JP3043516U - 夜光浮き - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 はっきりと上下移動が分かるような夜光浮き
を提案する。 【解決手段】 上段部に複数の色バンドをもつ表示部３
１と下端に浮き本体３０を連結し、且つ下端の区切り板
３２のすぐ上の周囲に水孔３３を設けた円筒体３と、円
筒体３の内部に入れおかれて内部に電池４３を入れて、
上端にランプ４１をねじ付け、下端は電池蓋４２で密封
され、外周囲に一個の浮筒４４を付設したランプソケッ
ト４と、円筒体３の上端にかぶせてランプソケット４を
保護する円筒蓋５とで構成される。円筒体３が異なる色
バンドの色彩表示部３１をもち、ランプソケット４がそ
の中で上下移動することにより、色彩表示部３１の異な
る色バンドの中の一つが反射リング４５の反射光に特に
照らされるので、釣る人は夜光浮きの吃水深さが分かる
ので、それで魚が餌を食べていないか判断できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、夜間の魚釣りに使用される夜行浮きに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来使用されている一種の夜光浮きは、図５に示すように、底部１０と、ラン プソケット１１と、透明蓋１２とで構成されている。ランプソケット１１は底部 １０の上に組み付けられ、底部１０の下端は一個の孔を持つ突起１０１を形成し て釣り糸を結び付けられる。又ランプソケット１１の上部にランプ１１１をはめ 付けて、透明蓋１２はランプ１１１とランプソケット１１をかぶせて底部１０と 固く組み合わせられる。

【０００３】 上述の従来の夜間浮きは、長期使用すると下に述べる欠点を有する。 その体積が少なく、ランプの光が明確でないので、波のある水面でこの夜光 浮きの位置をはっきり見るのが難しく、比較的静かな波がない水面にしか通用で きない。 光を出すだけで、その位置を釣る人に示すので、魚が餌を食ってこの夜光浮 きが動いても、距離が遠いほか、又波の揺れ動きのために、認めにくく、夜光浮 き全体が水の中に引き入れられてから、初めて魚が餌を食べたことが分かるので 、釣り竿を挙げる時間が遅れる。

【０００４】 更に図６に別の一種の従来の夜光浮きを示す。この夜光浮きは浮筒２０と蛍光 棒２１とで構成されている。この従来の蛍光浮きは上述の図５に示すものと同じ ような欠点の外、重量が軽すぎて、その下端に錘を付けなければその釣り餌を遠 い所に投げられない上に、容易に波に移動されたり風に吹かれていく欠点がある 。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】 したがって、上述の夜行浮きの欠点の光の不明確性とその上下移動をはっきり 表示できないことを改良する必要がある。 本考案の目的は、餌が魚に食べられているか否かをはっきりと判断できる夜光 浮きを提案することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

夜光浮きの円筒体の上断に数段の異なる色バンドの表示部を設け、更に反射リ ングを付けて、ランプの光を反射してある二色パッドを照らし、且つその頂端に 空気孔を設け、その下に水が円筒体に入る水孔を設けて、それでランプソケット が浮きの吃水深さのいかんにより上下移動でき、且つそれで反射リングに反射さ れて照らされる色バンドが変化するように構成し、餌が魚に食べえられたかどう か判断できる様にする。

【０００７】 本考案の夜光浮きは、魚が餌を食べたとき下に引いたら一緒に下に沈み且つ反 射リングに照らされる色バンドが変化するので、それで餌が魚に食べられている か否かをはっきりと判断できる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の夜光浮きの一実施例は、図１に示すように、円筒体３と、ランプソケ ット４と円筒蓋５とで構成される。 円筒体３はその下端が浮き本体３０と連結され、その上段部はある複数の異な る色バンドをもつ表示部３１を形成し、下端の区切り板３２のすぐ上方の周壁に は複数の水孔３３を設けておく。

【０００９】 ランプソケット４はその上端にランプ４１をねじ込み、その下端に電池蓋４２ を密封できる様にかぶせて内部にある電池４３を水から保護する。更にランプ４ １の上縁と電池蓋４２との間の外周に密封した浮筒４４を連設し、且つ浮筒４４ にランプ４１と並び且つ反射片をもつ透明反射リング４５を付設する。 円筒蓋５は防水材で作り円筒体３の上端にかぶさって、且つ一個の空気孔５１ を付ける。

【００１０】 上述の各部を組み合わせるときは、ランプソケット４を円筒体３の中に入れこ んで置き、円筒蓋５を円筒体３の上端にかぶせる。図２は本実施例の夜光浮きを 一般の正常の水面に使用する場合の状態を示し、水は円筒体３の下端の区切り板 ３２の上方周囲の水孔３３から円筒体３の中に流入する。それでランプソケット ４は浮き上がり、ランプソケットの中のランプ４１の光は反射リング４５の反射 片の集光作用により光線を反射して表示部３１の中央の色バンドを照らす。それ で釣る人は夜光浮きの吃水の深さが分かり、魚がまだ餌を食べに来ていない状態 にあると判断できる。

【００１１】 次に図３は、魚が餌を食べて浮き本体３０と円筒体３とを同時に下に引いたと きを示す。ランプソケット４は浮かび上がり、反射リング４５の反射光は色彩表 示部３１の頂端の色バンドを照らす。それで魚が餌を食べていることが分かる。 又浮き本体３０は魚に引かれて下に沈めば、円筒体３も一緒に下に移動するが、 ランプソケット４は自身が一種の浮体なので、水面の上に浮かんだままの状態で ある。

【００１２】 次に図４は浮き本体３０が軽くなって上方に浮かび上がる状態を示し、それに 従って円筒体３は浮かび上がるから、表示リング４５の反射光は表示部３１の底 端の色を照らす。それで釣る人は餌が魚に食べられ、魚は逃げたと判断できる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案の夜光浮きは次のような効果をもつ。 複数の異なる色バンドを表示するから、波がやや大きい水の中でもはっきり とその位置が分かる。 円筒体が異なる色バンドの色彩表示部をもち、ランプソケットがその中で上 下移動することにより、色彩表示部の異なる色バンドの中の一つが反射リングの 反射光に特に照らされるので、釣る人は夜光浮きの吃水深さが分かるので、それ で魚が餌を食べていないか判断できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の夜光浮きの分解斜視図であ
る。

【図２】本考案の一実施例の夜光浮きの正面図である。

【図３】本考案の一実施例の夜光浮きの下に沈んだ状態
の正面図である。

【図４】本考案の一実施例の夜光浮きの上に浮かび上が
った状態の正面図である。

【図５】従来の一種の夜光浮きの正面図である。

【図６】従来の別の一種の夜光浮きの正面図である。

【符号の説明】

３ 円筒体 ４ ランプソケット ５ 円筒体 ３０ 浮き本体 ３１ 色彩表示部 ３２ 区切り板 ３３ 孔 ４１ ランプ ４２ 電池蓋 ４３ 電池蓋 ４４ 浮筒 ４５ 反射リング ５１ 空気孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下端が一個の浮き本体と連結し、上段部
   に複数の色バンドの色彩表示部と、下端の区切り板のす
   ぐ上の周囲に複数の水孔をもつ円筒体と、 上端にランプを組み付け、下端に電池蓋を密封できるよ
   うにかぶせて、内部にある電池を水が入らないように保
   護し、前記ランプの上縁と前記電池蓋との間には密封し
   た浮筒を附設し、前記浮筒には光反射片をもつ透明反射
   リングを付設しているランプソケットと、 防水材で作り気孔をもち、前記円筒体の中の上端にかぶ
   さる円筒蓋とで構成され、 前記ランプソケットは前記円筒体の中にさしこんで置
   き、前記円筒蓋は前記円筒体の上端にかぶせて、使用す
   るときは水が前記円筒体の下端の周囲にある水孔からそ
   の内部に入り、前記ランプソケットを上の方に浮き上が
   らせ、前記ランプの光は前記透明反射リングに反射され
   て、前記色彩表示部のある色バンドを照らし、それで前
   記円筒体と前記浮き本体が魚が餌を食べる時に引かれて
   水の中で上下移動すれば、前記透明反射リングに照らさ
   れる色バンドが変化し、それで釣る人は前記浮き本体の
   吃水深さが分かり、それで魚が餌を食べているか否かを
   判断できるように構成されていることを特徴とする夜光
   浮き。