JP3039825U - 多節型中棒を位置決め可能な自動開閉傘 - Google Patents

多節型中棒を位置決め可能な自動開閉傘

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龍 交 周
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龍 交 周
林 進益
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多節型中棒を位置決め可能な自動開閉傘の提
供。 【解決手段】 傘骨中棒内に、引き棒の複合動作移動距
離比を変化させられて、各種の骨棒数の中棒に適用して
比例動作を行え、開傘過程で必要とされる動作エネルギ
ーの違いに応じて比例動作を行い中棒を伸長させるのに
用いられる引き縄機構を設け、それを位置決め器の係止
と組み合わせて、風に対する抵抗力を増した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は複数の骨棒をスライド自在に嵌め接いでなる多節型中棒を開傘状態に おいて位置決め可能な自動開閉傘に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在市販の、或いは業者によりパテントを得ている折り畳み式の自動開閉式傘 は、その構造設計上、傘骨中棒を組成する複数の骨棒が相互に嵌め接ぎされたも のが多く、傘の展開のために中棒全体の中に開傘エネルギーを保存するためのば ねの設置が必要であり、このばねが各骨棒を貫通する方式で組付けられるため、 中棒の各骨棒が伸長して傘が展開状態とされた時に、骨棒間を位置決めして各骨 棒が滑って中棒が収縮することを防ぐための位置決め器を設けることができなか った。そのため、傘面が張られて受風面積が大きくなり相当の風圧を受けた場合 や、使用者が握持することで発生する上下の揺動を受けた時に、中棒の骨棒間が 位置決めされていないために、中棒の局部収縮やそれに伴う傘面の一部折り合わ せが発生し、風圧が減少したりなくなってから、ばねの作用で完全に展開する状 況が発生することがあり、使用者にとって使用に不便であった。
【0003】 また、中棒が複数の骨棒で構成されたもう一種の自動開閉傘として、台湾の出 願番号第82215121号及びそれを先の出願とする出願に記載の構造がある が、それは周知のものと同様、その中棒を構成する複数の骨棒が相互に嵌め接ぎ され、中棒内に各骨棒を貫通する一つの開傘ばねが組付けられ、中棒の伸長によ り傘が展開する構造を有しており、ゆえに、周知の技術における、中棒が位置決 め不能でありゆえに揺動或いは風圧により傘面の展開された状態が不安定となる という欠点を排除してはいなかった。また、その構造中に、下ろくろの引下げに よる開傘動作に用いられる引き縄が含まれているが、この引き縄は下ろくろと固 定ヘッドを串接するものとされ、中棒の骨棒の発生する複合伸長動作に対して、 変調対応することができず、相対的に、中棒を構成する骨棒の数によっては使用 できず、ただ三つの骨棒よりなる中棒を有する傘にしか使用できなかった。その 原因は、収縮後及び伸長後の中棒の長さと、引き縄の長さとの関係にある。即ち 、中棒を構成する骨棒の数がどのようであっても、一般に中棒の伸長後の長さは ほぼ同じであり、ゆえに引き縄は中棒伸長時の固定ヘッドと下ろくろ間の長さが 必要であるが、中棒は収縮されてほぼ一つの骨棒の長さとされる時、引き縄の長 さより短くなるため、引き縄が中棒内で弛み、中棒内のばねと中棒内側の弛んだ 引き縄とが絡み合う状況が発生し、そのために次に傘を開く時に傘が開けなかっ たり全開できなかったりする状況が発生する場合があり、使用効果に影響した。 また、この構造中の固定ヘッドは、引き縄に連結されて下ろくろの係止と開放を 制御するとはいえ、直接下ろくろに組付けられているため、下ろくろに対する動 作制御をなすのみで、直接的に中棒の骨棒の収縮動作と伸長動作に対する制御を 行うわけではなく、本考案において、直接固定ヘッドを下ろくろに取り付けずに 中棒の骨棒の収縮動作とシャトルの開放の制御を同時に行っているのとは異なる 。またこの周知の構造は固定ヘッドによる係止と解除を行うのに、ハンドル中に 配置された水平弾性係止片に押しボタンを組合せて、押しボタンで直接水平弾性 係止片を作動させる操作により固定ヘッドを制御する必要があり、これも本考案 の構造と操作制御方法とは異なっていた。
【0004】 以上の各自動開閉傘の構造上及び使用上の欠点から、操作が簡単で伸長状態を 安定したものとできて風圧に対する抵抗力のある自動開閉傘が求められていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、操作が簡単で傘の伸長動作が滑らかに行え、伸長状態を位置決めで き風圧に対する抵抗力のある自動開閉傘を提供することを課題としている。具体 的には、本考案は傘骨中棒内に、引き棒の複合動作移動距離比を変化させられて 、各種の骨棒数の中棒に適用して比例動作を行え、開傘過程で必要とされる動作 エネルギーの違いに応じて比例動作を行い中棒を伸長させるのに用いられる引き 縄機構を設け、それを位置決め器の係止と組み合わせて、風に対する抵抗力を増 した、一種の多節型中棒を位置決め可能な自動開閉傘を提供することを課題とし ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、一つの多節型傘骨機構とされ、上骨棒と中骨棒と下骨棒と を相互にスライド自在に嵌接してなる中棒と、収傘ばねが掛けられた受骨とを具 え、上骨棒の上端に上ろくろが固定され、上ろくろの側壁に、下方に縄置部が形 成された一つの孔が設けられ、該縄置部に引き縄機構の第1引き縄が掛け置かれ 、第1引き縄の中棒外に延伸された一端が、中棒にスライド自在に嵌合された下 ろくろに組み合わされた位置決め器の作動管に連結され、第1引き縄の牽引によ り下ろくろが移動可能とされ、上骨棒に、中棒伸長状態における位置決め器によ る係止に用いられる係止孔が設けられてなる、多節型傘骨機構と、 一つの開傘ばねとされ、中棒内にあって、その一端が引き縄機構の中空長座上 端外周の位置決め用フランジを上ろくろの下端面に突き当たらせ、別端が下骨棒 に設けられた突点に支持されるよう設置された、開傘ばねと、 一つの位置決め器とされ、下ろくろに組付けられ、下ろくろに設けられた収容 室中に組付けられた係止片と、下ろくろと中棒間に組付けられ滑り溝を有する作 動管と、作動管下端のフランジと下ろくろ内側の間の空間に設けられた一つのば ねとを具え、作動管が第1引き縄の牽引により上に移動することでばねが動作エ ネルギーを保存すると共に下ろくろが上に移動して受骨に開傘動作を行わせ、係 止片の上骨棒の係止孔との係合により下ろくろを上骨棒上の開傘位置に位置決め し、作動管がばねの動作エネルギー開放により下に移動することで作動管の滑り 溝上端が係止片による上骨棒の係止孔への係止を解除させて、下ろくろを上骨棒 上で下にスライドさせて受骨に収傘動作を行わせる、位置決め器と、 一つの引き縄機構とされ、上端周囲に位置決め用フランジが形成された一つの 中空長座を具え、中空長座内に上下にスライド自在に設けられた可動縄座と、固 定縄座が設けられ、その中、可動縄座は中棒が折り畳み状態の時、中空長座の上 方の上ろくろの底面近くに位置し、可動縄座に第1引き縄の中棒内に延伸された 一端が連結され、可動縄座の座体に縄置部が設けられ、該縄置部に第2引き縄が 掛けられ、第2引き縄の一端は中空長座の内側空間に沿って延伸されて中空長座 の下端に固定された固定縄座に連結され、第2引き縄のもう一端は中空長座内を 延伸されて固定縄座に設けられた嵌め孔を貫通した後、シャトルの上端に連結さ れ、中棒の伸長に相対して複合比例運動を行う、引き縄機構と、 一つのシャトルとされ、下骨棒内に置かれ、その一端に第2引き縄の一端が連 結され、ハンドル方向に延伸された一端に設けられた一つの係止ブロックの制御 機構との係合が収傘に利用される、シャトルと、 一つの制御機構とされ、下骨棒内側に設置され上端面及び側端面に貫通孔と係 止孔が設けられた中空筒座を具え、該中空筒座の内壁に、貫通孔より挿入された シャトルの係止ブロックを弾圧して中空筒座の側端面の係止孔に係合させる第2 ばね片と、中空筒座内に設けられた係止片を中棒に向けて弾圧して該係止片にハ ンドルの押しボタン動作を制御するのに用いられる第2ばね片を具え、該第2ば ね片と第1ばね片が異なる長さを以て係止片の後側に重なって組付けられている 、制御機構と、 一つのハンドルとされ、固定方式で下骨棒の末端に組付けられ、中空の取付け シートを具え、取付けシートの側壁にボタン孔が開設され、該ボタン孔の上側と 下側の相対位置にそれぞれ受座が設けられて橋式ばね片が架設され、該橋式ばね 片が、押しボタンの内側と跳動圧板間に設けられ押しボタンに押圧後の回復弾性 を提供すると共に跳動圧板を常態で水平にガイドし、押しボタンの内側面に橋式 ばね片の取付けに対応して一つの凹所が設けられ、跳動圧板が枢接方式で押しボ タンの該凹所内に凹所の上壁との間に跳動圧板の回転と橋式ばね片の組み付けの ための空間とされる適当な間隙を保持して組み合わされ、該跳動圧板の前端に、 押しボタン操作を受けて制御機構の中空筒座の係止孔に進入してシャトルの係止 ブロックを作動させる一つの押しブロックが凸設され、跳動圧板の別端は押し部 とされ制御機構の係止片の位置に対応し、一つの分段器の突き上げ動作により跳 動圧板が発生する跳動圧板の前傾角度と押しブロックの下傾角度が分段設定され 、この分段器は一つの環状体とされて制御機構の中空筒座の外側の係止片下方に スライド自在に嵌め合わされ、その下方に作動ばねが組み合わされ、該分段器が 中棒の伸縮を受けて上下に移動し分段器が跳動圧板に突き当たる位置が変化する ことで跳動圧板の押しブロックの傾斜角度が決定され、押しボタン操作により跳 動圧板が係止ブロックとシャトルの係止ブロックに順に対応し係止解除なすこと で収傘がなされる、ハンドル、 以上を組み合わせてなる、多節型中棒を位置決め可能な自動開閉傘としている。
【0007】 請求項2の考案は、上ろくろに設置された縄置部が、円滑な突出部とされるか 、或いは組付けられたプーリとされた、請求項1に記載の多節型中棒を位置決め 可能な自動開閉傘としている。
【0008】 請求項3の考案は、引き縄機構が、中空長座と、第1可動縄座と第2可動縄座 と固定縄座を具えるものとされて、四つの骨棒よりなる中棒に組み合わされ、第 1可動縄座が中棒収縮状態にあって中空長座上端の上ろくろ底端面近くに位置し 、第1可動縄座が第1引き縄の中棒内に延伸された一端に固定され、第1可動縄 座の座体に縄置部が設けられ、該縄置部に第2引き縄が掛けられ、該第1可動縄 座の下端面が推抜作動面とされて推抜作動面に枠付き孔が設けられ、該枠付き孔 の第2可動縄座の係止片との係合により第1可動縄座が第2移動縄座に連結し、 第2可動縄座の活動位置が、第1可動縄座と固定縄座の間にあり、第2可動縄座 に、ばね片の組み合わされた一つの係止片が組み付けられ、該係止片が常態で外 向きに中空長座の位置決め孔を係止し、係止片の反対側の面に、係止片が第1可 動縄座の推抜作動面により中空長座の位置決め孔との係合が解除させられた時に 第1可動縄座の枠付き孔に係合しうる一つの凹部が設けられ、別に第2可動縄座 に第1可動縄座と同じ縄置部が設けられて第2引き縄が掛けられ、固定縄座は中 空長座の下端に設けられて嵌め孔と、第1可動縄座と同じ縄置部が設けられ、第 1引き縄の両端は、それぞれ第1可動縄座の上端と下ろくろの位置決め器の作動 管に固定され、第2引き縄の一端は固定縄座の端面に固定され、この第2引き縄 は続いて第1可動縄座の縄置部を通されてからさらに固定縄座の縄置部に掛けら れ、さらに上向きに延伸されて第2可動縄座の縄置部に掛けられて後、固定縄座 の嵌め孔を通され、下向きに延伸されてシャトルに連結されていることを特徴と する、請求項1に記載の多節型中棒を位置決め可能な自動開閉傘としている。
【0009】 請求項4の考案は、引き縄機構の第1引き縄と第2引き縄の伸長の総長は、中 棒の伸長と下ろくろの移動距離に正比例することを特徴とする、請求項1又は請 求項2に記載の多節型中棒を位置決め可能な自動開閉傘としている。
【0010】 請求項5の考案は、引き縄機構の第1可動縄座と第2可動縄座及び固定縄座に 設けられた縄置部は円滑な突出部とされるか、或いは組付けられたプーリとされ た、請求項4に記載の多節型中棒を位置決め可能な自動開閉傘としている。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1、2は本考案を、三つの骨棒からなる中棒を有する傘の実施例を以て構造 と相互作用関係を説明する組合せ断面図及び分解斜視図である。図より明らかな ように、その構成部品は、多節型傘骨機構1、開傘ばね2、位置決め器3、シャ トル4、制御機構5、ハンドル6及び引き縄機構7を少なくとも具えてなり、該 多節型傘骨機構1は中棒11と収傘ばね18が掛けられた若干の受骨12より構 成される。その中、該中棒11は上骨棒111、中骨棒112、下骨棒113を 相互に嵌め接いでなり、上骨棒111の上端に一つの上ろくろ13が固定されて いる。上ろくろ13の側壁に一つの貫通する孔131と縄置部132が設けられ ている。この縄置部132は孔131の下縁に位置し、円形の滑らかな突出部( 図1)とされるか、或いは枢軸で取り付けられたプーリとされ、引き縄機構7の 第1引き縄71が掛けられる。第1引き縄71はこの縄置部132に掛けられ、 その中棒11の外に延伸された一端は、中棒11にスライド自在に嵌め合わされ た下ろくろ14に組付けられた位置決め器3の作動管31に連結され、以て下ろ くろ14を牽引して移動させ傘の開閉動作を行わせるのに用いられる。位置決め 器3は、下ろくろ14に設けられた収容室141中に組付けられた係止片30と 、下ろくろ14と中棒11の間に嵌められて一つの滑り溝311を有する作動管 31を有して該作動管31が第1引き縄71に連結されてその牽引を受けるもの とされるほか、さらに作動管31の下端のフランジ312と下ろくろ14内壁の 間の空間に一つのばね32が設置されている。これにより引き縄機構7の第1引 き縄71は開傘時、作動管31を引上げ、ばね32を圧縮してエネルギーを保存 させると共に、下ろくろ14を引き上げる。そして、係止片30が対応する上骨 棒111に設けた係止孔117に係合して開傘時の位置決めがなされ、それによ り傘の風に対する抵抗力が増す。また引き縄機構7は上端に位置決め用フランジ 701を具えた一つの中空長座70を具え、中棒11の内に置かれた開傘ばね2 の一端がこの位置決め用フランジ701に突き当てられ、位置決め用フランジ7 01が上ろくろ13の底面に突き当てられている。中空長座70内には可動縄座 72と固定縄座73が設けられ、可動縄座72は中棒11が折り畳み状態の時、 中空長座70上の上ろくろ13底面近くに位置し、並びに第1引き縄71の中棒 11内に延伸された一端が連結され、可動縄座72の座体に、形状と構造が上ろ くろ13の縄置部132と同じか或いはプーリとされた縄置部721が設けられ 、該縄置部721に第2引き縄74が掛けられ、第2引き縄74の一端は中空長 座70の内側空間に沿って延伸されて中空長座70の下端に固定された固定縄座 73に連結され、第2引き縄74のもう一端は中空長座70内を延伸されて固定 縄座73に設けられた嵌め孔731を貫通した後、シャトル4の上端に連結され 、この第2引き縄74の可動縄座72と固定縄座73間にある長さの比により、 開傘時の中棒11の複合伸長動作と下ろくろ14の上昇が発生し、第1引き縄7 1と第2引き縄74の伸長後の長さの総計は中棒11の開傘時の長さに比例する 。シャトル4の一端は第2引き縄74の一端に連結され、シャトル4はハンドル 6の一端に向けて延伸されて、延伸端に係止ブロック42が設けられ、該係止ブ ロック42は制御機構5を係止して収傘動作時に用いられる。
【0012】 上述の制御機構5及びハンドル6(図1及び図2参照)について説明すると、 制御機構5は下骨棒113内側に設置されてハンドル6内の取付けシート60に 組み合わされピンで位置決めされた中空筒座51を具え、中空筒座51の上端面 及び側端面にシャトル4とその係止ブロック42の挿入に供される貫通孔52と 係止孔53が設けられ、係止ブロック42は第2ばね片56の作用を受け係止孔 53に係合し得るものとされている。また中空筒座51内には、常態で一つの第 1ばね片55の作用を受けて中棒11に向けて弾圧を形成すると共に、ハンドル 6の押しボタン61操作を受けて中棒11或いはシャトル4を制御して開傘或い は収傘動作に利用される一つの係止片54が設けられている。第1ばね片55と 第2ばね片56は異なる長さを呈して係止片54の後側位置に組付けられ、それ ぞれが係止片54とシャトル4の係止ブロック42に対する弾性作用を有してい る。また該ハンドル6は取付けシート60とハンドルケース66が相互に組み合 わせられた構造を有すると共に、下骨棒113の末端に固定されている。取付け シート60の側壁に一組のボタン孔601が開設され、該ボタン孔601に対応 してハンドルケース66にボタン孔661が開設され、取付けシート60のボタ ン孔601の上側と下側の相対位置にそれぞれ受座62、63が設けられて橋式 ばね片64が架設されている。この橋式ばね片64は、押しボタン61の内側と 跳動圧板610間を貫通し、押しボタン61に押圧後の回復弾性を提供する。押 しボタン61の内側面に橋式ばね片64の設置に対応して一つの凹所611が設 けられている。また押しボタン61には一対のL形アーム612、613が延伸 され、取付けシート60の内側空間に該L形アーム612、613に対応し一対 のガイドレール602が設けられ、該ガイドレール602にL形アーム612、 613がスライド自在に組み合わされることを以て、押しボタン61の被押圧後 の動作方向の制限がなされる。上述の跳動圧板610は枢接方式で押しボタン6 1の凹所611内に凹所611の上壁との間に適当な間隙を保持して組み合わさ れている。該間隙は跳動圧板610の回転と橋式ばね片64の組み付けのための 空間とされる。また橋式ばね片64の水平の設置により跳動圧板610に対する 水平ガイド作用が発生する。該跳動圧板610の前端に一つの押しブロック61 4が凸設されて、跳動圧板610は枢接された後、該押しブロック614が制御 機構5の筒座51の係止孔53の位置に対応して操作を受けて中棒に深く進入し シャトル4の係止ブロック42を開放させる動作を行う。跳動圧板610の別端 の押し部615は制御機構5の係止片54の位置に対応し、分段器65による突 き上げにより跳動圧板610の発生する前傾角度と押しブロック614の下傾角 度が分段設定されて、それぞれ係止片54とシャトル4の開傘、収傘時の動作を 制御するのに用いられる。この分段器65は一つの環状体とされて制御機構5の 筒座51の外側の係止片54下方位置にスライド自在に嵌め合わされ、その下方 に作動ばね67が組み合わされている。中棒11収縮時には上骨棒111の下末 端による圧迫を受けて、分段器65が下降し該作動ばね67がエネルギーを保存 し、分段器65が押しボタン61の押し部615を開放する。また中棒11伸長 時には、分段器65は作動ばね67に押されて係止片54下方に移動すると共に 、押しボタン61の跳動圧板610の下端の押し部615端面に突き当たり、跳 動圧板610の前傾角度変化を発生させ押しボタン61による押圧を制御し、押 しブロック614を下骨棒113の係止孔53に進入させて、シャトル4の係止 ブロック42を収傘状態での係止より開放させ、押しボタン61の押し部615 が係止片54に作動して収傘状態での係止を解除させ、開傘できる状態とされる 。
【0013】 上述の各部品を組み立てた後の構造は図1に示され、図1は傘が折り畳まれて 中棒11が完全に収縮し係止片54により収傘状態における中棒の各骨棒の位置 決めがなされている状態を示している。この時、開傘ばね2はエネルギーを保存 した圧縮状態とされ、シャトル4の係止ブロック42は制御機構5の筒座51の 係止孔53に、第2ばね片56の弾圧を受けて係止されている。この時、分段器 65は上骨棒111の末端に押し下げられて分段器65下方の作動ばね67がエ ネルギーを保存し、押しボタン61の跳動圧板610は前傾せず橋式ばね片64 の作用により水平状態を保持している。引き縄機構7の可動縄座72と固定縄座 73はそれぞれ中空長座70の下端と中空長座70の上端に固定されている(図 1参照)。使用者が傘を開く時には、押しボタン61をハンドル6内に押せば、 押しボタン61内に設置された跳動圧板610が橋式ばね片64の作用により水 平状態のまま下向きに移動し、その押しブロック614は橋式ばね片64の制限 と圧迫により、制御機構5の係止孔53に進入する誤動作を発生しえず、ただ跳 動圧板610の下側端の押し部615のみが係止片54を突き押してその上骨棒 111に対する係止を解除させる。また使用者が押し部615を放すと、橋式ば ね片64が押しボタン61と跳動圧板610を元の位置に復帰させ、上骨棒11 1に対する係止片54の係止解除がなされた後、開傘ばね2に保存されたエネル ギーが釈放され、中棒11の伸長動作が開始する。この中棒11が伸長する時、 該引き縄機構7は上骨棒111に位置決めされてそれに伴い移動し、中棒11の 伸長時、第2引き縄74の一端がシャトル4に固定されているために、相対的に 可動縄座72の固定縄座73方向への移動が発生し、可動縄座72の下への移動 に伴い、可動縄座72に固定されている第1引き縄71が下ろくろ14と位置決 め器3を引き上げる。即ち、第1引き縄71の引上げ動作により位置決め器3の 作動管31が引き上げられてばね32が圧縮されてエネルギーを保存すると共に 下ろくろ14を上へと連動させ、こうして傘面を張開させる。この開傘状態の位 置決めは以下のようになされる。即ち、位置決め器3の係止片30は弾力作用を 受けて中棒11を圧迫するよう移動して下ろくろ14の収容室141と作動管3 1の滑り溝311を貫通し、上骨棒111に開設された係止孔117に係合し、 下ろくろ14の位置決めがなされる。それにより、風への抵抗作用が生じて傘面 が風圧を受けても傘面の局部折り畳みとその後の再展開の状況が発生せず、傘面 の開いた状態が安定させられる(図3参照)。また、位置決め器3による開傘状 態での位置決めがなされた時、中骨棒112と下骨棒113は伸縮可能な非位置 決め状態にあるものとされ、傘骨機構1の保護作用を形成している。即ち、傘面 が開いて相当な風圧を受けた時、位置決め器3の作用により傘面は収縮不能とさ れているため、もし中骨棒112と下骨棒113も伸長状態に位置決めされてい るならば、傘骨機構1の弯曲変形や損壊を生じうる。しかし、本考案では中骨棒 112と下骨棒113が位置決めされてないため、大きな風圧を受けた時に、中 骨棒112と下骨棒113が伸縮移動を形成し、移動と同時に中骨棒112と引 き縄機構7の引張り作用が減少し、相対して位置決め器3のばね32がエネルギ ーを釈放して作動管31を下に移動させ、ゆえに中骨棒112と下骨棒113が 風圧を受けて収縮して作動管31の滑り溝311の上端の係止より開放されると 、自動的に傘面が収合し、風力過大による傘骨機構1の変形や損壊が防止される 。
【0014】 また、開傘操作の時、中棒11が伸長して上骨棒111の分段器65に対する 制圧が相対的に解除されると、分段器65は作動ばね67の弾性作用により上昇 して係止片54に突き当たるまで移動し、ちょうど跳動圧板610の押し部61 5の下方位置に至り、押し部615に当たり跳動圧板610の前傾角度を変化さ せる。それにより再度押しボタン61を押した時に、押しブロック614が制御 機構5の係止孔53に進入して係止孔53に係止されているシャトル4を駆動し 、さらに使用者が傘を畳むために、押しボタン61を押すと、跳動圧板610の 押しブロック614が、直接下骨棒113の孔119と制御機構5の筒座51の 係止孔53を通って直接下骨棒113の係止ブロック42を内向きに押して、係 止ブロックによる係止解除をなし(図5参照)、それと同時に、引き縄機構7の 第1引き縄71の下ろくろ14と位置決め器3に対する牽引力が消失するため、 位置決め器3のばね32が引き縄機構7の第1引き縄71をの牽引により保存し ていた弾性エネルギーを釈放し、作動管31を下に移動させ、それにより該滑り 溝311の上端がその継続する降下により係止片30を外向きに押し出し、係止 片30の上骨棒111の係止孔117に対する係止が解除され、続いて、図5の ように、受骨と収傘ばねの作用により傘面が収合し上骨棒111の中骨棒112 に向けての収縮に伴い引き縄機構7とシャトル4が図1に示される状態に回復す る。即ち、使用者が再度中棒11を収縮させエネルギーを保存させシャトル4で 係止することで次の使用への待機状態となり、この時、分段器65は上骨棒11 1に圧迫され、橋式ばね片64の作用により跳動圧板610は水平の常態を呈し 、次の使用に待機している。
【0015】 図6と図7に示されるのは本考案の引き縄機構7のもう一つの実施例の構造図 と動作図であり、四つの骨棒よりなる中棒を有する折り畳み傘に使用されるもの である。図より分かるように、本実施例の引き縄機構7も中空長座70を具え、 その上端に位置決め用フランジ701が設けられ、中棒11の内側に設けられた 開傘ばね2の一端が該位置決め用フランジ701に突き当てられて、位置決め用 フランジ701が上ろくろ13の底端面に突き当てられ、中空長座70の内側に 二つの動作可能な可動縄座72、75と一つの固定縄座73が設けられ、その中 、第1可動縄座72は中棒11が収縮した常態の時に中空長座70の上端の上ろ くろ13の底端面近くに位置すると共に第1引き縄71の中棒11内に延伸され た一端に固定され、第1可動縄座72の座体には、上ろくろの縄置部に形状と構 造が同じで、プーリともされ得る縄置部721が設けられ、該縄置部721に第 2引き縄74が掛けられ、該第1可動縄座72の下端面が推抜作動面722とさ れて推抜作動面722に枠付き孔723が設けられ、第2可動縄座75の係止片 751の動作に対応して第2可動縄座75に連結し連動しうるものとされ、この 第2可動縄座75はその活動位置が、第1可動縄座72と固定縄座73の間にあ るものとされ、第2可動縄座75上に、ばね片752の組み合わされた一つの係 止片751が組み付けられ、該係止片751が常態で外向きに中空長座70の位 置決め孔700を係止しており、係止片751の反対側の面には第1可動縄座7 2の枠付き孔723に係合しうる一つの凹部753が設けられている。また第2 可動縄座75には第1可動縄座72と同じ縄置部754が設けられて第2引き縄 74が掛けられ、固定縄座73は中空長座70の下端に設けられて嵌め孔731 と、第1可動縄座72と同じ縄置部733が設けられている。上述の第1引き縄 71の両端は、それぞれ第1可動縄座72の上端と下ろくろ14の位置決め器3 の作動管31に固定され、第2引き縄74の一端は固定縄座73の端面に固定さ れ、この第2引き縄74は続いて第1可動縄座72の縄置部721を通されてか らさらに固定縄座73の縄置部733に掛けられ、さらに上向きに延伸されて第 2可動縄座75の縄置部754に掛けられ、その後、さらに固定縄座73の嵌め 孔731を通され、下向きに延伸されてシャトル4に連結される(図6参照)。 二つの引き縄71、74と第1可動縄座72、第2可動縄座75及び固定縄座7 3の組み合わせ後に、第1可動縄座72と第2可動縄座75の間の第2引き縄7 4は2線状態を呈し、第2可動縄座75と固定縄座73にある第2引き縄74は 四線状態を呈し、動作距離が比例する。かつこの二つの引き縄71、74の伸長 の全長は中棒11が伸長して開傘する時の下ろくろ14の移動距離に対応し、第 2可動縄座75が第1可動縄座72と固定縄座73の間に設置され、第2引き縄 74の長さと動作距離が、異なる骨棒数の中棒11の移動距離に比例して設定さ れ、さらに、引き縄機構7が二段式連続動作の複合比例動作を行う。即ち、使用 者が開傘操作を行い開傘動作エネルギーを釈放させる時、引き縄機構7の第2引 き縄74の一端はシャトル4の係止を受け、第2引き縄74と第1引き縄71の 相互の引き合いの下で、第1可動縄座72が下向きに移動し、第2可動縄座75 が係止片751で中空長座70の位置決め孔700に位置決めされて同時には移 動せず、続いて第1可動縄座72が第2可動縄座75の位置に移動する時、該係 止片751は第1可動縄座72の推抜作動面722により位置決め孔700より 離脱し、係止片751の凹部753が第1可動縄座72の枠付き孔723と係合 し、これにより第1可動縄座72と第2可動縄座75が連結し(図8参照)、第 1可動縄座72と第2可動縄座75が固定縄座73の上方位置に移動して開傘が 完成する(図9参照)。かつこの引き縄機構7は開傘動作の初期に、僅かに第1 可動縄座72とそれに掛けられた2線状態を呈する第2引き縄74が開傘ばね2 の動作エネルギーの釈放に組み合わされるため、比較的小さい動作エネルギーの 動作を行い(開傘動作初期に必要とされるエネルギーは比較的少ないため)、第 1可動縄座72と第2可動縄座75が連結し連動する時、第2可動縄座75と固 定縄座73の間の四線状態を呈する第2可動縄座75の動作に開傘ばね2の動作 エネルギーが組み合わされることで、比較的大きな動作エネルギーで動作して開 傘末期の傘面展開に必要な大きな動作エネルギの必要に対応し、このように動作 エネルギーを変化させて必要に応じている。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、操作が簡単で傘の伸長動作が滑らかに行え、伸長状態を位置決めで き風圧に対する抵抗力のある自動開閉傘を提供している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一つの実施例の組合せエネルギー保存
状態における断面図である。
【図2】本考案の図1の実施例の制御機構とハンドル部
分の分解斜視図である。
【図3】本考案の図1の実施例の開傘状態動作断面図で
ある。
【図4】本考案の図1の実施例の開傘操作後の分段器の
動作断面図である。
【図5】本考案の図1の実施例の収傘動作表示断面図で
ある。
【図6】本考案の引き縄機構のもう一つの実施例の斜視
図である。
【図7】本考案の図6の実施例の組合せ断面図である。
【図8】本考案の図6の実施例の開傘動作中の二つの可
動縄座の連結状態表示図である。
【図9】本考案の図6の実施例の開傘状態動作断面図で
ある。
【符号の説明】
1 多節型傘骨機構 2 開傘ばね 3 位置決め器 4 シャトル 5 制御機構 6 ハンドル 7 引き縄機構 11 中棒 12 受骨 111 上骨棒 112 中骨棒 113 下骨棒 117 係止孔 18 開傘ばね 13 上ろくろ 14 下ろくろ 141 収容室 131 孔 132 縄置部 71 第1引き縄 31 作動管 311 滑り溝 312 フランジ 30 係止片 32 ばね 70 中空長座 701 位置決め用フランジ 72 可動縄座 721 縄置部 73 固定縄座 731 嵌め孔 74 第2引き縄 42 係止ブロック 60 取付けシート 51 中空筒座 52 貫通孔 53 係止孔 54 係止片 55 第1ばね片 56 第2ばね片 61 押しボタン 66 ハンドルケース 601 ボタン孔 602 ガイドレール 661 ボタン孔 62、63 受座 64 橋式ばね片 611 凹所 612、613 L形アーム 610 跳動圧板 614 押しブロック 615 押し部 65 分段器 67 作動ばね 75 第2可動縄座 751 係止片 752 ばね片 700 位置決め孔 753 凹部 722 推抜作動面 723 枠付き孔 731 嵌め孔 733 縄置部 753 縄置部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの多節型傘骨機構とされ、上骨棒と
    中骨棒と下骨棒とを相互にスライド自在に嵌接してなる
    中棒と、収傘ばねが掛けられた受骨とを具え、上骨棒の
    上端に上ろくろが固定され、上ろくろの側壁に、下方に
    縄置部が形成された一つの孔が設けられ、該縄置部に引
    き縄機構の第1引き縄が掛け置かれ、第1引き縄の中棒
    外に延伸された一端が、中棒にスライド自在に嵌合され
    た下ろくろに組み合わされた位置決め器の作動管に連結
    され、第1引き縄の牽引により下ろくろが移動可能とさ
    れ、上骨棒に、中棒伸長状態における位置決め器による
    係止に用いられる係止孔が設けられてなる、多節型傘骨
    機構と、 一つの開傘ばねとされ、中棒内にあって、その一端が引
    き縄機構の中空長座上端外周の位置決め用フランジを上
    ろくろの下端面に突き当たらせ、別端が下骨棒に設けら
    れた突点に支持されるよう設置された、開傘ばねと、 一つの位置決め器とされ、下ろくろに組付けられ、下ろ
    くろに設けられた収容室中に組付けられた係止片と、下
    ろくろと中棒間に組付けられ滑り溝を有する作動管と、
    作動管下端のフランジと下ろくろ内側の間の空間に設け
    られた一つのばねとを具え、作動管が第1引き縄の牽引
    により上に移動することでばねが動作エネルギーを保存
    すると共に下ろくろが上に移動して受骨に開傘動作を行
    わせ、係止片の上骨棒の係止孔との係合により下ろくろ
    を上骨棒上の開傘位置に位置決めし、作動管がばねの動
    作エネルギー開放により下に移動することで作動管の滑
    り溝上端が係止片による上骨棒の係止孔への係止を解除
    させて、下ろくろを上骨棒上で下にスライドさせて受骨
    に収傘動作を行わせる、位置決め器と、 一つの引き縄機構とされ、上端周囲に位置決め用フラン
    ジが形成された一つの中空長座を具え、中空長座内に上
    下にスライド自在に設けられた可動縄座と、固定縄座が
    設けられ、その中、可動縄座は中棒が折り畳み状態の
    時、中空長座の上方の上ろくろの底面近くに位置し、可
    動縄座に第1引き縄の中棒内に延伸された一端が連結さ
    れ、可動縄座の座体に縄置部が設けられ、該縄置部に第
    2引き縄が掛けられ、第2引き縄の一端は中空長座の内
    側空間に沿って延伸されて中空長座の下端に固定された
    固定縄座に連結され、第2引き縄のもう一端は中空長座
    内を延伸されて固定縄座に設けられた嵌め孔を貫通した
    後、シャトルの上端に連結され、中棒の伸長に相対して
    複合比例運動を行う、引き縄機構と、 一つのシャトルとされ、下骨棒内に置かれ、その一端に
    第2引き縄の一端が連結され、ハンドル方向に延伸され
    た一端に設けられた一つの係止ブロックの制御機構との
    係合が収傘に利用される、シャトルと、 一つの制御機構とされ、下骨棒内側に設置され上端面及
    び側端面に貫通孔と係止孔が設けられた中空筒座を具
    え、該中空筒座の内壁に、貫通孔より挿入されたシャト
    ルの係止ブロックを弾圧して中空筒座の側端面の係止孔
    に係合させる第2ばね片と、中空筒座内に設けられた係
    止片を中棒に向けて弾圧して該係止片にハンドルの押し
    ボタン動作を制御するのに用いられる第2ばね片を具
    え、該第2ばね片と第1ばね片が異なる長さを以て係止
    片の後側に重なって組付けられている、制御機構と、 一つのハンドルとされ、固定方式で下骨棒の末端に組付
    けられ、中空の取付けシートを具え、取付けシートの側
    壁にボタン孔が開設され、該ボタン孔の上側と下側の相
    対位置にそれぞれ受座が設けられて橋式ばね片が架設さ
    れ、該橋式ばね片が、押しボタンの内側と跳動圧板間に
    設けられ押しボタンに押圧後の回復弾性を提供すると共
    に跳動圧板を常態で水平にガイドし、押しボタンの内側
    面に橋式ばね片の取付けに対応して一つの凹所が設けら
    れ、跳動圧板が枢接方式で押しボタンの該凹所内に凹所
    の上壁との間に跳動圧板の回転と橋式ばね片の組み付け
    のための空間とされる適当な間隙を保持して組み合わさ
    れ、該跳動圧板の前端に、押しボタン操作を受けて制御
    機構の中空筒座の係止孔に進入してシャトルの係止ブロ
    ックを作動させる一つの押しブロックが凸設され、跳動
    圧板の別端は押し部とされ制御機構の係止片の位置に対
    応し、一つの分段器の突き上げ動作により跳動圧板が発
    生する跳動圧板の前傾角度と押しブロックの下傾角度が
    分段設定され、この分段器は一つの環状体とされて制御
    機構の中空筒座の外側の係止片下方にスライド自在に嵌
    め合わされ、その下方に作動ばねが組み合わされ、該分
    段器が中棒の伸縮を受けて上下に移動し分段器が跳動圧
    板に突き当たる位置が変化することで跳動圧板の押しブ
    ロックの傾斜角度が決定され、押しボタン操作により跳
    動圧板が係止ブロックとシャトルの係止ブロックに順に
    対応し係止解除なすことで収傘がなされる、ハンドル、
    以上を組み合わせてなる、多節型中棒を位置決め可能な
    自動開閉傘。
  2. 【請求項2】 上ろくろに設置された縄置部が、円滑な
    突出部とされるか、或いは組付けられたプーリとされ
    た、請求項1に記載の多節型中棒を位置決め可能な自動
    開閉傘。
  3. 【請求項3】 引き縄機構が、中空長座と、第1可動縄
    座と第2可動縄座と固定縄座を具えるものとされて、四
    つの骨棒よりなる中棒に組み合わされ、第1可動縄座が
    中棒収縮状態にあって中空長座上端の上ろくろ底端面近
    くに位置し、第1可動縄座が第1引き縄の中棒内に延伸
    された一端に固定され、第1可動縄座の座体に縄置部が
    設けられ、該縄置部に第2引き縄が掛けられ、該第1可
    動縄座の下端面が推抜作動面とされて推抜作動面に枠付
    き孔が設けられ、該枠付き孔の第2可動縄座の係止片と
    の係合により第1可動縄座が第2移動縄座に連結し、第
    2可動縄座の活動位置が、第1可動縄座と固定縄座の間
    にあり、第2可動縄座に、ばね片の組み合わされた一つ
    の係止片が組み付けられ、該係止片が常態で外向きに中
    空長座の位置決め孔を係止し、係止片の反対側の面に、
    係止片が第1可動縄座の推抜作動面により中空長座の位
    置決め孔との係合が解除させられた時に第1可動縄座の
    枠付き孔に係合しうる一つの凹部が設けられ、別に第2
    可動縄座に第1可動縄座と同じ縄置部が設けられて第2
    引き縄が掛けられ、固定縄座は中空長座の下端に設けら
    れて嵌め孔と、第1可動縄座と同じ縄置部が設けられ、
    第1引き縄の両端は、それぞれ第1可動縄座の上端と下
    ろくろの位置決め器の作動管に固定され、第2引き縄の
    一端は固定縄座の端面に固定され、この第2引き縄は続
    いて第1可動縄座の縄置部を通されてからさらに固定縄
    座の縄置部に掛けられ、さらに上向きに延伸されて第2
    可動縄座の縄置部に掛けられて後、固定縄座の嵌め孔を
    通され、下向きに延伸されてシャトルに連結されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の多節型中棒を位置
    決め可能な自動開閉傘。
  4. 【請求項4】 引き縄機構の第1引き縄と第2引き縄の
    伸長の総長は、中棒の伸長と下ろくろの移動距離に正比
    例することを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載
    の多節型中棒を位置決め可能な自動開閉傘。
  5. 【請求項5】 引き縄機構の第1可動縄座と第2可動縄
    座及び固定縄座に設けられた縄置部は円滑な突出部とさ
    れるか、或いは組付けられたプーリとされた、請求項4
    に記載の多節型中棒を位置決め可能な自動開閉傘。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0653716A (ja) * 1992-07-27 1994-02-25 Murata Mfg Co Ltd 共振器

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JPH0653716A (ja) * 1992-07-27 1994-02-25 Murata Mfg Co Ltd 共振器

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