JP3042143U - 擬似餌 - Google Patents

擬似餌

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JP3042143U
JP3042143U JP1997002477U JP247797U JP3042143U JP 3042143 U JP3042143 U JP 3042143U JP 1997002477 U JP1997002477 U JP 1997002477U JP 247797 U JP247797 U JP 247797U JP 3042143 U JP3042143 U JP 3042143U
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temperature
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color changing
bait
simulated bait
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JP1997002477U
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Inventor
安洋 北川
Original Assignee
株式会社ヨーヅリ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、釣りをする際にその日の水温を知
ることは釣果を左右する重要な要素であり、各釣り場に
於いて魚が棲息する領域(棚)の水温を容易に推測でき
る擬似餌を提供することを主たる課題とする。 【解決手段】 擬似餌本体1 に異なる温度で変色する複
数の感温変色部2 が設けられていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、淡水魚、海水魚、烏賊等(以下、単に「魚」という)の釣りに使用 される擬似餌に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より擬似餌は、ブラックバス、カワハギ、モンゴウイカ等の対象となる魚 に応じて様々なものが知られており、例えば、小魚の形状を真似たもの、蛙の形 状を真似たもの、海老の形状を真似たもの、蛸の形状を真似たもの、虫の形状を 真似たもの、単に紐状体を束ねたもの等のような形状のものが知られており、更 に、それぞれに様々な色彩(「色彩」とは、「単一色又は複数の色によって所望 の模様が描かれた色模様」をいう)が施されているので、擬似餌の種類としては 膨大な数となる。
【0003】 このように形状は同じでも様々な色彩が施されているのは、色彩が釣果の善し 悪しに重要な影響を与えるからであり、色彩が異なることにより釣れる対象魚が 異なったり、又、ある種の魚に於いては水温が異なることにより食い付き易い色 彩とそうでない色彩がある。
【0004】 かかる事情を考慮して、一般に、釣り人は、色彩の異なる擬似餌を数種類準備 しておき、対象魚やその日の水温を推測して釣れそうな色彩の擬似餌の選択を行 っていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、その日の気温や釣り場等を参考にして水温を推測するには、相 当な熟練者でなければ困難であり、又、熟練者であっても初めての釣り場に行っ た場合には、的確に水温を推測することは困難である。
【0006】 また、従来の擬似餌にあっては、形状はほぼ同じものでも色彩が異なるものを 準備したい場合には、その色彩の数に応じた別体の擬似餌がそれぞれ必要となる 。
【0007】 本考案は、このような事情に鑑みて、水温の推測を容易に行え、1体で種々の 色彩に変化しうる擬似餌を提供することを課題とする。
【0008】
【問題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、その課題を解決 するための手段は、擬似餌本体1 に所定温度で変色する感温変色部2 が設けられ てなることにある。
【0009】 上記構成からなる擬似餌は、所定温度で変色する感温変色部2 が設けられてい るので、釣りを始める際に擬似餌を水中に投入すれば、感温変色部2 が変色する 。例えば、20度以上で色を消失する青色の感温変色部2 を擬似餌本体1 に設け れば、水温が20度より高いか低いかを知ることができ、水温を推測する指標と なるのである。 従って、水温の推測を行うパイロットルアー的な使用が可能となる。
【0010】 特に、擬似餌は、対象魚が棲息する領域に投入されるので、釣り人が最も知り たい領域(一般に棚と言われている部分)の水温を知ることができるという利点 がある。
【0011】 さらに、請求項2記載の手段のように、擬似餌本体1 に異なる温度で変色する 複数の感温変色部2 が設けられていれば、異なる温度でそれぞれ色が変わるので 、水温の範囲がより特定され、かなり正確に水温を推測することができる。
【0012】 また、請求項1又は2記載の擬似餌は、1体で2種類以上の色彩を生ずるもの であるので1体で異なる種類の擬似餌が構成されることとなる。
【0013】 尚、請求項4記載の手段のように、前記擬似餌本体1 が合成樹脂からなり、且 つ該合成樹脂に所定温度で変色する感温変色材料を混合することにより前記感温 変色部2 が構成されていれば、製造工程を簡略化することができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態を図面に従って説明する。 図1に於いて、1 は、硬質プラスチックによって小魚の形状に成形された擬似 餌本体を示し、3 は、掛け針を示し、5 は、ミチ糸に連結する連結部を示す。
【0015】 かかる擬似餌本体1 の表面には、所定温度を境として色が変化する感温変色部 2 が設けられており、かかる感温変色部2 は擬似餌の色彩の一部又は全部を構成 してなる。
【0016】 具体的には、感温変色部2 は、所定温度を境として色が変化する(所定の温度 に達すると色が消失或いは現出する)感温変色材料を溶媒に溶解させたインキを 擬似餌本体1 に塗布することにより構成されている。
【0017】 尚、感温変色部2 としては、擬似餌本体1 に感温変色材料を印刷してもよく、 又、薄シート状に形成された感温変色材料を擬似餌本体1 に貼着することにより 構成してもよい。 さらに、擬似餌本体1 を成形する際に、その原料樹脂に感温変色材料を混合す ることにより感温変色部2 を構成してもよい。 また、異なる温度で変色する複数の感温変色部2 を擬似餌本体1 に設けてもよ い。
【0018】 感温変色材料としては、例えば、酸顕色性物質、酸性物質及び溶媒その他添加 剤を加えた混合物等のように従来から公知のものを用い、本考案に於いては特に 限定されるものではない。
【0019】 上記構成からなる擬似餌は、感温変色部2 が設けられているので、擬似餌をミ チ糸に連結して水中に投げ入れれば、水温を感知して感温変色部2 が変色し色彩 が変化するので、従来のように釣り人に勘にのみ頼る場合に比して、水温を的確 に推測することができる。
【0020】 例えば、感温変色部2 が、10度を境にして赤色から透明に変化する感温変色 材料を用いた場合には、10度を越えると感温変色部2 の赤色は消失して透明に なるから、擬似餌本体1 に施された通常の色彩(温度によって変色しない色彩) が現出し、一方、10度以下になれば、擬似餌本体1 に施された通常の色彩のう ち感温変色部2 が設けられた部分のみ赤色に変化し、水温が少なくとも10度よ り高いか低いかを知ることができる。
【0021】 また、感温変色部2 が、5度で青色から透明になる感温変色材料からなる感温 変色部2aと、10度で赤色から透明になる感温変色材料からなる感温変色部2bと 、15度で緑色から透明になる感温変色材料からなる感温変色部2cのように、異 なる温度で変色する複数の感温変色部2 で構成されていれば、より正確に水温の 範囲を特定することができる。 尚、このように異なる温度で変色する複数の感温変色材料からなる感温変色部 2a,2b,2c, …を擬似餌本体1 の異なる部位に設けず、各感温変色材料を順次薄く 積層して擬似餌本体1 に設ければ、例えば、7度に於いては、赤色と緑色とから 全く異なる色(緑色)を現出させることも可能である。
【0022】 さらに、擬似餌は、棚に投入される、換言すれば実際に魚が棲息する領域に投 入され、その水温を感知するので、最も知りたい領域の水温の推測が容易になる のである。なぜなら、水面と水中とは温度に差があり、又、潮流の影響等によっ て魚が棲息する領域の水温の高低差が激しい釣り場もあるからである。
【0023】 また、本考案に係る擬似餌によれば、1体で2種類(異なる温度で変色する感 温変色部2 を2以上設けた場合には、3種類以上)の色彩を有することとなるの で、1体で2種類以上の擬似餌を使用することができる結果となる。 従って、形状が同じで異なる色彩の擬似餌を準備したい場合であっても、本考 案に係る擬似餌を1体準備すれば足りるという利点がある。
【0024】 尚、上記実施形態に於いて、擬似餌本体1 は小魚の形状に形成されてなるが、 海老の形状、虫の形状等のように他の形状に形成されていてもよい。 また、擬似餌本体1 の材質は、合成樹脂に限定されものでもない。
【0025】 さらに、上記実施形態に於いて、感温変色部2 は、擬似餌本体1 に塗布、印刷 、貼着等の手段によって設けられているが、例えば、擬似餌本体1 に着脱自在な 別体の感温変色部2 を擬似餌本体1 に取り付ける構成であってもよい。
【0026】
【考案の効果】
叙上のように、本考案に係る擬似餌は、感温変色部が水温を感知して変色する ので、水温の推測がし易くなる。 従って、熟練者に限らず初心者でも、魚が棲息する領域の水温を推測でき、水 温に応じた釣れやすい魚を適宜判断することができる。 また、魚の種類によっては水温の違いによって食いが活発となる色彩があるの で、感温変色部の色彩をその食いが活発となる色彩に設計しておけば、水温に応 じて最適な色彩に変化するから釣果の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に於ける擬似餌の一実施形態を示す側面
図。
【符号の説明】
1 …擬似餌本体、2 …感温変色部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 擬似餌本体(1) に所定温度で変色する感
    温変色部(2) が設けられてなることを特徴とする擬似
    餌。
  2. 【請求項2】 擬似餌本体(1) に異なる温度で変色する
    複数の感温変色部(2)が設けられてなることを特徴とす
    る擬似餌。
  3. 【請求項3】 前記感温変色部(2) が、所定温度で変色
    する感温変色材料を擬似餌本体(1) の表面に塗布又は印
    刷することにより構成されてなる請求項1又は2記載の
    擬似餌。
  4. 【請求項4】 前記擬似餌本体(1) が合成樹脂からな
    り、且つ該合成樹脂に所定温度で変色する感温変色材料
    を混合することにより前記感温変色部(2) が構成されて
    なる請求項1又は2記載の擬似餌。
JP1997002477U 1997-04-04 1997-04-04 擬似餌 Expired - Lifetime JP3042143U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008064A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Sh Global Co Ltd マルチカラー人工餌

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