JP3039774U - スキー靴をスキー板上に保持するための保持ユニット - Google Patents

スキー靴をスキー板上に保持するための保持ユニット

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JP3039774U
JP3039774U JP1997000142U JP14297U JP3039774U JP 3039774 U JP3039774 U JP 3039774U JP 1997000142 U JP1997000142 U JP 1997000142U JP 14297 U JP14297 U JP 14297U JP 3039774 U JP3039774 U JP 3039774U
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アルデュアン ジョエル
ルノー − グー ジル
フィリップ フェレイラ ルイ
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    • A63C5/06Skis or snowboards with special devices thereon, e.g. steering devices
    • A63C5/07Skis or snowboards with special devices thereon, e.g. steering devices comprising means for adjusting stiffness

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スキー靴をスキー板上に保持するための保持
ユニットに関する。 【解決手段】 保持ユニットには、第一の底板14上に
取付けられる第一の保持要素3、横断方向回転軸17を
中心として第二の底板15に連結される基板10上に取
付けられる第二の保持要素、基板10の緩衝用クッショ
ン55、ヒンジ連結部を介して上記第一の底板14に接
続される第一のレバー20、ヒンジ連結部を介して第一
のレバーと基板10とに接続される第二のレバー21、
第二のレバー21を上方へ向けて戻すために設けられる
弾性戻し手段42、49とを含む。また、クッション5
5の厚みは、基板10と前部第二のレバー21の間で、
第一の底板14に対する第一のレバーのヒンジ連結部2
7と第二の底板15に対する該基板10の横断方向回転
軸17との一線整列箇所より上方に、ヒンジ連結軸39
を維持するのに十分なものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、靴を滑走用ボード、とりわけスキー靴をアルペンスキー用スキー板 に支承保持するための保持ユニットに関する。
【0002】 より詳しく述べると、本考案は、前部保持要素、後部保持要素、ブレーキ、お よびスキー板の中央区域、すなわち保持要素が存在する区域においてスキー板上 に延在する補剛部材を含む集合体に関する。
【0003】 この種の補剛部材は、例えば欧州公開特許出願第658360号により知られ ている。該部材は、両方と後方の両保持要素の間に延在する補剛部材を含む。
【0004】 このような界面部は、とりわけ図8の実施態様において、両方と後方の両保持 要素を連結する連結用脚部を有する。この連結用脚部は、前部保持要素の底板に 連結される拘束板を含む。後方において、スキー板のブレーキは、後部保持要素 の滑動路にヒンジ連結され、かつ拘束板の後端部に支承されるように設けられる 作動用上部分を有する。滑動路自体は、スキー靴の後方支承部を垂直方向に懸架 するよう、スキー板と一体の横断方向軸を中心としてヒンジ連結される。滑動路 の下に配置される変形可能な材料から成るブロックがこの懸架の弾性を保証する 。
【0005】 この界面部は良好な結果をもたらすが、まだ幾つかの欠点を有する。例えば、 ブレーキは連結用脚部の活動的要素であるので、その製造が複雑になる。次いで 、滑動路の下にあるエラストマーのブロックは、スキー靴とスキー板との間を移 動する横断方向応力の良好な伝達を保証しない。前部保持要素の底板の下に存在 するエラストマー製前部ブロックは構造を複雑にする。更に、元々スキー靴の長 さに左右される補剛板の長さが該集合体の機能に関係するので、スキー靴の所定 の長さに対する集合体の調整は比較的微妙な作業である。
【0006】 本考案の目的は、該集合体の機能を更に改善することにある。
【0007】 本考案の別の目的は、該集合体の構造ならびにスキー靴の種々の長さに対する 該集合体の適応を簡単にすることにある。
【0008】 本考案による保持ユニット(集合体)は、スキー板に一体的に連結されるため に設けられる第一の底板に取り付けられる第一の保持要素と、横断方向回転軸を 中心として第二の底板に連結される基板に取り付けられる第二の保持要素と、基 板を支持するための弾性変形可能な弾性手段(クッション)と、第一の底板と基 板とを連結する連結用脚部と、ヒンジ連結部により第一の底板に連結される第一 のレバーを有する連結用脚部と、スキー靴の靴底を支持するために設けられる支 承面を上部分に有する。第一のレバーと基板にヒンジ連結される第二のレバーと 、第二のレバーを上方へ戻すために設けられる弾性戻し手段とを含む。
【0009】 弾性手段(クッション)の厚みは、基板と第二のレバーとの間で、ヒンジ連結 軸を、第一の底板に対する第一のレバーのヒンジ連結部と第二の底板に対する基 板の横断方向回転軸とのアラインメントよりも上方に維持するのに十分である。
【0010】 本考案は、以下の記載およびその構成要素をなす添付の図面を参照することに より、より良く理解されよう。
【0011】 図1は、スキー板1の中央区域を示す上面図である。保持要素3と4が該中央 区域でスキー板に取り付けられる。
【0012】 保持要素3と4は何らか適宜な型式のものである。前記保持要素3は、既知の 方法でスキー靴の前端部を保持するための顎部を有する。顎部は本体6に担持さ れ、本体自体は保持要素をスキー板に連結する基板7に取り付けられる。
【0013】 類似の方法で、後部保持要素4は本体9によって担持される顎部8を有する。 本体9は、本体を前方へ弾性的に押し戻す「戻しばね」と呼ばれるばねの作用に より、スキー板の長手方向に方向づけられる滑動路内で、これと合致する基板1 0に沿って滑動可能に取り付けられる。
【0014】 スキー靴の靴底が乗る支承板12と13もまた各保持要素3と4に連設される 。前部支承板は、何らか適宜な型式のものである。例えば、前部支承板は、ばね またはその他の適宜な手段の弾性戻し力に抗して、長手方向に方向づけられる軸 を中心として限定された幅で回転可動性を有する小板を含む。従来の支承板もま たこの目的に適すものである。
【0015】 後部支承板13については後述する。
【0016】 両保持要素3と4は、先ず第一に、スキー板に一体的に連結される前部底板と 後部底板とを有する界面装置により連結される。
【0017】 前部底板14は、何らか適宜な手段(例えば、ねじ)でスキー板に一体連結さ れる。該底板は、前部保持要素の基板7を受け容れるための取付区域をその上面 に有する。
【0018】 同様に、後部底板は、何らか適宜な手段(例えば、ねじ)でスキー板に一体連 結される。該底板15は、後部保持要素の基板10の下部に延在する。基板10 は、基板の後方に位置する横断方向軸を中心として限られた幅の回転運動を行う ため底板15に対して可動である。底板15は、他方では、該限られた幅の回転 運動を可能にするが、その他の運動を阻止可能にするため、基板を確実に案内す る。
【0019】 図5で分かるように、基板10は、開口部が向かい合わせの2の側方溝部を含 む、底板の長手方向格納部16内で案内されるのが有利である。溝部の開口は、 後方から前方へ向けて放散状を呈する。溝部の後部分は、長手方向に沿った止め 具と垂直方向に沿った高さの調整とを基板に提供する。したがって、基板10は 、基板の後方縁部の箇所に位置する仮想軸17を中心として底板に対して枢動で きる。溝部の折返し縁部は、上方および下方へ向かう基板の傾動運動を制限する 。滑動路は、その格納部16内で、ほぼ水平(すなわち、スキー板の上面に平行 )である。
【0020】 ヒンジ連結された連結用脚部18が該2の止め具14と15を連結する。連結 用脚部18は、2のレバー(すなわち、前部レバー20と後部レバー21)を含 む。これら2のレバーは圧縮不能である。
【0021】 連結用脚部の2のレバーは、スキー靴がないときに占める持上り状態とスキー 靴が在るときに取る平坦状態との間でナックル継手のような可動性を有する。連 結用脚部は、図1と図2では、持上り状態で示され、図3と図4では下降状態で 示される。
【0022】 更に、本装置は、スキー靴が存在するとき、連結用脚部にプレストレスを誘発 するために、またスキー実施中に連結用脚部に作用する、該プレストレスを越え るプレストレスを弾性的に吸収するために、プレストレス用のばねを有する。
【0023】 前部レバー20は、その前部分において、前部止め具14に連結される細長い ビームからなる。この前部レバーは、前方へ向けて開いている長手方向格納部2 4を有する。ばね22は該格納部内に収納される。ばねは、プレストレス状態に 維持される圧縮コイルばねである。休止状態では、その捲線は比較的密であるが 相互に接触していない。ばねの全長にわたってロッド26が貫通している。前方 において、ロッドは、ばねの一端を保持する横断方向止めピン27が貫通するル ープの形をしている。ばねの後端部は、ロッド26に通してある環部材28によ って保持されるとともに、なんらか適宜な手段(例えば、ロッドの嵌合式接合に よる変形)により保持される。休止時、ばねのプレストレスはロッド26に吸収 される。参考として付け加えると、約50daNewtonsのプレストレスで 良好な結果が得られた。
【0024】 止めピン27と環部材28間の距離は、ばね22の初期長さを画定する。この 距離は格納部24の長さよりも幾らか長い。そのうえ、格納部の底部には、ロッ ドの後端部を通すための孔30と環部材28のための支承面31が設けられる。
【0025】 更に、止めピン27は、前部保持要素の底板14との連結を保証する。底板1 4は、レバー20の前端部を受け容れるために後方において開いており、かつ、 前方で止めピン27を後方から前方に衝止状態に保持するための、また該止めピ ンを横断方向に向けて維持するための座(シーティング)を有する。止めピン2 7の座は、スキー板の上面に対して後部基板の仮想軸17よりも低い、参考例と して付け加えると、スキー板の上面よりも10.2mm高い所に位置する軸17 と、スキー板の上面よりも6.5mm高い位置にある止めピン27とで良好な結 果が得られたが、この数値は限定的なものではない。
【0026】 底板の開口部32は、図1に示す高位置とほぼ水平の底位置との間で、止めピ ン27を中心としたレバー20の限られた幅の回転を可能とするようになってい る。更に、レバー20は長手方向に沿って滑動できる。特に、レバー20の前端 部は、底板14の開口部内で長手方向の滑動を行うために案内される。ばね22 は、その圧縮により、レバー20の長手方向滑動に対抗する。
【0027】 更に、連結用脚部はレバー21を含む。後部レバーは、上部がスキー靴の靴底 を支承する働きをするために設けられる一種のペダルである。該レバー21の前 部分は、ヒンジ連結部を介してレバー20の後端に連結される。
【0028】 該ヒンジ連結部は、図3と図4から特に良く分かる。このヒンジ連結部は、レ バー20のために、横断方向軸の筒状体の一部分に沿って丸みを帯びた端部36 を含み、またレバー21のために、全般的に長手方向に沿って回転および支承状 態にある端部36と共働するべく設けられている支承面37を含む。
【0029】 更に、該ヒンジ連結部は両レバーの迅速な組立を可能にし、かつ、スキーの正 常な使用状態において、その分離を阻止するようになっている鎖錠装置を有する 。該連結部の後端部の両縁部で、レバー20は、面36の回転軸と同じ回転軸の 円形リブ38を有する。該リブは、レバー21の支承面37の両側に位置すると ともに、長さが該リブの直径に近く、かつ高さが該リブの高さに近い、こま40 の最少側面と嵌合するようになっている開口部を有する。
【0030】 該こまの円形リブ内への嵌合は、レバー21がレバー20の方向とほぼ垂角な 方向に沿って交わる方向(すなわち、レバー21がひとたび集合体をスキー板に 取り付けた後では取れなくなる方向)を有する場合にのみ可能である。ひとたび 、こまの嵌合が行われると、レバー20と21は互に連結され、かつヒンジ連結 される。
【0031】 レバー21の後端部は、基板10の前部に位置する2の側方耳部により担持さ れるヒンジ連結軸39を中心として基板10の前部分に連結される。
【0032】 既に述べたように、基板10自体は仮想軸17を中心としてヒンジ連結される 。ヒンジ連結軸39を担持する耳部と止めピン27の底板14上の座との間の距 離は、レバー21と、格納部内に取り付けられるばね22を備えたレバー20と を除く全長よりも幾らか短く、2のレバーは互の延長部内に位置する。止めピン 27の座は軸17よりも低い位置にある。なお、ヒンジ連結軸39は、軸17と 止めピン27とのアラインメントよりも高い位置にある。
【0033】 したがって、この集合体は、ヒンジ連結部の相対位置を考慮に入れて、2のナ ックル継手を形成する、2づつヒンジ連結される、一連の3のレバーを有する。 レバーのヒンジ連結部は、後程記載する手段によってそれぞれ弾性的に上方へ戻 される。
【0034】 第一の手段は、スキー板のブレーキ44を作動させるアーム42である。この アームは、公知のように、軸受47を中心として枢動する2の制動アーム45と 46を有する。軸受47は、底板15の前方へ向かう延長部であると有利である 。該軸受は、スキー板に一体連結されるようになっている。アームは、公知の方 法で、該アームがスキー板の上面の下方に突出する制動位置と該アームがスキー 板の上面の上方に引き上げられるのが好ましい非制動位置との間で可動である。
【0035】 作動アーム42は、制動アームの上方へ伸び出させる。この作動アームは、制 動アームの引き上げに対して弾性的に対抗する戻しばね49により軸受に連結さ れる。ばねは、ここでは、片側が作動アームに掛けられ、他側が軸受に掛けられ た、アーム42の上部に巻き付けられたコイルばねである。その他の戻し手段も 同様にこの目的に適している。止め具が、ばね49の弛緩作用により、作動状態 にある制動アームの移動を制限することが好ましい。該止め具は、例えば軸受4 7の箇所に位置する。
【0036】 アーム42の上部分は、後部レバー21の下部に支承され、かつ回転中にレバ ー21に沿って滑動するようになっている。図5から分かるように、レバーの下 部分は、アーム42の上部分の支承と移動を可能にするようになっている格納部 50を有する。レバー21は、アーム42の長さのほぼ2倍の長さを有するレバ ーアームを有してアーム42に当接するのが有利である。このことは、レバー2 1とブレーキとの間の連結を容易にする。レバー21に相対するアーム42の支 承区域の上方において、レバー21は、弱い摩擦係数を有し、かつ僅かに突出す るスキー靴との第一の接触面52を有するのが好ましい。後方において、上面3 5は、軸39のほぼ真上にある第二の接触面53を有する。スキー靴の靴底は、 靴装着の時に、第一の接触面に乗り、次いで、スキー実施中に、主として第二の 接触面に乗る。この第二の支承面は、後部保持要素に連設される支承板13を形 成する。
【0037】 戻しばね49が弛緩する非制動状態は、レバー20と21から成る第一のナッ クル継手の高位置に対応する。この位置は、最大限の制動位置を画定する止め具 によって制限を受ける。
【0038】 スキー靴の装着時に、靴底の後部分は、レバー20と21間のヒンジ連結部に 当接してレバー21を強制的に下降させ、かつレバー20と21から成るナック ル継手を強制的に平坦にする。これにより、ブレーキアームは引き上げられて非 制動状態になる。それと平行して、ばね22は、前部底板と後部底板間の距離の 差と2のレバーを除くレバーの長さを補償するために僅かばかり圧縮される。環 28は該環を保持する嵌合式接合部から離脱する。そのとき、ばねのプレストレ スは2の底板14と15を介して保持用集合体とスキー板に転送される。ひとた びスキー靴を装着すると、2のレバー20と21は互に他方の延長部内にほぼ留 まる。後部レバー21はスキー靴の靴底とブレーキアーム42との間に挟持され 、ブレーキの戻しばねはレバー21をスキー靴の靴底に支承状態に保持する。
【0039】 レバーのヒンジ連結部の第二の戻し手段は、基板10と底板15との間に位置 する変形可能な材料製の弾性手段(クッション)、つまりスキー板の上面からな る。
【0040】 該弾性手段は、スキー靴の装着時に、基板10をその格納部16内の高位置に 保持するために設けられる。また、この弾性手段はスキー実施中に基板10の下 降に弾性的に対抗し、したがって軸39の弾性による懸架を保証するために設け られる。例えば、粘弾性を更に有することが好ましいエラストマー材料製の弾性 手段がこれに該当する。
【0041】 好ましい一実施態様によれば、弾性手段(クッション)55は、連結用唇部5 5cによって連結される2のブロック55aと55bから成る。この弾性手段5 5は、基板の側縁部とスキー板の側縁部との間に局在する各ブロックとで取り付 けられるようになっている。更に、軸17を中心とする基板の案内は、弾性手段 55の箇所において基板がその中央部分によって担持されるのではなく、その側 縁部に沿ってのみ担持されるということにより改善される。したがって、スキー 靴の側方応力はスキー板のエッジにより直接的に伝達されて、捩じりモーメント を生ずる、したがって長手方向軸を中心とする基板の捩じりを生ずる傾向が低く なる。この方向に作用する他のいかなる手段も本目的に適う。エッジの食い込み もよりはっきりと表われる。
【0042】 図5に示す実施態様によれば、ブロック55の上部分は、底部が基板10に一 体連結される、倒立たらい形をした要素56で覆われる。弾性手段55の厚みは 、スキー靴の不在時には、基板10をその格納部16内で上方へ当接して押し戻 すようになっている。更に、弾性手段の厚みは要素56の深さよりも厚い。この 深さは、スキーの正常状態において、弾性手段55の圧縮がどのような程度であ っても、該たらい形要素の縁部がスキー板または底板と絶対に接触しないように 設定される。しかしながら、これは限定的なものではなく、たらい形要素の深さ は、所定閾値を超過する応力で、その縁部がスキー板と明確な当接状態に入り、 その時、この箇所において基板とスキー板との間に直接連結を一時的に得るよう に設定できよう。弾性手段55の硬度と厚みは、軸39がスキー実施中に軸17 と止めピン27との一線整列箇所より上方に保持されるようになっている。
【0043】 集合体のこの部分は、次の方法で作用する。ひとたびスキー靴を装着すると、 レバー20と21からなる第一のナックル継手は平坦になり、それにより保持用 集合体とスキー板へのばねのプレストレスの移転が可能になる。その時、スキー 靴の靴底は、後部において、軸39の真上に位置する面53に対して主として支 承される。
【0044】 第二のナックル継手はスキー実施中に作動する。このナックル継手は、一方で は基板10に、また他方では互に他方の延長部内にほぼ留まり、全体として単一 レバーのような挙動をする2のレバー20と21を含む。この第二のナックル継 手は弾性手段55により懸架状態に維持される。
【0045】 スキー靴の垂直応力は支承面53に捕捉され、第二のナックル継手に伝達され 、該ナックル継手は平坦になろうとする。このナックル継手の初期状態が非常に 平坦であることを考慮に入れると、長手方向運動の幅は小さい。しかしながら、 支承面53上でスキー靴を支承する力の幅の変化は小さいが、レバー20と21 に生じる圧縮応力は非常に高くなる。
【0046】 スキー靴の支承の変化によるナックル継手の平坦化は、ばね22を介して底板 14へ向かうレバー20の支承によって生ずる撓曲モーメントと、底板15に対 する基板10の支承によって生ずる別の撓曲モーメントを、反作用により、スキ ー板内に誘発する。
【0047】 それとは逆に、第二のナックル継手は補剛材のようにしてスキー板の撓曲に対 抗する。
【0048】 ばね22は、スキーヤーの支承による強い圧縮応力、あるいはスキー板の強い 撓曲による強い圧縮応力、またはその両方による強い圧縮応力を、それ自体の圧 縮によって緩和する。ばねは、軸17と止めピン27との接近に抗する戻し応力 により、また、軸17と止めピン27間の距離の減少により作用する。ナックル 継手の性質を考慮に入れると、本装置は応力をスキー靴の方向に僅かしか転送し ない(すなわち、スキー板の撓曲時、レバーは、互いに他方の延長部内にほぼ留 まることにより、高い抵抗を提供し、弱い応力のみがスキー靴へ向けて上昇する )。
【0049】 弾性手段(クッション)55はヒンジ連結軸39を懸架する(すなわち、スキ ー靴の後部支承の変化により基板10の回転運動を弾性的に緩和するために圧縮 されたり、弛緩したりする)。
【0050】 本考案の好ましい一実施態様によれば、保持用集合体を、市場に出廻っている スキー靴の靴底の長さに合わせるための配置構成が考えられた。本考案によれば 、スキー靴の長さの範囲を複数段階に分けて、各々が所定の長さの段階に対応す る有限な数のレバー20を製作することが考えられる。更に、スキー板の穿孔用 道具が所定の段階に可能な限りの位置について設けられる。
【0051】 所定の長さのスキー靴に使用されるよう考究された、保持用集合体をスキー板 上に取り付けるには、次の方法で作業する。第一段階では、スキー靴の長さを測 定してスキー靴の長さの段階を特定する。この長さの段階に応じて、最適段階の ために予め調節した道具を使用してスキー板に穿孔する。底板14と15の位置 はこのようにして決まる。
【0052】 スキー靴の長さの段階に対応するレバー20をレバー21に組み付け、次いで 、底板14の開口部32内に嵌合するまで、ばね22を中に通し、止めピン27 によって底板14に引掛ける。次に底板14と15をスキー板に組み付ける。最 後に、基板10に沿った本体9の位置を調節して、保持用集合体をスキー靴の正 確な長さに適合させる。
【0053】 レバー20の適切な長さの選定と保持用集合体の組立ては非常に簡単である。 このため、小売商自身が店内でこれらのことを実施できる。それゆえ、レバー2 0が最初から前部底板とレバー21に連結されていないことに注意すべきである 。例えば、小売商がスキー靴の長さに合わせてこの組立てを店内で行う。レバー 20を底板とレバー21に連結することは、保持要素がスキー板に組付けられて いない場合にのみ可能である。ひとたび保持要素がスキー板に連結されると、レ バー20を底板またはレバー21から分離することはもはや不可能である。した がって、レバー20と集合体の残りの部分との連結は非常に確実である。
【0054】 場合によっては後部基板に、従来の基板よりももっと広い調節範囲を設けるこ とができる。
【0055】 もちろん、以上の記載は参考としてのみ提示するものであり、本発明の範囲を 逸脱することなく、本発明のその他の実施態様をも採用できよう。
【0056】 特に、緩衝用弾性手段(クッション)55を他の弾性戻し手段(例えば、コイ ルばね、円錐形ばね、等)に置き替えることができよう。同様に、プレストレス ばね22を他のプレストレス手段に置き替えることができよう。集合体は、逆の 方法で組立ることができよう(すなわち、可動性を有する基板に取付けられた前 部保持要素と、スキー板に一体連結した基板に取付けられた後部保持要素とで組 立てることができよう)。ブレーキは、レバー21の他のなんらかの弾性戻し手 段またはレバー20を有するそのヒンジ連結部に置き替えることができよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による集合体を示す全体的上面図であ
る。
【図2】図1の集合体の側面図である。
【図3】連結用脚部が平坦状態にあるプレストレス板を
示す一部断面上面図である。
【図4】連結用脚部が平坦状態にあるプレストレス板を
示す一部断面側面図である。
【図5】集合体の後部を示す一部断面側面図である。
【図6】後部滑動路の弾性懸架を保証するエラストマー
ブロックの斜視図である。
【符号の説明】
3 保持要素 10 基板 14、15 台座 17 軸 20、21 レバー 22 プレストレスを掛けたばね 27 横断方向のピン 36 端部(筒状面) 37 支承面 38、40 鎖錠装置 39 ヒンジ連結軸 42 ヒンジ連結用脚部 49 戻しばね 53 第二の接触面 55 クッション 55a、55b ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ジル ルノー − グー フランス国.74000 アネシー,アヴェニ ュー ド ラ マヴェリア 45 (72)考案者 ルイ フィリップ フェレイラ フランス国.74210 ファヴァルジュ,ド ゥサール,レ フロラリー(番地なし)

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキー板に一体連結されるために設けら
    れる第一の底板(14)上に取付けられる第一の保持要
    素3と;横断方向回転軸(17)を中心として第二の底
    板(15)に連結される基板(10)上に取付けられる
    第二の保持要素と;前記基板(10)を支持するための
    弾性変形可能なクッション(55)と;前記第一の底板
    (14)と前記基板(10)とを接続するための連結用
    脚部と;前記第一の底板(14)にヒンジ連結部(2
    7)を介して接続される第一のレバー(20)を有する
    連結用脚部と;前記第一のレバーと基板(10)にヒン
    ジ連結部を介して接続され、かつ靴底を支持するために
    設けられる支承面(53)を上部分に有する第二のレバ
    ー(21)と;前記第二のレバー(21)を上方へ向け
    て引き戻すために設けられる弾性戻し手段(42、4
    9)とを含む、スキー板上に組付けられ、かつスキー靴
    をスキー板に対して当接、保持するための保持ユニット
    において、 前記クッション(55)の厚みが、前記基板(10)と
    前記第二のレバー(21)の間で、前記第一の底板(1
    4)に対する前記第一のレバーのヒンジ連結部(27)
    と前記第二の底板(15)に対する前記基板(10)の
    横断方向回転軸(17)との一線整列筒所より上方にヒ
    ンジ連結軸(39)を維持するのに十分であることを特
    徴とするスキー靴の保持ユニット。
  2. 【請求項2】 前記クッション(55)が、互いに間隔
    を置いて設けられ、かつ各々が前記基板(10)の側縁
    部の下に局在する2のブロック(55a、55b)を有
    することを特徴とする請求項1による保持ユニット。
  3. 【請求項3】 前記基板(10)が、前記第二のレバー
    における前記ヒンジ連結軸(39)へ向けて、前記第二
    の底板(15)に対する回転軸の下方から上方に傾斜し
    て維持されることを特徴とする請求項1による保持ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記第一の底板(14)における前記第
    一のレバー(20)のヒンジ連結軸(27)が、前記第
    一のレバー(20)内に収容されるプレストレスを掛け
    られたばね(22)の第一の端部を保持するピンである
    ことを特徴とする、第一のレバー(20)の端部が第一
    の底板(14)に対して滑動可能に取付けられる、請求
    項1による保持ユニット。
  5. 【請求項5】 前記第一の底板と前記第二のレバーに対
    する前記第一のレバーの組立手段が取外し可能であるこ
    とを特徴とする請求項1による保持ユニット。
  6. 【請求項6】 スキー板上に保持要素を組付けるととも
    に、固定するための手段を設けることを特徴とする請求
    項5による保持ユニット。
  7. 【請求項7】 前記第一のレバー(20)と前記第二の
    レバー(21)間のヒンジ連結部が、一方については、
    横断方向軸の筒状面(36)の一部分を含み、また、他
    方については、前記筒状面(36)の部分とともに回転
    し、かつ長手方向に沿って支承されることによって共働
    する支承面(37)を含むことを特徴とする請求項5に
    よる保持ユニット。
  8. 【請求項8】 前記第一のレバー(20)と前記第二の
    レバー(21)間のヒンジ連結部が、前記筒状面(3
    6)の位置決め用軸を中心として角回転により作動する
    鎖錠装置(38、40)を含むことを特徴とする請求項
    5による保持ユニット。
JP1997000142U 1996-01-19 1997-01-20 スキー靴をスキー板上に保持するための保持ユニット Expired - Lifetime JP3039774U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2686798B1 (fr) * 1992-01-31 1994-03-25 Salomon Sa Dispositif visant a modifier la repartition d'un ski sur sa surface de glisse et ski equipe d'un tel dispositif.
FR2687326B1 (fr) * 1992-02-18 1995-09-29 Salomon Sa Dispositif visant a modifier la repartition naturelle d'un ski sur sa surface de glisse, et ski equipe d'un tel dispositif.
FR2713945B1 (fr) 1993-12-17 1996-03-29 Salomon Sa Dispositif interface entre un ski et des éléments de fixation.
FR2719781B1 (fr) * 1994-05-16 1996-07-12 Salomon Sa Dispositif interface visant à modifier la répartition naturelle de pression d'un ski tel que notamment un ski alpin.

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