JP3040667U - レンジホッター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】家庭用ホットバッグとして、誰でも、簡単・迅
速・何時でも自由に、そして安価に従来のホットバッグ
と同様の温熱療法ができるレンジホッターを提供するこ
と。 【解決手段】 液体、または吸水性物質に水を含ませた
ものからなる蓄熱媒体２をフイルム状素材で形成した密
封体３の内部に収納した、電子レンジで加熱できる蓄熱
具１を、該蓄熱具１を出入自在に収納できる断熱性保温
袋に収納してなり、上記断熱性保温袋は、断熱材を素材
として形成された保温面と、伝熱性素材で形成された放
熱面で構成される構造となしてあることを特徴とする、
レンジホッター。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は関節痛、腰痛、肩こり、筋肉痛、リハビリ等の温熱療法に使用する、 レンジホッターに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

液体を偏平状のポリ袋に詰めた蓄熱具を、蒸気または熱湯で加熱し、バスタオ ルのような布で被覆したのが従来の温熱療法に使われるホットバッグであるが、 保温対策が施していないので、熱の拡散が激しく、熱効率が低く、そのため高温 を必要とし蓄熱には時間がかかり、火傷の危険など取扱いに問題点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたように、蒸気または熱湯での加熱には、時間がかかり、ま た保温対策がなされていないため、熱の拡散が激しく、適温を維持するためには 、高温を必要とした、そのため火傷の危険など取扱いに問題点があった。

【０００４】 本考案の目的は、従来の技術の有する問題点を解決し、家庭用ホットバッグと して、簡単にして何時でも自由に使用され、しかも経済的にも優れた、レンジホ ッターを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案は、液体、または吸水性物質に水を含ませた ものからなる蓄熱媒体２をフイルム状素材で形成した密封体３の内部に収納した 、電子レンジで加熱できる蓄熱具１を、該蓄熱具１を出入自在に収納できる断熱 性保温袋４に収納してなり、上記断熱性保温袋４は、断熱材を素材として形成さ れた保温面５と、伝熱性素材で形成された放熱面６で構成される構造となしてあ ることを特徴とする、レンジホッター。

【０００６】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態については、図面を参照して説明する。 図１において、本考案のレンジホッターＡは、蓄熱具１を断熱性保温袋４に収 納してなる。

【０００７】 図２において、本考案のレンジホッターＡの構成部材である蓄熱具１は蓄熱媒 体２を密封体３に収納したものである。 上記蓄熱媒体２は、液体、または吸水性物質に水を含ませたものであるが、液 体は水でも良く、糊状のものでもよい。また、吸水性物質の種類は特に限定して ないが、布状繊維が好ましい。

【０００８】 また上記密封体３はフイルム状素材で形成されており、上記蓄熱媒体２を内部 に収納し、電子レンジで加熱できるものである。また、上記フイルム状素材とし てはポリエチレンがあるが、特に高密度ポリエチレンが好ましい。

【０００９】 上記密封体３の形状は、上記蓄熱媒体２を収納でき、また断熱性保温袋４に自 在に出し入れ可能な形状であれば、特に限定しないが、使用に便利なブック型の 形状が好ましい。

【００１０】 図３において、本考案のレンジホッターの構成部材の１である、断熱性保温袋 ４は蓄熱具１を出入自在に収納するためのものであって、断熱材を素材として形 成された保温面５と伝熱性素材で形成された放熱面６で構成され、保温面５は蓄 熱具１の熱の拡散を防ぎ、放熱面６は熱を効率よく患部に加える構造となしてあ る。 上記断熱材は、断熱性と柔軟性があれば限定はしないが、発砲ポリエチレンが 特に好ましい。 また断熱性保温袋４の形状は、上記の要求を満たすものであれば限定しないが 使用に便利なブック型の形状が好ましい。

【００１１】 図４において、バンド通し７は、本考案のレンジホッターの使用を補助するも のであるが、素材・形状は特に限定はしない。

【００１２】

【考案の効果】

本考案のレンジホッターは、上述の通り構成されているので、次に記載する効 果を奏する。

【００１３】 レンジホッターは、電子レンジで加熱することで、迅速にして簡単、何時でも 自由に、しかも安価に熱を蓄積し、断熱性保温袋の効果により適温を永く確保し 、熱を患部に効率良く加えることができる。また取扱いも簡単にして安全、しか も経済的に極めて優れている。

【００１４】 また柔軟性の良い断熱材の使用と、バンドによる締結が可能なため、どのよう な個所にも適応する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のレンジホッターを示す斜視図である。

【図２】図２の（ａ）は蓄熱具を示す平面図であり、
（ｂ）は図２（ａ）に示す、蓄熱具のＡ−Ａの断面図で
ある。

【図３】図３の（ａ）は断熱性保温袋を示す平面図であ
り、（ｂ）は図３（ａ）に示す断熱性保温袋のＡ−Ａの
断面図であり、（ｃ）は図３（ａ）に示す断熱性保温袋
のＢ−Ｂの断面図である。

【図４】断熱性保温袋と、バンド通しの配置を示す斜視
図である。

【符号の説明】

Ａ レンジホッター １ 蓄熱具 ２ 蓄熱媒体 ３ 密封体 ４ 断熱性保温袋 ５ 保温面 ６ 放熱面 ７ バンド通し

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 液体、または吸水性物質に水を含ませた
   ものからなる蓄熱媒体２をフイルム状素材で形成した密
   封体３の内部に収納した、電子レンジで加熱できる蓄熱
   具１を、該蓄熱具１を出入自在に収納できる断熱性保温
   袋４に収納してなり、上記断熱性保温袋４は、断熱材を
   素材として形成された保温面５と、伝熱性素材で形成さ
   れた放熱面６で構成される構造となしてあることを特徴
   とする、レンジホッター。