JP3040104U - 組立式の植物支持具 - Google Patents

組立式の植物支持具

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JP3040104U JP1997000751U JP75197U JP3040104U JP 3040104 U JP3040104 U JP 3040104U JP 1997000751 U JP1997000751 U JP 1997000751U JP 75197 U JP75197 U JP 75197U JP 3040104 U JP3040104 U JP 3040104U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観葉植物等を個性的に引き立てるために使用
する植物支持具を、高さ変更可能な組立式に構成して、
その取扱い性を向上させ、又その製造コスト、流通コス
ト及び販売コストの低減を図る。 【解決手段】 3本以上の伸縮可能な支柱2と、立設さ
れた支柱相互を連結する環状をなす複数の連結部材3と
を具える。連結部材3は、支柱の太部材10を挾持する
第1の挾持部13と、支柱の細部材11を挾持する第2
の挾持部16とからなる組を、支柱本数の組数分有す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、観葉植物や花木植物、蔓性植物等を室内や庭、ベランダ等で栽培す る場合に、これらの植物を個性的に引き立てるために使用される組立式の植物支 持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周方向に所要間隔で立設された3本以上の支柱を、環状の連結部材を用いて上 下所要間隔で連結した構成の植物支持具が幾種類も提供されている。これらの植 物支持具は、植物を個性的に引き立てて花や観葉植物をおしゃれに演出できる園 芸用小道具として注目されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の植物支持具によるときには次のような問題点があっ た。 一定の形態に組み立てた上で出荷するため、その製造コストがかかると共に 、全体が嵩張るために輸送コストも高くついた。又メーカーだけでなく中間販売 業者及び小売店においても、保管スペースや取り扱いの面等において種々の問題 があった。
【0004】 組み立てられた完成品としての植物支持具はその形態が固定的であった。こ の種の植物支持具は、前記のように、植物を個性的に引き立てて花や観葉植物を おしゃれに演出する目的を持つものであることから、需要者の多様なニーズに応 えるためには、種々形態のものを設計製作せざるを得ず、製造コストの上昇を招 いたばかりでなく、在庫管理の面等に多くの手間を要して販売価格が高くつく問 題があった。又、植物の成長に合わせて支持具の高さを大きくできる融通性を持 たなかったことから、植物支持の機能面においても改善の余地があった。
【0005】 本考案は、かかる従来の問題点を解決しうる組立式の植物支持具の提供を目的 とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案は以下の手段を採用する。 即ち本考案に係る組立式の植物支持具は、周方向に所要間隔で立設状態に配置 される3本以上の支柱と、立設された支柱相互を連結する環状をなす複数の連結 部材とを具え、前記支柱は、太部材から細部材を引き出すことによって支柱長さ を伸ばせる伸縮式に構成されている。そして前記連結部材は、前記支柱を弾性的 に挾持する挾持部を有し、該連結部材の内の少なくとも一つは、前記太部材を挾 持する第1の挾持部と前記細部材を挾持する第2の挾持部とを一組とする挾持部 の組を支柱本数の組数だけ有することを特徴とするものである。
【0007】 本考案に係る組立式の植物支持具のより具体的な態様は、周方向に所要間隔で 立設状態に配置される3本以上の支柱と、立設された支柱相互を連結する環状を なす複数の連結部材とを具え、前記支柱は、太部材から細部材を引き出すことに よって支柱長さを伸ばせる伸縮式に構成されている。そして前記連結部材の一つ は、前記太部材を弾性的に挾持する第1の挾持部を有するものであり、又前記連 結部材の残りのものは、前記太部材を弾性的に挾持する第1の挾持部と前記細部 材を挾持する第2の挾持部とを一組とする挾持部の組を支柱本数の組数だけ有す るものであることを特徴とするものである。
【0008】 本考案に係る組立式の植物支持具のより具体的な他の態様は、周方向に所要間 隔で立設状態に配置される3本以上の支柱と、立設された支柱相互を連結する環 状をなす複数の連結部材とを具え、前記支柱は、太部材から細部材を引き出すこ とによって、且つこの細部材からそれよりも細い細部材を引き出すことによって 支柱長さを伸ばせる伸縮式に構成されている。そして前記連結部材は、前記支柱 を弾性的に挾持する挾持部を有し、該連結部材の内の少なくとも一つは、前記太 部材を挾持する第1の挾持部と前記細部材を挾持する第2の挾持部と前記最も細 い細部材を挾持する第3の挾持部とを一組とする挾持部の組を、支柱本数の組数 だけ有することを特徴とするものである。
【0009】 前記組立式の植物支持具において、3本以上の支柱が円錐状乃至多角錐状を形 成するように傾斜状態で立設される場合、寄せ合わせられた支柱の上端部分を、 これに被るキャップ部材によって一体化するのがよい。
【0010】 この場合、該キャップ部材は、共に合成樹脂を以て形成された、支柱保持部材 とこれに被るカバー部材とから構成するのがよい。該支柱保持部材は、支柱の上 端部分を挿入させうる下端開放の筒体を支柱本数の数だけ有するものとなし、こ の筒体を、外縁から内縁に向けて肉厚が徐々に薄くなる円環状の連結片の周方向 に略等間隔で配置し、その下端部分を該連結片に連結せしめてなる。一方前記カ バー部材は、縦断面が逆U字状を呈する下端開放の筒状に形成し且つその内周面 の下縁に沿って係合突条を周設してなる。そして前記支柱保持部材は、円環状を なす前記連結片が内縁側ほど薄肉であることによって各筒体の先端部分が集合す るように変形した状態で前記カバー部材内に挿入可能となされ、その連結片の外 縁部分が前記カバー部材の係合突条で下方より支持される如く構成したことを特 徴とするものである。
【0011】 前記において、カバー部材の内周面には、カバー部材の中心から放射状に仕切 板を突設し、隣り合う仕切板間に1つの筒体を配置させるように構成するのがよ い。 前記した各組立式の植物支持具において、支柱は、その下端側の部分を上下に 長い垂直片とし、その上端において、外方に向け略水平な状態で水平片を突設し 、該水平片の先端において、斜め上方に延長する傾斜片を突設し、該傾斜片を伸 縮式に形成するのがよい。
【0012】 連結部材が第1の挾持部と第2の挾持部を具える場合、これらを周方向に隣り 合わせて配置するのがよい。又、連結部材が第1の挾持部と第2の挾持部と第3 の挾持部を具える場合、これらを周方向に集合状態に配置するのがよい。
【0013】 又、連結部材が円環状をなす場合において、挾持部は、連結部材の半径方向の 内方側或いは半径方向の外方側に突出するように設けるのがよい。
【0014】 前記した各組立式の植物支持具において、連結部材の上面の、連結部材の中心 を挟む左右に位置させ且つ該左側部の前後及び該右側部の前後に位置させて、支 柱長さ方向を連結部材の直径方向にして連結部材の上面に重ね合わせられた支柱 を弾性的に挾持する支柱挾持部を突設するのがよい。
【0015】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1において本考案に係る組立式の植物支持具1は、支柱2の4本と、立設さ れた支柱相互を連結する円環状の連結部材3の3本と、寄せ合わされた支柱上端 部分に被るキャップ部材5とを具えるものである。
【0016】 前記支柱2は例えば合成樹脂製のものであり、図2〜3に示すように、その下 端側の部分が上下に長い垂直片6とされ、その上端において外方向に水平片7が 突設され、該水平片7の先端において、内方向(前記垂直片6側)に向け斜め上 方に延長する傾斜片9を突設してなる形態を有する。なおこの傾斜片9の垂直線 に対する傾斜角度θは、本実施例においては約10度に設定している。そして該 傾斜片9は、円形パイプを以て形成されており、比較的径の大きい下側の太部材 10に、それよりも径の細い細部材11を引出し可能に組み込んでなり、その引 出しによって支柱長さを伸ばせるように構成されている。本実施例においては、 製造コストを抑制するため、図3に示すように、細部材11は太部材10に単に 挿入されているだけであるが、細部材を抜け止めする手段を設けてもよい。
【0017】 前記連結部材3は、全体が合成樹脂を以て一体に形成されており、円環状をな す。本実施例においては、図1、図4に示すように、大中小の3個の連結部材3 a,3b,3cを一組としている。
【0018】 最大径の連結部材3aは、外周面部に、前記傾斜状態の太部材10を内側から 弾性的に挾持する縦長の横断面C字状をなす第1の挾持部13が、90度の角度 ピッチで突設されている。又該連結部材の上面には、その中心を挟む左右位置で 且つ該左側部の前後及び該右側部の前後に位置させて、支柱長さ方向を連結部材 の直径方向にして該連結部材3の上面に重ね合わせられた前記支柱2の傾斜片9 を弾性的に挾持する横断面C字状をなす支柱挾持部15,15、15,15を、 左右2本ずつの支柱2,2、2,2を挾持する(図7)ように突設してなる。
【0019】 又、前記中間径の連結部材3bと小径の連結部材3cは、直径の大小を除いて は同一の構成を有しており、前記傾斜状態の太部材10を内側から挾持する縦長 の横断面C字状をなす第1の挾持部13と、前記傾斜状態の細部材11を内側か ら挾持する縦長の横断面C字状をなす第2の挾持部16とを隣り合わせて設けた 挾持部の組を、支柱本数に合わせて4組設けてなる。
【0020】 又前記キャップ部材5は、共に合成樹脂を以て形成された支柱保持部材17と これに被るカバー部材19とからなる。該支柱保持部材17は、図4〜6に示す ように、前記支柱2の細部材11の上端部分20を挿入させうる下端開放の円筒 状をなす筒体21を支柱本数の数だけ有し、この筒体21が、外縁部22から内 縁部23に向けて徐々に薄肉となる円環状の連結片25の周方向に等間隔で配置 され、その下端部分が該連結片25に連結された構成を有する。一方前記カバー 部材19は、横断面が逆U字状を呈する下端開放の円錐筒状に形成され、その内 周面の下縁に沿って係合突条26が周設されてなる。又前記カバー部材19の内 周面には、カバー部材の中心から放射状に4枚の仕切板27,27,27,27 が90度の角度をおいて突設されており、隣り合う仕切板間に前記筒体21の1 つを収容するための区画部29が形成される。
【0021】 前記支柱保持部材17は、円環状をなす前記連結片25が内縁側ほど薄肉であ ることによって、図6に示すように、各筒体21,21,21,21の先端部分 が集合するように変形した状態で前記カバー部材19の区画部29内に収容せし められる。この時の筒体21の垂直線に対する傾斜角度は10度であり、前記傾 斜片9の傾斜角度に等しい。そして、その連結片25の外縁部22が前記カバー 部材19の係合突条26で下方より支持された状態となって、各筒体の先端部分 31が所定の集合状態で保持される。
【0022】 前記構成を有する3個の連結部材3a,3b,3cと前記支柱保持部材17と カバー部材19は、本実施例においては、図4に示すように一纏まりにして射出 成形されている。
【0023】 図4において、前記3個の連結部材3a,3b,3cは同心円上に配置される と共に、小径の連結部材3cの内部には、前記支柱保持部材17とカバー部材1 9とが、大径の連結部材3aの上面となる側に突出する如く隣接状態に配置され 、連結部材相互及び、小径の連結部材3cと支柱保持部材17相互、連結部材3 cとカバー部材19相互、支柱保持部材17とカバー部材19相互が、切り離し が容易であるように棒状連結片32で連結されている。
【0024】 そして4本の支柱を左右2本ずつに分けて、図7に示すように前記前後の支柱 挾持部15,15、15,15、15,15、15,15に、縮小状態にある各 支柱2の傾斜片9(太部材10)を弾性的に挾持させ、支柱2と連結部材3a, 3b,3cと支柱保持部材17とカバー部材19の全体を偏平状態に一体化し、 この状態で梱包して出荷するのであり、末端ユーザーが各部品毎に分離して所要 に組み立てるのである。
【0025】 図1は、前記構成の各部品を組み立てて得られた植物支持具1の使用状態の一 例を示すものである。該植物支持具1は、太部材10より細部材11を所定長さ に引き出してなる支柱2の4本を、それらが同一円周上に90度の角度をおいて 存するように配置し、前記水平片7を植木鉢33の上縁35に載せ且つ前記垂直 片6を植木鉢の栽培土36に略垂直状態に押し込んで、植木鉢に設置してなる。 この設置状態で前記傾斜片9は、垂直線に対して約10°の傾きとなる。
【0026】 この状態で、各支柱の上端部分が合致するように、太部材10より細部材11 を所定長さ引き出し、夫々の支柱の上端部分(細部材11の上端部分)20を、 図6に示すように前記支柱保持部材17の各筒体21に挿入する。連結片25が 、前記のように内縁側程薄肉に形成されているため、この挿入状態で、各筒体2 1,21,21,21の先端部分は該連結片25の変形を伴って寄せ合わせられ る。
【0027】 その後、筒体21の夫々を対応の区画部29に挿入状態にして前記カバー部材 19を、集合した筒体の先端部分に被せる。これにより、前記連結片25の外縁 部22が該カバー部材の係合突条26で下方より支持された状態となり、支柱保 持部材17が抜け止めされると共に4本の支柱の集合形態が安定的に保持される ことになる。この状態で、4本の支柱の傾斜片9,9,9,9は円錐状面(或い は多角錐状面)を形成する。次に、支柱の高さに応じて、その上下及び中間部位 で、4本の支柱の全体を連結部材3a,3b,3cで連結する。
【0028】 前記大径の連結部材3aは、図1に示すように、4本の傾斜片の太部材10に 内接するように配置され、第1の挾持部13に太部材10を弾性的に挾持させる 。又中間径の連結部材3bは、4本の傾斜片の太部材10に内接するように配置 され、第1の挾持部13に太部材10を弾性的に挾持させている。連結部材3b が、例えば図8(E)に示すように細部材11に内接する場合は、第2の挾持部 16に細部材11を挾持させる。又小径の連結部材3cは、4本の傾斜片の細部 材11に内接するように配置され、第2の挾持部16に細部材11を弾性的に挾 持させている。連結部材3cが、例えば図8(A)(B)に示すように太部材1 0に内接する場合は、第1の挾持部13に太部材10を挾持させる。
【0029】 このような3個の連結部材3a,3b,3cによる支柱の連結と前記キャップ 部材5による支柱の連結によって、組み立てられた植物支持具1の安定が確保さ れている。
【0030】 図8(A)〜(E)は、前記構成の植物支持具1を用いて、植木鉢33の直径 を変化させた場合の支柱の高さと連結部材の連結状態を比較するものであり、左 から右に向かうにつれて植木鉢の直径が大きくなっており、それに応じて細部材 11の引出し長さが大きくなっている。
【0031】 高さが低い図8(A)(B)においては、前記大径の連結部材3aと小径の連 結部材3cを用いて支柱相互を連結し、小径の連結部材3cの第1の挾持部13 に太部材10を挾持させている。
【0032】 図8(C)は、植木鉢33の直径が稍大きい場合であり、支柱の連結は大径の 連結部材3aと小径の連結部材3cを用いて行っている。そして、小径の連結部 材3cの第2の挾持部16に細部材11を挾持させている。
【0033】 図8(D)は、前記図1に示した態様である。又図8(E)は、植木鉢33の 直径を図8(D)に示すものよりも更に大きくした場合であり、前記3個の連結 部材3a,3b,3cを用いて支柱を連結していて、小径の連結部材3cは第2 の挾持部16に細部材11を挾持させている。キャップ部材5による支柱の連結 の構成は前記と同様である。何れの使用状態も、支柱の長さが変わるだけであり 、支柱の傾きは同一である。
【0034】 図9は、前記支柱2の垂直片6を地面37に直接差し込んで立設状態とした場 合を示すものである。この場合、水平片7が地面37に接するように垂直片6を 垂直状態に押し込めば、傾斜片9の角度は自ずから所定のものになる。
【0035】 〔その他の実施例〕 支柱は、直棒状の伸縮式に構成されることもある。この場合該支柱は、斜め 状態に立設されてもよく、或いは周方向に所要間隔で垂直状態に立設されてもよ い。3本以上の支柱が垂直状態に立設される場合は、例えば図10〜11に示す ように、これらの支柱2によって円柱状(或いは多角柱状)が形成される。この 場合の連結部材3による支柱の連結は、略同一直径の複数の連結部材を用い、前 記と同様、連結部材3が太部材10に対応する場合は、これを第1の挾持部13 に挾持せしめる。又連結部材3が細部材11に対応する場合は、これを第2の挾 持部16に挾持せしめる。なお図11は、各連結部材3を、その内周面が支柱2 に外接するように支柱2に連結した場合であり、第1の挾持部13及び第2の挾 持部16を連結部材3の内方側に突設している。このような連結部材の構成は、 前記実施例においても同様に採用され得る。
【0036】 支柱2の太部材10及び細部材11は、円筒状以外のものに構成されること もある。図12は、角筒状の太部材10から角筒状の細部材11を引出し可能に 構成した場合を示す。又図13は、リップ39,39付きのコ字状に形成した太 部材10から同様構成の細部材11を引き出し可能に構成した場合を示すもので ある。
【0037】 図14は、第1の挾持部13及び第2の挾持部16の他の態様を示すもので あり、連結部材3の環状部分の一部分を凹ませて形成されている。
【0038】 1つの連結部材に第1の挾持部と第2の挾持部を設ける場合、図4に示すよ うに、これらを隣接させて設けるのがよいが、離すこともできる。
【0039】 連結部材は、多角形状の環状をなすものとして形成されることもある。
【0040】 支柱は、前記実施例で示した細部材11から、それよりも更に細い細部材を 引き出すことのできる3段階伸縮式に構成されることもある。
【0041】 前記実施例において、最下端の太部材相互は連結する必要がない場合もある ため、前記大径の連結部材3aを省略して、第1の挾持部13と第2の挾持部1 6を併有する連結部材の複数を以て本考案が構成されることもある。
【0042】 支柱挾持片を有する連結部材は、第1の挾持部だけを有する場合と、第1の 挾持部と第2の挾持部を併有する場合がある。
【0043】
【考案の効果】
本考案によるときは、植物を個性的に引き立てて花や観葉植物をおしゃれに演 出できるのはもとより、以下の如き優れた効果を併せて奏する。 本考案に係る植物支持具は、組立式のものであり且つ支柱が伸縮できること から、太部材からの細部材の引き出し量に応じて、高さの異なる植物支持具を組 み立てることができ、植物の成長に合わせながらその高さを高く形成できる。 特に、支柱を傾斜状態に立設させるときは、太部材からの引き出し長さに応じ て、植物支持具の下端側の径を大きくすることができ、一定範囲で直径の異なる 植木鉢(プランター)に使用できる。
【0044】 又植物支持具が組立式のものであるため、部品として出荷でき、従来に比し 製造コストの低減を期しうる。又、完成品としての植物支持具を流通に乗せる場 合に比し、流通コスト及び販売コストの低減も期しうる。 特に、連結部材に支柱挾持部を突設するときは、この支柱挾持部に支柱を挾持 させた状態の偏平状態でコンパクトに梱包し出荷できるため、流通時及び販売時 における取り扱いが容易となる。
【0045】 特に支柱が、垂直片の上端に水平片を突設し該水平片の先端に傾斜片を突設 してなる屈曲形態を有するときは、垂直片を土に押し込むことによって自ずから 、傾斜片を所要の傾斜状態に設定できる。即ち、垂直部を基準にして傾斜片の傾 斜状態を容易に所望に設定できる利点がある。
【0046】 集合された支柱の上端部分を、これに被るキャップ部材によって一体化する 構成を採用する場合は、支柱の傾斜状態を安定的に保持できる。従って、下端が 植木鉢(プランター)に支持され或いは地面に押し込まれて固定状態にある植物 支持具の高さ及びその円錐状乃至角錐状形態が、太部材に対する細部材の引き出 し状態が固定的でない場合でも、安定的に保持されることとなる。
【0047】 特に、キャップ部材を支柱保持部材とカバー部材の2つの部材から構成すると きは、支柱保持部材の筒体に支柱の上端部分を挿入せしめ、連結片の屈曲により 各筒体の先端部分を窄まり変形させることによって、傾斜状態にある支柱の相互 位置関係を所定のものに設定できることとなる。なお、円環状の連結片がその内 縁側程薄肉となっているため、支柱の窄まり変形を容易に行い得る。そして、こ の筒体の窄まり部にカバー部材を被せることによって、連結片の外縁部分とカバ ー部材の係合突条との係合により、前記支柱相互間の定まった位置関係を固定で きることになる。
【0048】 この場合、カバー部材の内部を仕切板によって、筒体の数に等しい数の区画部 に仕切る場合は、支柱相互間の位置関係を自ずから正しく設定でき、それを保持 できることになる。
【0049】 第1の挾持部と第2の挾持部を隣り合わせ、又第1の挾持部と第2の挾持部 と第3の挾持部を集合状態とする構成を採用するときは、支柱の太部材及び細部 材の太さに応じて、必要な挾持部を容易に選択できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】植物支持具を示す斜視図である。
【図2】支柱を示す側面図である。
【図3】太部材と細部材の接合部の構成を説明する断面
図である。
【図4】3個の連結部材と支柱保持部材とカバー部材の
一体成形状態を説明する斜視図である。
【図5】支柱保持部材とカバー部材を示す一部欠切斜視
図である。
【図6】4本の支柱の集合された上端部分をキャップ部
材で一体化した状態を説明する断面図である。
【図7】支柱と連結部材と支柱保持部材とカバー部材の
全体を偏平状態に一体化した状態を示す平面図である。
【図8】支柱の高さを変化させた植物支持具の組立状態
を比較して説明する正面図である。
【図9】支柱を地面に直接差し込んで立設した状態を説
明する側面図である。
【図10】直棒状の支柱を垂直状態に立設して構成した
植物支持具の他の態様を説明する正面図である。
【図11】その横断面図である。
【図12】支柱の他の態様を示す横断面図である。
【図13】支柱のその他の態様を示す横断面図である。
【図14】連結部材の他の態様を説明する平面図であ
る。
【符号の説明】
1 植物支持具 2 支柱 3 連結部材 5 キャップ部材 6 垂直片 7 水平片 9 傾斜片 10 太部材 11 細部材 13 第1の挾持部 15 支柱挾持片 16 第2の挾持部 17 支柱保持部材 19 カバー部材 21 筒体 25 連結片 26 係合突条 27 仕切板 29 区画部

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に所要間隔で立設状態に配置され
    る3本以上の支柱と、立設された支柱相互を連結する環
    状をなす複数の連結部材とを具え、前記支柱は、太部材
    から細部材を引き出すことによって支柱長さを伸ばせる
    伸縮式に構成されており、一方前記連結部材は、前記支
    柱を弾性的に挾持する挾持部を有し、該連結部材の内の
    少なくとも一つは、前記太部材を挾持する第1の挾持部
    と前記細部材を挾持する第2の挾持部とを一組とする挾
    持部の組を支柱本数の組数だけ有することを特徴とする
    組立式の植物支持具。
  2. 【請求項2】 周方向に所要間隔で立設状態に配置され
    る3本以上の支柱と、立設された支柱相互を連結する環
    状をなす複数の連結部材とを具え、前記支柱は、太部材
    から細部材を引き出すことによって支柱長さを伸ばせる
    伸縮式に構成されており、前記連結部材の一つは、前記
    太部材を弾性的に挾持する第1の挾持部を有するもので
    あり、又前記連結部材の残りのものは、前記太部材を弾
    性的に挾持する第1の挾持部と前記細部材を挾持する第
    2の挾持部とを一組とする挾持部の組を支柱本数の組数
    だけ有するものであることを特徴とする組立式の植物支
    持具。
  3. 【請求項3】 周方向に所要間隔で立設状態に配置され
    る3本以上の支柱と、立設された支柱相互を連結する環
    状をなす複数の連結部材とを具え、前記支柱は、太部材
    から細部材を引き出すことによって、且つこの細部材か
    らそれよりも細い細部材を引き出すことによって支柱長
    さを伸ばせる伸縮式に構成されており、一方前記連結部
    材は、前記支柱を弾性的に挾持する挾持部を有し、該連
    結部材の内の少なくとも一つは、前記太部材を挾持する
    第1の挾持部と前記細部材を挾持する第2の挾持部と前
    記最も細い細部材を挾持する第3の挾持部とを一組とす
    る挾持部の組を、支柱本数の組数だけ有することを特徴
    とする組立式の植物支持具。
  4. 【請求項4】 3本以上の支柱が円錐状乃至多角錐状を
    形成するように傾斜状態で立設される場合において、寄
    せ合わせられた支柱の上端部分を、これに被るキャップ
    部材によって一体化したことを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の組立式の植物支持具。
  5. 【請求項5】 キャップ部材は、共に合成樹脂を以て形
    成された、支柱保持部材とこれに被るカバー部材とから
    なり、該支柱保持部材は、支柱の上端部分を挿入させう
    る下端開放の筒体を支柱本数の数だけ有し、この筒体
    が、外縁から内縁に向けて肉厚が徐々に薄くなる円環状
    の連結片の周方向に略等間隔で配置され、その下端部分
    が該連結片に連結された構成を有しており、一方前記カ
    バー部材は、縦断面が逆U字状を呈する下端開放の筒状
    に形成され且つその内周面の下縁に沿って係合突条が周
    設されてなり、 前記支柱保持部材は、円環状をなす前記連結片が内縁側
    ほど薄肉であることによって各筒体の先端部分が集合す
    るように変形した状態で前記カバー部材内に挿入可能と
    なされ、その連結片の外縁部分が前記カバー部材の係合
    突条で下方より支持される如く構成したことを特徴とす
    る請求項4記載の組立式の植物支持具。
  6. 【請求項6】 カバー部材の内周面には、カバー部材の
    中心から放射状に仕切板が突設されており、隣り合う仕
    切板間に、1つの筒体が配置されるように構成したこと
    を特徴とする請求項5記載の組立式の植物支持具。
  7. 【請求項7】 支柱の下端側の部分は上下に長い垂直片
    とされ、その上端において、水平片が外方に向け略水平
    な状態で突設され、該水平片の先端において、斜め上方
    に延長する傾斜片を突設してなり、該傾斜片が伸縮式に
    形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか
    に記載の組立式の植物支持具。
  8. 【請求項8】 第1の挾持部と第2の挾持部が、連結部
    材の周方向に隣り合って配置されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の組立式の植物支持具。
  9. 【請求項9】 第1の挾持部と第2の挾持部と第3の挾
    持部とが、連結部材の周方向に集合状態に配置されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の組立式の植物支持
    具。
  10. 【請求項10】 連結部材が円環状をなす場合におい
    て、挾持部は、連結部材の半径方向の内方側或いは半径
    方向の外方側に突出するように設けられていることを特
    徴とする請求項1〜3の何れかに記載の組立式の植物支
    持具。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかに記載の組立
    式の植物支持具において、連結部材の上面の、連結部材
    の中心を挟む左右に位置させ且つ該左側部の前後及び該
    右側部の前後に位置させて、支柱長さ方向を連結部材の
    直径方向にして連結部材の上面に重ね合わせられた支柱
    を弾性的に挾持する支柱挾持部を突設したことを特徴と
    する組立式の植物支持具。
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