JP3039026B2 - ブレード自動配列装置 - Google Patents

ブレード自動配列装置

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JP3039026B2
JP3039026B2 JP3205247A JP20524791A JP3039026B2 JP 3039026 B2 JP3039026 B2 JP 3039026B2 JP 3205247 A JP3205247 A JP 3205247A JP 20524791 A JP20524791 A JP 20524791A JP 3039026 B2 JP3039026 B2 JP 3039026B2
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Japan
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blade
pallet
blades
moving means
pallets
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JP3205247A
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Inventor
憲男 石田
武治 吉田
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸流タービンまたは軸
流コンプレッサのロータにブレードを取り付けるに際し
て、その静的バランスを演算してパレット内のブレード
をロータへの組付順に自動的に並び変えるようにした新
規なブレード自動配列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジェットエンジンやガスタービン等に用
いられる軸流タービンは、高速回転するため、その回転
バランスを精度よくとる必要がある。すなわち、タービ
ンロータにタービンブレードを取り付ける際には、各ブ
レードの微小重量差を考慮して静的バランスを釣り合わ
せて取り付けなければならない。
【0003】このため、従来、ロータにブレードを取り
付ける際には、作業者がブレードを一枚一枚重量測定し
て各ブレードごとの重量を記録し、その記録結果をコン
ピュータに入力して上記静的バランスを計算し、その計
算結果に基づいてブレードをロータに取り付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように作
業者が各ブレードの重量を測定・記録してその記録結果
をコンピュータに入力することは、測定ミス,記録ミ
ス,入力ミス等が生じる虞があり、且つ作業が煩雑で好
ましいとはいえない。
【0005】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、上記ロータにブレードを取り付けるに際して、
自動的にその静的バランスを演算してパレット内のブレ
ードをロータへの組付順に並び変えるようにしたブレー
ド自動配列装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数のブレードが取出自在に配列された
数のパレットと、これらパレットを多段に収容するパレ
ット倉庫と、該パレット倉庫内のパレットを一括して昇
降させるエレベータと、エレベータ上のいずれかのパレ
ットを引き出して載置するためのブレード並替場所と、
該ブレード並替場所に載置されたパレット内のブレード
を取り出して移動させるブレード移動手段と、該ブレー
移動手段により移動されたブレードが載置されそのブ
レードの重量を検出する重量測定器と、該重量測定器の
測定結果を各ブレードごとに記憶する記憶部と、上記パ
レット内の全てのブレードの重量測定が終了した後に、
上記記憶部からの情報を基にブレードがロータに組み付
けられるときの静的バランスを演算する演算部と、該演
算部の演算結果に基づいてパレット内のブレードをロー
タへの組付順に並びえるべく上記ブレード移動手段に
移動指令を与える指令部とを備えてブレード自動配列装
置を構成したものである
【0007】
【作用】上記構成のブレード自動配列装置によれば、ロ
ータにブレードを取り付ける際に、以下のようにして自
動的に静的バランスが演算され、パレット内のブレード
がロータへの組付順序順に並び変えられる。
【0008】先ず、エレベータが上下方向に移動し、所
望のパレットがパレット倉庫からブレード並替場所に引
き出される。そして、ブレード移動手段が、パレット内
のブレードを一個取り出して、それを重量測定器に載置
する。すると、重量測定器が当該ブレードの重量を測定
し、その測定結果が記憶部に記憶される。この作業が繰
り返され、上記パレット内の全てのブレードの重量が記
憶部に記憶される。その後、記憶部からの情報を基に、
演算部がこれらブレードをロータに組み付けたときの静
的バランスを演算する。そして、演算部の演算結果に基
づいて、指令部がブレード移動手段に指令を与え、これ
により、移動手段がパレット内のブレードをロータへの
組付順序順(静的バランス考慮済)に並び替える
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図1にブレード自動配列装置1の上面図
を、図2に側面図を示す。図1に示すように、この装置
1は複数のブレード2が配列されたパレット3を備えて
いる。このパレット3は図3に示すように仕切板4によ
って升目状に仕切られており、各升目内にジェットエン
ジンのタービンブレード2が配置されている。これらブ
レード2は、図4に示すように各升目内に形成されたブ
レード設置穴5に挿入されており、上方へ取出自在とな
っている。上記構成のパレット3は、図1および図2に
示すようにパレット倉庫6内に上下三段設けられてお
り、エレベータ7によって自在に昇降するようになって
いる。そして、任意のパレット3がパレット倉庫6から
ブレード並替場所8へ引き出されるようになっている。
【0011】ブレード並替場所8に引き出されたパレッ
ト3内のブレード2は、ブレード移動手段9によって取
り出され、自在に移動されるようになっている。このブ
レード移動手段9は、X軸モータ10によってX軸11
に沿って移動し、Y軸モータ12によってY軸13に沿
って移動し、Z軸モータ14によってZ軸15(紙面垂
直方向)に沿って移動するようになっている。これらの
移動はボールネジによって行われ、NC制御されるよう
になっている。さらに、Z軸の回転サーボモータ26に
よってZ軸まわりにブレード把持部19(後述する)が
回動するようになっている。
【0012】上記ブレード移動手段9の斜視図を図5に
示す。図示するようにこのブレード移動手段9は、X軸
に沿って移動自在なX軸構造体16と、Y軸に沿って移
動自在なY軸構造体17と、Z軸に沿って移動自在なZ
軸構造体18とからなっている。これらX,Y,Z軸構
造体16,17,18の端部には、それぞれX,Y,Z
軸モータ10,12,14が設けられている。上記Z軸
構造体18の先端部には、パレット3内のブレード2を
把持するためのブレード把持部19が設けられ、該ブレ
ード把持部19は、回転用サーボモータ26によりZ軸
まわりに回動θするようになっている。このブレード把
持部19は、図4に示すようにブレード2の根元部2a
を両側から把持し、ブレード2を引き上げる機能を発揮
する。なお、実質的にブレード2を把持するブレード把
持部19の内側にゴム等の滑止材20を設けてもよい。
【0013】また、図1に示すように、上記ブレード並
替場所8の側部近傍には、ブレード移動手段9により移
動されたブレード2が載置され、そのブレード2の重量
を検出する重量測定器21が設けられている。この重量
測定器21には公知の一般的なものが用いられている。
【0014】この重量測定器21および上記ブレード移
動手段9は、図1および図2に示すコンピュータ22に
接続されている。このコンピュータ22の内部には、上
記重量測定器21の測定結果を各ブレード2ごとに記憶
する記憶部23と、上記パレット3内の全てのブレード
2の重量測定が終了した後に、上記記憶部23からの情
報を基にブレード2がロータに組み付けられるときの静
的不釣合が最小となる配列順を演算する演算部24と、
この演算部24の結果に基づいてパレット3内のブレー
ド2を上記配列順に並び変えるべくブレード移動手段9
に移動指令を与える指令部25と、が備えられている。
【0015】以上の構成からなる本実施例の作用を図6
に示す流れ図に基づいて述べる。
【0016】この流れ図は、本装置1の全体を制御する
シーケンサーと、ブレード移動手段9を制御するNC2
8と、コンピュータ22を制御するパソコンとに分けて
表記されている。
【0017】図示するように、先ず、シーケンサーが各
装置の原点を設定し、NC28がブレード移動手段9の
原点を設定し、パソコンが当該エンジンのブレード2の
種類のデータをセットする。その後、自動運転がスター
トする。すると、パレットカウンタ3が1とカウントさ
れ、エレベータ7が上下方向に移動し、所望のパレット
3がパレット倉庫6からブレード並替場所8に引き出さ
れる。
【0018】そして、そのパレット3内のブレード2の
形状が検査され、その検査結果がコンピュータ22に送
信される。これにより、パレット3内のブレード2がパ
ソコンに入力されたブレードデータと一致するかどうか
がチェックされる。このとき、一致しなければストップ
し、一致していればNC28の計量プログラムが実行さ
れる。 この計量プログラムのフローを以下に記す。先
ず、ブレード移動手段9が、パレット3内のブレード2
を一個取り出して、それを重量測定器21に載置する。
すると、重量測定器21が当該ブレード2の重量を測定
し、その測定結果がコンピュータ22の記憶部23に記
憶される。そして、そのブレード2は移動手段9によっ
て元の場所(パレット3内)に戻される。この作業がブ
レード2の枚数分繰り返され、上記パレット3内の全て
のブレード2の重量が記憶部23に記憶される。
【0019】その後、記憶部23からの情報を基に、演
算部24がこれらブレード2をロータに組み付けたとき
の静的不釣合が最小となる配列順、すなわち、これらブ
レード2をロータに組み付けたときの静的バランスを演
算する。そして、その演算結果がプリンタ27によりデ
ータ印刷される。この演算結果に基づいて、指令部25
がブレード移動手段9に指令を与え、これにより、移動
手段9がパレット3内のブレード2を上記配列順(静的
バランスを考慮したロータへの組付順序順)に並び替え
る。
【0020】このとき、パレット3内はブレード2がび
っしり配置されているのでこのままでは並び替えを行う
ことができない。そこで、並び替えのスペースをつくる
ために、ブレード移動手段9がパレット3内の或るブレ
ード2をピックアップしてそれを重量測定器21に載置
する。これにより、その空いたスペースを利用して、移
動手段9がパレット3内のブレード2を並び替える。
【0021】このような作業が終了した後、パレットカ
ウンタが1たされて2とカウントされ、つぎのパレット
3がパレット倉庫6からブレード並替場所8に引き出さ
れ、同様の作業が行われる。こうして、予定のパレット
数(本実施例にあっては三パレット)の処理が終了した
ならば、パレット3のエレベータ7を下げ、アンロック
とし、自動並替運転終了となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るブレー
ド自動配列装置によれば、ブレードをロータに取り付け
たときの静的不釣合が最小となる配列順を演算し、自動
的にパレット内のブレードをその配列順に並び替えるよ
うにしたので、大幅な省力化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブレード自動配列装置
の上面図である。
【図2】上記ブレード自動配列装置の側面図である。
【図3】上記ブレード自動配列装置に備えられるパレッ
トの上面図である。
【図4】上記パレットの部分側断面図である。
【図5】上記ブレード自動配列装置に備えられるブレー
ド移動手段の斜視図である。
【図6】上記ブレード自動配列装置の作用を示す流れ図
である。
【符号の説明】
1 ブレード自動配列装置 2 ブレード 3 パレット 9 ブレード移動手段 21 重量測定器 23 記憶部 24 演算部 25 指令部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 1/12 B65G 47/90 F01D 5/06 F01D 5/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブレードが取出自在に配列された
    複数のパレットと、これらパレットを多段に収容するパ
    レット倉庫と、該パレット倉庫内のパレットを一括して
    昇降させるエレベータと、エレベータ上のいずれかのパ
    レットを引き出して載置するためのブレード並替場所
    と、該ブレード並替場所に載置されたパレット内のブレ
    ードを取り出して移動させるブレード移動手段と、該
    レード移動手段により移動されたブレードが載置されそ
    のブレードの重量を検出する重量測定器と、該重量測定
    器の測定結果を各ブレードごとに記憶する記憶部と、上
    記パレット内の全てのブレードの重量測定が終了した後
    に、上記記憶部からの情報を基にブレードがロータに組
    み付けられるときの静的バランスを演算する演算部と、
    該演算部の演算結果に基づいてパレット内のブレードを
    ロータへの組付順に並びえるべく上記ブレード移動手
    段に移動指令を与える指令部とを備えたことを特徴とす
    るブレード自動配列装置。
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JPH0545245A JPH0545245A (ja) 1993-02-23
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