JP3043484U - 吸引式鍼灸施療具 - Google Patents

吸引式鍼灸施療具

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JP3043484U
JP3043484U JP1997004526U JP452697U JP3043484U JP 3043484 U JP3043484 U JP 3043484U JP 1997004526 U JP1997004526 U JP 1997004526U JP 452697 U JP452697 U JP 452697U JP 3043484 U JP3043484 U JP 3043484U
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KORITORERU CO.,LTD
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引力を作用させた状態で、体表にあるつぼ
(経穴、経絡)へ、簡便に、鍼灸の施療をすることがで
きる器具の提供。 【解決手段】 透明な素材からなる釣り鐘形状の本体1
20には、互いに対向する開口部52と開放端50が形
成されている。本体120には壁面を貫通して延びる連
結管22と、ゴム栓38を介して開口部52から開放端
50に向かって延びる鍼保持体300がそれぞれ配置さ
れ、連結管22にはゴム球20が、鍼保持体300の端
部には鍼40が取付けられている。ゴム球20は、本体
120の中の空気を吸引して、患部の皮膚を盛り上がら
せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、鍼灸施療具の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
人体の体表には、数多くのつぼ(経穴、経絡)が存在し、適当なつぼを刺激す ることによって肩凝り、頭痛、血行不良等の症状が緩和されることが知られてい る。 従来から、体表のつぼに刺激を与えて血行を良くしたり、ホルモンの分泌を促 したりして様々な疾患を治療、緩和するために、短時間に強い刺激を与える指圧 、鍼、灸等や、長時間に亘って弱い刺激を与え続ける磁気治療具等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、指圧、鍼、灸等は、高度な専門技術を必要とするので、マッサージ師 や鍼灸師によって行なわれることが必要で、家庭で簡単に施療することは困難で あるという問題がある。 また、通常、それぞれの施療行為が単独で行なわれるために、指圧、鍼、灸等 、複数の施療を受けようとすると、手間がかかり面倒であった。
【0004】 身体に貼付して磁気の作用で身体の凝りを除去する磁気治療具は、取り扱いは 簡便であるが、長時間貼付されていると皮膚がかぶれる恐れがあり、これを防止 するために一定時間毎に新しいものに取替えなくてはならず、不経済であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、開放端を有する透明な本体と、前記本体に端部が固定され軸方向に 延びる細長い鍼保持体と、前記鍼保持体に保持された鍼と、前記本体に固定され た空気吸引手段とからなる吸引式施療具によって、前記課題を解決した。
【0006】 また、上記の構成に加えて、請求項2のように、本体内部に、本体を軸方向に 分割する隔壁が形成され、鍼保持体の少なくとも隔壁から上側は中空でもぐさを 受け入れ可能になっており、前記本体の前記隔壁から上側と前記鍼保持体の中空 部には開口が設けられ、且つ、空気吸引手段は前記隔壁から下側の空気を吸引す るようになっている吸引式施療具によれば、鍼に加えて、灸の作用も同時に得る ことができる。 さらに、鍼を長さ(及び着脱)調節可能に取付けることにより、症状に応じて 異なる形状の鍼と交換したり、鍼による刺激の強弱を調節することができる。 また、鍼の少なくとも一部が磁石で形成されていれば、磁石による磁気効果も 奏することができる。
【0007】
【作用】
従って、本考案によれば、家庭内で簡単に、且つ、高度な技術を必要とせずに 使用できるので、外出の困難な病人等でも、自宅で簡単に、鍼、灸等の施療をす ることができる。 また、吸引、鍼、灸等の組合せによって適切な施療を行なうことができ、同時 に、磁気作用による血行促進効果等をも得ることができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の吸引式鍼施療具1の第1の実施形態の正面図を、図2はその縦 断面図をそれぞれ示す。 この吸引式鍼施療具1は、ガラスや合成樹脂等の透明材料で形成されたほぼ釣 り鐘形状の本体120、空気吸引手段であるゴム球20、ゴム球20と本体12 0を連結する連結管22、鍼保持体300、及び鍼保持体300に具えられた鍼 40によって構成される。 図1では、本考案の吸引式鍼施療具1の外観のみを示しているが、実際には、 本体120は透明なガラスや合成樹脂等で形成されているので、透明な本体12 0の中空内部の状態を確認することができる。
【0009】 釣り鐘形状で、開口部52を有し、開口部52に対向する位置に広口の開放端 50を有する本体120の内部には、本体120の開口部からゴム栓380を介 して鍼保持体300が貫通されている。 また、本体120の側壁には、ゴム球20に取付けられた連結管22が貫通さ れ、ゴム球20によって本体120内部の空気を吸引することができる。 この鍼保持体300は、軸方向の断面がコ字状で、本体120の開放端の付近 まで延びており、その端部には鍼40が長さ調整可能に取付けられている。 なお、この鍼保持体300は、一例を示したもので、全体的に中空である必要 がないことはいうまでもない。
【0010】 次に、本考案の吸引式鍼施療具1の使用方法を説明する。 手でゴム球20を圧してゴム球20内部の空気を放出させた後、ゴム球20を 圧したままの状態で患部に本体120の開放端50を密着させる。 ゴム球20から手を離すと本体120内部の気圧が低くなり、本体120に密 着した皮膚は本体120内部に吸引されて盛り上り、鍼保持体300の端部に具 えられた鍼40が皮膚に当接して皮膚に刺激を与える(図3参照)。 なお、皮膚に対する吸引力の作用は、悪血や膿を吸い取る効果のあることが知 られている。
【0011】 図4は本考案の第2実施形態の吸引式鍼灸施療具2の正面図を、図5はその縦 断面図をそれぞれ示す。 図4は、吸引式鍼灸施療具2の外観のみを示しているが、実際には、図1の吸 引式鍼施療具1と同様に、透明な本体12の中空内部の状態を確認することがで きる。
【0012】 釣り鐘形状で、開口部52を有し、開口部52に対向する位置に広口の開放端 50が形成されている本体12の内部には隔壁14が一体的に設けられ、この隔 壁14によって本体12は軸方向に開口部52側の上部室16と開放端50側の 下部室18とに分割される。なお、「上下」の用語は、図1の状態を基準にして いる。 本体12の上部室16の側壁には複数の気孔(開口)11が形成されて、外気 と連通している。 本体12の開口部52には、ゴム栓38を介して鍼保持体30が嵌入され、こ の鍼保持体30は、本体12内部の隔壁14を貫いて本体12の開放端50付近 まで延びている。
【0013】 鍼保持体30は、軸方向の断面がH字状となるように形成され、上側の内部に はもぐさ燃焼室32が、端部には鍼保持部34がそれぞれ設けられている。 もぐさ燃焼室32の側壁には複数の空気取り入れ穴(開口)31が形成され、 鍼保持部34には、ねじで突出長さ調節可能に鍼40が取付けられている。 鍼保持体30は、その内部でもぐさを燃焼させるので、燃焼熱に耐え、且つ、 熱伝導率の高い金属等で形成されている。
【0014】 本体12の上部室16内には鍼保持体30内部のもぐさ燃焼室32が、本体1 2の下部室18内には鍼保持体30端部の鍼保持部34がそれぞれ位置している 。 ゴム球20には連結管22が取付けられ、この連結管22は本体12の上部室 16側の側面から隔壁14を貫いて下部室18内部まで延びている。 本体12内部に形成された隔壁14の鍼保持体30及び連結管22の貫通箇所 は、それぞれ密閉固定されているので、本体12の上部室16と下部室18とは 通じることなく完全に区切られている。
【0015】 鍼保持体30のもぐさ燃焼室32にもぐさを入れて点火したら、鍼保持体30 の上端部はカバー36によって覆われる。従って、揺れがあったりしても、もぐ さが落下するようなことが防止される。 図4は、中心管30に嵌入された可撓性素材で形成されたカバー36を示して いるが、このカバー36は、ねじによって中心管30にねじ止めされる等、鍼保 持体30の端部を覆うものであればどのようなものでもよい。
【0016】 本体12の上部室16に設けられた気孔11及び、もぐさ燃焼室32に設けら れた空気取り入れ穴31から、もぐさの燃焼に必要な酸素が供給され、且つ、燃 焼によって生じた煙が外部に放出される。
【0017】 次に、本考案の第2実施形態である吸引式鍼灸施療具2の使用方法を説明する 。 手でゴム球20を圧してゴム球20内部の空気を放出させた後、ゴム球20を 圧したままの状態で患部に本体12の開放端50を密着させる。 ゴム球20から手を離すと本体12の下部室18内部の気圧が低くなり、本体 12に密着した皮膚は本体12内部に吸引されて盛り上り、鍼保持体30の内部 に具えられた鍼40が皮膚に当接して皮膚に刺激を与える(図6参照)。 鍼保持体30は熱伝導率が大きい素材で形成されているので、鍼保持体30の もぐさ燃焼室32内で、もぐさを燃焼させると(図6参照)、発生した熱は鍼保 持体30の端部まで伝えられる。このようにして、鍼保持体30の端部に近接し た皮膚に温灸と同様の効果を与える。
【0018】 本考案の吸引式施療具1及び2において、鍼40はねじによって鍼保持体30 に取付けられているので、ねじ込み深さによって鍼40は鍼保持体30の長手方 向、すなわち、軸方向に移動可能である。 従って、鍼40のねじ込みを浅くすれば、吸引によって少し皮膚が盛り上がる だけで鍼40は皮膚と当接し、さらに圧接されるので刺激はより強くなり、鍼4 0のねじ込みを深くすれば、皮膚がより高く盛り上がらなければ鍼40は皮膚に 当接することがないので、刺激は弱くなる。 このようにして、鍼40がつぼに与える刺激の強弱をコントロールすることが できる。
【0019】 また、本考案の吸引式施療具1及び2において、鍼40は着脱可能でもあるの で、鍼を外して使用することもできる。 さらに、もぐさを使用せずに、吸引及び鍼のみで使用する等、疾患に応じて、 吸引と、鍼、灸を自在に組み合わせて使用することができる。
【0020】 次に、図7は、本考案の吸引式施療具1及び2の鍼保持体300及び30に取 付けられる鍼40の異なる実施形態を示す。 図7(a)は、先端を鋭角に形成した鍼40で、皮膚に当接したときにつぼに 与える刺激が強い。 図7(b)は、先端を丸く形成した鍼41で、図7(a)と比較して、皮膚に 当接したときにつぼに与える刺激は弱い。 図7(c)は、図7(b)の鍼の先端部に更に細かい複数の突起を形成した鍼 42である。 図7(d)は、最大直径が約2cmの押圧部を形成した鍼43である。この鍼4 3の押圧部によって指圧の効果が得られる。 これらの鍼40,41,42,43の、皮膚に当接する端部又は鍼全体が磁石 で形成されていると、指圧及び鍼によるつぼへの刺激だけでなく、磁石の磁気作 用による血行の促進等の効果も奏することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上の構成から、本考案の吸引式鍼灸施療具は、体表のつぼへ、簡単に、且つ 、同時に、吸引、鍼、灸等の刺激を与え、より効果的に身体の鬱血を除去し、末 梢循環不良(冷え性)、血液循環不良、自律神経失調、運動神経疾患、便秘、静 脈瘤、内臓疾患等の施療を行なうことができるという効果を奏する。 また、鍼の少なくとも一部を磁石で形成すると、吸引、鍼、灸によるつぼへの 直接的な刺激だけでなく、磁石の緩慢な磁気作用による血行の促進等の効果も得 られる。
【0022】 また、本考案の吸引式鍼灸施療具は吸引によって体表に固定されるので、皮膚 がかぶれる恐れもなく、繰り返し使用することができて経済的であるとともに、 第1実施形態の吸引式鍼施療具はもちろん、第2実施形態の吸引式鍼灸施療具に おいても、使用中にもぐさ燃焼室をカバーで覆うことにより、燃焼中のもぐさが こぼれ落ちることが防止され、安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の吸引式鍼施療具の第1実施形態の
正面図。
【図2】 図1の縦断面図。
【図3】 本考案の吸引式鍼施療具の第1実施形態の
使用状態を示す縦断面図。
【図4】 本考案の第2実施形態の吸引式鍼灸施療具
の正面図。
【図5】 図4の縦断面図。
【図6】 第2実施形態の吸引式鍼灸施療具の使用状
態を示す縦断面図。
【図7】 本考案で使用される鍼の異なる実施形態を
示す図で、(a)は先端を鋭角に形成したもの、(b)
は先端を丸く形成したもの、(c)は(b)の先端に細
かい突起を形成したもの、(d)は先端に押圧部を形成
したもの。
【符号の説明】
1,2:吸引式施療具 12,120:本体 14:隔壁 20:ゴム球(空気吸引手段) 30,300:鍼保持体 40,41,42,43:鍼

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放端を有する透明な本体と、前記本体
    に端部が固定され軸方向に延びる細長い鍼保持体と、前
    記鍼保持体に保持された鍼と、前記本体に固定された空
    気吸引手段とからなる、 吸引式施療具。
  2. 【請求項2】 前記本体内部に、前記本体を軸方向に分
    割する隔壁が形成され、前記鍼保持体の少なくとも前記
    隔壁から上側は中空でもぐさを受け入れ可能になってお
    り、前記本体の前記隔壁から上側と前記鍼保持体の中空
    部には開口が設けられ、且つ、前記空気吸引手段は前記
    隔壁から下側の空気を吸引するようになっている、 請求項1の吸引式施療具。
  3. 【請求項3】 前記鍼保持体が、前記鍼を長さ調節可能
    に保持している、請求項1又は2の吸引式施療具。
  4. 【請求項4】 前記鍼の少なくとも一部が磁石で形成さ
    れている、請求項1乃至3のいずれかの吸引式施療具。
JP1997004526U 1997-05-16 1997-05-16 吸引式鍼灸施療具 Expired - Lifetime JP3043484U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106730067A (zh) * 2017-01-19 2017-05-31 殷振迪 电子脉冲针灸头

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106730067A (zh) * 2017-01-19 2017-05-31 殷振迪 电子脉冲针灸头

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