JP3023100B2 - 多段折畳み式自動開閉傘 - Google Patents

多段折畳み式自動開閉傘

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JP3023100B2
JP3023100B2 JP10369288A JP36928898A JP3023100B2 JP 3023100 B2 JP3023100 B2 JP 3023100B2 JP 10369288 A JP10369288 A JP 10369288A JP 36928898 A JP36928898 A JP 36928898A JP 3023100 B2 JP3023100 B2 JP 3023100B2
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latch
tube
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俊 光 林
榮 仁 張
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福太洋傘工廠股ふん有限公司
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段折畳み式自動
開閉傘の改良に関する。
【0002】
【発明の背景】この発明は、同じ発明者による米国特許
第5,626,161号(以下に、「従来技術」と呼
ぶ)に開示される自動開閉傘をさらに改良したものであ
る。
【0003】従来技術は、単純化された制御手段を備え
る傘の開閉を制御すべく、グリップに摺動可能に保持さ
れた押ボタンを有する多段折畳み式自動開閉傘を開示し
ている。
【0004】しかしながら、従来技術の制御手段(5)
は、さらにその構造を簡素化すると共に構造上の要素を
小さくするために、さらに改変し得るものである。
【0005】例えば、上ラッチ(52)を押ボタン(5
1)から切り離し、構造を単純化すると共に制御手段
(5)の部品を小さくするために、押ボタン(51)と
一体的に形成してもよい。誤作動防止用の安全手段(5
7)のシリンダ(571)に形成した下ラッチ(54)
は、疲労破壊により損傷を容易に受ける傘(従来技術の
図3)を折り畳むときに、中央および外側の管(13、
14)によって直接押し下げられる。また、下ラッチ
(54)の直圧縮を防止して制御手段(5)の耐用年数
を長くすべく、傘を閉じているとき、下ラッチ(54)
上方に位置するシリンダ頂部面が外側および中央の管
(14、13)を直接受け取ることができるように延長
してもよい。
【0006】本発明者らは、従来の上記欠点に鑑み、構
造を簡素化すると共に構造上の要素を小さくした多段折
畳み式自動開閉傘を発明するに至った。
【0007】そこで、本発明の目的は、構造を簡素化す
ると共に構造上の要素を小さくした多段折畳み式自動開
閉傘を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る多段折畳み式自動開閉傘は、グリップに
摺動可能に保持されるリング形状の押ボタンを備える制
御装置と、グリップに弾性的に保持されるシリンダを備
える誤作動防止安全装置と、を有している。押ボタン
は、リング部に一体的に形成される上ラッチを備え、こ
の上ラッチは、傘の中央軸手段に摺動可能に保持される
下ランナに形成したスロットに係合して、下ランナおよ
び中央軸手段を畳んだ状態にロックする。また、上ラッ
チは、押ボタンが押されると、傘を開くために、ラン
ナのスロットとの係合が解除される。誤作動防止安全装
のシリンダは、当該シリンダの下部に弾性的に形成さ
れる下ラッチを備えている。下ラッチの予想外の押し下
げを防止するため、傘が開かれた後にだけ下ラッチは作
動し、押ボタンを押下すると、開いた傘が閉じられる。
これにより、構造を簡素化すると共に制御手段の要素を
小さくした自動的に開閉する傘が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0010】図1は、本発明に係る多段折畳み式自動開
閉傘を開いた状態で示す要部断面図、図2は、図1に示
される状態における制御手段を示す拡大断面図、図3
は、図2の状態から押ボタンを押下した状態を示す断面
図、図4は、開放用スプリングをリセットして自動開閉
傘を折り畳んだ(閉じた)状態で示す要部断面図、図5
は、図4に示される状態における制御手段を示す拡大断
面図、図6は、閉鎖用コントローラの誤作動を防ぐため
の本発明の説明図、図7は、図6に示される状態におけ
る制御手段を示す拡大断面図、図8は、制御手段を示す
分解斜視図、図9は、リング形状を有する押ボタンの平
面図である。
【0011】図示するように、本実施形態に係る多段折
畳み式自動開閉傘は、中央軸手段1と、骨アセンブリ2
と、開放用スプリング3と、複数の閉鎖用スプリング4
と、制御手段5と、を有している。
【0012】中央軸手段1は、内側(あるいは下部)の
管11と、この内管11の下部に固着されるグリップ1
2と、内管11の外側の上方に摺動可能に保持される中
間管13と、中間管13の外側上方に摺動可能に保持さ
れる外側(あるいは上部)の管14と、この外管14の
頂部に固着される上ノッチ15と、中央スリーブ17
と、を含んでいる。この中央スリーブ17は、内方スリ
ーブ部172と、当該内方スリーブ部172に入れ子式
に連結される外方スリーブ部171とを含んでおり、外
方スリーブ部171の最上位部171aは、外管14の
上部に隣接している。
【0013】骨アセンブリ2は、トップ骨21と、内方
拡張骨22と、中間骨24と、リア骨26と、を含んで
いる。トップ骨21の内方部は、中央軸手段1の上ノッ
チ15に回動自在に固着されている。内方拡張骨22の
内方部は、外管14に摺動可能に保持される下ランナ2
3に回動自在に固着され、最外端部は、トップ骨21の
中間部に回動自在に連結されている。中間骨24の内方
部は、トップ骨21の最外端部に回動自在に連結され、
最内端部は、中間連結ロッド25に回動自在に連結され
ている。この中間連結ロッド25の内端部は、内方拡張
骨22の外方部に回動自在に固着されている。リア骨2
6の内方部は、中間骨24の外方部に回動自在に連結さ
れ、最内端部は、スプリングロッド27に回動自在に連
結されている。このスプリングロッド27の内端部は、
トップ骨21の外方部に回動自在に連結されている。骨
の他の機構は、適宜変更可能である。下ランナ23は、
下方に突出する下伸延管230を有し、この下伸延管2
30にはスロット231が形成されている。
【0014】この発明の傘を開放するための開放用スプ
リング3は、図2および図3に示すように、内管11の
下部10aに保持される下端部31と、図1に示すよう
に、外管14の上部内に挿入された内ブロック151の
底部に保持される上端部32と、を有している。この開
放用スプリング3は、中央スリーブ17の周囲に摺動可
能に配置されている。
【0015】開放された状態の傘を閉じるための閉鎖用
スプリング4は、複数設けられているが、各閉鎖用スプ
リング4は、中間連結ロッド25の内方部に取り付けら
れる内端部41と、トップ骨21の外方部に取り付けら
れる外端部42と、を有している。この閉鎖用スプリン
グ4は、傘を開いた状態のときに蓄えられる弾性エネル
ギーによって、傘を開放された状態から閉じるために設
けられている。なお、閉鎖用スプリング4は、骨アセン
ブリ2の他の位置に取り付けてもよい。
【0016】制御手段5は、グリップ12に形成された
ボタン孔120a内に弾性的に保持される押ボタン51
を含んでいる。グリップ12の内壁には横方向にへこむ
ガイド溝124が形成され、押ボタン51は、少なくと
もガイド溝124に摺動可能に保持されるリング部51
1を有している。このリング部511に上ラッチ52a
が一体的に形成されている。リング部511は、押ボタ
ン51の両側に配置される一対の強化された側方翼部5
1aを形成するために、中央軸1の第1の側Aから第2
の側Bに向かって、押ボタン51から先細りとされてい
る。各々の側方翼部51aは、押ボタンとリング部51
1との間の境界を定めている。上ラッチ52は、傘を開
くために押ボタン51を押すと同時に有効に作動され
る。また、制御手段5は閉鎖用コントローラ53を含
み、この閉鎖用コントローラ53は、グリップ12内に
弾性的に設けられた誤作動防止用の安全手段57に弾性
的に取り付けられた下ラッチ54を備えている。この下
ラッチ54は、ロッキングヘッド551を内方に押すた
めに、押ボタン51により有効に押される。ロッキング
ヘッド551は、引張りロープ56に連結される引張り
ロッド55に固着され、引張りロープ56は、下ランナ
23を通って外管14の上部に連結されている。内管1
1の下部に形成されている爪状突部111aとの係合か
らロッキングヘッド551を解除すると、これにより、
各々の閉鎖用スプリング4は、開状態から傘を閉じるた
めに予め蓄えられていた弾性エネルギーを開放し、復元
できることとなる。誤作動防止用の安全手段57は、押
ボタンによって押下される閉鎖用コントローラ53の誤
った押し下げを防ぐために、傘を閉じるときに外側およ
び中央の管14、13によって押される細長のシリンダ
571を有している。
【0017】押ボタン51のリング部511に一体的に
形成される上ラッチ52aは、中央軸手段1の第2の側
Bに近接ないし隣接する傾斜ラッチ部522を含んでい
る。この傾斜ラッチ部522は、傘を閉じるときに下ラ
ンナ23によって有効に押されて後退させられる。ま
た、上ラッチ52aは、中央軸手段1の第2の側Bに隣
接して、押ボタン51のリング部511に凹所を形成し
たスプリングソケット524を有している。上ラッチ5
2aは、中央軸手段1の第2の側Bに隣接したグリップ
12内に保持される復元スプリング50によって、中央
軸手段1の第1の側Aに向けて弾性的に付勢され、折り
畳んだ状態で傘をロックするために下ランナ23に形成
されたスロット231に係合可能とされている(図4参
照)。
【0018】押ボタン51は、下ランナ23の下伸延管
230を下方へ挿通させるための中央孔511aが中央
部に形成されたリング部511を有し、下ランナ23の
下伸延管230は、傘を閉じるのに中央軸手段1を畳ん
だときに、外管14および中間管13各々の底部の周囲
に位置している(図4参照)。傾斜ラッチ部522は、
リング部511の上縁面から中央孔511aの方に、下
方に向けて先細ないしテーパ状に形成されており、傘を
閉じるために下ランナ23を下降させると、押しやられ
て後退ないし引っ込むようになっている。復元スプリン
グ50はそれから、折り畳まれたあるいは閉じた状態の
傘をロックすべく、上ラッチ52aを付勢し、下ランナ
23のスロット231に係合させることになる。
【0019】押ボタン51を内方に押して上ラッチ52
aを引っ込ませると、上ラッチ52aは下ランナ23の
スロット231との係合を解除するため、傘は、中央軸
手段1の各管および下ランナ23が開放用スプリング3
により弾性的に引っ張られるので、開くことになる。
【0020】閉鎖用コントローラ53は、誤作動防止用
の安全手段57の細長のシリンダ571の下部にスプリ
ングプレート540によって弾性的に設けられる下ラッ
チ54を有している。細長のシリンダ571は、当該シ
リンダ571の底部に凹所を形成したスプリングソケッ
ト573に保持されるスプリング57aにより付勢さ
れ、上方に弾性的に上昇されている。図1に示すように
傘開放時には、押ボタン51と引張りロッド55に固着
されたロッキングヘッド551との間に、下ラッチ54
を位置させている。また、図1および図2に示すよう
に、傘を開放して外管および中間管14、13が上方に
伸び下ランナ23を上昇させた後には、シリンダ571
がスプリング57aによって付勢されるので、リング部
511の中央孔511aによって、シリンダ571およ
び下ラッチ54の上方への移動が許容されることにな
る。したがって、押ボタンを押し、内管11に形成され
たラッチ孔を通して、下ラッチ54およびロッキングヘ
ッド551を内方に押すと、ロッキングヘッド551
は、傘を開いた状態から閉じるために、内管11の爪状
突部111aとの係合から解除されることになる。
【0021】爪状突部111aは、ロッキングヘッド5
51と係合するように、内管11の下部を直接内方に切
り起こして形成されている。ロッキングヘッド551
は、傘を閉じるとき、中央軸手段1の第2の側Bでグリ
ップ12内に設けた凸状スプリングプレート58によっ
て、中央軸手段1の第1の側Aに向かって横方向に偏位
されるようになっている。
【0022】引張りロッド55は、下端部にロッキング
ヘッド551が固着され、上端部552には、連結スリ
ーブ560を挿通して引張りロープ56の内端部561
が連結されている。この引張りロッド55は、中央スリ
ーブ17の内方スリーブ部172内で摺動可能に保持さ
れている。
【0023】引張りロープ56は、連結スリーブ560
によって引張りロッド55と連結された内端部561
と、外管14の頂部152および上ノッチ15に固定さ
れた上端部562と、上ガイドローラ563と、を有し
ている。上ガイドローラ563は、外管14の頂部およ
び上ノッチ15に固着された内ブロック151に、上ピ
ボット16を介して回転可能に取り付けられている。上
ガイドローラ563により、内管11、中間管13およ
び外管14の内部に入れ子式に保持された中央スリーブ
17や外管14内からの引張りロープ56が摺動可能に
案内され、引張りロープ56は、上ノッチ15に形成さ
れるロープ通路150を通って、下ガイドローラ564
に向けて案内される。引張りロープ56は、下ガイドロ
ーラ564上にロープを偏向して巻回することによっ
て、下ガイドローラ564を通過する上セクションを有
している。また、引張りロープ56は、外管14の頂部
152および内ブロック151内部に固定される上端部
562を有するように、上方へ伸ばされている。
【0024】誤作動防止用の安全手段57は、内管11
の下部の周囲に摺動可能に配置された細長のシリンダ5
71を有し、このシリンダ571は、グリップ12の下
部に保持されたスプリング57a上に弾性的に載置され
ている。このシリンダ571は、当該シリンダ571の
下部に一体的に形成あるいはスプリングプレート540
によって取り付けられる下ラッチ54を備えている。傘
を閉じるときには、下ランナ23が下降され、伸延管2
30がグリップの内孔120の中に挿入され、中央軸手
段1が折り畳まれ、外管14および中間管13が下降さ
れる。図4および図5に示すように、中間管13および
外管14のそれぞれの底端部が、シリンダ571の環状
頂部面572を下方に押圧し、スプリング57aが下方
に圧縮されてスプリングエネルギが蓄えられることにな
る。下ランナ23は、当該ランナ23のスロット231
に上ラッチ52aが係合することにより、ロックされ
る。また、図4および図5に示すように、シリンダ57
1に接続される下ラッチ54は、下降されて押ボタン5
1よりも下方に位置し、押ボタンにより押されることが
ない。したがって、図6および図7に示すように、傘を
開くために押ボタン51を押し下げると、下ラッチ54
は、押ボタン51よりも下側に位置して当該押ボタン5
1に邪魔されるので、閉鎖用コントローラ53の誤作動
を防ぐための下ラッチ54の予想しない作動が防止され
ることになる。押ボタン51が図7の状態から図2の状
態に戻っているときに、図3に示すように押ボタン51
をさらに押し下げて下ラッチ54を動かすと、傘を閉じ
ることができる。
【0025】シリンダ571の環状頂部面572の厚さ
は、頂部面572上に中間管13および外管14を載せ
ることから、これら管13、14の各底端部における厚
みの総厚さよりもわずかに大きくなければならない。
【0026】凸状のスプリングプレート58は、上端5
81と、内管11の底部に挿入されたプラグ59に固定
される下端582と、上端581から中央軸手段1の軸
10に向けて下向きに傾いた傾斜スプリング部580
と、を有している。傾斜スプリング部580は、傘を閉
じるときに、中央軸手段1の第1の側Aに隣接して内管
11に形成される爪状突部111aにロックされるロッ
キングヘッド551を偏位させるためのものである(図
4参照)。作動中にロッキングヘッド581を摺動可能
に保持するため、スプリングプレート58の両側に2枚
のフラップ583が配置されている。
【0027】図4の閉状態から図1の開状態まで傘を開
くときは、押ボタン51を押して、上ラッチ52aを下
ランナ23に形成されたスロット231との係合から解
除する。すると、図4に示すように傘をリセットする際
に事前に圧縮され弾性エネルギーを蓄えていた開放用ス
プリング3が開放され、管14、13、11が伸張し、
下ランナ23が上昇し、骨アセンブリ2の骨が開いて、
傘が開くことになる。閉鎖用スプリング4もまた、開放
用スプリング3によりなされる傘の開放動作によって、
引っ張られて復元ないし閉じるための弾性エネルギーが
蓄えられることになる。
【0028】図1から図4まで傘を閉じるときは、押ボ
タン51を押して、閉鎖用コントローラ53の下ラッチ
54を中央軸手段1の第2の側Bの方に向けて押し込
み、ロッキングヘッド551を内管11に形成された爪
状突部111aとの係合から解除し、傘を閉じるために
必要とされる下ランナ23の下方移動を許容する。ま
た、閉鎖用スプリング4は、復元して下ランナ23を下
降させ、骨アセンブリ2の骨を元に戻し、管14、1
3、11を畳む。傘を開いて管14、13を上昇させた
後には、下ラッチ54およびシリンダ571は、スプリ
ング57aによる上方への付勢により上方に移動され、
押ボタン51とロッキングヘッド551との間に位置し
ている(図1参照)。したがって、傘の通常の閉鎖動作
(図3から図4まで)の準備ができている押ボタン51
を内方に押すことに対して何ら妨げを生じさせない。
【0029】開放用スプリング3の弾性エネルギーを蓄
えるべく傘を折り畳みないし閉じられた状態にリセット
するために、グリップ12を傘の先端部分に向けて押
し、次の開放使用に備えて開放用スプリング3を圧縮す
ることができる。図4においては、傘はすでに、次の開
放動作に備えて開放用スプリング3を圧縮してリセット
されている。シリンダ571および下ラッチ54は、押
ボタン51よりも下に下降され、一方、下ランナ23の
下伸延管230は、シリンダ571の上部の周囲に配置
されている。
【0030】本発明は、下記の利点を有する点で、米国
特許第5、626、161号の従来技術よりも優れてい
る。1.下ラッチ54は、シリンダ571の下部に取り
付けられ、さらに、中間管13および外管14は、下ラ
ッチの損傷を防ぐために下ラッチ54に作用することな
く、シリンダ571の頂部面572上に直接載置されて
いる。2.押ボタン51に上ラッチ52aを一体的に形
成して、構造を簡素化し、制御手段5の要素を最小なも
のとしている。3.ランナ23には、傘を折り畳んだ状
態にロックするために、上ラッチ52aに係合するスロ
ット231が形成され、中間管13および外管14の各
々の下部に2つのラッチ孔をそれぞれ形成することをな
くしている。4.傘を作るための簡素化された構造およ
び最小化された要素により、生産費用が減少し、メンテ
ナンスに関する問題が減り、傘の耐用年数が長くなる。
【0031】本発明は、その精神および範囲を逸脱する
ことなく、さらに変形することができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、構造
を簡素化すると共に構造上の要素を小さくした多段折畳
み式自動開閉傘を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多段折畳み式自動開閉傘を開い
た状態で示す要部断面図である。
【図2】 図1に示される状態における制御手段を示す
拡大断面図である。
【図3】 図2の状態から押ボタンを押下した状態を示
す断面図である。
【図4】 開放用スプリングをリセットして自動開閉傘
を折り畳んだ(閉じた)状態で示す要部断面図である。
【図5】 図4に示される状態における制御手段を示す
拡大断面図である。
【図6】 閉鎖用コントローラの誤作動を防ぐための本
発明の説明図である。
【図7】 図6に示される状態における制御手段を示す
拡大断面図である。
【図8】 制御手段を示す分解斜視図である。
【図9】 リング形状を有する押ボタンの平面図であ
る。
【符号の説明】
1…中央軸手段 2…骨アセンブリ 3…開放用スプリング 4…複数の閉鎖用スプリング 5…制御手段 11…内管 12…グリップ 13…中間管 14…外管 15…上ノッチ 17…中央スリーブ 23…下ランナ 50…復元スプリング 51…押ボタン 51a…一対の翼部 52a…上ラッチ 53…閉鎖用コントローラ 54…下ラッチ 55…引張りロッド 56…引張りロープ 57…誤作動防止用の安全手段 57a…スプリング A…第1の側 B…第2の側 111a…爪状突部 171…外方スリーブ部 172…内方スリーブ部 230…下伸延管 231…スロット 511…リング部 511a…中央孔 522…傾斜ラッチ部 524…スプリングソケット 551…ロッキングヘッド 571…シリンダ 572…環状頂部面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45B 1/00 - 27/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央軸手段(1)、骨アセンブリ
    (2)、開放用スプリング(3)、複数の閉鎖用スプリ
    ング(4)および制御手段(5)を有する多段折畳み式
    自動開閉傘であって、 前記中央軸手段(1)は、 内管(11)と、 前記内管(11)の下部に固着されるグリップ(12)
    と、 前記内管(11)の外側上方に摺動可能に保持される中
    間管(13)と、 前記中間管(13)の外側上方に摺動可能に保持される
    外管(14)と、 前記外管(14)の頂部に固着された上ノッチ(15)
    と、 前記内管(11)、前記中間管(13)および前記外管
    (14)の内部に入れ子式に保持される内方スリーブ部
    (172)および外方スリーブ部(171)を備える中
    央スリーブ(17)と、を含み、 前記骨アセンブリ(2)は、 相互に回動自在に連結されると共に前記上ノッチ(1
    5)と前記中央軸手段(1)に摺動可能に保持される下
    ランナ(23)との間に回動自在に取り付けられる複数
    の骨を含み、 前記開放用スプリング(3)は、 傘を開放するためのものであって、前記中央軸手段
    (1)に保持されると共に前記中央スリーブ(17)の
    周囲に摺動可能に配置され、 前記複数の閉鎖用スプリング(4)のそれぞれは、 傘を開いているときに蓄えられる弾性エネルギーによっ
    て傘を開状態から閉鎖するためのものであって、前記骨
    アセンブリ(2)に取り付けられ、 前記制御手段(5)は、 前記グリップ(12)に弾性的に保持される押ボタン
    (51)と、 前記グリップ(12)に摺動可能に保持されると共に傘
    を開放するために前記押ボタン(51)によって作動さ
    れる上ラッチ(52a)と、 前記グリップ(12)に弾性的に保持された誤作動防止
    用の安全手段(57)に弾性的に取り付けられ、前記押
    ボタン(51)によって押されてロッキングヘッド(5
    51)を内方に押す下ラッチ(54)を備える閉鎖用コ
    ントローラ(53)と、を含み、 前記ロッキングヘッド(551)は、前記下ランナ(2
    3)を通って前記外管(14)の上部に連結される引張
    りロープ(56)に連結される引張りロッド(55)に
    固着され、 前記内管(11)の下部に形成される爪状突部(111
    a)との係合から前記ロッキングヘッド(551)を解
    除することにより、各々の前記閉鎖用スプリング(4)
    は、開状態から傘を閉じるために予め蓄えられていた弾
    性エネルギーを開放して復元し、前記誤作動防止用の安
    全手段(57)が、前記押ボタン(51)によって押下
    される前記閉鎖用コントローラ(53)の誤った押し下
    げを防ぐために傘を閉じるときに下降するようにしてな
    る多段折畳み式自動開閉傘において、 前記誤作動防止用の安全手段(57)は、 前記グリップ(12)の下部に取り付けたスプリング
    (57a)上に保持されるシリンダ(571)と、 前記シリンダ(571)の頂端部に形成され、傘を折り
    畳むときに前記シリンダ(571)を下げるために前記
    中間管(13)および前記外管(14)の各々の底端部
    が載置される環状頂部面(572)と、 前記シリンダ(571)の下部に弾性的に取り付けられ
    る前記下ラッチ(54)と、を含み、 傘を折り畳んで閉じる際に前記シリンダ(571)が下
    降するときには、前記下ラッチ(54)が前記押ボタン
    (51)よりも下側に位置されて、前記押ボタン(5
    1)による前記下ラッチ(54)の押し下げを防止し
    て、前記閉鎖用コントローラ(53)の誤作動を防止
    し、 前記押ボタン(51)は、 前記中央軸手段(1)の第1の側(A)から第2の側
    (B)に向けて突出すると共に、傘を閉じるときに前記
    下ランナ(23)から下方に向けて突出した下伸延管
    (230)が挿通される中央孔(511a)が形成され
    るリング部(511)と、 前記中央軸手段(1)の前記第2の側(B)に臨んで前
    記リング部(511)に一体的に形成されると共に、傘
    を折り畳んだ状態にロックするために前記下ランナ(2
    3)の前記下伸延管(230)に形成されたスロット
    (231)に係合する前記上ラッチ(52a)と、 前記リング部(511)の上縁面から前記押ボタン(5
    1)の前記中央孔(511a)に向けて下向きに傾斜さ
    れ、傘を閉じるために下降される前記下ランナ(23)
    によって押されて引っ込められる傾斜ラッチ部(52
    2)と、 前記中央軸手段(1)の前記第2の側(B)に臨んで前
    記グリップ(12)に保持されると共に前記リング部
    (511)に形成したスプリングソケット(524)内
    に突出し、前記上ラッチ(52a)を前記中央軸手段
    (1)の前記第1の側(A)に向けて付勢して前記下ラ
    ンナ(23)の前記スロット(231)に係合させ、傘
    を折り畳んだ状態にロックする復元スプリング(50)
    と、を含んでいることを特徴とする多段折畳み式自動開
    閉傘。
  2. 【請求項2】 前記下ランナ(23)の前記下伸延管
    (230)は、傘を閉じるとき、前記誤作動防止用の安
    全手段(57)の前記シリンダ(571)の上部の周囲
    に配置されてなる請求項1に記載の自動開閉傘。
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