JP3043878U - スキーキャリア収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーズン中はコンパクトに折り畳んで嵩張ら
ずに保管することができ、シーズンオフが来てスキーキ
ャリアの収納に使いたいときには、そのスキーキャリア
を分解せずに、そのスキーキャリアの付属品と共に保管
することのできるスキーキャリア収納ケースを提供す
る。 【解決手段】 布などの可撓性を有する折畳み可能な素
材を用いて作られた細長の有底袋本体１が余剰筒部５を
有する。余剰筒部５は、有底袋本体１に収容したスキー
キャリアＢよりも上方へ突き出る長さを有する。余剰筒
部５の端部にスキーキャリアＢの出入口６がある。スキ
ーキャリアＢを入れた有底袋本体１の余剰筒部５を折り
返し、その余剰筒部５を有底袋本体１に結束バンド７で
結束する。有底袋本体１の外側に肩掛けバンド２や小物
収容部３がある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自動車のルーフに搭載して用いられるスキーキャリアを、その不使 用時に収納しておくためのスキーキャリア収納ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

自動車のルーフに搭載して用いられるスキーキャリアは、箱物のパッケージに 収納して販売されており、その購入者は、購入後にパッケージからスキーキャリ アを取り出して自動車のルーフに取り付けて使用している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、スキーキャリアを取り出した後のパッケージは、当面は不必要であ り、しかも嵩張るため、シーズンオフが来てスキーキャリアをそのパッケージに 収納して保管しようとすると、既にそのパッケージを廃棄してしまっていること が多い。また、パッケージがシーズンオフまで保管されていたとしても、スキー キャリアはその種類によってはばらばらに分解して収納しなければならないもの があり、そのようなスキーキャリアでは、収納前に分解することが煩わしいとい う問題があった。

【０００４】 本考案は以上の事情のもとでなされたものであり、シーズン中はコンパクトに 折り畳んで嵩張らずに保管することができ、シーズンオフが来てスキーキャリア の収納に使いたいときには、そのスキーキャリアを分解せずに収納することがで き、しかも、スキーキャリアを自動車のルーフに取り付ける際などに必要になる 小物類をそのスキーキャリアと共に保管しておくことのできるスキーキャリア収 納ケースを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のスキーキャリア収納ケースは、可撓性を有する折畳み可能な細長の有 底袋本体が、その有底袋本体に収容したスキーキャリアよりも上方へ突き出る余 剰筒部を有し、この余剰筒部の端部に上記スキーキャリアの出入口が開口されて いると共に、この余剰筒部に、その余剰筒部を折り返して上記有底袋本体に重ね 合わせた状態でその余剰筒部を上記有底袋本体に結束するための結束バンドが設 けられ、上記有底袋本体の外側に肩掛けバンドと小物収容部が設けられている、 というものである。そして、可撓性を有する折畳み可能な細長の有底袋本体とし ては、布で作られている有底袋本体が含まれる。

【０００６】 このスキーキャリア収納ケースは、布などの素材を用いて作られた可撓性を有 する折畳み可能な細長の有底袋本体が余剰筒部を有しており、その有底袋本体に スキーキャリアを収容したときには、その余剰筒部がスキーキャリアよりも上方 へ突き出るようになっている。そのため、スキーキャリアを収納するときには、 折り返した余剰筒部を有底袋本体に重ね合わせて結束バンドで結束しておくだけ で、スキーキャリアを分解せずに保管することができる上、当該収納ケースの中 に埃が入ってスキーキャリアが汚れるといったことが起こらない。しかも、有底 袋本体が余剰筒部を有していることにより、スキーキャリアの長さが長くても短 くても無理なく収納することができる。さらに、自動車のルーフへのスキーキャ リアの取付けやスキーキャリアへのスキー板の取付けなどに際して必要になるボ ルトや工具などの小物類は、小物収容部に入れてスキーキャリアと共に保管でき る。一方、シーズン中のようにスキーキャリアを収納しておく必要のないときに は、当該収納ケースをその可撓性を利用してコンパクトに折り畳んで嵩張らずに 保管しておくことが可能である。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の実施の一形態である収納ケースＡとその収納ケースＡに収納可 能なスキーキャリアＢとを例示した説明図、図２はスキーキャリアを収納した収 納ケースＡを概略で示した外観図である。

【０００８】 図１のように、収納ケースＡは、細長の有底袋本体１の外側に、長さ調節可能 な肩掛けバンド２や小物収容部３が設けられている。小物収容部３は、その上部 にファスナ４を有しており、このファスナ４を開閉すると、小物収容部３の口が 開閉されるようになっている。有底袋本体１は帆布やテント地、自動車カバーに 使われている布やその布に防水処理などの適宜の化学的処理を施した素材、その 他の可撓性を有する素材で作られており、それ自体は、折り重ねて偏平に折り畳 んだり、ロール状に巻いて折り畳んだりすることが可能である。有底袋本体１に は、その有底袋本体１にスキーキャリアＢを収納したときにそのスキーキャリア Ｂよりも上方へ突き出る余剰筒部５が備わっており、この余剰筒部５の端部にス キーキャリアＢを出し入れするための出入口６が開口されている。このため、ス キーキャリアＢの長さが長くても短くても、そのスキーキャリアＢの全体を有底 袋本体１に収納することが可能であり、そのように収納したときには余剰筒部５ がスキーキャリアＢの上方に突き出る。余剰筒部５の外側に結束バンド７が縫着 されている。

【０００９】 スキーキャリアＢを収納するときは、出入口６を開いた細長の有底袋本体１の 中に図１の矢符のようにスキーキャリアＢを入れた後、余剰筒部５を図２のよう に片側へ折返して有底袋本体１に重ね合わせると共に、結束バンド７でその余剰 筒部５を有底袋本体１に縛り付けて結束する。有底袋本体１の中に入れたスキー キャリアＢが長いときは余剰筒部５の長さが短くなり、スキーキャリアＢが短い ときは余剰筒部５が長くなるけれども、いずれの場合でも余剰筒部５を折り返し て図２のように結束することが可能である。また、自動車のルーフへのスキーキ ャリアＢの取付けやスキーキャリアＢへのスキー板の取付けなどに際して必要に なるボルトや工具などの小物類は、それらを小物収容部３に入れておけばスキー キャリアＢと共に保管できるので、シーズンが到来してスキーキャリアＢを使用 する必要が生じたときには、それらの小物を直ちに利用することができる。

【００１０】 このように当該収納ケースＡを用いてスキーキャリアＢやそれの付属品などの 小物類を保管しておけば、当該収納ケースの中に埃が入ってスキーキャリアＢな どが汚れるといったことが起こらない。

【００１１】 一方、シーズン中のようにスキーキャリアを収納しておく必要のないときには 、当該収納ケースをその可撓性を利用してコンパクトに折り畳んで嵩張らずに保 管できるので、そのようにして再度の使用に備えておけばよい。

【００１２】

【考案の効果】

本考案のスキーキャリア収納ケースは、その不使用時にそれ自体をコンパクト に折り畳んで嵩張らずに保管できるので、不必要時に廃棄する必要がなくなり、 そのためにシーズンオフ中のスキーキャリアの保管のためにいつでも使用するこ とができるようになる。また、スキーキャリアの長さが長くても短くても清潔に 無理なく収納することができ、その上、自動車のルーフへのスキーキャリアの取 付けやスキーキャリアへのスキー板の取付けなどに際して必要になるボルトや工 具などの小物類をも一緒に保管できる利便がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の一形態である収納ケースとその
収納ケースに収納可能なスキーキャリアとを例示した説
明図である。

【図２】スキーキャリアを収納した収納ケースを概略で
示した外観図である。

【符号の説明】

Ａ スキーキャリア収納ケース Ｂ スキーキャリア １ 有底袋本体 ２ 肩掛けバンド ３ 小物収容部 ５ 余剰筒部 ６ 出入口 ７ 結束バンド

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 可撓性を有する折畳み可能な細長の有底
   袋本体が、その有底袋本体に収容したスキーキャリアよ
   りも上方へ突き出る余剰筒部を有し、この余剰筒部の端
   部に上記スキーキャリアの出入口が開口されていると共
   に、この余剰筒部に、その余剰筒部を折り返して上記有
   底袋本体に重ね合わせた状態でその余剰筒部を上記有底
   袋本体に結束するための結束バンドが設けられ、上記有
   底袋本体の外側に肩掛けバンドと小物収容部が設けられ
   ていることを特徴とするスキーキャリア収納ケース。
2. 【請求項２】 上記余剰筒部を有する上記有底袋本体が
   布で作られている請求項１に記載したスキーキャリア収
   納ケース。