JP3039198U - 離間型同期警告装置 - Google Patents

離間型同期警告装置

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JP3039198U
JP3039198U JP1996012467U JP1246796U JP3039198U JP 3039198 U JP3039198 U JP 3039198U JP 1996012467 U JP1996012467 U JP 1996012467U JP 1246796 U JP1246796 U JP 1246796U JP 3039198 U JP3039198 U JP 3039198U
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錫勲 陳
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株式会社エル・ピー・エル
怡利電子工業股▲ひん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の発信装置からの信号を受信して発信元
を判別する、物や人の数の確認や被看護者に対する遠隔
管理を実現できる離間型警告装置の提供。 【解決手段】 離間型同期警告装置1は信号を発生する
少なくとも1個の発信装置20と、発信装置20からの
信号が受信出来ない場合に振動、音または光による警告
を発生する1つの受信装置30との組から構成されてい
る。発信装置20は時刻発生器23からの時刻パルスに
基づいてパルス制御回路22でパルス信号を生成し、パ
ルス信号を発信する。受信装置30は制御部33で発信
装置から発信される信号と同期する信号を生成すると共
に、受信回路32のオン/オフを制御する受信制御スイ
ッチ35の動作を制御し、発信装置20の信号発信時間
と同期をとる。受信信号は制御部33でパルスの判別を
行ない、一定時間内に特定のパルス数或いは一定時間内
に特定のパターンのパルス信号が受信されなかった場合
にはアラーム機構36を駆動して警告を出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯電話器,鞄,重要書類,荷物等の置忘れ防止や迷子防止等の警 告装置に関し、特に、警告装置からの信号を受信できない場合に、振動発生装置 ,音響発生装置或いは発光装置等のアラーム機構により警告を発する離間型同期 警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
人の行動や行き先、或いは物の行方等を把握する手段として、把握する対象と しての人や物に電波発信器あるいは電波発信器を内蔵した装置を持たせるか設置 或いは付着または係止しておき、一方で上記電波発信器からの電波を受信しその 行方(方向、距離等)を把握し表示する監視装置がある。
【0003】 具体例としては、家畜に電波発信器を取り付けてSS通信システムを利用して 管理する放牧管理システム、アミューズメント施設等の娯楽施設で入来児童等に 電波発信器を装着させてSS通信システムを利用して迷子防止を行なう迷子防止 システム、鳥の生態研究のために鳥に電波発信機を付け無線装置や人工衛星を介 して行動を調査する方法や、痴呆性老人に無線励起式発信装置を装着させてホス ト装置側から識別コードを含む探査電波を発信してそれを受信した無線励起式発 信装置からの発信電波をホスト側でさらに受信して特定の老人の行動乃至行方を 把握する特開平8−47486号に開示の[痴呆性老人監視装置]等がある。
【0004】 高齢化社会の到来に伴い、子供の看護や老人や病人および子供の安全を見守る 効果的な方法を見い出すことが現代的福祉国家の実現に臨む重要課題であり、具 体的には、看護品質の向上、被看護者の徘徊による行方不明の防止、緊急事態発 生時における対処、対象人物や対象物が警報装置を含む受信装置の所在位置から 一定距離以上離れると警告を発する警告装置の開発がある。
【0005】 また、更なる解決課題として、外国旅行の機会増大に伴う旅行時の貴重品の管 理や観光ツアー等での参加者の無謀な行動等による迷子や事故の発生の防止に係 わる問題点がある。
【0006】 このような問題点の解決方式として従前は多くの場合人手で行なわれていたが 人や物の保護や看視のための人員を24時間張り付けておくことは無理なことで あり、このようなことができたとしても不完全な点が残るという問題点、すなわ ち、被看護者の徘徊や貴重品の盗難被害等が起こり得るという問題点があり、人 に関してのトラブルの発生や物的損失が生じる可能性が大きいという問題点があ った。
【0007】 人手に頼った従前の看護方式や上述した他の問題点を解決するために、離間型 警告装置の開発が行なわれており、図6にその代表的な例を示す。
【0008】 図6は従来の離間型警告装置の代表例を示すブロック図であり、(a)は離間 型警告装置の全体構成図、(b)は発信装置の構成例、(c)は受信装置の構成 例を示す図である。
【0009】 図6で、離間型警告装置10は人に装着するか携帯させ、或いは物に装着或い は添付し特定の信号を発生する発信装置11と発信装置11からの特定の信号を 受信し、信号を受信できなかった場合に振動或いは音による警告を発生し、発信 装置11を装着,携帯或いは付着した人または物の紛失、置忘れ、或いは行方不 明状態の発生の可能性を所持者に知らせる受信装置12の対から構成されている 。
【0010】 発信装置11は、各々1個の、符合コード選択スイッチ111、符合器112 、発信回路113、アンテナ114から構成され、符合選択スイッチ111によ り符合コードを選択し符合器112でパルス列を生成した後、発信回路113で 送信電波としてアンテナ114を介して送信する。
【0011】 受信装置12はアンテナ121、受信回路122、各々1個の、復号器123 、復号コード選択スイッチ124、警報制御回路125、音声発生装置126で 構成されており、アンテナ121で受信した受信電波は受信回路122を経て復 号器123で復号された後、警報制御回路125は復号された信号(コード)を 受け取る。当該受信回路12宛ての信号が受信されなかった場合には警報制御回 路125は音声発生装置を駆動して音声(または音響)により使用者に警告を発 する。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の警告装置は看護に関して一応の効果があるが、使用上、つぎのよう な欠点がある。 (1) 警告装置10は符合コード選択スイッチ111および復号コード選択ス イッチ124を用いて発信装置11からの信号を受信装置12で受信する が、警告装置1’が1個の受信装置12と1個の発信装置11から構成さ れているので同時に複数の発信装置11から信号が発信されると信号授受 の際、相互干渉的現象が生じて実用効果を著しく損う点、 (2) 発信装置11の信号発信系は連続的に信号を発信するか、或いは一定時 間または一定間隔の間欠的な信号列を発信するよう構成されているが、連 続的或いは間欠的な信号の発信に要する電力の消耗度が大きく、且つ受信 器は一般に常時スイッチオンの状態でなければならないので電源として電 池を用いる場合長時間使用することができず、頻繁に電池を交換しなけれ ばならないので数多くの電池を準備しておかなければならず不便である点 、 (3) 警告装置10の信号送受方式は符合コード選択スイッチ111と復号コ ード選択スイッチ124の動作に基づいているので、回路が複雑になりコ ストが高く、これに加えてサイズが大きいので警告装置のサイズ縮小に限 度があり携帯用として不便な点。
【0013】 考案者は、上記従来の警告装置の欠点に鑑みて研究・改良を重ね、これらの欠 点を解消した離間型同期警告装置の考案に至ったものであり、本考案の目的は、 第1に、目的物或いは人の人数確認や被看護者に対する遠隔管理を実現し得る 貴重品或いは人の看護用の警告装置を提供することであり、 第2に、福祉や医療業務に携わる看護者に有用な警告装置として病人や老人か らの救援要請があった場合にそれを看護者に知らせ得る救援用警告装置を提供す ることであり、 第3に、複数の発信装置からの信号を同時に受信して発信元を判別可能な携帯 用の警告装置を提供することであり、 第4に、無線電話器への着信報知装置やポケットベルへの呼び出し告知装置を 兼ねた警告装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案の離間型同期警告装置は、少なくとも1つ の発信装置と、発信装置からの特定の信号を受信し該信号が正常に受信できなか った場合に警告を発する1つの受信装置と、からなり、発信装置が、パルス信号 生成部と、所定間隔のパルス信号を一定時間毎に発信するパルス信号発信部と、 を有し、受信装置が、発信装置から発信されるパルス信号と同期する同期信号を 生成してパルス信号受信部の受信動作を制御すると共に、受信されたパルス信号 を調べ、一定時間内に受信したパルス信号の数が所定数でない場合或いは該一定 時間内に受信したパルス信号の波形が所定のパターンでない場合にアラーム機構 を動作させるための制御信号を出力し、該受信パルス信号数が所定数の場合には 上記制御信号を出力しない制御部と、同期信号に同期するパルス信号を受信する パルス信号受信部と、制御信号に基づいて警告動作を行なうアラーム機構と、を 有することを特徴とする。
【0015】 なお、望ましい実施例では、制御部が、複数の発信装置から発信されるパルス 信号と同期する同期信号を生成してパルス信号受信部の受信動作を制御すると共 に、受信されたパルス信号を調べ、一定時間内に受信したパルス信号の数がそれ ぞれの発信装置に対応して定められた特定数でない場合或いは一定時間内に受信 したパルス信号の波形がそれぞれの発信装置に対応して定められた特定のパター ンでない場合にアラーム機構を動作させるための制御信号を出力し、該受信パル ス信号数が所定数の場合には上記制御信号を出力しないよう構成されている。
【0016】 また、実施例では、上記離間型同期警告装置において、パルス信号受信部が電 界強度が所定閾値以上の信号のみを受信し、該受信信号のなかから同期信号に同 期するパルス信号のみを取込むよう構成されることが望ましく、また、他の望ま しい実施例では、送信装置を人に携帯或いは保持させるか或いは装着し、または 、該送信装置を物に装着,取り付けあるいは添付し、各送信装置のうち受信装置 所持者との距離が閾値を超えたものがある場合に受信装置がアラーム機構を駆動 して振動、音、或いは光による警告を受信装置の所持者に発するよう構成されて いる。なお、この場合、1個の受信装置が1個以上の発信装置からのパルス信号 を識別できるよう構成されることが更に望ましい。
【0017】 また、他の望ましい実施例では離間型同期警告装置は、少なくとも1つの発信 装置と発信装置からの特定の信号を受信し該信号が正常に受信できなかった場合 に警告を発する1つの受信装置とからなり、発信装置が、ポケットベル呼び出し 信号検出部と、パルス信号生成部と、通常は所定間隔の第1のパルス信号を一定 時間毎に発信し、信号検出部がポケットベル呼び出し信号を検出した場合に第1 のパルス信号とは異なる間隔の第2のパルス信号を発信するパルス信号発信部と 、を有し、受信装置が、発信装置から発信される各パルス信号と同期する同期信 号をそれぞれ生成してパルス信号受信部の受信動作を制御すると共に、受信され たパルス信号を調べ、受信信号が第2のパルス信号である場合を除いて、第1の パルス信号を受信しない場合,前記一定時間内に受信した第1のパルス信号の数 が所定数でない場合,或いは該一定時間内に受信したパルス信号の波形が所定の パターンでない場合にアラーム機構を動作させるための第1の制御信号を出力し 、受信信号が第2のパルス信号である場合にはアラーム機構に第1の受信信号を 受け取った場合とは異なる動作をさせるための第2の制御信号を出力する制御部 と、同期信号に同期するパルス信号を受信するパルス信号受信部と、制御信号に 基づいて警告動作を行なうアラーム機構と、を有することを特徴とする。
【0018】 なお、上記離間型同期警告装置において、複数の発信装置から発信される各パ ルス信号と同期する同期信号を生成してパルス信号受信部の受信動作を制御する と共に、受信されたパルス信号を調べ、受信パルス信号が第2のパルス信号でな い場合には一定時間内に受信したパルス信号の数がそれぞれの発信装置に対応し て定められた特定数でないとき或いは一定時間内に受信したパルス信号の波形が それぞれの発信装置に対応して定められた特定のパターンでないときにアラーム 機構を動作させるための第1の制御信号を出力し、該受信パルス信号数が所定数 の場合には第1の制御信号を出力しないよう構成することもでき、この場合、ア ラーム機構を第1の制御信号を受け取った場合と第2の制御信号を受け取った場 合とで異なる振動、音、或いは光による警告を行なうよう構成することが望まし い。
【0019】 更に、他の望ましい実施例では、少なくとも1つの発信装置と発信装置からの 特定の信号を受信し該信号が正常に受信できなかった場合に警告を発する1つの 受信装置とからなり、発信装置が、無線電話機への着信信号或いは無線電話機か らの着信応答信号を検出する検出部と、パルス信号生成部と、通常は所定間隔の 第1のパルス信号を一定時間毎に発信し、信号検出部が無線電話機への着信信号 或いは無線電話機からの着信応答信号を検出した場合に第1のパルス信号とは異 なる間隔の第2のパルス信号を発信するパルス信号発信部と、を有すると共に、 前記無線電話機に組み込まれるか或いは取り付けられ、受信装置が、発信装置か ら発信される各パルス信号と同期する同期信号をそれぞれ生成してパルス信号受 信部の受信動作を制御すると共に、受信されたパルス信号を調べ、受信信号が第 2のパルス信号である場合を除いて、第1のパルス信号を受信しない場合,前記 一定時間内に受信した第1のパルス信号の数が所定数でない場合,或いは該一定 時間内に受信したパルス信号の波形が所定のパターンでない場合にアラーム機構 を動作させるための第1の制御信号を出力し、受信信号が第2のパルス信号であ る場合にはアラーム機構に第1の受信信号を受け取った場合とは異なる動作をさ せるための第2の制御信号を出力する制御部と、制御信号に基づいて警告動作を 行なうアラーム機構と、を有することを特徴とする。
【0020】 なお、上記離間型同期警告装置において、制御部を、複数の発信装置から発信 される各パルス信号と同期する同期信号を生成してパルス信号受信部の受信動作 を制御すると共に、受信されたパルス信号を調べ、受信パルス信号が第2のパル ス信号でない場合には一定時間内に受信したパルス信号の数がそれぞれの発信装 置に対応して定められた特定数でないとき或いは一定時間内に受信したパルス信 号の波形がそれぞれの発信装置に対応して定められた特定のパターンでないとき にアラーム機構を動作させるための第1の制御信号を出力し、該受信パルス信号 数が所定数の場合には第1の制御信号を出力しないよう構成してもよく、この場 合、アラーム機構を第1の制御信号を受け取った場合と第2の制御信号を受け取 った場合とで異なる振動、音、或いは光による警告を行なうよう構成することが 望ましい。
【0021】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の離間型同期警告装置の望ましい構成例を示すブロック図であり 、(a)は離間型同期警告装置の全体構成図、(b)は発信装置の構成例、(c )は受信装置の構成例を示す図である。
【0022】 図1で、離間型同期警告装置1は人に装着するか携帯させ、或いは物に装着, 取り付け或いは添付若しくは付着して特定の信号を発生する1個あるいは複数の 発信装置20と発信装置20からの特定の信号を受信し、信号が途切れたり受信 できなかった場合に振動、音(或いは音声)または光による警告を発生し、発信 装置20を装着,携帯或いは付着した人または物の紛失、置忘れ、或いは行方不 明やトラブル状態の発生の可能性を所持者に知らせる1つの受信装置30との組 から構成されている。 発信装置20は図1(b)に示すように、各々1個の、パルス制御回路22、 水晶発信器等の時刻発生器23、発信回路24およびアンテナ25を有している 。 受信装置30は図1(c)に示すように、アンテナ31、受信回路32、制御 部33、水晶発信器等の時刻発生器34、受信制御スイッチ35および音声,振 動或いは光によるアラーム機構36を有している。
【0023】 図1(b)で発信装置20では、時刻発生器23からの時刻パルスによりパル ス制御回路22がパルスの発信および発信回路24の開放時間を制御し、時刻発 生器23からの時刻パルスに基づいて一定時間に一定間隔のパルス信号(すなわ ち、一定数のパルス)を生成し、発信回路24およびアンテナ25を経由して発 信する。 なお、一例として、間欠的に発信するパルス信号の組および発信時間との関係 を図2でAとして図示した(図2には、一定時間に2個のパルスが出されている 例が示されている)。
【0024】 図1(c)で受信装置30は時刻発生器34からの時刻パルスにより制御部3 3で発信装置20から発信される信号と同期する同期信号を生成すると共に、受 信回路32の動作を制御する受信制御スイッチ35の動作を制御し、これにより 、発信装置20の信号発信時間と同期をとる(図2にBとして図示)。 受信回路32は制御部33から送られる同期信号に同期してアンテナ31を介 して受信した受信信号のうち受信電界が所定の閾値以上のものを取込み、保持す る。
【0025】 制御部33はCPU(図示せず)と発信装置毎に定められた一定時間内に発信 するパルス数を登録したメモリー(図示せず)を有し、アンテナ31および受信 回路32を経由して受信された受信信号が取込まれる毎に取込まれたパルスの数 を調べ、パルス数が登録されたパルス数のいずれかと一致する場合に受信制御ス イッチ35を制御して次の信号列を取込むために受信回路32を動作させる。ま た、送信装置のパルス送出時間と等しい時間内(同期期間内)に受信したパルス 信号数がメモリーに登録されたパルス数のいずれにもに一致しない場合、或いは 電波を受信できない場合にはアラーム機構36を駆動して警告(音,振動或いは 光)を出し、警告装置の受信装置の所持者に対し警告を発する。
【0026】 例えば、受信装置30の所持者と発信装置20を携帯或いは取り付けた人又は 物(老人、子供、貴重品等)からの距離が一定以上離れると受信電界が低下し、 受信電界が閾値未満になると発信装置20からのパルス信号を受信装置30が正 しく受信できなくなるか全く受信できなくなるので、受信装置30はアラーム機 構38を動作させて受信装置30の所持者に警告を発する。これにより、警告の 目的が達せられる。
【0027】 更に、本考案によれば、各受信装置毎に一定時間に送信するパルス数を変える ことにより1個の受信装置で同時に1個或いは複数の発信装置からのパルス信号 を判別することができる。また、この場合、受信装置に発信装置の番号等を表示 できるように表示装置(図示せず)を設けてアラームの対象となる発信装置を識 別するよう構成することもできる。
【0028】 図3は複数の発信装置から発信されるパルス信号の例を示す図であり、仮に、 受信装置の動作時間をE、2つの発信装置からのパルス信号サイクルをC,Dと すると、図3に示すように、受信装置の動作タイミングEはいずれの発信装置か らのパルス信号時間とも重畳して対応する。このことからも1個の受信装置を複 数の発信装置からのパルス信号の受信に用いることができることが明らかである 。
【0029】 例えば、受信装置の所持者が子供を看ながら同時に携帯電話機で通話している ような場合でも、上述したように子供や携帯電話に取り付けた発信装置からの発 信パルスを判別できるので、子供が迷子になったり、携帯電話器を置き忘れるこ と等の防止に効果的である。
【0030】 なお、本実施の形態では発信装置毎に一定時間内に特定の波形のパルスを発信 し、一定時間に受信した受信信号に特定のパターンのパルスが有るか無いかを調 べて特定数のパルス数がない場合にアラーム機構を動作させるよう構成している が、これに限られず、発信装置毎に一定時間内に特定数のパルスを発信し、受信 装置側で受信装置側でメモリーに各発信装置毎の発信波形パターンを登録してお き、一定時間に受信した受信信号に特定数のパルス数があるか無いかを調べて特 定数のパルス数がない場合にアラーム機構を動作させるよう構成することもでき る。
【0031】
【実施例】
図4は本考案の同期型離間型警告装置の発信装置の一実施例の構成を示すブロ ック図であり、本実施例の発信装置20’は、図1(b)の発信装置20に無線 電話への着信を検知するか或いはポケットベルへの呼び出し信号を検出する信号 検出回路21を付加したものであり、発信装置20’は着信あるいは呼び出しの 場合にはその発信信号の波形若しくはパルスの発信間隔を通常の場合(図1の説 明で述べたような人や物の管理の場合等をいう)のパルス(以下、第1のパルス )の発信間隔(すなわちパルス数)若しくはパルスの波形と異なるパルス(以下 、第2のパルス)を生成して発信し、受信装置30側では第2のパルスを受信し た場合には制御部33は第1のパルスを受信したとき出力する制御信号(以下、 第1の制御信号)と異なる制御信号(以下、第2の制御信号)を出力しアラーム 装置36による警告の出し方を変える。
【0032】 すなわち、ポケットベルに発信装置20’を組み込むか或いは取り付けた場合 には、受信装置30の制御部33を発信装置20’から発信される各パルス信号 と同期する同期信号をそれぞれ生成して受信回路32の受信動作を制御すると共 に、受信されたパルス信号を調べ、受信信号が第2のパルス信号である場合を除 いて、第1のパルス信号を受信しない場合にはアラーム機構36を動作させるた めの第1の制御信号を出力し、受信信号が第2のパルス信号である場合にはアラ ーム機構36に第1の受信信号を受け取った場合とは異なる振動、音、或いは光 による警告動作をさせるための第2の制御信号を出力するよう構成し、また、ア ラーム機構を第1の制御信号を受け取った場合と第2の制御信号を受け取った場 合とで異なる振動、音、或いは光による警告動作を行なうよう構成する。
【0033】 同様に、携帯電話機等の無線電話機に発信装置20’を組み込むか或いは取り 付けた場合には、受信装置30の制御部33を発信装置20’から発信される各 パルス信号と同期する同期信号をそれぞれ生成して受信回路32の受信動作を制 御すると共に、受信されたパルス信号を調べ、受信信号が第2のパルス信号であ る場合を除いて、第1のパルス信号を受信しない場合にはアラーム機構36を動 作させるための第1の制御信号を出力し、受信信号が第2のパルス信号である場 合にはアラーム機構36に第1の受信信号を受け取った場合とは異なる振動、音 、或いは光による警告動作をさせるための第2の制御信号を出力するよう構成し 、また、アラーム機構を第1の制御信号を受け取った場合と第2の制御信号を受 け取った場合とで異なる振動、音、或いは光による警告動作を行なうよう構成す る。
【0034】 例えば、携帯電話器或いはポケットベルに発信装置20’を取り付けておき、 着信の場合には発信装置20’から図5GおよびFに示すような短い間隔の2つ のパルスの組を一定時間間隔をおいて発信するように構成し、図5のGに示すよ うな平常時に発信するパルス信号と区別できるようにしておくことにより、この パルス信号列を受け取った受信装置側30で、アラーム機構による振動間隔を短 くしたり、音を高くしたり、光の点滅間隔を短くすることによって受信装置30 の所持者に携帯電話器への着信或いはポケットベルへの着信を告知することがで きる。
【0035】 なお、タクシーの中に携帯電話器を置忘れたような緊急事態の発生時には前述 したように、図5のGのパルス信号が途切れたり、全く受信できなくなるのでこ の場合には制御部33は第1の制御信号を出力しアラーム機構36が比較的長い 振動間隔や、光の点滅動作を行なうことによって、警告装置の受信装置の所持者 に緊急事態の発生或いは着信を告知することができる。
【0036】 以上本考案の一実施例について説明したが、本考案は上記実施例に限定される ものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0037】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、パルス信号の波形または発信間隔を利用 していることから単位時間当りの電力の消耗度が従来より低下するので電池の警 告装置での使用時間が延長でき電池交換時間を長くできる。また、回路が簡単で あり集積化できるので、発信装置、受信装置共に小型化ができるので携帯に適し ている。 更に、1つの受信装置を同時に複数の発信装置に用いることができるので、病 人や子供の看視や、旅行の際の人員統率に有用であり、また更に、貴重品の紛失 、置忘れの防止に効果的である。 なお、第6〜第8の考案によればポケットベルへの呼び出し報知を、第9〜第 11の考案によれば携帯電話機等の着信報知も行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の離間型同期警告装置の望ましい構成例
を示すブロック図である。
【図2】図1の発信装置から発信するパルス信号の1例
を示す図である。
【図3】図1の発信装置から発信するパルス信号の1例
を示す図である。
【図4】本考案の離間型同期警告装置の発信装置の一実
施例の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の発信装置から発信するパルス信号の1例
を示す図である。
【図6】従来の離間型警告装置の代表例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 離間型警告装置 20 発信装置 21 信号検出部 22 パルス制御回路(パルス信号生成部) 23,34 時刻発生器(水晶発振器(パルス信号生成
部)) 24 発信回路(パルス信号発信部) 25 アンテナ(パルス信号発信部) 30 受信装置 31 アンテナ(パルス信号受信部) 32 受信回路 33 制御部(制御部) 35 受信制御スイッチ(制御部) 36 アラーム機構

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの発信装置と、発信装置
    からの特定の信号を受信し該信号が正常に受信できなか
    った場合に警告を発する1つの受信装置と、からなり、 前記発信装置が、 パルス信号生成部と、所定間隔のパルス信号を一定時間
    毎に発信するパルス信号発信部と、を有し、 前記受信装置が、 前記発信装置から発信されるパルス信号と同期する同期
    信号を生成してパルス信号受信部の受信動作を制御する
    と共に、受信されたパルス信号を調べ、前記一定時間内
    に受信したパルス信号の数が所定数でない場合或いは該
    一定時間内に受信したパルス信号の波形が所定のパター
    ンでない場合にアラーム機構を動作させるための制御信
    号を出力し、該受信パルス信号数が所定数の場合には上
    記制御信号を出力しない制御部と、 前記同期信号に同期するパルス信号を受信するパルス信
    号受信部と、 前記制御信号に基づいて警告動作を行なうアラーム機構
    と、を有することを特徴とする離間型同期警告装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の離間型同期警告装置に
    おいて、制御部が、複数の発信装置から発信されるパル
    ス信号と同期する同期信号を生成してパルス信号受信部
    の受信動作を制御すると共に、受信されたパルス信号を
    調べ、一定時間内に受信したパルス信号の数がそれぞれ
    の発信装置に対応して定められた特定数でない場合或い
    は一定時間内に受信したパルス信号の波形がそれぞれの
    発信装置に対応して定められた特定のパターンでない場
    合にアラーム機構を動作させるための制御信号を出力
    し、該受信パルス信号数が所定数の場合には上記制御信
    号を出力しないことを特徴とする離間型同期警告装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の離間型同期警
    告装置において、パルス信号受信部が電界強度が所定閾
    値以上の信号のみを受信し、該受信信号のなかから同期
    信号に同期するパルス信号のみを取込むことを特徴とす
    る離間型同期警告装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の離間型同期警告装置に
    おいて、送信装置を人に携帯或いは保持させるか或いは
    装着し、または、該送信装置を物に装着,取り付けある
    いは添付し、前記各送信装置のうち受信装置所持者との
    距離が閾値を超えたものがある場合に受信装置がアラー
    ム機構を駆動して振動、音、或いは光による警告を受信
    装置の所持者に発することを特徴とする離間型同期警告
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4の記載の離間型同期警
    告装置において、1個の受信装置が1個以上の発信装置
    からのパルス信号を識別できることを特徴とする離間型
    同期警告装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの発信装置と発信装置か
    らの特定の信号を受信し該信号が正常に受信できなかっ
    た場合に警告を発する1つの受信装置とからなり、 前記発信装置が、 ポケットベル呼び出し信号検出部と、 パルス信号生成部と、 通常は所定間隔の第1のパルス信号を一定時間毎に発信
    し、前記信号検出部がポケットベル呼び出し信号を検出
    した場合に第1のパルス信号とは異なる間隔の第2のパ
    ルス信号を発信するパルス信号発信部と、を有し、 前記受信装置が、 発信装置から発信される各パルス信号と同期する同期信
    号をそれぞれ生成してパルス信号受信部の受信動作を制
    御すると共に、受信されたパルス信号を調べ、受信信号
    が第2のパルス信号である場合を除いて、第1のパルス
    信号を受信しない場合,前記一定時間内に受信した第1
    のパルス信号の数が所定数でない場合,或いは該一定時
    間内に受信したパルス信号の波形が所定のパターンでな
    い場合にアラーム機構を動作させるための第1の制御信
    号を出力し、受信信号が第2のパルス信号である場合に
    はアラーム機構に第1の受信信号を受け取った場合とは
    異なる動作をさせるための第2の制御信号を出力する制
    御部と、 前記同期信号に同期するパルス信号を受信するパルス信
    号受信部と、 前記制御信号に基づいて警告動作を行なうアラーム機構
    と、を有することを特徴とする離間型同期警告装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の離間型同期警告装置に
    おいて、制御部が、複数の発信装置から発信される各パ
    ルス信号と同期する同期信号を生成してパルス信号受信
    部の受信動作を制御すると共に、受信されたパルス信号
    を調べ、受信パルス信号が第2のパルス信号でない場合
    には一定時間内に受信したパルス信号の数がそれぞれの
    発信装置に対応して定められた特定数でないとき或いは
    一定時間内に受信したパルス信号の波形がそれぞれの発
    信装置に対応して定められた特定のパターンでないとき
    にアラーム機構を動作させるための第1の制御信号を出
    力し、該受信パルス信号数が所定数の場合には第1の制
    御信号を出力しないことを特徴とする離間型同期警告装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の離間型同期警
    告装置において、アラーム機構が第1の制御信号を受け
    取った場合と第2の制御信号を受け取った場合とで異な
    る振動、音、或いは光による警告を行なうことを特徴と
    する離間型同期警告装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの発信装置と発信装置か
    らの特定の信号を受信し該信号が正常に受信できなかっ
    た場合に警告を発する1つの受信装置とからなり、 前記発信装置が、 無線電話機への着信信号或いは無線電話機からの着信応
    答信号を検出する検出部と、 パルス信号生成部と、 通常は所定間隔の第1のパルス信号を一定時間毎に発信
    し、前記信号検出部が無線電話機への着信信号或いは無
    線電話機からの着信応答信号を検出した場合に第1のパ
    ルス信号とは異なる間隔の第2のパルス信号を発信する
    パルス信号発信部と、を有すると共に、前記無線電話機
    に組み込まれるか或いは取り付けられ、 前記受信装置が、 発信装置から発信される各パルス信号と同期する同期信
    号をそれぞれ生成してパルス信号受信部の受信動作を制
    御すると共に、受信されたパルス信号を調べ、受信信号
    が第2のパルス信号である場合を除いて、第1のパルス
    信号を受信しない場合,前記一定時間内に受信した第1
    のパルス信号の数が所定数でない場合,或いは該一定時
    間内に受信したパルス信号の波形が所定のパターンでな
    い場合にアラーム機構を動作させるための第1の制御信
    号を出力し、受信信号が第2のパルス信号である場合に
    はアラーム機構に第1の受信信号を受け取った場合とは
    異なる動作をさせるための第2の制御信号を出力する制
    御部と、 前記制御信号に基づいて警告動作を行なうアラーム機構
    と、を有することを特徴とする離間型同期警告装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の離間型同期警告装置
    において、制御部が、複数の発信装置から発信される各
    パルス信号と同期する同期信号を生成してパルス信号受
    信部の受信動作を制御すると共に、受信されたパルス信
    号を調べ、受信パルス信号が第2のパルス信号でない場
    合には一定時間内に受信したパルス信号の数がそれぞれ
    の発信装置に対応して定められた特定数でないとき或い
    は一定時間内に受信したパルス信号の波形がそれぞれの
    発信装置に対応して定められた特定のパターンでないと
    きにアラーム機構を動作させるための第1の制御信号を
    出力し、該受信パルス信号数が所定数の場合には第1の
    制御信号を出力しないことを特徴とする離間型同期警告
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の離間型同
    期警告装置において、アラーム機構が第1の制御信号を
    受け取った場合と第2の制御信号を受け取った場合とで
    異なる振動、音、或いは光による警告を行なうことを特
    徴とする離間型同期警告装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8150434B2 (en) 2007-02-19 2012-04-03 Oki Electric Industry Co., Ltd. Leadership support system determining a danger of isolation of a group member even under temporarily worsened communication conditions

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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