JP3045055U - 通気性の良い段ボール蓋 - Google Patents

通気性の良い段ボール蓋

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JP3045055U
JP3045055U JP1997006310U JP631097U JP3045055U JP 3045055 U JP3045055 U JP 3045055U JP 1997006310 U JP1997006310 U JP 1997006310U JP 631097 U JP631097 U JP 631097U JP 3045055 U JP3045055 U JP 3045055U
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cardboard
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cardboard lid
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JP1997006310U
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剛 出口
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剛 出口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通気性を良くして蒸れを防止するとともに、虫
が入り込まず、体裁の良い、野菜、果実等の段ボール箱
の蓋を提供することを目的とする。 【解決手段】表裏二層に貼り合わせた段ボール蓋の裏蓋
側に、裏蓋側方からの空気の流通が自由に行われるよ
う、中芯ライナを貫通する適当数の空気孔をもうけてな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、果実や野菜等を収容して運送する際使用される段ボール箱に関し、 特に、通気性を良くして果実や野菜等を傷めないよう工夫された段ボール蓋に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、果実や生野菜等の呼吸作用を行うもの(以下、果実等と呼ぶ)を箱に収 容して運送するときは、自身の呼吸作用により、水分とガスと熱を発生し、逃げ 場が少なければ、蒸れて、痛みやすく、サクランボを例に取れば、少しでも病気 があるときは、一晩ぐらいで簡単にだめになってしまい、多額の金額の損失を生 じる恐れがあった。そのため、例えばガスを分解する薬品を箱に塗布する試みも 為されはしたが、消費者の拒否反応が強くて、実現されておらず、いちばん良い 方法は段ボールに穴を開けてガスや熱を逃がしてやることであるが、段ボールの 側面に大きな穴を開けることは、積み重ねたときの箱の強度にも影響が出てくる し、虫等がその穴から出入りしやすいという問題もあった。そのため、業者によ っては、ボールペン等で蓋に穴を開けているところもあり、熱せられた空気は上 昇するため、逃がし穴としては最適であるが、、積み重ねるときは穴が塞がらな いよう、多少ずらして積む必要があり、積み荷が不安定となり、蓋としての見栄 えも悪くなり、やはり、虫等が入ってくる、という問題は解消できないでいた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記点に鑑み本考案は、見栄えが良く、箱をきちんと積み重ねても何ら問題を 生ぜず、虫の出入りもない、通気性に優れた、果実等の段ボール蓋を提供するこ とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのため本考案は、段ボールが波状の中芯ライナの上下に段ボールシート(以 下、シートと呼ぶ)を貼り付けた構成であるのを利用し、表裏二層に貼り合わせ た段ボールの裏蓋に、中芯ライナを貫通する適当数の空気穴を穿ったものであり 、果実等が呼吸する際発生する水分、ガス、熱は上記裏蓋の空気穴から中芯ライ ナとその上下のシートの隙間を通って、蓋の側方から充分逃げることができるよ うにしたものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
図2に段ボール箱体1及び本考案の段ボール蓋2の表側から見た斜視図を、図 1に本考案の段ボール蓋2の裏側から見た斜視図を示すが、裏蓋に図のように、 千鳥状に丸い大径の空気穴3を適宜な数だけ穿っている。千鳥状に穿っているの は、できるだけ少ない個数で中芯ライナ5の大部分に連通させるためであるが、 これは勿論、図3のように並べて開けても良く、穴の形状も必ずしも丸でなくと も良く、場合によっては図4のように大きな長方形の穴にしてもよい。また、大 きな穴を少なく開ける代わりに、小さな穴を数多く開けるようにすることもでき る。
【0006】 図5に本考案段ボール蓋の製作時の展開図を示す。a×bが組み立てた際の蓋 の大きさになるが、予め2a×bの大きさに切断し、両側に空気穴3を穿った後 で、aの両端に段ボール蓋2の厚さの半分までbの長さの切れ目4をもうけ、そ の部分から両端を下に折り曲げ、表蓋に接する部分に適宜の接着剤を塗布してプ レス等により貼り合わせる。
【0007】 図6に本考案のもう一つの実施例を示すが、本実施例では穴の開けていない左 右両端部8を図5のように折り曲げ、接着した後で、別に前後両端部9を図のよ うに中芯ライナが現れるように接着剤で貼り合わせたものであり、図4の実施例 が2個の大きな空気穴3を開けているのに対し、1個の大きな空気穴3を形成し ている相違がある。図1乃至図5に示す実施例が段ボール蓋の左右側面部2方向 のみに大気解放しているのに対し、本実施例においては前後左右4方向に大気開 放しているので、通気性がさらに向上する。
【0008】 別の実施例としては、予め表蓋と同じ大きさの、穴を開けた裏蓋を用意し、両 者を接着して貼り合わせるようにしても良い。従来は1枚の蓋だけだったので、 穴の大きさ等による強度を心配することもない。
【0008】 いずれにしても空気穴3は中芯ライナ5に貫通されているため、段ボール箱体 1内は中芯ライナ5とその上下のシート6、7の隙間を介して、自由に空気の流 通が行われるものである。
【0009】
【考案の効果】
上述したように本考案においては、裏蓋に開けた空気穴により、中芯ライナを 介して空気の流通が自由に行われるため、熱せられて上昇する空気の逃げ場とし て最適であり、果実等が蒸れてだめになることを有効に防止できる上、箱をきち んと積み重ねてもその効果は変わらず、虫等の出入りもなく、見栄えも良いとい う特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す、段ボール蓋の裏側か
ら見た斜視図である。
【図2】本考案の段ボール箱体と段ボール蓋の斜視図で
ある。
【図3】本考案の他の実施例を示す、段ボール蓋の裏側
から見た平面図である。
【図4】本考案のもう一つの実施例を示す、段ボール蓋
の裏側から見た平面図である。
【図5】本考案の段ボール蓋を表側から見た組立前の展
開図である。
【図6】本考案の段ボール蓋の別の実施例を示す、裏側
から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 段ボール箱体 2 段ボール蓋 3 空気孔 4 切れ目 5 中芯ライナ 6、7 シート 8 左右両端部 9 前後両端部 a 段ボール蓋の横寸法 b 段ボール蓋の縦寸法

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏二層に貼り合わせた段ボール蓋の裏蓋
    側に、中芯ライナを貫通する適当数の空気穴をもうけて
    なる通気性の良い段ボール蓋。
JP1997006310U 1997-07-03 1997-07-03 通気性の良い段ボール蓋 Expired - Lifetime JP3045055U (ja)

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