JP3045536U - 模型エンジン用ウォームアップヒーター - Google Patents
模型エンジン用ウォームアップヒーターInfo
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- JP3045536U JP3045536U JP1997006404U JP640497U JP3045536U JP 3045536 U JP3045536 U JP 3045536U JP 1997006404 U JP1997006404 U JP 1997006404U JP 640497 U JP640497 U JP 640497U JP 3045536 U JP3045536 U JP 3045536U
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- model engine
- band
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冬季等外気温が低い時においても模型エンジ
ンの始動を容易とすることができる模型エンジン用ウォ
ームアップヒーターを提供する。 【解決手段】 バッテリー10から通電されることによ
り発熱するニクロム線を内部に有するシート状のシート
ヒーター5と、このシートヒーター5を保持し模型エン
ジン4のヒートシンク部9に巻き付けられるバンド6
と、このバンド6に取り付けられ該バンド6を上記ヒー
トシンク部9に巻き付けた状態で着脱可能に固定する面
ファスナー7a,7bと、一端は上記シートヒーター5
のニクロム線に接続されると共に他端にはバッテリー1
0の端子11と接続可能なワニグチクリップ14が取り
付けられたリード線8とを備え、模型エンジン4を所定
の温度に加熱するようにしたものである。これにより、
冬季等外気温が低い時においても模型エンジンの始動を
容易とすることができる。
ンの始動を容易とすることができる模型エンジン用ウォ
ームアップヒーターを提供する。 【解決手段】 バッテリー10から通電されることによ
り発熱するニクロム線を内部に有するシート状のシート
ヒーター5と、このシートヒーター5を保持し模型エン
ジン4のヒートシンク部9に巻き付けられるバンド6
と、このバンド6に取り付けられ該バンド6を上記ヒー
トシンク部9に巻き付けた状態で着脱可能に固定する面
ファスナー7a,7bと、一端は上記シートヒーター5
のニクロム線に接続されると共に他端にはバッテリー1
0の端子11と接続可能なワニグチクリップ14が取り
付けられたリード線8とを備え、模型エンジン4を所定
の温度に加熱するようにしたものである。これにより、
冬季等外気温が低い時においても模型エンジンの始動を
容易とすることができる。
Description
【0001】
本考案は、模型飛行機、模型自動車、模型船舶等に使用する模型エンジンを予 め加熱しておくための模型エンジン用ウォームアップヒーターに関し、特に、冬 季等外気温が低い時に上記模型エンジンの始動を容易とすることができる模型エ ンジン用ウォームアップヒーターに関する。
【0002】
従来の一般的なラジコン式の模型飛行機を図4に示す。この模型は、プロポに より遠隔操作可能なもので、搭載した模型エンジンでプロペラ1を回すことによ り機体2の推進力を得て飛行するものである。ここで使用される模型エンジンは 、自動車等で使用されるガソリンエンジンと同様、図示しない燃料タンクから燃 料としてのガソリンが空気と共にシリンダ内に供給され、その爆発によって回転 力を得るものである。また、上記模型エンジンは、ガソリンの爆発により高温と なるため、該模型エンジンにはヒートシンク部が形成されている。このヒートシ ンク部によって、外気に対して効率的な放熱を行うことができ、模型エンジンの 冷却効果が増大する。
【0003】
しかし、このような従来の一般的なラジコン飛行機の模型エンジンにおいては 、冬季等外気温が低い時に、その日の最初のエンジン始動又はエンジン始動後一 旦停止させしばらくしてエンジン始動させようとしても、エンジンが冷えてしま っており、エンジン始動が困難となっていた。よって、競技会等において限られ た時間内に演技の終了が求められる場合、初心者等不慣れな人が冬季に模型エン ジンを始動させようとしても、スムーズに始動できないという問題があった。ま た、チョーク等を利用する場合においても、オーバーチョーク等のためコンロッ ドを破損してしまう虞があった。さらに、火を使って模型エンジンを暖める場合 は、危険であるという問題点があった。
【0004】 そこで、本考案は、このような問題点に対処し、冬季等外気温が低い時におい ても模型エンジンの始動を容易とすることができる模型エンジン用ウォームアッ プヒーターを提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案による模型エンジン用ウォームアップヒー ターは、外部電源から通電されることにより発熱するヒーター線を内部に有する シート状のシートヒーターと、このシートヒーターを保持し模型エンジンのヒー トシンク部に巻き付けられるバンドと、このバンドに取り付けられ該バンドを上 記ヒートシンク部に巻き付けた状態で着脱可能に固定する固定部材と、一端は上 記シートヒーターのヒーター線に接続されると共に他端には外部電源の端子と接 続可能な接続具が取り付けられたリード線とを備え、模型エンジンを所定の温度 に加熱するようにしたものである。
【0006】 また、上記固定部材には、固定解除用のひもを所定長さで取り付け、該ひもを 引張ることによって上記バンドを模型エンジンから取外すことを可能としてもよ い。
【0007】 さらに、上記バンドは、少なくともその長手方向に伸縮自在としてもよい。
【0008】
以下、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、本考案による模型エンジン用ウォームアップヒーターの実施の形態を 示す斜視図である。この模型エンジン用ウォームアップヒーター3は、冬季等外 気温が低い時に模型エンジン4を始動させるため該模型エンジン4を予め加熱し ておくためのもので、シートヒーター5と、バンド6と、面ファスナー7a,7 bと、リード線8とから成る。尚、符号1は上記模型エンジン4で回転するプロ ペラ、符号9は該模型エンジン4のヒートシンク部を示しており、符号10は外 部電源としての例えば12Vのバッテリー、符号11は該バッテリー10の端子 を示している。
【0009】 上記シートヒーター5は、バッテリー10から通電されることにより発熱する ヒーター線として、図2(a)に示すようなニクロム線12を内部に有するもの で、シート状のゴムで成形されている。また、上記ニクロム線12の端部には、 端子13a,13bが配設されている。上記シートヒーター5は、バンド6の片 面に貼着されている。このバンド6は、上記シートヒーター5を保持し模型エン ジン4のヒートシンク部9に巻き付けられるもので、例えばその長手方向に伸縮 自在な耐熱性の部材、例えばゴムから成っている。
【0010】 上記バンド6の両端には、図2(b)に示すように、固定部材としての一対の 面ファスナー7a,7bが取り付けられており、一端部において一方の面に面フ ァスナー7aが、他端部において他方の面に面ファスナー7bが縫い付けられて いる。この面ファスナー7a,7bは、上記模型エンジン4のヒートシンク部9 に巻き付けられた上記バンド6をその状態で固定するためのもので、例えば7a を雄型、7bを雌型とし、この雄型7aと雌型7bを係合することにより接着す るようになっている。上記シートヒーター5の端子13a,13bからは、図1 に示すようにそれぞれリード線8が延設されている。このリード線8は、バッテ リー10の電力をシートヒーター5のニクロム線12に供給するもので、他端に バッテリー10の端子11と接続可能な接続具としてのワニグチクリップ14が 取り付けられている。
【0011】 次に、上記構成の模型エンジン用ウォームアップヒーター3の使用について説 明する。まず、バンド6を模型エンジン4のヒートシンク部9の周囲に巻き付け 、このバンド6の両端部に設けられた面ファスナー7aと7bとを接着させ、バ ンド6をヒートシンク部9に固定する。その後、ワニグチクリップ14を12V のバッテリー10の端子11に接続し、例えば6.5 Aの電流を流すことによって 、シートヒーター5のニクロム線12を加熱する。この加熱により、例えば外気 温が20℃前後の場合、5分程度で上記シートヒーター5の表面温度は110℃ 近くで安定となり、この熱がヒートシンク部9を伝わって、模型エンジン4の温 度は40〜50℃となる。よって、火などを使用しないで模型エンジン4を予め 暖めておくことができ、安全である。
【0012】 次に、他の実施形態としての模型エンジン用ウォームアップヒーターについて 図3を参照して説明する。この模型エンジン用ウォームアップヒーター3の面フ ァスナー7a,7bには、固定解除用のひも15が所定長さで取り付けられてい る。また、該ひも15の先端には、使用者が指で摘み易い大きさの把持部16が 取り付けられている。そして、図3に示すように、模型エンジン4のヒートシン ク部9にバンド6を巻き付けた後、カウルカバー17で覆い、該カウルカバー1 7に形成された空気取入口18から上記ひも15を引き出し、上記把持部16を 該カウルカバー17の外側に出す。なお、リード線8も同様に、空気取入口18 からカウルカバー17の外側に引き出してバッテリー10と接続可能としている 。
【0013】 そして、模型エンジン4がシートヒーター5により十分に加熱され該模型エン ジン4を始動する際には、把持部16を摘み、ひも15を引張ることによって、 バンド6を模型エンジン4から取外すことができる。よって、カウルカバー17 を付けたままであっても、バンド6の取外しが容易である。
【0014】 以上、本考案に係る二つの実施形態について説明したが、本考案はこれらに限 られず、例えば模型自動車や模型船舶等の模型エンジンについても同様に適用す ることが可能である。また、外部電源としてのバッテリー10は、車載用のバッ テリーまたは、自動車に載置されたバッテリーであってもよい。更に、固定部材 は、上記面ファスナー7a,7bに限られず、バンド6をヒートシンク部9に巻 き付けた状態で固定するものであれば他のものであってもよい。
【0015】
【考案の効果】 本考案は、以上のように構成されたので、外部電源から通電されることにより 発熱するヒーター線を内部に有するシート状のシートヒーターと、このシートヒ ーターを保持し模型エンジンのヒートシンク部に巻き付けられるバンドと、この バンドに取り付けられ該バンドを上記ヒートシンク部に巻き付けた状態で着脱可 能に固定する固定部材と、一端は上記シートヒーターのヒーター線に接続される と共に他端には外部電源の端子と接続可能な接続具が取り付けられたリード線と を備えたことにより、上記シートヒーターの動作によって模型エンジンを所定の 温度に加熱することができ、冬季等外気温が低い時においても模型エンジンの始 動を容易とすることができる。また、火などを使用しないで模型エンジンを予め 暖めておくことができ、安全である。
【0016】 また、上記固定部材には、固定解除用のひもを所定長さで取り付け、該ひもを 引張ることによって上記バンドを模型エンジンから取外すことを可能としたこと により、カウルカバーをしたままであっても容易にバンドを取外すことができる 。
【0017】 さらに、上記バンドは、少なくともその長手方向に伸縮自在としたことにより 、バンドをより確実に模型エンジンのヒートシンク部に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による模型エンジン用ウォームアップヒ
ーターの実施形態を示す斜視図である。
ーターの実施形態を示す斜視図である。
【図2】上記模型エンジン用ウォームアップヒーターを
示す上面図(a)、及びそのA−A線断面図(b)であ
る。
示す上面図(a)、及びそのA−A線断面図(b)であ
る。
【図3】本考案による模型エンジン用ウォームアップヒ
ーターの他の実施形態を説明するための説明図である。
ーターの他の実施形態を説明するための説明図である。
【図4】従来の一般的なラジコン式の模型飛行機を示す
斜視図である。
斜視図である。
3…模型エンジン用ウォームアップヒーター 4…模型エンジン 5…シートヒーター 6…バンド 7a,7b…面ファスナー 8…リード線 9…ヒートシンク部 10…バッテリー 12…ニクロム線 14…ワニグチクリップ 15…固定解除用のひも
Claims (3)
- 【請求項1】 外部電源から通電されることにより発熱
するヒーター線を内部に有するシート状のシートヒータ
ーと、このシートヒーターを保持し模型エンジンのヒー
トシンク部に巻き付けられるバンドと、このバンドに取
り付けられ該バンドを上記ヒートシンク部に巻き付けた
状態で着脱可能に固定する固定部材と、一端は上記シー
トヒーターのヒーター線に接続されると共に他端には外
部電源の端子と接続可能な接続具が取り付けられたリー
ド線とを備え、模型エンジンを所定の温度に加熱するよ
うにしたことを特徴とする模型エンジン用ウォームアッ
プヒーター。 - 【請求項2】 上記固定部材には、固定解除用のひもを
所定長さで取り付け、該ひもを引張ることによって上記
バンドを模型エンジンから取外すことを可能としたこと
を特徴とする請求項1記載の模型エンジン用ウォームア
ップヒーター。 - 【請求項3】 上記バンドは、少なくともその長手方向
に伸縮自在としたことを特徴とする請求項1又は2記載
の模型エンジン用ウォームアップヒーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997006404U JP3045536U (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 模型エンジン用ウォームアップヒーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997006404U JP3045536U (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 模型エンジン用ウォームアップヒーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3045536U true JP3045536U (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=43179916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997006404U Expired - Lifetime JP3045536U (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 模型エンジン用ウォームアップヒーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3045536U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016129136A (ja) * | 2011-08-30 | 2016-07-14 | ベバスト エスエー | 電気加熱ユニット、乗り物用加熱装置、および加熱ユニットを製造する方法 |
-
1997
- 1997-07-23 JP JP1997006404U patent/JP3045536U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016129136A (ja) * | 2011-08-30 | 2016-07-14 | ベバスト エスエー | 電気加熱ユニット、乗り物用加熱装置、および加熱ユニットを製造する方法 |
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