JP3043592U - 飲料水缶容器のストッカ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビ−ル缶等をケ−スごと収納すると共に取り
出し容易な収納器具の提供を目的とする。 【解決手段】 多数の飲料水缶容器１４を収納したケ−
ス１５を載せる傾斜を付した載置板８を支柱１、２で支
持し、載置板の下方に落し口９を開口して、その下方に
傾斜板１０を載置板から連設し、前方で漸高状となるス
トッパ棒１２を傾斜板の前方に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はビ−ルやジュ−ス等の缶を収納保管する飲料水缶容器のストッカ−に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

缶ビ−ルや缶ジュ−スを箱ごと、或いは多数保管する場合は、缶をばらばらに 積み重ねておいたり、箱ごと保管し、必要に応じ所望個数取り出している。

【０００３】 又、箱単位で購入した缶ビ−ルや缶ジュ−スを箱ごと収納保管すると共に取り 出しに工夫を施したストッカ−の一例として図２に示すような収納箱１３がある 。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この収納箱１３は缶ビ−ル等をケ−ス１５ごと収納できるため体裁もよく、下 方に設けた取り出し蓋１３ａを開けビ−ル缶等１４を一本ずつ取り出すことがで き便利であるが、ケ−ス１５を垂直に収納箱１３内に載置するためビ−ル缶等１ ４の全重量が下方へ加重され、ビ−ル缶等１４の取り出しが困難であると共に指 詰めのおそれがある。

【０００５】 又、反対にビ−ル缶等１４が次々と止まることなく転がり出てくるおそれもあ る。

【０００６】 因に、従来の考案にはビ−ルメ−カ−、段ボ−ルメ−カ−が考案し、販売して いるものが多いため上述した課題について一般消費者への配慮が万全とはいえな い。

【０００７】 そこで、本考案は、缶ビ−ル等をケ−スごと保管すると共に取りだし容易な飲 料水缶容器等のストッカ−を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

四本の支柱に側板を取り付け、側板間に、一端を缶の落し口として切除した底 板を取り付けることにより架台を形成し、缶が転がりやすいように底板に傾斜を 付し、底板の前方下部に缶の取り出し部を設ける。

【０００９】 更に缶の取り出し部の底面に前方で漸高状となる複数のストッパ棒を側板間に 横架固着するのである。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図１は飲料水容器である缶のストッカ−に段ボ−ル製缶ケ−スを載置させた状 態を示す斜視図である。

【００１１】 下部を斜めに切除した４本の支柱１、１、２、２を立設し、当該支柱１−２間 の内側に一対の側板３、３を取り付け、缶ビ−ルケ−ス１６の壁面を当接させる 前板４を、上方の側板３、３間の支柱１、１を固着した位置に取り付ける。

【００１２】 一対の下方の側板５、５を支柱１より前方へ突出させ、側板５、５間に缶ビ− ル等１４の転落を防ぐ制止板６を取り付けてビ−ル缶取り出し口となるビ−ル缶 取り出しポケット７を形成する。

【００１３】 ビ−ルケ−ス１６の載置板８を支柱１−２間にビ−ル缶取り出しポケット７側 へ前傾させると共に前記前板４との間に落し口９を開口して取付け、前方のビ− ル缶取り出しポケット７へビ−ル缶等１４が転がりやすいように落し口９と対向 して傾斜板１０を載置板８から前記制止板６側へ向けて斜め下向きに一体的に連 設し、更に、平坦な底板１１へと連設する。

【００１４】 ビ−ル缶取り出しポケット７の底に複数本のストッパ棒２を側板５−５間に制 止板６に向かって徐々に高い位置に一本ずつ横架し、落下した先頭の缶を後続の 缶よりも高い位置に転がり出させ、取り出し易くする。

【００１５】

【考案の効果】

缶ケ−ス１６の収納と同時にビ−ル缶等１４の取り出しが可能で、収納ケ−ス １６自体を斜めに傾け載置するため狭いスペ−スに設置できる。

【００１６】 落し口９に傾斜板１０を取り付けたことでビ−ル缶等１４が転がり易く、落し 口９でビ−ル缶等１４が重なり合うおそれがないため取り出し易く、指詰めのお それもない。

【００１７】 ビ−ル缶取り出しポケット７の下方にストッパ棒１２を前方へ向かって徐々に 高い位置に取り付けることで、缶の転がり速度を抑制すると共に、確実に停止さ せ、且つ、ビ−ル缶等１４を取り出し易い。

【００１８】 空缶を再び載置板８上の段ボ−ルケ−ス１６に収納できるため空缶保管場所と して有効利用でき、更に段ボ−ルケ−ス１６ごと空缶等のリサイクルに出荷でき 、便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る飲料水缶容器のストッカ−の実
施例を示す斜視図。

【図２】 缶ケ−スを収納する器具の従来例を示す斜視
図。

【符号の説明】

１、２、支柱 ３、５、側板 ４、前板 ６、制
止板 ７、ビ−ル缶取り出しポケット ８、ケ−ス
載置板 ９、落し口 １０、傾斜板 １１、底板
１２、ストッパ棒 １４、ビ−ル缶等 １５、
ケ−ス

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 多数の飲料水缶容器を収納したケ−スを
   載せる傾斜を付した載置板を支柱で支持し、載置板の下
   方に飲料水缶容器の落し口を開口すると共に、落し口の
   下方に落し口と対向する傾斜板を載置板と一体的に形成
   し、傾斜板の前方にストッパ棒を取り付けたことを特徴
   とする飲料水缶容器のストッカ−。