JP3042773B2 - 三次元動作分析装置 - Google Patents

三次元動作分析装置

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JP3042773B2
JP3042773B2 JP9245487A JP24548797A JP3042773B2 JP 3042773 B2 JP3042773 B2 JP 3042773B2 JP 9245487 A JP9245487 A JP 9245487A JP 24548797 A JP24548797 A JP 24548797A JP 3042773 B2 JP3042773 B2 JP 3042773B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療分野等におけ
る被験者の動作を三次元座標により分析する三次元動作
分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リハビリテーション医学や体育・
スポーツ医学等の医療分野などでは、例えば、被験者の
運動時の関節の動作を関節モーメントとして三次元座標
で捉えて分析することなどが行われている。かかる三次
元座標の計測装置として、三角測量の原理に基づいて測
定対象の三次元座標(x,y,z)を計測する三次元動
作分析装置が有る。この三次元動作分析装置は、例え
ば、測定対象に対して既知の水平距離を離して設置した
2台のカメラにより測定対象を撮影して測定対象の三次
元座標(x,y,z)を計測する。即ち、三角形の頂点
を測定対象位置とし、その三角形の底辺を2台のカメラ
の設置した距離とした三角形を形成して、各カメラ位置
と測定対象位置とで形成される2辺の内角θa,θbと
した場合に頂点である測定対象の三次元座標(x,y,
z)を算出することが出来る。
【0003】また、2台のカメラを使用して、各々のカ
メラの光源から測定対象物間を通る2つの直線方程式を
求め、直線方程式が交わる位置により三次元座標(x、
y,z)を算出するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記三
次元動作分析装置では、三次元座標の計測には少なくと
も2台のカメラを必要とし、その2台のカメラの設置や
座標の校正等に手間がかかるとともに、システムコスト
が高くなってしまうという問題点があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、被験者の動作を三次元座標で計測す
る場合に、映像撮影部分の構成要素を少なくして、計測
がより簡易で、且つシステムコストの低減を図ることが
可能な三次元動作解析装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、三次元動作分析装置におい
て、動的な被計測物に取り付けた複数の標点のうち、特
定の二標点の距離が、動作中、常に一定となる場合にお
ける該被計測物の標点の三次元動作を分析する三次元動
作分析装置であって、前記複数の標点に対して光を照射
する照明手段と、前記複数の標点を撮影して映像信号を
出力する撮影手段と、前記入力された映像信号から個々
の標点と前記撮影手段内に設けた所定の点とを結ぶ直線
方程式を算出する直線方程式算出手段と、標点間距離が
常に一定な2つの標点の始座標と、前記直線方程式算出
手段より求めた動作中の2つの標点を通る各々の直線方
程式と、に基づく所定の演算処理により、前記標点間距
離が常に一定な2つの標点の動作中の座標を算出する標
点座標追跡手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、照明手段に
よって照射された光が動的な被計測物に取り付けた標点
に当たり、その標点からの反射光が撮影手段によって撮
影されて映像信号として直線方程式算出手段に出力さ
れ、直線方程式算出手段により、入力された映像信号に
基づいて個々の標点と撮影手段内に設けられた所定の点
とを結ぶ直線方程式が算出され、標点間距離が常に一定
な2つの標点の始座標と、直線方程式算出手段より求め
た動作中の2つの標点の直線方程式と、に基づく所定の
演算処理を有する標点座標追跡手段によって、標点間距
離が常に一定な2つの標点の座標を求めることができ
る。即ち、座標が既知である標点間距離が一定の2つの
標点(第一フレーム)が、次に動いた時の標点(第二フ
レーム)の座標を求めるに際し、第一フレームから第二
フレームまでの標点の距離が関節運動の連続性から最小
となることを利用した演算処理により、第二フレーム時
の2つの標点の座標を求めることが出来る。従って、標
点間距離が常に一定な2つの標点の三次元の座標が一台
の撮影手段(例えば、ビデオカメラ)を用いて計測され
ることとなって、従来の三次元座標を計測するため、少
なくとも2台以上のビデオカメラを必要としていた場合
よりも、ビデオカメラの設置や座標の校正等の手間を簡
略化させることができるとともに、システムコストの低
減を図ることが可能となる。
【0008】また、ビデオカメラを一台とすることで、
ビデオカメラを二台とした場合よりも、死角となる部分
が少なくなるので、計測可能な範囲を広くすることがで
きる。即ち、ビデオカメラが二台のときは、二台のビデ
オカメラの撮影可能範囲の重なる部分のみが計測可能な
範囲となっていたが、ビデオカメラを一台とすることで
そのようなことがなくなり、計測可能範囲が広くなる。
【0009】ここで、特定の二標点の距離が、動作中、
常に一定となる場合とは、例えば、人体の足のつま先と
踵に標点を取り付けたときなどで、人がどう動こうがつ
ま先と踵の距離は常に一定の距離を保つ場合などをい
う。照明手段としては、例えば、ハロゲンランプ、白色
ランプなどを用いる。撮影手段は、いわゆるビデオカメ
ラ等を用いる。直線方程式算出手段は、例えば、予め、
計測空間に、x軸方向、z軸方向における二つの校正平
面を設け、この校正平面に投影される計測標点の投影像
に基づいて計測標点の直線方程式を算出する。標点座標
追跡手段は、座標が既知である標点間距離が一定の2つ
の標点(第一フレーム)が、次に動いた時の標点(第二
フレーム)の座標を求めるに際し、第一フレームから第
二フレームまでの標点の距離が関節運動の連続性から最
小となることを利用して実施の形態で示す演算処理をパ
ーソナルコンピュータに組み入れて行う。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の三
次元動作分析装置において、座標が既知である第一の標
点と標点間距離が常に一定な第二の標点の座標は、前記
第一の標点の座標と、前記標点間距離と、前記直線方程
式算出手段によって求めた直線方程式と、に基づいて得
られた解より決定されるように構成されていることを特
徴としている。
【0011】請求項2記載の発明によれば、標点の始座
標を求める場合に、標点間距離が常に一定な関係を有す
る2つの標点の座標の一方が既知であるならば、他方の
標点の座標は、第一の標点の座標と、標点間距離と、直
線方程式算出手段によって求めた直線方程式と、に基づ
いて得られた解より決定される。即ち、第一の標点の座
標と、第一の標点と第二の標点間の距離により、第二の
標点の座標は、第一の標点の座標を中心として標点間距
離を半径とする球Qと、第二の標点を通る直線とが交差
した点が第二の標点の座標として算出され、この算出さ
れた解の中から、第二の座標点の座標を決定することが
出来る。従って、第二の標点の座標を予め設定する必要
がないことととなって、計測時の作業が煩わしくなるこ
とがない。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の三
次元動作分析装置において、前記第一の標点の座標は、
既知の一軸方向の座標と、前記直線方程式算出手段によ
り求めた直線方程式と、に基づいて決定されるように構
成されていることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明によれば、第一の標点
の座標は、既知の一軸方向の座標と、直線方程式算出手
段により求めた直線方程式と、に基づいて決定される。
即ち、第一の標点の座標は、直線方程式算出手段により
2軸方向の座標(例えば、x軸方向、z軸方向)が求め
られるので、残りの1軸方向の座標(例えば、y軸方
向)を与えるのみで、第一の標点の座標を求めることが
出来る。従って、第一の標点の3軸方向の全ての座標を
予め設定する必要がないこととなって、計測時の作業が
煩わしくなることがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
動作分析装置の実施の形態について詳細に説明する。図
1は、本発明にかかる動作分析装置の要部構成を示すシ
ステム構成図である。図1に示す動作分析装置1は、照
明手段としての照明装置2、撮像手段としてのカメラ
3、パーソナルコンピュータ4、CRT(Cathod Ray T
ube)5、カラープリンタ6、標点としての計測用の反
射マーカM1〜M4等で構成されている。
【0015】前記照明装置2は、被験者の体に取り付け
た反射マーカM1〜M4に、例えば、ハロゲン光を照射
する装置である。前記カメラ3は、例えば、撮像素子と
して所定の解像度のCCD(Charge Coupled Device)
が搭載されていて、前記反射マーカM1〜M4の反射光
を撮影した映像をビデオカセットテープに録画するとと
もに、撮影中の映像信号を外部端子からケーブルを介し
てパーソナルコンピュータ4にNTSC(National Tel
evision System Committe )のアナログ信号として出力
する。
【0016】前記パーソナルコンピュータ4は、直線方
程式算出手段として、入力された前記反射マーカM1〜
M4の反射光を撮影した映像信号に基づいて、予め、図
2に示す2つの校正平面a、bを使って空間上の任意の
点Yが校正平面a,bに投影される点A、点Bの関係か
ら校正パラメータを求め、この校正パラメータを使っ
て、反射マーカM1〜M4の各々の反射マーカからカメ
ラ3のレンズ中心までの直線の方程式を求めることが出
来るようになっている。即ち、カメラ3に撮影された反
射マーカM1〜M4の座標点を示す映像信号から校正平
面上の投影点を求めることにより、反射マーカM1〜M
4の座標点と、その投影点と、及びカメラ3のレンズ中
心とを結ぶ直線方程式が求められる。この直線方程式を
利用して、例えば、図3に示すように、反射マーカM1
の(x0,y0,z0 )座標が既知で且つ、反射マーカM
1と反射マーカM2間の距離L1である場合、反射マー
カM2の座標は、(x0,y0,z0 )を中心とする半径
L1の球Qと、反射マーカM2を通る直線Pのそれぞれ
の前記球Qの式と前記直線Pの方程式の解により得られ
る。但し、解は一つではなく、M21とM22の二つの
解が算出され、いずれかの解が反射マーカM2の座標点
となる。
【0017】また、パーソナルコンピュータ4は、標点
座標追跡手段として、座標が既知である標点間距離が一
定の2つの標点から、次の標点の座標を求めるに際し、
次の標点までの距離が関節運動の連続性から最小となる
ことを利用して後述する演算処理を行う。前記CRT5
は、前記パーソナルコンピュータ4により解析された三
次元動作分析データをを所定の形態で表示する。前記カ
ラープリンタ6は、同様に、前記パーソナルコンピュー
タ4により解析された三次元動作分析データを所定の形
態で印刷する。マーカーM1〜M4は、輝度の高い反射
マーカであって、ハロゲンランプなどを当てて反射する
光のうち、設定レベル以上の輝度を持つか否かで標点で
あるかどうかを見極める。
【0018】次に、上記三次元動作分析装置を用いた三
次元動作分析の動作説明を行う。まず、4つの反射マー
カM1〜M4の初期座標の算出方法について以下に述べ
る。図4は、反射マーカM1〜M4の配置位置の一例を
示した模式図である。図5は、各反射マーカの初期座標
を求める方法を模式的に示した模式図である。
【0019】被験者の各部位に取り付けられた反射マー
カM1〜M4(図4参照)は、計測空間中においてカメ
ラで撮影され、この撮影された映像信号により、予め算
出した校正パラメータに基づいて各反射マーカM1〜M
4とカメラ中心の直線方程式K1〜K4を導き出すとと
もに、予め設定した位置に、足先に設けた反射マーカM
1を配置して、反射マーカM1の始座標を決定する。こ
の反射マーカM1の始座標は、x軸方向、z軸方向の座
標は、前記校正パラメーターを使って求めることが出来
るので、y軸方向の座標を設定するだけで求めることが
出来る。
【0020】続いて、図5に示すように、前記反射マー
カM1の始座標点と、反射マーカM2の始座標点までの
距離L1と、反射マーカM2の始座標点を通る前記直線
方程式K2と、に基づいてM2の座標が算出されるが、
この場合に、反射マーカM2の座標M21、M22の2
つが得られる。同様に、得られた座標M21及び座標M
22と、反射マーカM3の始座標点までの距離L2と、
反射マーカM3を通る前記直線方程式K3と、に基づい
てM3の始座標点が算出される。この場合、反射マーカ
M3の座標は、M31、M32、M33、M34の4つ
の解が得られる。
【0021】更に、得られた座標M31、M32、M3
3、M34と、反射マーカM4の始座標点までの距離L
3と、反射マーカM4を通る前記直線方程式K4と、に
基づいてM4の始座標点が算出される。この場合、反射
マーカM4の座標は、M41、M42、M43、M4
4、M45、M46、M47、M48の8つの解が得ら
れる。そして、上記得られた各座標点の解の中から、正
しい座標点の値を選択する。図5に示す実施例の場合、
M21(反射マーカM2の始座標点)、M32(反射マ
ーカM3の始座標点)、M42(反射マーカM4の始座
標点)が、正しい反射マーカM1〜M4の始座標として
求めることができる。
【0022】次に、上記求めた反射マーカM1〜M4の
始座標点(最初のフレーム)から各反射マーカが移動し
た時の座標点(次のフレーム)を以下の方法により算出
する。即ち、正しい最初のフレームの反射マーカの3次
元座標が分かれば、関節運動の連続性により以下に示す
最小距離追跡法を利用して、次のフレームの反射マーカ
の3次元座標を求めることが出来る。
【0023】図6は、最小距離追跡法を説明するために
各標点の関係を模式的に示した図である。図6に示すよ
うに、空間における既知の座標点A0 (例えば、反射マ
ーカM2)、座標点B0 (例えば、反射マーカM1)の
2つの始座標点を結ぶ直線A0B0と、次フレームの座標
点A、座標点Bの2つの座標点を結ぶ直線AB及びAB
とA0B0との間の距離は下記のように定義される。 d(AB,A0B0)=d(A,A0 )+d(B,B0 ) =AA0 + BB0 ……(1) A0B0は初フレーム ABは次フレームの長さである。
また、AとBは、既知の直線P1Q1と直線P2Q2の上に
ある(距離が固定する)。 A=P1+t1(Q1−P1) t1 ∈(0,1) → A(t1) ……(2) B=P2+t2(Q2−P2) t2 ∈(0,1) → B(t2) ……(3) 注;t1、t2はパラメータ ABの長さは不変であるため、 d(A,B)=d(A0,B0 ) ……(4) 上記方程式は、多数解であり、正しい解は、 min d(AB,A0B0) ……(5) d(A,B)=d(A0,B0 ) ……(6) の連立方程式の解であり、即ち、 min d(A(t1),A0)+d(B(t2),B0) ……(7) d(A(t1),B(t2))=A0B0 ……(8) 上記連立方程式を計算して、t1とt2を求めることが出
来る。このt1とt2の値を(2)式及び(3)式に代入
することにより、A点とB点の三次元座標を求めること
が出来る。
【0024】そして、上記計算を繰り返して行うことに
より、最後のフレームまでの座標点A(反射マーカM
2)、座標点B(反射マーカM1)の三次元座標を求め
ることが出来る。
【0025】以上説明した本発明に係る三次元動作分析
装置によれば、照明装置2によって照射された光が反射
マーカM1〜M4に当たり、その反射マーカM1〜M4
からの反射光がカメラ3によって撮影されて映像信号と
してパーソナルコンピュータ4(直線方程式算出手段)
に出力され、この映像信号に基づいて個々の標点とカメ
ラ3内の中心とを結ぶ直線方程式が算出され、パーソナ
ルコンピュータ4(標点座標追跡手段)標点間距離が常
に一定な2つの標点の始座標と、動作中の2つの標点の
直線方程式と、に基づく所定の演算処理によって標点間
距離が常に一定な2つの標点の軌跡を求めることができ
るので、標点間距離が常に一定な2つの標点の三次元の
座標が一台のカメラ3を用いて計測されることとなっ
て、従来の三次元座標を計測するため、少なくとも2台
以上のカメラ3を必要としていた場合よりも、カメラ3
の設置や座標の校正等の手間を簡略化させることができ
るとともに、システムコストの低減を図ることが可能と
なる。
【0026】また、カメラ3を一台とすることで、カメ
ラ3を二台とした場合よりも、死角となる部分が少なく
なるので、計測可能な範囲を広くすることができる。
【0027】なお、標点間距離が常に一定な2つの標点
の軌跡を、前記標点座標追跡手段の代わり、例えば、歩
行運動などにおいて、被験者の個々の動作の差分や規則
性等を予め解析しておき、その解析結果をもとに、距離
が一定な2標点間の動作計測データを分析するようにし
てもよい。
【0028】また、身長及び体重が同じであれば、例え
ば、歩行運動などでは、ある程度、距離が一定の2標点
間の動作が規則性を有するようになるので、予め、これ
らの動作を解析して、その解析結果をもとに、身長及び
体重により距離が一定な2標点間の動作計測データを分
析するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、照明手段
によって照射された光が動的な被計測物に取り付けた標
点に当たり、その標点からの反射光が撮影手段によって
撮影されて映像信号として直線方程式算出手段に出力さ
れ、直線方程式算出手段により、入力された映像信号に
基づいて個々の標点と撮影手段内に設けられた所定の点
とを結ぶ直線方程式が算出され、標点間距離が常に一定
な2つの標点の始座標と、直線方程式算出手段より求め
た動作中の2つの標点の直線方程式と、に基づく所定の
演算処理を有する標点座標追跡手段によって標点間距離
が常に一定な2つの標点の座標を求めることができるの
で、標点間距離が常に一定な2つの標点の三次元の座標
が一台の撮影手段(例えば、ビデオカメラ)を用いて計
測されることとなって、従来の三次元座標を計測するた
め、少なくとも2台以上のビデオカメラを必要としてい
た場合よりも、ビデオカメラの設置や座標の校正等の手
間を簡略化させることができるとともに、システムコス
トの低減を図ることが可能となる。また、ビデオカメラ
を一台とすることで、ビデオカメラを二台とした場合よ
りも、死角となる部分が少なくなるので、計測可能な範
囲を広くすることができる。即ち、ビデオカメラが二台
のときは、二台のビデオカメラの撮影可能範囲の重なる
部分のみが計測可能な範囲となっていたが、ビデオカメ
ラを一台とすることでそのようなことがなくなり、計測
可能範囲が広くなる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、標点の始座
標を求めるに場合に、標点間距離が常に一定な関係を有
する2つの標点の座標の一方が既知であるならば、他方
の標点の座標は、第一の標点の座標と、標点間距離と、
直線方程式算出手段によって求めた直線方程式と、に基
づいて得られた解より決定されるので、第二の標点の座
標を予め設定する必要がないことととなって、計測時の
作業が煩わしくなることがない。
【0031】請求項3記載の発明によれば、第一の標点
の座標は、既知の一軸方向の座標と、直線方程式算出手
段により求めた直線方程式に基づいて決定されるので、
第一の標点の3軸方向の全ての座標を予め設定する必要
がないこととなって、計測時の作業が煩わしくなること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる動作分析装置の要部構成を示す
ブロック図である。
【図2】直線方程式を求める際の校正原理を模式的に示
した図である。
【図3】座標が既知の標点と標点間距離が一定な標点の
座標の算出原理を模式的に示した図である。
【図4】反射マーカM1〜M4の配置位置の一例を示し
た模式図である。
【図5】各反射マーカの初期座標を求める方法を模式的
に示した模式図である。
【図6】最小距離追跡法を説明するために各標点の関係
を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 三次元動作分析装置 2 照明装置(照明手段) 3 カメラ(撮影手段) 4 パーソナルコンピュータ(直線方程式算出手段、
標点座標追跡手段) 5 CRT 6 カラープリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/11 G01B 11/00 G06T 1/00 G06T 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動的な被計測物に取り付けた複数の標点
    のうち、特定の二標点の距離が常に一定となる場合にお
    ける該被計測物の標点の三次元動作を分析する三次元動
    作分析装置であって、 前記複数の標点に対して光を照射する照明手段と、 前記複数の標点を撮影して映像信号を出力する撮影手段
    と、 前記映像信号から個々の標点と前記撮影手段の所定の位
    置とを結ぶ直線方程式を算出する直線方程式算出手段
    と、 標点間距離が常に一定な2つの標点の始座標と、前記直
    線方程式算出手段より求めた動作中の2つの標点を通る
    各々の直線方程式と、に基づく所定の演算処理により、
    前記標点間距離が常に一定な2つの標点の動作中の座標
    を算出する標点座標追跡手段と、 を備えたことを特徴とする三次元動作分析装置。
  2. 【請求項2】 座標が既知である第一の標点と標点間距
    離が常に一定な第二の標点の座標は、前記第一の標点の
    座標と、前記標点間距離と、前記直線方程式算出手段に
    よって求めた直線方程式と、に基づいて得られた解より
    決定されるように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の三次元動作分析装置。
  3. 【請求項3】 前記第一の標点の座標は、既知の一軸方
    向の座標と、前記直線方程式算出手段により求めた直線
    方程式に基づいて決定されるように構成されていること
    を特徴とする請求項2記載の三次元動作分析装置。
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