JP3043024U - 花の一輪差し - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が極めて簡単でまた材料も安価であり、
量産も容易で、携帯用、贈り物用に好適なコンパクトな
花の一輪差しを安価に提供する。 【解決手段】 略正方形状の軟質の熱溶融性のプラスチ
ックシート１の下縁２はその側縁の略中央の点より反対
側の角を結ぶ線で折り返し、その角と上縁の略中央の点
とを結ぶ線上に合わせ、熱溶着加工で溶接する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は花の一輪差しに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の花の一輪差しはガラス、瀬戸物、金属或いは竹で編んだものが一般的で ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしこれでは高価で重く、携帯用、贈り物用の花の一輪差しとしては不適当 である。 本考案は、構造が極めて簡単でまた材料も安価であり、量産も容易で、携帯用 、贈り物用に好適なコンパクトな花の一輪差しを安価に提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案による花の一輪差しは略正方形状の軟質の熱溶融性のプラスチックシー ト１の下縁２はその側縁の略中央の点より反対側の角を結ぶ線３で折り返し、そ の角と上縁の略中央の点とを結ぶ線４上に合わせ、熱溶着加工で溶接する。

【０００５】

【作用】

この装置において、その折り返し部５は細長い円錐状をなし、その上部開口よ り花６の茎を差し込むと花の一輪差しとなる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の第一の実施形態の正面図、図２はその展開図である。図１示の ように腰のある軟質の熱溶融性のプラスチックシート１は縦１４〜１８ｃｍ好ま しくは１６ｃｍ×横１３〜１７ｃｍ好ましくは１５ｃｍ×厚さ０．１乃至０．５ ｍｍの略正方形状で、表面は梨地若しくは微細な凹凸模様を有し、裏面はなめら かである。このプラスチックシート１の下縁２はその略中央の点例えばその一側 縁下より略８ｃｍの点より反対側の角を結ぶ線３で折り返し、その角と上縁の略 中央の点例えばその一側７ｃｍとを結ぶ線４上に合わせ、ウエルダー等の熱溶着 加工で溶接する。

【０００７】 この装置はかかる構成よりなるものであるから、その折り返し部５は細長い円 錐状をなし、その上部開口より花６の茎を差し込むと花の一輪差しとなる。この 細長い円錐状部には生け花用の水を入れてもよい。

【０００８】

【考案の効果】

以上のように本考案は構造が極めて簡単でまた材料も安価であるから量産でき 、携帯用、贈り物用のコンパクトな花の一輪差しとして好適なものを安価に提供 できるものである。 なお、本考案の一輪差しは軽量なのでポケット等に入れることもでき、また、 余白部分を利用して壁や柱に画鋲等で止めることもでき、壁掛け等の室内装飾品 としても利用できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一の実施形態の正面図である。

【図２】その展開図である。

【符号の説明】

１ プラスチックシート ２ 下縁 ３，４ 線 ５ 折り返し部 ６ 花

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 略正方形状の熱溶融性のプラスチックシ
   ート（１）の下縁（２）はその側縁の略中央の点より反
   対側の角を結ぶ線（３）で折り返し、その角と上縁の略
   中央の点とを結ぶ線（４）上に合わせ、熱溶着加工で溶
   接してなる花の一輪差し。
2. 【請求項２】 上記熱溶融性のプラスチックシート
   （１）は縦１４〜１８ｃｍ、横１３〜１７ｃｍ、厚さ
   ０．１乃至０．５ｍｍの略正方形状の腰のある軟質の熱
   溶融性のプラスチックシートである請求項１記載の花の
   一輪差し。