JP3041267U - 除草用熱湯ジョーロ - Google Patents

除草用熱湯ジョーロ

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JP3041267U
JP3041267U JP1997002031U JP203197U JP3041267U JP 3041267 U JP3041267 U JP 3041267U JP 1997002031 U JP1997002031 U JP 1997002031U JP 203197 U JP203197 U JP 203197U JP 3041267 U JP3041267 U JP 3041267U
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weeding
kettle
hot water
liters
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JP1997002031U
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English (en)
Inventor
誠文 宮池
Original Assignee
山陽芝生株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱湯(蒸気ではない)を植生している雑草に
対し、安全迅速且つ適確に注湯して枯殺可能とするジョ
ーロの提供。 【解決手段】 容積5リットル〜10リットルの耐熱合
成樹脂製の把手付きケトルの構成で内部へ投げ込み式電
熱ヒーターを備えると共に、給水口はケトル上面でノッ
ク構造の蓋を取付け、他方注出口は凡そ30゜〜45゜
の傾斜角度の直線状となした噴嘴筒に形成し、且つケト
ル外周面には断熱材を被蔽或は付着させたことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は公害のない安全な方法で簡単に雑草などを枯殺する除草用熱湯ジョー ロに関する。
【0002】
【従来の技術】
除草は人的には草むしりであるが、機械的には専ら刈払いが行われており、こ れに化学的には薬剤散布が主流となされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
人的な草むしりは手間賃の高騰と能率性に問題があり、機械的な刈払いは能率 的ではあるが、刈払い機使用の困難な塀際やフェンスの周辺、或は石段の目地、 砂利敷きの中までの作業に問題がある。 薬剤散布は草種や施用時期などによって効果が不確実であり、付近に対する薬 害や農薬成分の残留問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、沸騰点直前に達した熱湯(蒸気ではない)を直接対象雑草に接触さ せ、高熱によって植物の細胞組織を破壌し枯殺除草せんとするものである。 熱湯は火事の危険もないし、フェンスの塗装を剥がすこともないし、また本来 が水であるため何度使用しても薬害をもたらすことはなく、刈払いや草むしり箇 所も簡単に上から処理ができ、他の物理的方法に比べて迅速且つ適確な処理が可 能となる。
【0005】 本願考案は、容積5リットル〜10リットルの耐熱合成樹脂製の把手付きケト ルの構成で内部へ投げ込み式電熱ヒーターを備えると共に、凡そ30゜〜45゜ の傾斜角度で直線状となした噴嘴筒を形成し、且つケトル外周面には断熱材を被 蔽或は付着させたことを特徴とする。 このさい、噴嘴筒の長さは凡そ15cm〜35cmの範囲で先細り状に形成し 、該部先端に5mm〜20mmの導出路を備えた複数のノズル孔を並設した吐出 体を脱着自在に嵌着させたものが効果的な使用が遂行でき、特に吐出体のノズル 孔径を2mmφ〜6mmφとなした4〜8個を5mm〜15mm間隔内に配設し た構成としたものが種々の実験結果から優れていることが確かめられた。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係る除草用熱湯ジョーロの一部破断正面図である。1は容積5 リットル〜10リットルとなしたケトル本体、2はその上方部に於ける給水口で 給水栓3が取付けられる。4は投げ込み式電熱ヒータで給水栓3の側端部からケ トル本体1内へ挿入固定される構成となされる。他方注出口5は凡そ30゜〜4 5゜の傾斜角度θで長さ15cm〜35cmの直線状となした先細筒に形成して ある。 該傾斜角度θはケトル本体1を手に持って少し傾けるようにするだけで、勢い 良く熱湯が吐出されるに適する角度である。
【0007】 このさい注出口5の先端部には適宜な構成の噴嘴筒6を嵌着させるものとなさ れる。 そして図2で一点鎖線で示す如き熊手状態に熱湯が吐出されるようになすのであ り、このために該図面に示す如くノズル孔6aは少なくとも5mm〜20mmの 長さ寸法を有する導出路Sを有する構成で、且つ隣接する孔間隔kは5mm〜1 5mmとなされた複数個(4〜8個)のやや大きい孔(2mmφ〜6mmφ)を 穿設したものとなされる。
【0008】 給水栓3は放熱防止のために細筒構成で且つ安全面から上端にノック構造の蓋 3aが取付けてあり、またケトル全周面には断熱材7を被覆或はコーティングし てある。 本考案ではケトル本体1の材質は耐熱性の高いポリプロピレンなどの合成樹脂 製となされており、他方断熱材7としてはアルミ箔や石綿繊維を加えたケイ酸カ ルシウム、膨張パーライト、ガラス繊維、シリカエアロゲルなどの塗装の他に厚 手の木綿布やジーンズなどを被覆させるようになしても良い。
【0009】 なお、使用する電熱ヒータ4は投げ込み式で空焚き防止のため、湯温が110 ℃以上で切れる温度感知ヒューズを取付けた構成のものとなされる。
【0010】 本考案では、ケトル本体1内の湯温を80℃〜100℃の範囲、好ましくは9 0℃〜95℃の範囲に保ちながら雑草に対して注出口5から熱湯が熊手状態に吐 出されるようにする。 本考案で熱湯が熊手状態に吐出されることは、散霧状態と異なる紐状で重力作 用に降下するものとなることから、雑草に対し強く作用させることができるもの となるのであり、ノズル口に一定距離の導出路Sを備えていること及び隣接する ノズル口間に一定の距離が設けてあることが貢献するのである。 本考案者の実験によれば10cm×1mの雑草群落に対し1リットルの熱湯を 注ぐさい、湯温が60℃の場合は殆んど枯れないが70℃では概ね枯れるものの 雑草の大きさによっては生残るものもある。80℃では地上部の全てが枯れ、9 0℃以上では地中の5mm程度にある生長点も枯死して雑草退治が出来るものと なる。 ところで、100℃の場合は蒸気となって噴出拡散するため、実際の雑草にあ たるときは、噴出口から20cmの距離でも70℃くらいまで温度が下がり、あ まりダメージを与えないものとなる。従って、沸騰直前の熱湯を拡散させない状 態でたっぷり注ぐことが、最も枯殺効果が高いものとなる。
【0011】
【考案の効果】
本考案品は次の如き優れた作用効果を奏する。 速効であること。ほかの物理的方法と同様に瞬時に作用効果があり、効果 を待つ時間が不要である。 残効がないこと。熱湯の温度が沸騰点近くでも、施用5秒後には無害な温 度に下がることと、農薬など何も混用しないので、何度繰り返しても残効や残留 物は全くないこと。 安価であること。除草剤撒布のような薬剤費や機械装置は不要であり、電 力料金が主な経費で、コストはあまりかからない。刈払いや、手取り除草に比較 すれば、桁違いに安価で、しかもスピーディーである。 確実であること。除草剤のように効きにくい雑草などはなく、ゼニゴケの ように背丈の低いもの、また塀際や石段の目地、砂利敷きのなかなどにも変りな く作用効果がおよぶ。 安全であること。人体にかからないよう取扱いの注意は勿論であるが、環 境的には本来が水であるため、やりすぎても、また何度繰り返して施用してもよ い。 薬害も、火事の危険もない。またコンクリート二次製品及びプラスチック やフェンスの塗装などにも、悪影響はなく無害である。 汎用性がある。家庭内でも様々なケースが可能で、例えば、雑草退治のほ か、風呂場、トイレ、キッチン、犬小屋、ナメクジのわきそうな場所、園芸用ハ ウスなどの消毒、清掃及び緊急の融雪、解凍など利用面が多く、有用である。 簡単であること。原理、構造、使用方法が簡単明瞭であるためよく理解さ れ、誰でもすぐ使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一部破断正面図である。
【図2】吐出体の一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1 ケトル本体 2 給水口 3 給水栓 4 電熱ヒータ 5 注水口 6 噴嘴筒 7 断熱材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容積5リットル〜10リットルの耐熱合
    成樹脂製の把手付きケトルの構成で内部へ投げ込み式電
    熱ヒーターを備えると共に、給水口はケトル上面でノッ
    ク構造の蓋を取付け、他方注出口は凡そ30゜〜45゜
    の傾斜角度の直線状となした噴嘴筒に形成し、且つケト
    ル外周面には断熱材を被蔽或は付着させたことを特徴と
    する除草用熱湯ジョーロ。
  2. 【請求項2】 噴嘴筒の長さを凡そ15cm〜35cm
    の先細り状に形成し、該部先端に5mm〜20mmの導
    出路を備えた複数のノズル孔を並列配列した吐出体を脱
    着自在に嵌着させたことを特徴とする請求項1記載の除
    草用熱湯ジョーロ。
  3. 【請求項3】 吐出体は孔径2mmφ〜6mmφとなし
    た孔の4〜8個を5mm〜15mm間隔内に配設した構
    成となしたことを特徴とする請求項2記載の除草用熱湯
    ジョーロ。
JP1997002031U 1997-03-07 1997-03-07 除草用熱湯ジョーロ Expired - Lifetime JP3041267U (ja)

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