が行なわれている。
【0003】この薬剤感受性検査は、薬剤の被検菌に対
する最小発育阻止濃度(以下、「MIC」という)を直
接または間接的に測定するものであり、従来より、希釈
法またはディスク拡散法が行なわれている。
【0004】このような状況下で、近年、多数の検体に
対し、迅速な測定が可能な細菌検査装置が開発されてい
る。
【0005】この装置は、薬剤の存在下で、細菌の発育
によって生ずる溶液の濁り、あるいは凝集、沈澱、また
は細菌の活性がある種の指示薬を発色または変色させる
原理を利用して、その呈色強度または色調変化を光学的
に測定することにより、薬剤のMICを求めるものであ
る。
【0006】この装置では、検体(細菌および薬剤)を
収容する容器として、複数(例えば96個)のウェル
(穴)が縦横規則的に配列された多穴プレートが用いら
れる。すなわち、この多穴プレートの各列毎に薬剤の種
類を変え、1列のウェル(6〜8個程度)には同一種の
薬剤であって、濃度を段階的に変えた薬剤がそれぞれ入
れられており、例えば、前記各列毎に前記光学的測定を
行なう。
【0007】この場合、多穴プレートは、検査対象であ
る薬剤の組み合せが予め固定化されており、測定者は、
所望の多穴プレートを選択して使用する。
【0008】しかしながら、検査すべき薬剤の組み合せ
は多様であり、選択した多穴プレートの中には、検査を
必要としない薬剤が含まれていることがしばしばあり、
また、検査したい薬剤が1種であったとしても、1つの
多穴プレート全体を使用しなければならないという問題
がある。
【0009】そこで、前記多穴プレートを列毎に分割す
るという考えに基づき、ウェルを1列に配置し、その各
ウェルに、それぞれ段階希釈した1種の薬剤を入れたプ
レート(ユニット)を薬剤種毎に複数用意し、それらの
うちから測定者が適宜選択し、フレームに装着して検査
する方式が提案されている(特願平02−89228
号)。この方式によれば簡易な構成で薬剤の組み合わせ
を任意に設定することができ、作業性の向上が図れる。
【0010】しかしながら、この方式では、選択したプ
レートの薬剤種およびその濃度パターンと、その検査結
果とを同定する作業やデータを入力する作業、さらには
これらを集計する作業は、測定者が人為的に行なう必要
があり、手間がかかるとともに、データの入力ミス等に
よって、同定を誤るおそれもある。特に、検体数が多い
場合には、このような欠点が顕著となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、検査
対象である薬剤に関する情報とその検査結果との同定を
自動的かつ正確に行うことができる細菌検査装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。
【0013】(1)内部に少なくとも検査対象である細
菌および薬剤が入れられた複数のカップ状のウェルが列
状に配置された検体部と、前記各ウェル内の薬剤に関す
る情報を担持する光学マーカーとを有する少なくとも1
つのプレートをセットするプレート収容部と、光源と、
前記光源から照射された光を第1光路および第2光路に
分岐する分岐手段と、前記第1光路の光を前記プレート
収容部にセットされたプレートの各ウェルまで誘導し、
集光する第1投光手段と、前記第1光路上に設置された
特定波長域を選択的に透過する少なくとも1種の干渉フ
ィルターと、前記各ウェルを透過または反射した光ある
いは各ウェルからの蛍光光を受光し、その強度を電気信
号に変換する第1受光手段と、前記第2光路の光を前記
プレートの光学マーカーまで誘導し、集光する第2投光
手段と、前記光学マーカーを透過または反射した光を受
光し、電気信号に変換する第2受光手段と、前記第1受
光手段および第2受光手段からの電気信号に基いて、前
記光学マーカーが担持する情報と、前記細菌および薬剤
に関する検査結果とを対応付ける機能を少なくとも有す
る検知手段とを備えることを特徴とする細菌検査装置。
【0014】(2)前記第1光路上に、それぞれ異る特
定波長域を選択的に透過する複数種の干渉フィルターを
交換可能に設置した上記(1)に記載の細菌検査装置。
【0015】(3)前記光源と前記分岐手段との間また
は前記第1光路上に、長波長吸収フィルターを設置した
上記(1)または(2)に記載の細菌検査装置。
【0016】(4)前記第2光路上に、少なくとも前記
第1光路上に設置された干渉フィルターを透過する波長
域を吸収するフィルターを設置した上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載の細菌検査装置。
【0017】(5)前記第1受光手段に、前記第1投光
手段から投光される光以外の光が進入するのを阻止する
遮光手段を設置した上記(1)ないし(4)のいずれか
に記載の細菌検査装置。
【0018】(6)前記プレート収容部に複数の前記プ
レートをセットし、各プレートと、前記第1および第2
投光手段ならびに前記第1および第2受光手段とを相対
的に移動して、プレート毎に順次投光・受光を行なうよ
う構成した上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の
細菌検査装置。
【0019】
【実施例】以下、本発明の細菌検査装置を添付図面に示
す好適実施例に基づいて説明する。
【0020】図1は、本発明の細菌検査装置の構成例を
模式的に示す概略構成図である。同図に示す細菌検査装
置1は、細菌の薬剤感受性検査を行なうための装置であ
る。
【0021】この細菌検査装置1は、主に、プレート収
納部2、光源5、分岐手段6、第1投光手段9、干渉フ
ィルター8、第1受光手段10、第2投光手段12、第
2受光手段13および検知手段14で構成されている。
これらの各構成要素は、通常、図示しないケーシングの
内部または表面等に設置されている。以下、これらにつ
いて順次説明する。
【0022】プレート収容部2には、少なくとも1つの
プレート(ウェルユニット)3がセットされる。このプ
レート3の構成例を図2および図3に示す。
【0023】プレート3は、複数(例えば4〜10個程
度)のカップ状のウェル(穴)31を連結部材32で1
列に連結してなる検体部33と、平板状の把持部36と
で構成されている。また、この把持部36には、光学マ
ーカー37が付されている。
【0024】各ウェル31の形状は、図示のごとく底部
がU字状の他、底部がV字状または平坦形状であっても
よい。
【0025】検査直前の各ウェル31内には、検体、す
なわち、検査対象である細菌を含む培地(特に、ミュー
ラー・ヒントン液体培地のような液体培地)と、検査対
象である薬剤(抗性物質)とが入れられる。この場合、
薬剤の濃度は、各ウェル毎に段階希釈されている。
【0026】なお、薬剤の種類は多種多様であり、例え
ば、アンビシリン(ABPC)、ピベラシリン(PIP
C)、クロキリシリン(MCIPC)、オキリシリン
(MPIPC)、メシチリン(DMPPC)、ペンジル
ペニシリン(PCG)、スルペニシリン(SBPC)の
ようなペニシリン系、ラクモキセフ(LMOX)、セフ
メクゾール(CMZ)、セファゾリン(CEZ)、セフ
ォチアム(CTM)、セフチゾキシム(CZX)、セフ
スロジン(CFS)、セフォペラゾン(CPZ)、セフ
ォクキシム(CTX)、セファクロル(CCL)、セフ
ァレキシン(CEX)、セファロチン(CET)、セフ
ォキシチン(CFX)のようなセフェム系、ゲンタマイ
シン(GM)、アミカシン(AMK)、トブラマイシン
(TOB)、ジベカシン(DKB)のようなアミノグリ
コシド系、エリスロマイシン(EM)のようなマクロラ
イド系、クリングマイシン(CLCM)、リンコマイシ
ン(LCM)のようなリンコマイシン系、テトラリイク
リン(TC)、ミノリイクリン(MINO)のようなテ
トラサイクリン系、ノルフロキリシン(NFLX)、オ
フロキリシン(OFLX)、ST合剤(ST)、ナリジ
クス酸(NA)のような合成抗菌剤、その他ホスホマイ
シン(FOM)、クロラムフェニコール(CP)、コリ
スチン(CL)等が挙げられる。
【0027】また、細菌の薬剤感受性を呈色強度または
色調変化により測定する場合には、各ウェル31内に
は、上記細菌および薬剤の他、細菌の存在により発色ま
たは変色する指示薬が添加される。
【0028】この指示薬としては、レサズリンやテトラ
ゾリウム塩のような酸化還元指示薬が好適に使用され
る。例えば、、レサズリンは、細菌の持つ酸化還元酵素
の作用によりレゾルフィンに還元され、その色調が青色
(600nm)から桃色(570nm)に変化するので、こ
の色調の変化を光学的に読み取ることにより、細菌の酵
素活性の増減を認識し、これを指標として細菌の薬剤感
受性を測定する。
【0029】また、細菌の薬剤感受性を蛍光物質の蛍光
強度により測定する場合には、各ウェル31内には、上
記細菌および薬剤の他、細菌の存在(活性)により蛍光
物質に変化する蛍光物質前駆体が添加される。
【0030】この蛍光物質前駆体としては、前記レサズ
リンが有用であり、また、その他、インドキシル系誘導
体、4−メチル−ウンベリフェロン系誘導体等が挙げら
れる。レサズリンは蛍光性を有さないが、レゾルフィン
は蛍光性を有するので、その蛍光光(波長580〜59
0nm程度)の強度を測定することにより、細菌の感受性
を測定することができる。
【0031】また、検体部33には、平板状の着座部3
4が形成されている。この着座部34は、プレート3を
後述するフレーム4から取り出し、載置した際に、横転
を防止するためのものである。
【0032】また、検体部33の先端側(把持部36と
反対側)には、平板状の舌片35が形成されている。
【0033】把持部36に付された光学マーカー37
は、各ウェル31内に入れられた薬剤に関する情報(以
下、薬剤情報という)を担持する。この情報としては、
薬剤の種類(組成、添加成分)、または薬剤の種類とそ
の濃度パターン(各ウェル毎の濃度)等であるのが好ま
しい。
【0034】なお、光学マーカー37には、さらに他の
情報、例えば、細菌に関する情報、検査条件に関する情
報等が担持されていてもよい。
【0035】図示の例では、光学マーカー37は複数個
配列された黒色または透明(空孔も可)のモザイク38
で構成されている。前記薬剤に関する情報は、このモザ
イク38のパターンによって表わされる。すなわち、モ
ザイク38の黒色または透明は、2進法(n進法)にお
ける1または0を表わし、これにより、プレートNo.
1〜2m (mは有効モザイクの数)を特定することがで
きる。
【0036】一方、後述する検知手段14のメモリーに
は、前記プレートNo.に対応する薬剤情報(例えば薬
剤種およびその濃度パターン)がテーブル化されて記憶
されており、読み取られたプレートNo.により薬剤情
報を特定することができる。
【0037】なお、第2受光手段が反射光を測光する形
式のものである場合には、前記透明のモザイク38は、
白色または金属光沢とされる。
【0038】また、光学マーカー37は、図示の例に限
定されず、バーコード等であってもよい。
【0039】このようなプレート3は、光学的測定また
は読取に供されるため、少なくとも各ウェル31および
把持部36は透明であるのが好ましい。
【0040】また、プレート3の構成材料としては、ポ
リスチレン、ポリエチレン、アクリル樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリウレタ
ン、PETのようなポリエステル、ポリカーボネート等
の各種樹脂や各種ガラス等が挙げられ、特に、製造上の
点で、上記樹脂材料によりプレート3を一体成形するの
が好ましい。
【0041】このようなプレート3は、プレート納容部
2に直接セットしてもよいが、特に複数のプレート3を
セットする場合には、図4に示すように、プレート3を
フレーム4に装着した状態でプレート収容部2にセット
(載置)するのが好ましい。
【0042】このフレーム4は、複数のプレート3を並
列的に装着することができ、各プレート3の各ウェル3
1が挿入される開口41と、各プレート3の光学マーカ
ー37の読み取りに必要な光路を確保するための窓部
(開口または透明体)42とを有している。
【0043】プレート3のフレーム4への装着は、プレ
ート3の各ウェル31を開口41内に挿入するととも
に、プレート3の舌片35および把持部36をフレーム
4の対向するエッヂ部43にそれぞれ係止することによ
り行なわれる。
【0044】プレート収容部2には、プレート3をフレ
ーム4ごと移動する移動手段21が設置されているのが
好ましい。
【0045】この移動動段21は、図1中の前後方向
(図4中の矢印方向)に移動可能なスライダー22と、
ステップモータ23と、ステップモータ23の回転軸に
装着されたローラ24とで構成されている。
【0046】フレーム4上の所定のプレート3について
測定した後、隣接する次のプレート3について測定を行
なう際には、ステップモータ23を駆動してローラ24
を回転し、スライダー22およびその上に載置されたフ
レーム4を所定距離移動させる。この移動距離は、隣接
するプレート3の設置間隔に等しい。
【0047】なお、本発明では、フレーム4を移動する
場合に限らず、後述する第1投光手段9、第1受光手段
10、第2投光手段12および第2受光手段13を移動
してもよい。
【0048】光源5は、例えばダングステンハロゲンラ
ンプのようなものであり、その反射板51により指向性
が与えられる。
【0049】光源5から照射された光の光路上には、こ
の光を第1光路B1 および第2光路B2 に分岐する分岐
手段6が設置されている。
【0050】この分岐手段6は、図示の例では、ハーフ
ミラーより構成されるビームスプリッタである。光源5
からの光は、例えばその70〜95%程度がハーフミラ
ーを透過して第1光路B1 を形成し、例えばその5〜3
0%程度がハーフミラーで反射して第2光路B2 を形成
する。
【0051】なお、分岐手段は、前記ハーフミラーに限
らず、例えば、回動可能なミラーのような、前記光路上
に挿入/退避しうる反射板により、第1光路B1 と第2
光路B2 とを各々時間分割して形成するものであっても
よい。
【0052】このように、細菌検査装置1では、1つの
光源5で各ウェル31への投光および光学マーカー37
への投光を行なうので、構成の簡素化、装置の小形化、
およびコストダウンが図れる。
【0053】第1光路B1 上には、長波長吸収フィルタ
ー71と、色温度補正フィルター72と、特定波長域を
選択的に透過する少なくとも1種の干渉フィルター8と
がこの順に設置されている。
【0054】熱吸収フィルター71は、以後の光学系を
構成する部品の過熱、特に、干渉フィルター8の熱によ
る劣化を防止するためのものであり、主に赤外線、熱線
を吸収するものである。
【0055】色温度補正フィルター72は、光源5から
の光を使用波長範囲で平坦化するためのものである。
【0056】干渉フィルター8は、プレート3の各ウェ
ル31に照射すべき光の波長域を選択的に透過するもの
を使用する。
【0057】この干渉フィルター8は、1種を固定的に
設置してもよいが、2種以上のものを交換可能に、また
は重ねて使用することができるような構成とするのが好
ましい。
【0058】図示の例では、それぞれ異なる特定波長域
を選択的に透過する複数の干渉フィルター8を円盤81
上に配置し、ステップモータ82の駆動によりこの円盤
81を回転し、各干渉フィルター8のいずれかを選択し
て第1光路B1 上に位置させ得るようになっている。
【0059】このように、複数種の干渉フィルター8を
交換可能としたことにより、次のような機能が得られ
る。
【0060】 吸光度差による判定 前述したように、レサズレンのレゾルフィンへの還元に
よる色調変化を指標として薬剤感受性を測定する場合、
レサズリンの吸収極大である600nmの吸光度[OD
600 ]またはレゾルフィンの吸収極大である570nmの
吸光度[OD570]のいずれか一方を測定してもよい
が、これらの双方を測定し、その吸光度差[OD570
OD600 ]を求めると、より正確な結果が得られるので
好ましい。
【0061】従って、この場合には、好ましくは波長6
00±10nmの光を選択的に透過する干渉フィルター8
と、好ましくは波長570±10nmの光を選択的に透過
する干渉フィルター8の2種を設置する。
【0062】 誤認防止または予備的確認 異なる薬剤濃度においても、前記の吸光度差[OD
570 −OD600 ]がほぼ同値を示すことがある。この場
合には、レサズリンおよびレゾルフィンの両吸収極大以
外の波長、例えば660〜670nmの吸光度を求め、こ
れらに差が生じているか否かにより、前記異なる薬剤濃
度におけるスペクトル分布が異なるか否かを知ることが
でき、データの信頼性を判断することができる。
【0063】従って、この場合には、前記と同様の2
種の干渉フィルターの他に、前記660〜670nmの光
を透過する干渉フィルター(予備測定用フィルター)8
を設置する。
【0064】 モードの選択 細菌の培養時間が短時間(例えば、30〜37℃で5〜
7時間程度)か長時間(例えば、30〜37℃で18〜
24時間程度)かで、短時間培養モードか長時間培養モ
ードかを選択する。
【0065】短時間培養モードを選択した場合には、前
記のように、指示薬の色調変化等を吸光度または吸光
度差により測定するため、前記と同様の2種の干渉フ
ィルター8のうちの少なくとも一方を用いる。
【0066】長時間モードを選択した場合には、前記指
示薬は用いず、検体の濁度を測定する。この濁度は、例
えば、波長660nmにおける吸光度を測定することによ
り求めることができるので、波長660nmの光を選択的
に透過する干渉フィルター(濁度測定用フィルター)8
を用いる。
【0067】以上により、モードの選択を可能とする場
合には、前記と同様の2種の干渉フィルター(いずれ
か1種でもよい)と、前記濁度測定用フィルターとを設
置する。
【0068】なお、濁度測定用フィルターの透過波長域
と、前記における予備測定用フィルターの透過波長域
とは、近似または重複しているため、これらのフィルタ
ーを兼用で用いてもよい。この場合には3種のフィルタ
ーを設置するだけで、前記、およびの機能を全て
持つこととなり、好ましい。
【0069】 測定原理の相違に対応 2以上の異なる測定原理(測定方式)のうち、いずれか
を選択して測定するような構成とすることができる。
【0070】第1の測定原理として、前記のように、
指示薬の色調変化等を吸光度または吸光度差により測定
する場合、前記と同様の2種の干渉フィルター8のう
ちの少なくとも一方を用いる。
【0071】第2の測定原理として、前述したように、
レゾルフィンのような蛍光物質の生成を指標として薬剤
感受性を測定する場合、各ウェルに照射する光は、例え
ば波長540〜550nmの励起光であるため、波長54
0〜550nmの光を選択的に透過する干渉フィルター
(励起光用フィルター)8を用いる。
【0072】以上より、前記と同様の2種の干渉フィ
ルター(いずれか1種でもよい)と、前記励起光用フィ
ルターとを設置する。
【0073】なお、レサズリンは、前記指示薬であると
ともに蛍光物質前駆体でもあるため、これを用いた場合
には、1つのプレート3に対し、干渉フィルターを交換
するだけで前記第1および第2の測定原理のそれぞれで
測定することができ、それぞれの結果を比較すること等
により、より正確な検査結果が得られる。
【0074】第1投光手段9は、第1光路B1 の光をプ
レート収容部2にセットされたプレート3各ウェル31
まで誘導し、集光するものであり、第1光路B1 の光を
集光する集光レンズ91と、この集光レンズ91に基端
が接続された複数の束状の光ファイバー9a、9b、9
c、9d、9e、9fと、各光ファイバー9a〜9eの
先端部に装着された結像レンズ92とで構成されてい
る。各結像レンズ92は、プレート収容部2にプレート
3をセットした際、その各ウェル31に対応する位置に
設置されている。
【0075】なお、プレート収容部2と第1投光手段9
および後述する第2投光手段12との間には、板状のカ
バーガラス11が設置されている。
【0076】プレート収容部2における検体部33の上
部には、第1受光手段10が設置されている。この第1
受光手段10、プレート3の各ウェル31に対応する位
置にそれぞれ設置されたフォトトランジスター、フォト
ダイオードのような複数の受光素子10a、10b、1
0c、10d、10e、10fを有している。
【0077】第1投光手段9により投光され、各ウェル
31に照射された光は、各ウェル31内の検体(図1中
斜線で示す)を通過する際に一部が吸収され、一部が透
過する。この透過光を各受光素子10a〜10fにより
受光し、その強度を電気信号に変換する。
【0078】なお、第1投光手段は、前記光ファイバー
9a〜9fにより光を伝達・誘導するものに限らず、例
えばミラー、プリズム、レンズ等の光学部品の組み合わ
せにより光を誘導し、各ウェル31へ投光するものでも
よい。
【0079】各受光素子10a〜10fの受光面側に
は、遮光手段として、後述する第2投光手段12から投
光される光の波長域を吸収する近赤外カットフィルター
101が設置されている。これにより、第2投光手段1
2から光の漏れが生じた場合でも、この光を近赤外カッ
トフィルター101で吸収するため、第 1受光手段10
での測光に影響を与えず、正確な測定が可能となる。
【0080】この近赤外カットフィルター101が吸収
する波長域は、例えば760〜1160nm程度である。
【0081】なお、遮光手段としては、第1投光手段9
から投光される光以外の光の進入を阻止するものであれ
ば、いかなるものでもよく、例えば、遮光板のようなも
のであってもよい。
【0082】一方、第2光路B2 上には、少なくとも前
記干渉フィルター8を透過する波長域を吸収する可視光
カットフィルター73が設置されている。この可視光カ
ットフィルター73は、後述する受光素子13a〜13
nの感度に合せるため、および第2投光手段12からの
光の漏れが生じた場合でも、第1受光手段10での測光
に影響を与えないために設けられる。
【0083】この可視光カットフィルター73が吸収す
る波長域は、例えば750nm以下である。
【0084】第2投光手段は、第2光路B2 の光をプレ
ート収容部2にセットされたプレート3の光学マーカー
37まで誘導し、集光するものであり、第2光路B2
光を集光する集光レンズ121と、この集光レンズ12
1に基端が接続された複数の束状の光ファイバー12
a、12b、・・・・・・12nと、各光ファイバー12a〜
12nの先端部に設置されたバッフルボード122とで
構成されている。各光ファイバー12a〜12nの先端
は、プレート収容部2にプレート3をセットした際、そ
の光学マーカー37の各モザイク38に対応する位置に
設置されている。
【0085】各光ファイバー12a〜12nとカバーガ
ラス11との間に設置されているバッフルボード122
は、各光ファイバー先端からの光に指向性を与えるため
のものである。これにより、クロストークが防止され、
読取精度が向上する。
【0086】プレート収容部2における光学マーカー3
7の上部には、前記第1受光手段10に隣接して第2受
光手段13が設置されている。この第2受光手段13
は、光学マーカー37の各モザイク38に対応する位置
にそれぞれ設置されたフォトトランジスター、フォトダ
イオードのような複数の受光素子13a、13b、・・・・
・・13nを有している。
【0087】第2投光手段12より投光され、光学マー
カー37の各モザイク38に照射された光は、そのモザ
イクの黒色/透明により吸収/透過する。モザイク38
を透過した光は、対応する受光素子に受光され、電気信
号に変換される。
【0088】従って、受光素子13a〜13nのうち電
気信号を発する受光素子の組み合わせは、光学マーカー
37のモザイク38の配色パターンと対応する。図1に
示す例では、受光素子13bは電気信号を発し、受光素
子13aおよび13nは電気信号を発しない。
【0089】なお、第2投光手段は、前記光ファイバー
12a〜12nにより光を伝達・誘導するものに限ら
ず、例えばミラー、プリズム、レンズなどの光学部品の
組み合わせにより光を誘導し、光学マーカー37の各モ
ザイク38へ投光するものでもよい。
【0090】検知手段14は、マイクロコンピュータで
構成され、前記第1受光手段10の各受光素子10a〜
10fおよび前記第2受光手段13の各受光素子13a
〜13nと、それぞれ、ライン141および142によ
り接続されている。各受光素子10a〜10fおよび1
3a〜13nからの電気信号は、それぞれ、ライン14
1および142を介して検知手段14に入力され、デー
タ処理される。
【0091】なお、各受光素子10a〜10fからの電
気信号(アナログ信号)は、ライン141の途中に設置
されたA/Dコンバータ143によりデジタル信号に変
換されて検知手段14に入力される。
【0092】次に、細菌検査装置1の操作手順について
説明する。
【0093】まず、測定者は、検査すべき薬剤が入れら
れたプレート3(例えば図4に示すように、3種の薬剤
A、B、Cがそれぞれ入れられた3つのプレート)を選
択し、これらをフレーム4に装着する。
【0094】次いで、検査対象である細菌(菌種等同定
済)と必要に応じて指示薬を含有させた液体培地をフレ
ーム4上の各プレート3の各ウェル31に分注し(例え
ば、1ウェル当り100μl 程度)、所望の条件(前記
参照)で培養する。
【0095】その後、このフレーム4をプレート収容部
2にセットする。このとき、移動手段21のモータ23
を駆動し、スライダー22およびフレーム4を移動し
て、最初に測定するプレート3(例えば図4中のもっと
も左側のプレート)の各ウェル31および光学マーカー
37がそれぞれ第1投光手段9および第2投光手段11
から投光される光の各光路上に位置するように位置合わ
せする。
【0096】次に、光源5を点燈し、測定を行なう。光
源5からの光は分岐手段6により第1光路B1 と第2光
路B2 とに分岐される。
【0097】第1光路B1 の光は、熱吸収フィルター7
1、色温度補正フィルター72および干渉フィルター8
を通過して前記所定の波長域に調整され、さらに第1投
光手段9により誘導・集光され、プレート3のウェル3
1に照射される。
【0098】この照射光は、各ウェル31内の検体を通
過する際に、その検体の色調、呈色強度、濁度等に応じ
て透過(または吸収)し、各受光素子10a〜10fに
より受光される。
【0099】受光素子10a〜10fで受光された光
は、その強度(吸光度)に応じた強さで電気信号(アナ
ログ信号)に変換され、さらにA/Dコンバーター14
3にてデジタル信号に変換され、検知手段14に入力さ
れる。
【0100】必要に応じ、ステップモータ82を作動し
て第1光路B1 上の干渉フィルター8を他の干渉フィル
ターに交換し、前記と同様に投光・受光を行い、これに
ついての信号を検知手段14に入力する。
【0101】一方、第2光路B2 の光は、カットフィル
ター73を通過して前記所定の波長域に調整され、さら
に第2投光手段12により誘導・集光され、光学マーカ
ー37の各モザイク38に照射される。
【0102】黒色のモザイク38は照射光を吸収するの
で、これに対応する受光素子は受光せず、透明のモザイ
ク38は、照射光を透過するので、これに対応する受光
素子はその光を受光する。従って、モザイク3の配列パ
ターンに応じて、受光素子13a〜13nのうちの所定
の受光素子が電気信号を発し、ライン142を介して検
知手段14に入力される。
【0103】なお、第1受光手段10と第2受光手段1
3とは、ほぼ同時に測光するので、両受光手段10、1
3からの電気信号は、ほぼ同時に検知手段14に入力さ
れる。
【0104】以下、検知手段14におけるデータ処理の
一例ついて説明する。
【0105】検知手段14に内蔵されたメモリー(RO
M)には、プレートNo.とこれに対応する薬剤情報
(例えば、薬剤種およびその濃度パターン)とがテーブ
ル化されて記憶されている。
【0106】第2受光手段からの信号、すなわち各受光
素子13a〜13nからの信号の有無(2進法の1また
は0に対応)は、前述したように、プレートNo.を特
定することができ、このプレートNo.から前記テーブ
ル中の薬剤情報を特定することができる。
【0107】一方、第1受光手段10からの測定値は、
例えば次のように処理される。
【0108】前記に示すように、2種の干渉フィルタ
ー8を用いて吸光度差を求める場合、検知手段に内蔵す
る演算部において、1種目の干渉フィルターを用いて測
定した時のデータに基づいて各ウェル31ごとの吸光度
[OD570 ]を求め、これを検知手段8に内蔵するメモ
リー(RAM)に記憶しておき、次に2種目の干渉フィ
ルターを用いて測定した時のデータに基づいて各ウェル
31ごとの吸光度[OD600 ]を求め、この吸光度[O
600 ]と前記吸光度[OD570 ]とから、前記演算部
において、各ウェル31ごとの吸光度差[OD570 −O
600 ]を算出する。
【0109】さらに、必要に応じ、算出された各ウェル
毎の吸光度差[OD570 −OD600](吸光度[OD600
]または[OD570 ]でもよい)から、薬剤の還元率
を求め、前記メモリー(ROM)等に予め記憶されてい
る初期設定値と照合し、MIC値を求める。
【0110】そして、検知手段14においては、前記で
特定された薬剤情報と、検査結果、すなわち、前記各ウ
ェル毎の吸光度差(または吸光度)および/またはMI
C値とを対応付け、これらを同定し、必要に応じメモリ
ー(RAM)に記憶する。
【0111】以上のようにして、1つのプレート3に対
する測定が終了したら、移動手段21のモータ23を駆
動し、スライダー22およびフレーム4を図4中の矢印
方向に移動して、次に測定するプレート3の各ウェル3
1および光学マーカー37がそれぞれ第1投光手段9お
よび第2投光手段11から投光される光の各光路上に位
置せしめ、前記と同様の手順で測定およびデータ処理を
する。
【0112】以後、このようなフレーム4の移動および
測定を繰り返し行ない、フレーム4上の全てのプレート
3について測定を行なう。
【0113】なお、細菌検査装置1は、例えば、ディス
プレー(インジケータ)やプリンタ(いずれも図示せ
ず)を備えていてもよく、この場合、上述のようにして
対応付けられた薬剤情報および検査結果を、プレート3
毎に、または一括して、ディスプレーに表示するか、ま
たはプリンターにプリントアウトすることができる。
【0114】また、細菌検査装置1が、例えばキーボー
ド等の外部入力手段を装備または接続可能とする場合に
は、検査対象である細菌の種類、検査条件等の情報を手
動で入力し、この情報を前記薬剤情報および検査結果と
ともに表示またはプリントアウトすることもできる。
【0115】以上、本発明の細菌検査装置を図示の構成
例について説明したが、本発明はこれに限定されないこ
とは言うまでもない。
【0116】なお、本発明の細菌検査装置は、前記細菌
の薬剤感受性検査に限らず、例えば、細菌の同定検査等
の各種検査、試験に適用することができる。
【0117】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、プ
レートの選択により、検査する薬剤の組み合わせを任意
に設定することができ、この場合に、選択したプレート
における薬剤情報と、その検査結果とを対応付け、必要
に応じ、それらを表示または印字することができるの
で、薬剤情報と検査結果との同定を誤ることなく行なう
ことができる。しかも、このような同定は、自動的にな
されるので、従来行なわれていたデータの入力、計算、
集計、判断のような人為的作業にかかる手間および時間
が大幅に軽減され、検査精度の向上や検査の迅速化が図
れる。特に、干渉フィルターの交換により、吸光度差の
測定、予備的確認、モードや測定原理の選択を可能とし
たり、また、各種フィルター等の設置により測定や情報
読取への悪影響を防止するような構成とした場合には、
検査精度をさらに向上することができる。また、本発明
の細菌検査装置は、構造が簡易で、小型であり、製造コ
ストも安い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の細菌検査装置の構成例を模式的に示す
概略構成図である。
【図2】本発明におけるプレートの構成例を示す平面図
である。
【図3】図2中のA−A線での断面図である。
【図4】プレートを装着するフレームの構成例を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 細菌検査装置 2 プレート収容部 21 移動手段 22 スライダー 23 ステップモータ 24 ローラ 3 プレート 31 ウェル 32 連結部材 33 検体部 34 着座部 35 舌片 36 把持部 37 光学マーカー 38 モザイク 4 フレーム 41 開口 42 窓部 43 エッヂ 5 光源 51 反射板 6 分岐手段 71 熱吸収フィルター 72 色温度補正フィルター 73 可視光カットフィルター 8 干渉フィルター 81 円盤 82 ステップモータ 9 第1投光手段 9a〜9f 光ファイバー 91 集光レンズ 92 結像レンズ 10 第1受光手段 10a〜10f 受光素子 101 近赤外カットフィルター 11 カバーガラス 12 第2投光手段 12a〜12n 光ファイバー 121 集光レンズ 122 バッフルボード 13 第2受光手段 13a〜13n 受光素子 14 検知手段 141、142 ライン 143 A/Dコンバータ B1 第1光路 B2 第2光路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 信 山梨県中巨摩郡昭和町築地新居1727番地 の1 テルモ株式会社内 (72)発明者 浜田 薫 東京都豊島区目白5丁目22番19号 株式 会社サイニクス内 (72)発明者 岸本 勝 東京都豊島区目白5丁目22番19号 株式 会社サイニクス内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12M 1/00 - 1/34 C12Q 1/00 - 1/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に少なくとも検査対象である細菌お
    よび薬剤が入れられた複数のカップ状のウェルが列状に
    配置された検体部と、前記各ウェル内の薬剤に関する情
    報を担持する光学マーカーとを有する少なくとも1つの
    プレートをセットするプレート収容部と、光源と、前記
    光源から照射された光を第1光路および第2光路に分岐
    する分岐手段と、前記第1光路の光を前記プレート収容
    部にセットされたプレートの各ウェルまで誘導し、集光
    する第1投光手段と、前記第1光路上に設置された特定
    波長域を選択的に透過する少なくとも1種の干渉フィル
    ターと、前記各ウェルを透過または反射した光あるいは
    各ウェルからの蛍光光を受光し、その強度を電気信号に
    変換する第1受光手段と、前記第2光路の光を前記プレ
    ートの光学マーカーまで誘導し、集光する第2投光手段
    と、前記光学マーカーを透過または反射した光を受光
    し、電気信号に変換する第2受光手段と、前記第1受光
    手段および第2受光手段からの電気信号に基いて、前記
    光学マーカーが担持する情報と、前記細菌および薬剤に
    関する検査結果とを対応付ける機能を少なくとも有する
    検知手段とを備えることを特徴とする細菌検査装置。
  2. 【請求項2】 前記第1光路上に、それぞれ異る特定波
    長域を選択的に透過する複数種の干渉フィルターを交換
    可能に設置した請求項1に記載の細菌検査装置。
  3. 【請求項3】 前記光源と前記分岐手段との間または前
    記第1光路上に、長波長吸収フィルターを設置した請求
    項1または2に記載の細菌検査装置。
  4. 【請求項4】 前記第2光路上に、少なくとも前記第1
    光路上に設置された干渉フィルターを透過する波長域を
    吸収するフィルターを設置した請求項1ないし3のいず
    れかに記載の細菌検査装置。
  5. 【請求項5】 前記第1受光手段に、前記第1投光手段
    から投光される光以外の光が進入するのを阻止する遮光
    手段を設置した請求項1ないし4のいずれかに記載の細
    菌検査装置。
  6. 【請求項6】 前記プレート収容部に複数の前記プレー
    トをセットし、各プレートと、前記第1および第2投光
    手段ならびに前記第1および第2受光手段とを相対的に
    移動して、プレート毎に順次投光・受光を行なうよう構
    成した請求項1ないし5のいずれかに記載の細菌検査装
    置。
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