JP3039833B2 - サテライト基地局装置 - Google Patents

サテライト基地局装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信システムにお
いて、不感地に所望の無線ゾーンを拡張するサテライト
基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、多くの都市では、移動通信システ
ムの無線基地局が設けられ、車載型や携帯型の移動局に
対して種々の通信サービスが提供されている。また、特
に都市部では、このような車載型の移動局は高層建築物
で挟まれた狭い道路の上や地下駐車場の中に位置するこ
とが多く、かつ携帯型の移動局は狭くかつ複雑に交差す
る地下通路に沿って形成された地下街の中に位置するこ
とが多い。
【0003】しかし、上述した移動通信システムの無線
周波数は、HF帯以下の低い無線周波数に比較して顕著
な直進性を有し、かつ地物によって生じる透過損失や遮
蔽損失が著しい。したがって、このような道路、地下駐
車場および地下街では、最寄りの無線基地局が形成する
無線ゾーンから電磁的に遮蔽されて不感地が形成され、
上述した通信サービスが提供されない。
【0004】従来、このような不感地に位置する移動局
に確実に通信サービスを提供する方法としては、その不
感地にサテライト局を適宜設置することにより、所望の
無線ゾーンの拡張をはかるブースタ方法が採用されてい
た。なお、以下では、不感地に拡張された無線ゾーンを
サテライトゾーンという。
【0005】図4は、従来のサテライト基地局装置の構
成例を示す図である。図において、アンテナ41は同軸
ケーブル42を介して共用器43のアンテナ端子に接続
され、その受信出力は増幅器44D および同軸ケーブル
45D を介して不感地内に設置されたアンテナ46D
接続される。アンテナ46U はアンテナ46D と同じ不
感地内に設置されて同軸ケーブル45U および増幅器4
U を介して共用器43の送信入力に接続され、増幅器
44D、44Uの制御入出力はそれぞれ制御部47の対応
する入出力に接続される。制御部47の表示出力は、発
光ダイオード48に接続される。電源部49には外部か
ら電力が供給され、その出力は増幅器44D 、44U
よび制御部47の電源端子に接続される。また、共用器
43、増幅器44D 、44U 、制御部47、発光ダイオ
ード48および電源部49は筐体50に収容され、か
つ、発光ダイオード48はその発光面が筐体50の外部
から目視可能な位置に取り付けられる。
【0006】このような構成のサテライト基地局装置で
は、アンテナ41は、所望の無線ゾーン内に設置されて
その無線ゾーンの無線基地局から送信された送信波をと
らえ、同軸ケーブル42および共用器43を介して増幅
器44D に与える。増幅器44D は、このようにして与
えられる送信波の電力を所定のレベルに増幅し、同軸ケ
ーブル45D を介してアンテナ46D から不感地に再送
信する。
【0007】一方、アンテナ46U は、このような不感
地に位置する移動局から到来した受信波をとらえ、同軸
ケーブル45U 、増幅器44U 、共用器43および同軸
ケーブル42を介してアンテナ41から無線ゾーンに再
送信する。
【0008】したがって、このような無線ゾーンはアン
テナ46D 、46U が設置された不感地にサテライトゾ
ーンとして拡張され、その不感地に位置する移動局に対
して通信サービスの提供が行われる。
【0009】また、制御部47は、上述したサテライト
ゾーンに位置する移動局からアンテナ46U および同軸
ケーブル45U を介して増幅器44U に与えられる無線
信号のレベルを監視し、例えば、移動局がアンテナ46
U の至近点に位置するためにこのようなレベルが所定値
を上回った場合には、相互変調による伝送品質の劣化を
回避するために増幅器44U の利得を低減する。
【0010】さらに、制御部47は、増幅器44D 、4
U の利得、これらの増幅器と同軸ケーブル45D 、4
U との間のインピーダンス整合状態その他の監視項目
を所定の頻度で監視し、予め決められた判断基準に基づ
いて増幅器44D 、44U の稼働状況やサテライト基地
局全体の稼働状況の正否を示す監視情報を出力し、発光
ダイオード48を介して表示する。
【0011】したがって、保守や運用にかかわる業務の
担当者は、このような発光ダイオード48の表示に基づ
いて該当するサテライト基地局が正常に運用されている
か否かを把握することができる。
【0012】なお、電源部49は、外部から供給される
商用電源その他の電力を所望の直流電力に変換して増幅
器44D 、44U および制御部47に駆動電力として供
給する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のサテライト基地局装置は、同軸ケーブル42側と
同軸ケーブル45D、45Uとの挿入損失が大きく偏るこ
とを回避するために、アンテナ41、同軸ケーブル42
および筐体50に収容された各部は不感地から隔たった
無線ゾーン内に設置されていた。したがって、これらの
アンテナ46D 、46U の近傍では、発光ダイオード4
8の表示を目視することができなかった。
【0014】また、このような目視を可能とする方法と
してはアンテナ46D 、46U の近傍に発光ダイオード
48を配置する方法があるが、このような方法は、制御
部47からアンテナ46D 、46U の近傍にその発光ダ
イオードの駆動信号を伝達するためにケーブルを敷設す
る必要があり、コストの上限や装備面の制約に阻まれて
実際には適用できなかった。
【0015】さらに、同軸ケーブル42の挿入損失が、
例えば、無線ゾーン内に形成された極めて局部的な不感
地にサテライト基地局装置が設置された場合のように、
小さな値である場合には、筐体50に収容された各部を
アンテナ46D、46Uの近傍に配置することができる。
しかし、このような場合には、同軸ケーブル45U の挿
入損失が小さいために、増幅器44U に過大なレベルの
受信波が与えられる可能性があり、かつこのような状態
において制御部47の制御の下で増幅器44Uの利得が
過少な値に設定された場合にはサテライトゾーンが実質
的に狭まったり、そのサテライトゾーンの周端部近傍に
おいて通話している移動局に対するサービス品質が劣化
する可能性があった。
【0016】また、筐体50はその内部に収容される共
用器43や電源部49に固有の体積に阻まれて必ずしも
十分には小型化されず、例えば、オフィスの室内にサテ
ライトゾーンを形成しようとする場合には、景観を損ね
ずに所望の性能が得られる設置場所が極めて限られ、や
むを得ず多くの人の目に触れる場所に設置しなければな
らない場合も多かった。
【0017】本発明は、サテライトゾーン内で表示を目
視することにより稼働状況の正否を確認できるサテライ
ト基地局装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。本発明は、無線基地局が形成する無線
ゾーンと電磁的に遮蔽されてその無線基地局にアクセス
可能な移動局が位置し得る空間に設置されたアンテナ1
1と、アンテナ11の給電路を形成する給電線12と、
無線ゾーンに中継伝送路を介して接続され、その中継伝
送路を介して受信された高周波信号に中継処理を施す中
継手段13と、中継手段13の稼働状況を監視し、その
監視の結果を出力する監視手段14と、中継手段13に
よって中継処理が施された高周波信号と、監視手段14
によって出力された監視の結果とを周波数多重化して給
電線に送出する多重化手段15とを備え、アンテナ11
の給電点近傍には、多重化手段15によって周波数多重
化された高周波信号と監視の結果とを給電線12から取
り込んで分離し、かつその高周波信号をアンテナに給電
して空間に無線ゾーンを拡張する逆多重化手段16を備
えたことを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明にかかわるサテライト基地局装置では、
中継手段13は無線基地局から無線ゾーンに送信された
高周波信号を中継伝送路を介して取り込んで中継処理を
施し、多重化手段15はこのような中継処理が施された
高周波信号と、監視手段14が出力する中継手段13の
稼働状況にかかわる監視の結果とを周波数多重化して給
電線12に送出する。逆多重化手段16は、このように
して周波数多重化された高周波信号と監視の結果とを給
電線12を介して取り込んで分離し、その高周波信号を
アンテナ11に給電すると共に、監視の結果を出力す
る。
【0020】すなわち、無線ゾーンが中継手段13、多
重化手段15、給電線12、逆多重化手段16およびア
ンテナ11を介してサテライトゾーンとして拡張され、
かつ上述した高周波信号と共に給電線12を伝送路とし
て共用することにより、中継手段13の稼働状況に関す
る監視の結果がアンテナ11の給電点近傍に確実に伝送
される。
【0021】したがって、上述したサテライトゾーン内
で中継手段13の稼働状況を把握することが可能とな
り、かつ中継手段13、監視手段14および多重化手段
15の設置場所が中継伝送路および給電線12の挿入損
失が許容される範囲で自由に選択可能となるので、装備
面の制約が大幅に軽減される。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図2は、本発明の第一の実施例を示
す図である。
【0023】図において、図4に示すものと機能および
構成が同じものについては、同じ参照番号を付与して示
し、ここではその説明を省略する。本実施例と図4に示
す従来例との相違点は、同軸ケーブル45D、45Uに代
えて同軸ケーブル21が設けられ、その一端が共用器2
2の共用端子に接続されてその共用器22の高周波入出
力端子にはアンテナ46D、46Uに代わる八木アンテナ
23が接続され、共用器22の直流出力端子は八木アン
テナ23の給電端子近傍に取り付けられた発光ダイオー
ド48に接続され、さらに、同軸ケーブル21の他端は
共用器24の共用端子に接続されてその共用器24の直
流入力端子には制御部47の表示出力が接続され、共用
器24の高周波入出力端子は共用器25を介して増幅器
44U の入力と増幅器44D の出力とに接続された点に
ある。また、共用器24、25は、筐体50に代わる筐
体26の内部に収容される。
【0024】なお、本実施例と図1に示すブロック図と
の対応関係については、八木アンテナ23はアンテナ1
1に対応し、同軸ケーブル21は給電線12に対応し、
共用器43、25および増幅器44D 、44U は中継手
段13に対応し、制御部47は監視手段14に対応し、
共用器24は多重化手段15に対応し、共用器22は逆
多重化手段16に対応する。
【0025】以下、本実施例の動作を説明する。八木ア
ンテナ23は、サテライトゾーンが形成されるべき不感
地に所望の方向に主ローブを一致させて取り付けられ
る。無線ゾーンに設置されたアンテナ41に基地局から
到来した受信波は、同軸ケーブル42、共用器43、増
幅器44D、共用器25、24、同軸ケーブル21およ
び共用器22を介して八木アンテナ23から再送信され
る。また、サテライトゾーンに位置する移動局からアン
テナ23に到来した受信波は、共用器22、同軸ケーブ
ル21、共用器24、25、増幅器44U 、共用器43
および同軸ケーブル42を介してアンテナ41から上述
した基地局に向けて再送信される。
【0026】さらに、制御部47は、従来例と同様にし
て増幅器44U に入力される受信波のレベルを監視して
その増幅器の利得を可変制御する。したがって、共用器
25、24、同軸ケーブル21および共用器22の挿入
損失、八木アンテナ23の利得や指向性その他の伝送特
性を決定するパラメータが適正であれば、従来例と同様
にしてサテライトゾーンが形成される。
【0027】一方、共用器24は、増幅器44D から共
用器25を介して与えられる高周波信号(基地局から到
来した受信波の信号)に制御部47の表示出力から与え
られる直流信号を重畳して合成(多重化)し、同軸ケー
ブル21を介して共用器22に与える。共用器22は、
このように高周波信号に重畳された直流信号を分離して
発光ダイオード48に与える。
【0028】このように本実施例によれば、八木アンテ
ナ23の給電点近傍に取り付けられた発光ダイオード4
8が同軸ケーブル21を介して従来例と同様に制御部4
7の制御の下で駆動されるので、サテライトゾーン内で
該当するサテライト基地局の稼働状況を円滑にかつ確実
に把握し、速やかに障害の回復処置を行うことが可能と
なる。
【0029】また、発光ダイオード48を駆動するため
に専用のケーブルを敷設する必要がないので、筐体26
およびその内部に収容された各部の設置位置は同軸ケー
ブル42と、同軸ケーブル45D 、45U との挿入損失
の偏りの許容範囲内で自由に設定可能となり、装備面の
制約が大幅に軽減される。
【0030】さらに、筐体26が八木アンテナ23(共
用器22)に著しく近い位置に配置されることがないの
で、同軸ケーブル21の挿入損失も過少となることはな
い。したがって、制御部47が可変可能な増幅器44U
の利得の可変幅では適応しきれないほど過大なレベルの
無線信号がその増幅器に与えられる可能性はなく、増幅
器44U の利得が過少に設定されることに起因して従来
例で生じていたサテライトゾーンの実質的な狭小化と、
そのサテライトゾーンの周端部近傍において通話してい
る移動局に提供されるサービスの品質劣化とが回避され
る。
【0031】図3は、本発明の第二の実施例を示す図で
ある。図において、図2に示すものと機能および構成が
同じものについては、同じ参照番号を付与して示し、こ
こではその説明を省略する。
【0032】本実施例と図2に示す実施例との相違点
は、プリント板31上に形成された送信アンテナ32お
よび受信アンテナ33が八木アンテナ23に代えて設け
られ、受信アンテナ33の給電点は同軸ケーブル34を
介して増幅器44U に直結され、発光ダイオード48は
プリント板31上に配置され、かつ送信アンテナ32の
給電点と共に共用器22に代わるDCカプラ35を介し
て同軸ケーブル21の一端に接続され、その同軸ケーブ
ル21の他端には共用器24に代わるDCカプラ36を
介して共用器25の共用端子と制御部47の表示出力と
が接続された点にある。
【0033】なお、本実施例と図1に示すブロック図と
の対応関係については、送信アンテナ32はアンテナ1
1に対応し、同軸ケーブル21は給電線12に対応し、
共用器43および増幅器44D は中継手段13に対応
し、制御手段47は監視手段14に対応し、DCカプラ
36は多重化手段15に対応し、DCカプラ35は逆多
重化手段16に対応する。
【0034】以下、本実施例の動作を説明する。サテラ
イトゾーンに位置する移動局から受信アンテナ33に到
来した受信波は同軸ケーブル34を介して増幅器44U
の入力に直接与えられて増幅され、共用器43、同軸ケ
ーブル42を介してアンテナ41から無線ゾーンに再送
信される。また、その無線ゾーンにおいてアンテナ41
に到来した受信波は、同軸ケーブル42、共用器43お
よび増幅器44を介してDCカプラ24に直接与えられ
る。DCカプラ36、35は、それぞれ図2に示す共用
器24、22と同様に受信波(高周波信号)と直流信号
との合成処理および分離処理を行う。
【0035】すなわち、本実施例では、送信アンテナ3
2および受信アンテナ33の送受信共用がはかられず、
かつ発光ダイオード48がこれらのアンテナを形成する
プリント板31の上に併設された点で異なるが、図2に
示す従来例と同様の動作が行なわれる。
【0036】したがって、装備面の制約を軽減しつつサ
テライトゾーン内で該当するサテライト基地局の稼働状
況を円滑にかつ確実に把握することが可能となり、かつ
移動局から到来する強電界の受信波に応じて制御部47
が増幅器44U の利得を過少設定することに起因するサ
テライトゾーンの狭小化と、そのサテライトゾーンに位
置する移動局に提供されるサービスの品質劣化とが回避
される。
【0037】なお、本実施例では、サテライトゾーンに
位置する移動局から到来した受信波が受信専用の受信ア
ンテナ33、同軸ケーブル34、増幅器44U および送
受共用の共用器43、同軸ケーブル42およびアンテナ
41を介して無線ゾーンに再送信されているが、本発明
はこのような構成に限定されず、例えば、増幅器44 U
の出力に得られる受信波を受信専用の給電線およびアン
テナを介して無線ゾーンに再送信したり、結合器を介し
て無線基地局の空中線系に直接リンクさせる構成として
もよい。
【0038】また、上述した各実施例では、全二重方式
の通信路が形成される移動通信システムに本発明が適用
されているが、本発明はこのような移動通信システムに
限定されず、例えば、無線基地局から移動局に至る単信
方式の通信路が形成される移動通信システムについても
同様に適用可能である。
【0039】さらに、上述した各実施例では、制御部4
7から稼働状況が正常であるか否かを示す単一ビットの
情報が出力され、そのビットの論理値を示す2値の直流
信号が共用器24やDCカプラ36を介して高周波信号
に重畳されているが、本発明はこのような構成に限定さ
れず、例えば、サテライトゾーン内で表示すべき情報が
複数のビットで構成される場合には、その高周波信号と
共に確実に周波数多重化して伝送可能な符号化方式によ
りこれらのビットを符号化し、かつサテライトゾーン内
で復号化してもよい。
【0040】また、上述した各実施例では、制御部47
は増幅器44D 、44U の利得、これらの増幅器と同軸
ケーブル45D 、45U との間のインピーダンス整合状
態その他を監視しているが、本発明はこのような監視の
項目に限定されず、その監視によって得られ情報の情報
量が上述したように周波数多重化して伝送可能なもので
あれば、如何なる監視項目であってもよい。
【0041】さらに、上述した各実施例では、無線ゾー
ンが増幅器44D 、44U を介してサテライトゾーンと
して拡張されているが、本発明はこのような構成に限定
されず、例えば、これらの増幅器の何れか一方あるいは
双方を介さずに直接中継する方式を適用してもよい。
【0042】また、上述した各実施例では、制御部47
によって監視された増幅器44D 、44U の利得と、こ
れらの増幅器と同軸ケーブル45D、45Uとの間のイン
ピーダンス整合状態との正否が発光ダイオード48によ
って常時表示されているが、本発明はこのような構成に
限定されず、例えば、発光ダイオード48に代えてコネ
クタを設け、そのコネクタに動作監視盤や状態監視盤の
ような試験什器を接続することにより同様の表示を行っ
てもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、不感地
に配置されたアンテナの給電路をそのアンテナに給電さ
れる高周波信号と中継手段の稼働状況にかかわる監視の
結果との多重伝送路として共用し、かつ給電点近傍で逆
多重化処理を施すことにより給電に並行してその監視の
結果が確実に得られる。
【0044】すなわち、無線ゾーンに至る中継伝送路や
上述した給電路の挿入損失が許容範囲内に抑えられる限
り上述したアンテナによるサテライトゾーンの形成が確
実に行われ、かつ中継手段、監視手段および多重化手段
の設置場所が自由に選択可能となる。
【0045】したがって、サテライトゾーン内でサテラ
イト基地局装置が正常に動作しているか否か確認するこ
とができ、このようなサテライト基地局装置の保守や運
用にかかわる作業の環境と効率化とがはかられてランニ
ングコストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施例を示す図である。
【図3】本発明の第二の実施例を示す図である。
【図4】従来のサテライト基地局装置の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
11 アンテナ 12 給電線 13 中継手段 14 監視手段 15 多重化手段 16 逆多重化手段 21,34,42,45 同軸ケーブル 22 共用器 23 八木アンテナ 24,25,43 共用器 26,50 筐体 31 プリント板 32 送信アンテナ 33 受信アンテナ 35,36 DCカプラ 41,46 アンテナ 44 増幅器 47 制御部 48 発光ダイオード 49 電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/14 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局が形成する無線ゾーンと電磁
    的に遮蔽されてその無線基地局にアクセス可能な移動局
    が位置し得る空間に設置されたアンテナと、 前記アンテナの給電路を形成する給電線と、 前記無線ゾーンに中継伝送路を介して接続され、その中
    継伝送路を介して受信された高周波信号に中継処理を施
    す中継手段と、 前記中継手段の稼働状況を監視し、その監視の結果を出
    力する監視手段と、 前記中継手段によって中継処理が施された高周波信号
    と、前記監視手段によって出力された監視の結果とを周
    波数多重化して前記給電線に送出する多重化手段とを備
    え、 前記アンテナの給電点近傍には、 前記多重化手段によって周波数多重化された高周波信号
    と監視の結果とを前記給電線から取り込んで分離し、か
    つその高周波信号を前記アンテナに給電して前記空間に
    前記無線ゾーンを拡張する逆多重化手段を備えたことを
    特徴とするサテライト基地局装置。
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