JP3042362B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP3042362B2
JP3042362B2 JP11608295A JP11608295A JP3042362B2 JP 3042362 B2 JP3042362 B2 JP 3042362B2 JP 11608295 A JP11608295 A JP 11608295A JP 11608295 A JP11608295 A JP 11608295A JP 3042362 B2 JP3042362 B2 JP 3042362B2
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誠 杉原
成留 外嶋
隆士 谷崎
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータ処理装置に関
し、特に大規模かつ複雑な情報に対して非定例的に多面
的なデータ解析、判断を必要とするスタッフの業務の効
率化、および省力化を支援するデータ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】データベースに記録された情報の中か
ら、必要な情報を取出し、装置使用者の所望の情報へ加
工処理する場合であって、状況や評価指標に応じて使用
者の要求する情報の解析方法や判断方法が頻繁に変動す
るときには、データの加工法を頻繁に変える必要があ
る。そのようなときに従来は以下のような方法が用いら
れてきた。
【0003】(1) コンピュータ言語(C言語、FO
RTRAN言語など)により加工処理の各々に対応した
データ解析プログラムを作成し、それを用いる方法。
【0004】(2) スタッフが既存の表計算、統計解
析、データベースと連携した情報検索ツールなどのソフ
トウェアを活用し、情報を加工し出力する方法。
【0005】(3) 表計算ソフトウェアなどで用いら
れる専用言語でのマクロ定義などを用いることにより、
情報を加工する方法。
【0006】(4) エキスパートシステムなどのAI
システムを用いて、繰返し業務の技術伝承や評価、判断
ノウハウの体系化を行なう方法。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
(1)〜(4)の方法には以下に述べる問題点があっ
た。
【0008】(1)の方法では、スタッフの所望の情報
を得ることができるが、プログラムの仕様決定、作成、
確認などに時間を要する。
【0009】(2)の方法では、大規模で複雑な解析、
判断処理をスタッフ自身が簡単に設定できず、しかも処
理時間においても満足のいくデータ処理を行なうことが
できない。また、(2)における設定方法は、一定の方
式に従った情報収集/帳票形式であり、宣言的な設定法
主体のため複雑な解析を固定の設定方式に合わせて設定
するにはスタッフ自身の熟練を要していた。
【0010】(3)の方法は、処理時間が遅く設定法が
複雑であるため、簡単なデータ処理にしか用いることが
できなかった。
【0011】(4)の方法は、システムが高度で体系化
するには専門家の知識が必要であり、また出力結果に対
する解釈もスタッフ自身では困難であった。
【0012】以上のように従来のどの方法でもスタッフ
の労力が過大であり、満足のゆくデータ処理を行なうこ
とができないという問題点があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、情報加工手順をスタッフの手に
より簡便に設定することができるデータ処理装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
処理装置は、編集・加工対象であるデータを、予め設定
してある処理工程に導いてデータの編集・加工を夫々実
行するデータ処理装置であって、前記編集・加工の手順
を設定、表示するための設定領域を備えた表示手段と、
前記設定領域に編集・加工対象である前記データの流れ
方向の起点、該起点からの前記データの流れ方向、各流
れ方向毎に流すべき前記データの条件、及び前記データ
の流れ方向の終端に前記データに対する加工を行う処理
工程を夫々設定、表示する情報加工手順の設定手段とを
備えることを特徴とする
【0015】請求項2に記載のデータ処理装置は、前記
情報加工手順の設定手段により設定された処理手順に
行不可能なものが含まれていないかを検査する検査手段
をさらに備えることを特徴とする
【0016】請求項3に記載のデータ処理装置は、前記
情報加工手順の設定手段により設定された処理手順を実
行するためのデータベース検索文を生成し、処理手順を
実行形式に変換する変換手段をさらに備えることを特徴
とする
【0017】請求項4に記載のデータ処理装置は、前記
情報加工手順の設定手段により設定された処理手順を実
行するための条件を記憶する記憶手段と、前記記憶され
た条件が満たされたか否かを判断する手段と、該手段に
より満たされたと判断されたときに前記情報加工手順の
設定手段により設定された処理手順を実行する実行手段
とをさらに備えることを特徴とする
【0018】
【作用】請求項1に記載のデータ処理装置は、入力され
ているデータの編集・加工を設定された処理工程に従っ
処理するデータ処理装置であって、編集・加工すべき
データの処理の起点、データの流れ方向、各流れ方向毎
に流すべきデータの条件及びその終端に設定された処理
工程により必要なデータに対して必要な編集、加工が可
能となる
【0019】請求項2に記載のデータ処理装置は、請求
項1に記載の作用に加えて実行不可能なものが含まれて
いないかを検査する。
【0020】請求項3に記載のデータ処理装置は、請求
項1または2に記載の作用に加え、設定された処理手順
を実行するためのデータベース検索文を生成し、設定さ
れた処理手順を実行形式に変換する。
【0021】請求項4に記載のデータ処理装置は、請求
項1から3のいずれかに記載の作用に加えて、設定され
た処理手順を行なう条件を記憶し、記憶された条件が満
たされたか否かを判断する手段と、該手段により満たさ
れたと判断されたときに設定手段により設定された処理
手順に従った処理を行なう。
【0022】
【実施例】図1は本発明の一実施例である生産計画立案
におけるデータ編集・加工支援装置(データ処理装置)
1の構成およびデータ編集・加工支援装置1に付随する
装置構成を示すブロック図である。
【0023】図を参照してデータ編集・加工支援装置1
は、全体としてはグラフィック表示画面やマウス入力装
置などを備えたワークステーション、パーソナルコンピ
ュータなどで実現され、スタッフ(装置使用者)とデー
タのやりとりを行なう入出力インタフェース部15と、
スタッフにより入力される情報加工手順を設定する情報
加工手順設定部6と、情報加工手順設定部6により設定
された情報加工手順の1つの単位である解析部品を記憶
する解析部品記憶部9と、解析部品記憶部9に記憶され
ている解析部品を解釈し、データベース(DB)検索文
の自動生成と解釈部品の実行形式への変換を行なう情報
加工手順解釈部7と、情報加工手順解釈部7により生成
されたDB検索文と、実行形式へ変換された解釈部品の
うち起動条件を満たすものを起動する情報加工手順実行
部8とから構成される。
【0024】入出力インタフェース部15は、情報加工
手順を入力するための情報加工手順入力部11と、情報
加工手順解釈部7からの解釈結果を出力するための解釈
結果出力部12と、解析結果を出力するための解析手順
結果出力部13とを含む。
【0025】データ編集・加工支援装置1に付随する装
置として、ホストコンピュータ2と生産計画立案装置3
とから送信されるデータを記憶するデータベース登録装
置5と、データベース登録装置5に記憶されるデータの
うち所望のデータを予め設定しておいたデータ形式によ
り記録するデータベースサーバ(生産計画情報データベ
ースを含む。)4と、データ編集・加工支援装置1から
出力される解析結果を入力して出力するパーソナルコン
ピュータ14とが設けられている。
【0026】次に、データベースサーバ4に記録されて
いる情報が、図2に示される情報であって、この情報を
加工することにより図6に示される各々の品種ごとの重
量の合計を出力するための帳票を作成するときを想定し
て、データ編集・加工支援装置1の各々の構成部分が行
なう動作について説明する。
【0027】データベースサーバ4に記録されているデ
ータは、データベース登録装置5を介してホストコンピ
ュータ2と生産計画立案装置3とより送信された生産計
画結果情報であって図2に示されるように、注文No.
順に、2通りの品種名(品種1,品種2)、生産日(生
産を予定している日)、納期、個数、重量を含むデータ
である。このデータから、図6の帳票を作成するため
に、スタッフは情報加工手順入力部11を介して、情報
加工手順を入力する。
【0028】情報加工手順の入力は、スタッフがマウス
などの入力装置を用いて情報加工のために行なわれる処
理工程と、処理工程間のデータの流れ方向とを設定領域
内に配置することにより行なわれる。
【0029】図3は図6の帳票を作成するための情報加
工手順の入力画面を示す図である。入力画面は大きくは
情報加工手順を設定する設定領域20と、編集のための
アイコンの集合である編集アイコン部21と、部品アイ
コンの集合である部品アイコン部22とから構成され
る。
【0030】編集アイコン部21は設定領域20内に存
在する部品のコピー(COPY)、移動(MOVE)、
消去(ERASE)などを行なうためのアイコンの集合
である。スタッフはマウスによりこれらのアイコンを選
択(クリック)することによりそれぞれの機能を発揮さ
せることができる。
【0031】部品アイコン部22は、設定領域20内に
部品を配置するためのアイコンの集合である。部品アイ
コン部22には情報の分岐を行なうための分岐部品2
5、情報の流れを示す矢印部品30、項目名を設定する
ための項目名設定部品27、集計、表示などの加工法を
設定するための加工法設定部品28などのアイコンが含
まれる。
【0032】設定領域20には出力される帳票の行項目
を設定する画面と、列項目を設定する画面とが切換えら
れて表示される。これらの切換は行/列項目切換部分2
3により設定したい項目をスタッフが選択することで行
なわれる。図においては行項目の設定が行なわれている
ことを意味する。図6の帳票は、行方向の帳票のみに数
値を配列させるものであるため、行項目の設定のみが行
なわれる。
【0033】図6に示される帳票を作成するときにはス
タッフによって設定領域20に図示される情報加工手順
が入力される。すなわち図面に対して左上に分岐部品2
5aが配置され、分岐部品25aを始端として矢印30
a〜30cが配置される。矢印30a〜30cの終端部
分には項目名設定部品27a〜27cが配置される。項
目名設定部品27aを始端として矢印30dが配置さ
れ、矢印30dの終端には分岐部品25bが配置され
る。分岐部品25bを終端として矢印30d〜30gが
配置され、矢印30d〜30gの各々の終端部分には項
目名設定部品27d〜27gが配置される。項目名設定
部品27d〜27gを始端として矢印30h〜30kが
配置され、矢印30h〜30kの終端部分には加工法設
定部品28a〜28dが配置される。設定領域20の図
面に対して右下には加工法設定部品28dの内容を設定
するために用いられる加工法設定部33が表示されてい
る。矢印30bの終端部分には項目名設定部品27bが
配置される。項目名設定部品27bを始端とする矢印3
0lが配置され、矢印30lの終端部分にはブロック化
された部品35bが配置される。矢印30cの終端部分
には項目名設定部品27cが配置されている。項目名設
定部品27cを始端として矢印30mが配置され、矢印
30mの終端部分には加工法設定部品28eが配置され
る。
【0034】次に各々の部品の設定方法と各々の部品に
より行なわれる処理について説明する。
【0035】図を参照して設定領域20の図面に対して
左上に存在する分岐部品25aは、部品アイコン部22
の分岐部品アイコン25によって設定されるものであ
り、入力される情報の処理の起点を示す。分岐部品アイ
コン25では○に囲まれている部分の中が“M”であ
り、分岐部品25aでは○で囲まれた部分の中が、
“2”となっているが、これは設定の段階でスタッフが
分岐変数Mとして“2”を入力したことを示している。
分岐変数は情報の分岐数を示すものであり、シミュレー
ション技法によるものである。
【0036】分岐アイコン25aを始端として表示され
ている3本の矢印30a〜30cは情報の流れを示す部
品である。これらの矢印は部品アイコン部22の矢印ア
イコン30によって設定される。矢印30aには「品種
1=“品種A”」、矢印30bには「品種1=“品種
B”」という条件式がスタッフにより設定されており、
入力される情報のうち各々の条件式に適合する情報のみ
がそれぞれの矢印を介して次の処理工程に送られること
となる。一方矢印30cには何の条件も設定されていな
いため入力される情報は無条件に矢印30cを介して次
の処理工程に送られることになる。入力されるデータの
品種1の名称は、品種AもしくはBのいずれかであるた
め入力されたデータは(1)矢印30aまたは30b、
(2)矢印30cの2つ流れに分岐され、各々の工程に
送られることとなる。そのため分岐アイコン25aの分
岐変数Mは“2”と設定されているのである。なお矢印
30a〜30cの図に対して下側に、“1”または
“2”の数字が付されているが、これは情報の2つの流
れの各々に付されている番号を示す。
【0037】矢印30aの終端には項目名設定部品27
aが設定されている。この部品は、部品アイコン部22
の項目名設定部品アイコン27により設定される。これ
により矢印30aを介して流れてくる情報には“品種
A”という項目名が付され、矢印30aを介して流れて
くる情報は、以降の処理において“品種A”という項目
名で扱われる。
【0038】項目名設定部品27aを始端とする矢印3
0dは、分岐部品25bを終端とするように設定されて
いる。分岐部品25bには分岐変数“2”が設定されて
いる。分岐部品25bからは4本の矢印30d〜30g
が分岐しており、矢印30dには「品種2=“品種
a”」の条件式が、矢印30eには「品種2=“品種
b”」の条件式が、矢印30fには「品種2=“品種
c”」の条件式が各々設定されている。分岐部品25b
からの情報のうち、各々の条件に適合するもののみがそ
れぞれの矢印を介して流れることになる。矢印30d〜
30fの各々の終端には項目名設定部品27d〜27f
が設定されている。これにより矢印30dを介して流れ
てきた情報には“品種a”の項目名が設定され、矢印3
0eを介して流れてきた情報には“品種b”の項目名が
設定され、矢印30fを介して流れてきた情報には“品
種c”の項目名が各々設定されることとなる。
【0039】項目名設定部品27d〜27fの各々を始
端として、矢印30h〜30jが設定されている。矢印
30h〜30jの各々の終端には、加工法設定部品28
a〜28cが設定されている。加工法設定部品28a〜
28cの各々は矢印30h〜30jの各々を介して送ら
れてきた情報を加工する。加工の内容は加工法設定部3
3によって設定される。
【0040】図3では、加工法設定部33により加工法
の名称が“重量集計”とされ、集計項目(送られたデー
タの中で集計する項目)として“重量”が初期値0から
単純加算で集計されるように設定されている。フォーマ
ット行、列、出力制御、丸め方法、単位についても加工
法設定部33により設定される。
【0041】分岐部品25bから分岐している矢印30
gには条件が付されていないため、すべてのデータが矢
印30gを介して流れることになる。矢印30gの終端
は項目名設定部品27gに接続されており、送られてき
たデータは項目名設定部品27gにより“小計”の項目
が付された後矢印30kを介して送られ、加工法設定部
品28dにより重量の集計が行なわれる。
【0042】加工法設定部品28a〜28dの内容は同
一であるので、スタッフは編集アイコン部21のコピー
(COPY)のアイコンを選択することにより、たとえ
ば加工法設定部品28aをオリジナルとして、加工法設
定部品28b〜28dはコピーすることにより各々の部
品を設定することが可能である。
【0043】また、点線35aで囲まれる部分である分
岐部品25b以降に行なわれる処理は、スタッフによる
編集アイコン21による操作によってブロック名“品種
2集計”としてブロック化(部品化)されている。スタ
ッフはブロック化された部分を1つの部品として取扱う
ことが可能である。
【0044】矢印30bの終端には、項目名設定部品2
7bが設定されている。これにより矢印30bを介して
流れてくる情報には“品種B”という項目名が付され
る。項目名設定部品27bを始端として矢印30lが配
置されており、矢印30lを介して流れた情報はブロッ
ク化された部品35bにより処理される。ブロック化さ
れた部品35bのブロック名は“品種2集計”であり、
ここでは点線35aで囲まれるブロックと同一の処理が
行なわれる。
【0045】矢印30cの終端には、項目名“合計”を
設定する項目名設定部品27cが設定されている。項目
名設定部品27cから矢印30mを介して重量集計を行
なう加工法設定部品28eが設定されている。加工法設
定部品28eの機能も加工法設定部品28a〜28dと
同一でありデータの中の“重量”の項目を集計するよう
設定されている。
【0046】図4は図3に例示される情報加工手順の入
力においてデータ編集・加工支援装置の情報加工手順設
定部6で行なわれる処理を示すフローチャートである。
【0047】ステップS001においてスタッフが部品
アイコン部22の中から1つの部品を選択したと判断さ
れたなら、ステップS002においてスタッフによる次
の部品(ステップS001で選択された部品の下流にあ
たる部品)の選択が行なわれる。ステップS003にお
いて、選択された部品の属性値の設定が行なわれる。こ
こで属性値の設定とは処理の流れ上での制限事項などの
パラメータを設定するものである。
【0048】ステップS011において、スタッフによ
りブロック化された部品が呼出されたと判定されたので
あれば、ステップS012においてブロック化された部
品の中からスタッフの所望の部品の選択が行なわれる。
ステップS013において選択された部品が設定領域2
0内に配置される。ステップS014において配置され
た部品の属性値が設定される。ここで属性値とは各々の
部品ごとのパラメータを意味し、図3で加工法設定部3
3により設定される内容などを意味する。
【0049】ステップS021においてスタッフによる
部品化(ブロック化)の指示がなされたと判定されたの
であれば、ステップS022において部品化を行なう範
囲が設定される。これはたとえば図3の点線35aで囲
まれる部分を意味する。ステップS023において部品
化が行なわれる範囲の属性値が設定される。ここで属性
値とは部品化を行なう際の部品名などのパラメータを意
味する。
【0050】ステップS031においてスタッフにより
編集命令選択が行なわれたと判定されたのであれば、ス
テップS032において選択された編集命令の実行が行
なわれる。編集命令の選択は編集アイコン部21のコピ
ー、移動、または消去などのアイコンをスタッフが選択
することにより行なわれる。
【0051】ステップS041においてスタッフにより
情報カスタマイズ設定機能が選択されたと判定されたの
であれば、ステップS042においてその情報が登録さ
れる。ここで情報カスタマイズ設定とは簡単な情報の関
連を代表する名前で管理するための設定を行なうことで
ある。この機能により登録された一連の処理をスタッフ
はカスタマイズされた名前を指定することで実行するこ
とができる。例として「“品種コードA”の数値情報が
10より大きく15未満のもの、または“品種コード
B”の数値情報が3のものを“コールド品種”という名
前で管理する」という設定を行なうときには以下の式
(1)がスタッフによってカスタマイズ情報として登録
される。
【0052】 コールド品種=(品種コードA>10 & 品種コードA<15) OR 品 種コードB=3 …(1) この登録が行なわれることにより“コールド品種”とい
う名前には品種コードAの数値情報が10より大きく1
5より小さいもの、または品種コードBの数値情報が3
のものという条件が定義されることになる。
【0053】ステップS051においてスタッフにより
装置管理命令が選択されたと判定されたのであれば、ス
テップS052において装置管理命令が実行される。こ
こに装置管理命令とは現在設定領域20において設定さ
れている加工手順によって作成される帳票のイメージを
出力する命令である。この命令が選択されることにより
スタッフは帳票のイメージを視覚的に判断しながら加工
手順の設定および編集を行なうことができるため、作業
の効率が向上する。
【0054】ステップS061においてスタッフにより
加工手順設定の終了命令が出されたときには、ここでの
処理を終了する。
【0055】図4のステップS061において加工手順
の入力を終了する旨の選択が行なわれたときには、入力
された加工手順は解析部品として、解析部品記憶部9に
記憶される。情報加工手順解釈部7は解析部品記憶部9
から解析部品を読出し、情報加工の手順を解釈する。
【0056】図5は情報加工手順解釈部7が行なう処理
を示すフローチャートである。ステップS101におい
て解析部品記憶部9から未解釈または修正が行なわれた
解析部品の1つが読込まれる。ステップS102におい
て、解析部品の手順(木構造情報)に対して情報の流れ
の経路探索が行なわれ、ステップS103において解析
部品の属性値の設定ミスがあるかがチェックされる。ス
テップS103でYESであればステップS104にお
いて属性値設定ミスに関するレポートが解釈結果出力部
12を通じて出力される。
【0057】ステップS105において解析部品に未定
義情報および未定義変数の使用があるかがチェックさ
れ、ステップS105でYESであればステップS10
6において未定義情報変数使用レポートが解釈結果出力
部12を通じて出力される。
【0058】ステップS107において解析部品に未使
用情報および未使用変数があるかチェックされ、ステッ
プS107でYESであればステップS108において
未使用情報変数のレポートが解釈結果出力部12を通じ
て出力される。
【0059】ステップS109において変数の多重設定
があるか判定され、ステップS109でYESであれば
ステップS110において変数の多重設定に関するレポ
ートが解釈結果出力部12を介して出力される。
【0060】ステップS111において解析部品に実行
不可能な矛盾があるか判定され、ステップS111でY
ESであればここでの処理は終了する。
【0061】ステップS111においてNOであれば、
ステップS112において解析部品を実行するためにデ
ータベースサーバ4から必要な情報を検索するためのデ
ータベース検索文(SQL文)が自動生成される。ステ
ップS113において解析部品に含まれる解析手順(木
構造型の処理モデル)が専用言語における実行形式に変
換される。ステップS114においてデータベース検索
文と実行形式に変換された解析部品は実行形式記憶部1
0に登録され、ここでの処理は終了する。
【0062】実行形式記憶部10に記憶された解析部品
は、情報加工手順実行部8により管理され、スタッフに
より設定された起動条件を満たしたときに実行される。
【0063】起動の設定方法として、他の解析部品群の
処理が行なわれているときに起動する方法、起動画面か
ら単独にハンド起動する方法、時刻によるタイマ起動す
る方法、一定のサイクルタイムで起動を繰返す方法など
がある。また起動方法として複数の方法を組合せること
も可能である。たとえば「一定サイクルで任意のデータ
ベースの項目を監視して、数値が変更された場合に変更
情報を判断して、設定された条件に合致すれば状況に応
じて解析部品を起動する」などの条件を設定し、データ
ベース自動管理システムとすることが可能である。
【0064】図8は情報加工手順実行部8の行なう処理
を示すフローチャートである。図8の処理ルーチンはス
テップS201により一定サイクル時間(CPUの占有
具合によりms単位〜数時間まで設定可能)ごとに実行
される。ステップS202において起動条件を満たす解
析部品が実行形式記憶部10から読出される。
【0065】ステップS203において読出された解析
部品が実行される。このとき起動された解析部品に含ま
れるデータベース検索文が実行されることにより、必要
な情報がデータベースから読込まれ、解釈手順に従って
データが評価、処理される。情報のデータベースからの
読込方法として1レコード単位に読込/処理を繰返す方
法または一括して情報を読込み、内部変数として処理を
行なう方法のどちらを用いてもよい。評価、処理された
情報は設定に応じて帳票形式、画面形式により解析結果
出力部13を介して出力される。
【0066】また解析結果はデータベースサーバ4にも
記録される。さらに、必要に応じて解析結果はパーソナ
ルコンピュータ14にも出力され、表計算、統計解析ソ
フトウェアの活用により処理することも可能である。
【0067】解析部品の実行中、他の解析部品の起動条
件を満たした場合、条件を満たした解析部品の起動が新
たに行なわれる。また解析部品の中に処理を一時中断し
スタッフからの情報入力を待つための対話命令記号が入
っている場合には、対話命令記号が実行された時点で処
理は中断され、次にスタッフから何らかの入力があるま
で処理は中断する。
【0068】ステップS204において他に実行可能な
解析部品があるか判定され、YESであればステップS
203からの処理が繰返される。
【0069】ステップS204においてNOであればこ
こでの処理は終了する。次に図3に示される入力画面に
示される解析部品が実行されたときの処理について説明
する。
【0070】当該解析部品が実行されるとデータベース
検索文によって図2に示されるデータがデータベースサ
ーバ4から読込まれる。読込は注文No.順に順次行な
われ、注文No.順にデータ処理が行なわれる。
【0071】注文No.0001の情報は、品種1=
“品種A”,品種2=“品種a”の情報であるので、分
岐部品25aを起点として矢印の各々に設定された条件
式に基づいて以下に示す3つの流れにより処理される。
【0072】(1) 分岐部品25a→項目名設定部品
27a→分岐部品25b→項目名設定部品27d→加工
法設定部品28aの流れ (2) 分岐部品25a→項目名設定部品27a→分岐
部品25b→項目名設定部品27g→加工法設定部品2
8dの流れ (3) 分岐部品25a→項目名設定部品27c→加工
法設定部品28eの流れ つまりNo.0001の情報については以下に示す処理
が行なわれることとなる。
【0073】(1) 項目名“品種A”,“品種a”が
付された後、重量集計が行なわれる処理 (2) 項目名“品種A”,“小計”が付された後、重
量集計が行なわれる処理 (3) 項目名“合計”が付された後、重量集計が行な
われる処理 注文No.0001の処理をはじめとして注文No.順
に各々の注文の品種名に基づいた処理が行なわれ、その
結果として集計された各々のデータが図6に示される帳
票形式で各々の品種の重量集計が出力されることとな
る。
【0074】次にデータベースサーバ4に入力されてい
る情報が図9に示される情報であって、この情報からス
タッフが図11に示される各区分および各品種に沿った
個数、重量、納期的中量および納期的中率を出力する帳
票を作成する場合を想定して、情報加工手順入力部11
により入力される情報を説明する。図11の帳票は、行
方向、列方向に数値を配列するものであるため、行項
目、列項目の設定が行なわれる。
【0075】図12は図11の帳票を作成するためにス
タッフにより設定される行項目の加工手順を示す図であ
り、図13は、図11の帳票を作成するためにスタッフ
により設定される列項目の加工手順を示す図である。
【0076】図12を参照して行項目においては分岐部
品25aが加工手順の始まりとして配置されている。分
岐部品25aからは矢印30a〜30cが配置され、各
々の矢印の終端には項目名設定部品27a〜27cが配
置されている。項目名設定部品27aを始端として矢印
30gが配置されており、矢印30gの終端部分には分
岐部品25bが配置されている。分岐部品25bからは
矢印30d〜30fが配置されている。矢印30d〜3
0fの各々の終端には項目名設定部品27d〜27fが
配置されている。項目名設定部品27bを始端として矢
印30hが設定されており、矢印30aの終端部分には
ブロック化された部品35dが配置されている。
【0077】また設定領域20には矢印30aの分岐条
件を設定するための処理フロー設定部37aが表示され
ている。処理フロー設定部37aにおいては矢印30a
の名前(ここでは定義されていないため“−”が設定さ
れている。)、分岐制御(情報の流れに付された番号で
あり、矢印30aの図面に対して下に設定された番号と
同一の番号)、分岐条件が設定される。分岐条件の中に
含まれる「&」記号はその接頭語を持つ項目がデータベ
ース項目であることを意味する接頭語である。項目、変
数の種類の違いにより接頭語は異なったものが用いられ
る。接頭語の種類を図7に示す。すなわち「%」記号を
接頭語として持つ項目は帳票セル項目として、「♯」記
号を接頭語として持つ変数は局所変数として、「*」記
号を接頭語として持つ変数は大局変数として処理され
る。また「@」記号を接頭語として持つ項目はカスタマ
イズされた項目であるとして扱われる。また「“”」記
号により囲まれた範囲は文字列として扱われる。
【0078】さらに設定領域20には項目名設定部品2
7aの項目名の設定内容を設定するための項目名設定部
39aが表示されている。項目名設定部39aでは項目
名設定部品27aの名前、フォーマット行、列(項目名
を表示するための文字数)、出力制御(文字列の出力処
理)が設定される。
【0079】図13を参照して列項目においては加工手
順の開始点である分岐部品25dが設定領域20の図面
に対して左上に配置されている。分岐部品25dを始端
として矢印30h〜30kが配置されており、矢印30
h〜30kの各々の終端部分には項目名設定部品27h
〜27kが配置されている。項目名設定部品27h〜2
7kを始端として矢印30l〜30oが配置されてお
り、矢印30l〜30oの終端部分には加工法設定部品
28a〜28dが配置されている。また設定領域20に
は加工法設定部品28a〜28cの内容を設定するため
の加工法設定部33aおよび加工法設定部品28dの加
工法を設定するための加工法設定部33bが表示されて
いる。また設定領域20には矢印30jを流れる情報の
条件を設定するための処理フロー設定部37bが表示さ
れている。さらに設定領域20にはカスタマイズの設定
を行なうためのカスタマイズ設定部41が表示されてい
る。
【0080】なお項目名設定部品や加工法設定部品など
の部品は、その外周を形成する線が実線であるか点線で
あるにより、その部品による処理が帳票レイアウトに反
映する処理かあるいは内部処理であるかがスタッフに一
目でわかるように表示される。図7の凡例を参照して、
部品の外周を形成する部分が実線であればその部品は帳
票のレイアウトを行なう部品であって、一方部品の外周
部分が点線であればその部品は内部処理(たとえば集計
など)を行なう部品である。
【0081】次に行項目、列項目における設定で行なわ
れるデータ処理について説明する。図12を参照して、
行項目においてデータベースサーバ4から入力された情
報は分岐部品25aにより分岐される。分岐部品25a
の分岐変数は2であるので入力された情報は2つの流れ
に分かれて処理されることになる。1つの流れは矢印3
0a,30bのどちらかを介して流れるもので、矢印3
0a,30bの各々に設定されている分岐条件に従い、
入力された情報の中の区分名が“区分A”であればその
情報は矢印30aを介して流れ、一方区分名が“区分
B”であればその情報は矢印30bを介して流れること
となる。2つ目の流れは矢印30cによるものでこの矢
印には分岐条件が設定されていないため入力された情報
はすべて矢印30cを流れることとなる。
【0082】矢印30a〜30cの各々を流れた情報に
は項目名設定部品27a〜27cによりそれぞれ“区分
A”、“区分B”、“合計”の項目名が付される。項目
名の設定には項目名設定部39aが用いられる。項目名
“区分A”が付された情報は分岐部品25bによりさら
に2通りの流れに分岐される。ここに品種名が“品種
A”であるものは矢印30dを流れ、項目名設定部品2
7dによりさらに項目名“品種A”が付される。一方品
種名が“品種B”であるものは矢印30eを流れ項目名
設定部品27eにより項目名“品種B”が付される。ま
た分岐条件が設定されていない矢印30fには分岐部品
25bに入力されるすべての情報が流れ、項目名設定部
品27fにより項目名“計”が付される。
【0083】点線35で囲まれる部分はスタッフにより
ブロック化(部品化)が行なわれており、この部分はブ
ロック名“品種分類”として1つの部品として扱われ
る。項目名設定部品27bからの情報は、矢印30hを
介して、ブロック化された部品35dにより、点線35
で囲まれる部分と同じ処理が行なわれる。
【0084】図13を参照して、列項目の処理において
は入力された情報は分岐部品25dにより分岐される。
矢印30h,30iは何の条件も設定されていないため
入力された情報はすべて矢印30h,30iを流れ、そ
れぞれ項目名設定部品27h,27iにより“個数”お
よび“重量”の項目名が設定された後、加工法設定部品
28a,28bにより加工される。加工法設定部品28
a,28bにおいて行なわれる加工法は、加工法設定部
33aにより設定されている。加工法設定部品28aで
は、加工法名が“合計1”とされ、入力された情報の
“注文数”の数値データが初期値0から単純加算により
加算される。一方、加工法設定部品28bでは加工法名
として“合計2”が設定され、入力されたデータの中の
“注文重量”のデータが初期値0から単純加算される。
【0085】矢印30jには分岐条件として「@納期的
中」が設定されている。この設定は処理フロー設定部3
7bにより行なわれる。「@納期的中」とは情報カスタ
マイズ機能により生産日と納期との間の差が5未満のデ
ータという意味が設定された語である。この設定はカス
タマイズ設定部41により行なわれる。
【0086】これにより矢印30jを介して流れる情報
は生産日と納期との差が5未満のものとなり、流れてき
た情報には項目名設定部品27jにより“納期的中量”
という項目名が設定され、加工法設定部品28cにより
加工法名“合計3”という名前により入力されたデータ
の“注文重量”の数値データが初期値0から単純加算に
より加算される。
【0087】矢印30kにも分岐条件が設定されていな
いので、入力された情報はすべて矢印30kを流れ項目
名設定部品27kにより“納期的中率”という項目名が
設定された後、加工法設定部品28dにより加工が行な
われる。加工法設定部品28dによる加工の内容は加工
法設定部33bにより設定されている。ここでは加工法
として比率計算が行なわれるように設定されている。加
工法の名称として“的中率”が設定され、比率の分母に
は加工法設定部品28bの“合計2”の数値が、分子に
は加工法設定部品28cの“合計3”の数値が用いられ
ることになる。
【0088】図9に示される注文No.0001のデー
タが入力されたときを想定して、図12および図13で
設定されているデータ処理について説明する。
【0089】図12を参照して、行項目において入力さ
れた注文No.0001のデータは区分Aのデータであ
るので矢印30aを介して項目名設定部品27aにより
“区分A”の項目名が設定される。また当該データは品
種Bのデータであるので矢印30eを介して送られ項目
名“品種B”が設定される。また分岐部品25bより条
件の設定されていない矢印30fを介しても、データが
送られ、これにより項目名“計”が設定される。また分
岐部品25aから条件の設定されていない矢印30cを
介して送られたデータは項目名設定部品27cにより
“合計”の項目名が付与される。
【0090】つまり注文No.0001のデータは行項
目において“区分A”,“品種B”の項目名が付される
部分と、“区分A”,“計”という項目名が付される部
分と、“合計”という項目名が付される3つの部分に分
かれて処理されることとなる。
【0091】次に図13を参照して、列項目としては注
文No.0001のデータは分岐部品25dを始端とし
て矢印30h、30iを介してそれぞれ項目名“個数”
および項目名“重量”が付された後、加工法設定部品2
8a,28bによりそれぞれ注文数と注文重量とが集計
される。また入力された注文No.0001のデータは
生産日が8月3日であり納期が8月5日であるのでカス
タマイズ設定部41に設定されている納期的中の条件を
満たし、矢印30jにも流れることとなる。矢印30j
を介したデータの流れは項目名納期的中量が付された後
加工法設定部品28cによりデータの中の注文重量の数
値データが集計される。
【0092】また入力されたデータは分岐部品25dか
ら条件の設定されていない矢印30kを介して納期的中
率の項目名が設定された後、加工法設定部品28dによ
り比率計算が行なわれる。
【0093】つまり注文No.0001のデータは列項
目において、“個数”、“重量”、“納期的中量”、
“納期的中率”の項目が付される部分によって処理され
ることとなる。
【0094】以上に述べた行項目と列項目各々の処理に
より、No.0001のデータが入力されると、図11
に示される帳票の*が付された欄が更新されることとな
る。
【0095】以上に説明した処理が注文No.ごとに行
なわれることによりそれぞれの項目で集計および比率計
算が行なわれ、最終的には図14に示されるような帳票
が解析手順結果出力部13を介して出力されることとな
る。
【0096】次にデータベースサーバ4に記録されてい
る情報が図10に示される情報であり、スタッフが図1
5に示される帳票の出力を行なう場合について説明す
る。図15はデータベースサーバ4に記録されている情
報をロール週順に縦方向(行方向)に配列するものであ
る。
【0097】この帳票は、列方向にデータの内容を表示
させるものであるため、列項目の設定のみが行なわれ
る。
【0098】このときユーザによって情報加工手順入力
部を介して入力される列方向の加工手順は図16に示さ
れるものとなる。図を参照して表示画面の設定領域20
には分岐部品25aが配置され分岐部品25aからは情
報の流れを示す矢印30aが設定される。矢印30aに
は@納期的中という条件が設定されており、この条件を
満たすもののみが矢印30aを介して流れることとな
る。ここで“@納期的中”とは図13に示されるように
情報カスタマイズ機能により定義された名前である。矢
印30aの終端には加工法設定部品28aが配置されて
いる。加工法設定部品28aの加工法には「ソート」が
設定されている。加工法設定部品28aの行なう処理の
内容は、ソート内容設定部45により設定される。ここ
で加工法設定部品28aの名称は“ロール週単位”と設
定されている。また加工法設定部品28aにはソートキ
ー1〜3の3種類のソートキーが設定されており、スタ
ッフは集計ポイントの項目においていずれかのソートキ
ーを選択することにより、その項目における数値データ
の並び替えを行なうことができる。ここではソートキー
1のロール週単位が集計ポイントとして選択されてお
り、ロール週のソートが行なわれる。また集計項目とし
て本数が設定されていることにより、集計ポイントであ
るロール週が変わるごとに本数が集計されることとな
る。加工法設定部品28aからデータは矢印30bを介
して分岐部品25bに送られる。分岐部品25bの分岐
数は“5”となっており、分岐部品25bに入力された
情報は矢印30c〜30gを介して項目名設定部品27
a〜27eの各々に入力される。項目名設定部品27a
〜27eに入力された情報は各々“ロール週”、“外
径”、“製管GrNo.”、“本数”、“納期”の項目
名が設定された後、矢印30h〜30lを介して加工法
設定部品28f〜28jに入力される。加工法設定部品
28fの加工内容は処理フロー設定部37により設定さ
れる。処理フロー設定部37では加工法設定部品28f
で行なわれる処理が「表示」であり、名称が“ロール
週”であることの他、フォーマット行、列、出力制御
(出力されるデータの配置)が設定される。「列」の項
目において少数(7.2)の設定があるがこれは有効桁
が7桁であってそのうち少数以下の桁として2桁を設定
していることを示す。
【0099】同様にして加工法設定部品28gでは入力
されるデータの中での“外径”の表示が、加工法設定部
品28iでは入力されるデータのうち“本数”の表示
が、加工法設定部品28jでは入力されたデータのうち
“納期”の表示が各々行なわれる。また加工法設定部品
28hでは入力されるデータの“製管GrNo.”の表
示が行なわれる。
【0100】スタッフが情報加工手順入力部11を介し
て図16に示す列項目設定を行なうことにより、図15
に示される帳票の出力が行なわれる。
【0101】次にデータベースサーバ4に記録されてい
る情報が図2に示される情報であり、これに基づいてス
タッフが図17に示される帳票の出力を行なう場合を想
定する。
【0102】このときスタッフは列項目設定において図
18に示される加工手順を入力し、行項目の加工手順の
設定のために図19に示される加工手順を入力すること
となる。図18を参照して入力された情報は分岐部品2
5aにより分岐される。ここで矢印30aには「区分=
“区分A”」、矢印30bには「区分=“区分B”」の
条件が設定されており、矢印30cには何の条件も設定
されていない。矢印30aに設定された条件を満たし、
矢印30aを介して流れた情報には項目名設定部品27
aにより“区分A”の項目名が、一方矢印30bに設定
された条件を満たし、矢印30bを介して流れた情報に
は項目名設定部品27bにより“区分B”の項目名が設
定されることとなる。また矢印30cを介して流れた情
報には項目名設定部品27cにより“合計”の項目名が
設定される。項目名設定部品27aにより“区分A”の
項目名が設定された情報は次に矢印30dを介して分岐
部品25bに入力される。分岐部品25bに入力された
情報は品種名が“品種A”であれば矢印30eを介して
項目名設定部品27dにより“品種A”の品種名が設定
され、品種名が“品種B”であれば矢印30fを介して
項目名設定部品27eにより“品種B”の項目名が設定
され、品種名が“品種C”であれば矢印30gを介して
項目名設定部品27fにより“品種C”の項目名が設定
される。また分岐部品25bに入力された情報は無条件
に矢印30hを介して項目名設定部品27dに入力さ
れ、項目名設定部品27dでは“小計”という項目名が
設定される。
【0103】またスタッフにより点線35内の処理はブ
ロック化されており、このブロックは項目名設定部品2
7bから出力される情報に用いられている。
【0104】図19を参照して行項目における情報の流
れを説明する。入力された情報は分岐部品25aを始端
として“@納期先行”の条件を満たすものは矢印30a
を介して項目名設定部品27aにより“納期先行”の項
目名が設定された後、加工法設定部品28aにより“重
量”の項目が集計される。ここで“@納期先行”とは情
報カスタマイズ機能により設定された情報であって、こ
こでは生産日<納期である情報を示す。
【0105】“@納期遅れ”の条件を満たす情報は矢印
30bを介して項目名設定部品27bにより“納期遅
れ”の項目名が設定された後、加工法設定部品28bに
よりその“重量”の項目の集計が行なわれる。ここに
“@納期遅れ”とは情報カスタマイズ機能により定義さ
れた情報であって、生産日>納期として定義された情報
である。
【0106】分岐部品25aに入力されたすべての情報
は矢印30cを介して項目名設定部品27cに入力さ
れ、“小計”の項目名が設定された後、加工法設定部品
28cによりその“重量”の項目が集計される。
【0107】図18および図19の設定により図17に
示される帳票の作成が行なわれる。図20は本発明の一
実施例で出力される複合形式の帳票のイメージを説明す
るための図である。
【0108】この帳票は図22に示されるように縦に自
由配置型の帳票である注文明細の帳票および製造工程の
帳票の2つの帳票が複合形式に設定されているものであ
る。この帳票は図21に示される複合形式帳票設定の表
示の各項目をスタッフが設定することにより作成され
る。図21の複合形式帳票設定を用いることにより帳票
1と帳票2とは縦方向に複合された形で出力される。
【0109】帳票の複合形式としてたとえば図23に示
されるように帳票Bと帳票Cとを横方向に組合せた後、
組合せた帳票にさらに縦方向に帳票Aを組合せることに
より3種の帳票を複合させることもできる。
【0110】図24は自由配置型の帳票の設定を説明す
るための図である。図を参照して自由配置型の帳票では
レイアウト設計画面47の中にデータを表示させる項目
をスタッフが自由に配置させることができる。帳票の設
定には、帳票設定部49aが、表示内容の設定には表示
内容設定部49bが用いられる。
【0111】図25から図29は本装置を用いた情報の
処理の一例を示す図である。データベースサーバ4に含
まれる情報が図25に示される情報であり、これらの情
報からスタッフが差比率(月間生産予定量に設定されて
いる各品種の重量と、生産計画結果情報に設定されてい
る各品種の重量の合計との比率)が大きい品種の注文明
細を出力する場合を想定する。ここにスタッフは第1段
目の処理として図26に示される帳票を作成する処理手
順を設定する。図26の帳票においては各々の品種ごと
に個数の合計、重量の合計、納期と生産日が合致してい
る注文の重量の合計(納期的中量)、重量の合計の中で
の納期的中量の比率(納期的中率)が出力される。出力
された数値はデータベースサーバ4に記録される。次に
データベースサーバ4に記録された情報から図27に示
される帳票により品種AからCの各々の重量、月間生産
予定量、重量と月間生産予定量の差、月産生産予定量に
対する重量と月間生産予定量の差の比率(差比率)が出
力される。出力された情報はデータベースサーバ4に記
録される。
【0112】データベースサーバ4に記録された差比率
の情報に対して、ユーザの設定した図28に示される判
定部品が起動される。判定部品では差比率が+20.0
%以上もしくは差比率が−20.0%以下のときに該当
する品種の注文明細を出力するように設定が行なわれて
いる。これにより図29に示されるように判定部品の条
件に合致する品種の注文明細が出力される。出力された
注文明細は同時にデータベースサーバ4に記録される。
【0113】以上に述べた本装置を用いた情報の処理に
ついて、各々の解析部品を1つ1つハンド起動する方法
と、これまでに示してきた個々の帳票作成と同じ手順
で、スタッフの一連の解析手順をノウハウとして自動化
(=解析ノウハウデータベース化)する方法がある。す
なわち解析部品も1個の部品として、解析の手順そのも
のを設定する方法である。
【0114】図30は上記のスタッフの解析手順(図2
5〜図29の説明)の自動化設定の例である。
【0115】図30に示される解析手順の設定方法は解
析部品の設定と同様である。従来では図25に示される
基情報から図29の最終結果情報を一度に作成するよう
な設定しかできなかったために、コンピュータ知識のな
いスタッフには設定が困難であったが、本方式では段階
的に設定が可能なため、解析の手順を整理しながら直観
的に設定が可能である。相違する点は設定する処理工程
(=部品)が解析部品の設定に追加されていることのみ
である。たとえば図30には解析部品、コメント部品、
出力部品および終了部品といった独自の部品が表示され
ている。これらの部品のうち解析部品は先に示した個々
のデータ処理手続を示し、コメント部品は画面上に指定
したメッセージを表示し、出力部品は指定の帳票を出力
し、終了部品は処理の終わりを明示するための部品であ
る。なお終了部品はなくとも処理をする部品がないと処
理は自動的に終了する。これらの部品を組合せることに
より、非定例の手続を定例としてデータベース化でき、
技術伝承も可能となる。
【0116】なお情報加工手順実行部8より出力される
情報は必要に応じて同時に通信装置を介してパーソナル
コンピュータ14へも送られ、スタッフの要求に応じて
表計算ソフトウェアや統計解析ソフトウェアにより細か
な解析が行なわれる。
【0117】
【発明の効果】請求項1に記載のデータ処理装置では、
簡単な操作によりデータの処理手順を設定することがで
きるので、使い勝手が向上する。
【0118】請求項2に記載のデータ処理装置では、請
求項1に記載のデータ処理装置の効果に加え、処理手順
の設定ミスを少なくすることができる。
【0119】請求項3に記載のデータ処理装置では、請
求項1または2に記載のデータ処理装置の効果に加え、
使い勝手が向上する。
【0120】請求項4に記載のデータ処理装置では、請
求項1から3のいずれかに記載のデータ処理装置の効果
に加えて、処理手順が記憶された条件に基づき実行され
るので、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における生産計画立案におけ
るデータ編集・加工支援装置の構成とその付随する装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のデータベースサーバ4に記録される情報
の第1の例を示す図である。
【図3】情報加工手順の設定を示す第1の図である。
【図4】図1の情報加工手順設定部6が行なう処理を示
すフローチャートである。
【図5】図1の情報加工手順解釈部7が行なう処理を示
すフローチャートである。
【図6】図3に示される設定により出力される帳票を示
す図である。
【図7】本実施例において用いられる変数について説明
するための図である。
【図8】図1の情報加工手順実行部8が行なう処理を示
すフローチャートである。
【図9】図1のデータベースサーバ4に記録される情報
の第2の例を示す図である。
【図10】図1のデータベースサーバ4に記録される情
報の第3の例を示す図である。
【図11】帳票の一例を示す第1の図である。
【図12】情報加工手順の設定を示す第2の図である。
【図13】情報加工手順の設定を示す第3の図である。
【図14】図12および図13に示される設定により出
力される帳票を示す図である。
【図15】帳票の一例を示す第2の図である。
【図16】情報加工手順の設定を示す第4の図である。
【図17】帳票の一例を示す第3の図である。
【図18】情報加工手順の設定を示す第5の図である。
【図19】情報加工手順の設定を示す第6の図である。
【図20】帳票の一例を示す第4の図である。
【図21】複合形式の帳票の設定を説明するための図で
ある。
【図22】複合形式の帳票のイメージを説明するための
図である。
【図23】帳票A〜Cの複合された帳票のイメージを示
す図である。
【図24】自由配置型の帳票を説明するための図であ
る。
【図25】データベースサーバ4に記録されている情報
の具体例を示す図である。
【図26】図25に示される情報に基づいて作られる帳
票の具体例を示す図である。
【図27】図25および図26の情報に基づいて作られ
る帳票の具体例を示す図である。
【図28】図27の情報に基づく判定部品を示す図であ
る。
【図29】図28の判定部品の判定条件に基づいて出力
される帳票を示す図である。
【図30】図25から図29に示されるスタッフの解析
手順の自動化設定の例である。
【符号の説明】
1 データ加工、支援装置 2 ホストコンピュータ 3 生産計画立案装置 4 データベースサーバ 5 データベース登録装置 6 情報加工手順設定部 7 情報加工手順解釈部 8 情報加工手順実行部 9 解析部品記憶部 10 実行形式記憶部 11 情報加工手順入力部 12 解釈結果出力部 13 解析手順結果出力部 15 入出力インタフェース部 20 設定領域 25 分岐部品 27 項目名設定部品 28 加工法設定部品 30 矢印部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−19921(JP,A) 特開 平4−3248(JP,A) FUJITSU,1992−7月号,Vo l.43,No.5,pp.473−476 (07,1992)「プログラム開発ツールの GUI」 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/21 Z G06F 15/22 310 H

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編集・加工対象であるデータを、予め設
    定してある処理工程に導いてデータの編集・加工を夫々
    実行するデータ処理装置であって、 前記編集・加工の手順を設定、表示するための設定領域
    を備えた表示手段と、 前記設定領域に編集・加工対象である前記 データの流れ
    方向の起点、該起点からの前記データの流れ方向、各流
    れ方向毎に流すべき前記データの条件、及び前記データ
    の流れ方向の終端に前記データに対する加工を行う処理
    工程を夫々設定、表示する情報加工手順の設定手段とを
    備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記情報加工手順の設定手段により設定
    された処理手順に実行不可能なものが含まれていないか
    を検査する検査手段をさらに備えることを特徴とする
    求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記情報加工手順の設定手段により設定
    された処理手順を実行するためのデータベース検索文を
    生成し、処理手順を実行形式に変換する変換手段をさら
    に備えることを特徴とする請求項1または2に記載のデ
    ータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記情報加工手順の設定手段により設定
    された処理手順を実行するための条件を記憶する記憶手
    段と、 前記記憶された条件が満たされたか否かを判断する手段
    と、 該手段により満たされたと判断された ときに前記情報加
    工手順の設定手段により設定された処理手順を実行する
    実行手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載のデータ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FUJITSU,1992−7月号,Vol.43,No.5,pp.473−476(07,1992)「プログラム開発ツールのGUI」

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