JP3038355U - 自動車内除菌、消臭用エアゾール容器 - Google Patents

自動車内除菌、消臭用エアゾール容器

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JP3038355U
JP3038355U JP1996012352U JP1235296U JP3038355U JP 3038355 U JP3038355 U JP 3038355U JP 1996012352 U JP1996012352 U JP 1996012352U JP 1235296 U JP1235296 U JP 1235296U JP 3038355 U JP3038355 U JP 3038355U
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JP
Japan
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container
air conditioner
aerosol container
injection nozzle
aerosol
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Application number
JP1996012352U
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English (en)
Inventor
昭夫 小林
重直 伊井
勝久 滝下
東生 大谷
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Ishihara Chemical Co Ltd
Original Assignee
Ishihara Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車内において使用するときに、安定に設
置することができ、かつ薬剤を車内に均一に充満させる
ことができるエアゾール容器を提供する。 【解決手段】 連続噴射切換可能な押圧型噴射ノズルを
備え、かつ除菌性又は消臭性液剤を収容したエアゾール
円筒容器において、その底面直径に対する高さの比を1
以下にするとともに、容器をエアコンディショナーに対
向して車内床面に配置したとき、その噴射ノズルがエア
コンディショナーの吸込口と同等あるいはそれよりも低
い位置になるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車のエアコンディショナーの吸込口に対向した床面に配置して 、連続的に開放した状態で、除菌剤や消臭剤を冷房用気流又は暖房用気流に随伴 させ、車内に充満させるために用いるエアゾール容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
除菌剤や消臭剤などの薬剤を収容し、必要時に噴射ノズル頭部を押圧して、ノ ズル孔を開放し、除菌剤や消臭剤などの薬剤を散布するエアゾール容器としては 、図3に示す構造のものが一般的に用いられている。 この構造のものは、必要時に指をもって噴射ノズル頭部を押圧して必要量の薬 剤を放出後、指を離して放出を停止させることによって使用されるものであるが 、所定時間内にわたって連続的に薬剤の放出をしなければならない場合には、そ の間指を押圧状態に保持しなければならないという不便がある。 このため、ノズル孔を所定時間開放状態に固定するストッパーを設け、連続的 な薬剤の放出を可能にしたものが提案されている。
【0003】 ところで、最近、除菌剤や消臭剤のような薬剤を、自動車内に連続的に放出し 、薬剤を車内に充満させるためのエアゾール容器を用いることが行われている。 この場合は、連続噴射切換可能な押圧型噴射ノズルを備えたエアゾール容器を車 内適所に載置して、ノズルを開放状態に保つ必要があるが、従来のエアゾール容 器は図3に示すように縦長であるため、転倒しやすい上に、薬剤の散布が車内に 均一に行われず、薬剤の偏在を生じるという欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、自動車内において使用するときに、安定に設置することができ、か つ薬剤を車内に均一に充満させることができるエアゾール容器を提供することを 目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは、前記した好ましい特徴を有する自動車用エアゾール容器を開発 するために種々研究を重ねた結果、連続噴射切換可能な押圧型噴射ノズルをもつ 除菌、消臭用エアゾール容器において、その高さを底面直径以下にし、かつ該容 器をエアコンディショナーに対向して床面に配置したとき、噴射ノズルがエアコ ンディショナーの吸込口と同等あるいはそれよりも低くなるようにすることによ り、容器が従来の縦長のものより幅広で背低な安定構造となり、薬剤を車内に均 一に充満させうることを見出し、この知見に基づいて本考案を完成するに至った 。
【0006】 すなわち、本考案は、連続噴射切換可能な押圧型噴射ノズルを備え、かつ除菌 性又は消臭性液剤を収容したエアゾール円筒容器において、その底面直径に対す る高さの比を1以下にするとともに、容器をエアコンディショナーに対向して車 内床面に配置したとき、その噴射ノズルがエアコンディショナーの吸込口と同等 あるいはそれよりも低い位置になるように構成したことを特徴とする、自動車内 除菌、消臭用エアゾール容器を提供するものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案のエアゾール容器は、自動車内除菌、消臭用のものであって、連続噴射 切換可能な押圧型噴射ノズルを備えた円筒容器に除菌性又は消臭性液剤を収容し てなり、しかも底面直径に対する高さの比が1以下で、かつ容器をエアコンディ ショナーに対向して車内床面に配置したとき、その噴射ノズルがエアコンディシ ョナーの吸込口と同等あるいはそれよりも低い位置になるように構成されている 。 このように構成することにより、エアゾール容器は全体として底部が幅広く、 背の低い形状を呈し、車内に安定に設置することができ、かつ薬剤をエアコンデ ィショナーの吸込口より空気とともにエアコンディショナー内に吸入させ、エア コンディショナーを通して吹出口より車内に均一に充満させることができるよう になる。 エアゾール容器は、通常、底部と、それに連なりその周端縁から立設された円 筒状側壁部と、その上端から内上方に先細りに設けた肩部と、肩部の内周端縁か ら立設された細口の口頚部とからなり、継目すなわちシームの有無を問わずいず れのものも用いられ、例えばサイドシーム缶、シームレス缶などが挙げられる。
【0008】 本考案のエアゾール容器に備えられている押圧型噴射ノズルは、連続噴射切換 が可能であり、例えばノズル孔を所定時間開放状態に固定するためのストッパー を設け、押圧により薬剤を噴射させる際にストッパーが働くように切り換えるこ ともできるようにし、連続的な薬剤の放出を可能にしたものである。 この噴射ノズルは、好ましくは、容器上端部、例えば口頚部に設けられた、噴 射液の流路を開閉しうる弁体に連結され、該弁体は噴射ノズルの押圧時や押圧後 ストッパーが働いている間は開放され、ストッパーの働きを解除するかあるいは ストッパーを働かせていない場合に押圧を止めることによって閉塞されるように なっている。
【0009】 また、該弁体下端には、ディップチューブが取り付けられる。ディップチュー ブは、可撓性とし、その自由端の開口部付近に重錘を付設するのが好ましい。こ のようにすると噴射容器が傾いても重錘により重力方向に垂下するようにたわめ られ、その開口部は常に液面下に位置するようになる。
【0010】 本考案のエアゾール容器に収容されている除菌性又は消臭性液剤は、通常、種 々の薬剤と溶剤とを含有するものである。この薬剤としては、抗微生物剤、例え ば抗菌剤、防カビ剤などや消臭剤が挙げられる。抗微生物剤としては、例えばp ‐クロロ‐m‐キシレノール、2‐(4‐チアゾリル)‐ベンズイミダゾール、 2‐メトキシカルボニルアミノベンズイミダゾール、2‐メトキシカルボニルア ミノベンズイミダゾール・4′‐n‐アルカンスルホン酸塩、p‐オキシ安息香 酸エステル、クレゾール、塩化ベンザルコニウム、5‐クロロ‐2‐メチル‐4 ‐イソチアゾリン‐3‐オンなどが挙げられ、これらは1種用いてもよいし、ま た2種以上を組み合わせて用いてもよい。消臭剤としては、例えば緑茶エキス、 ドクダミ草エキス、ヒノキチオール、ヒバ油、リシノール酸塩、水溶性オキシカ ルボン酸のような有機酸又はその塩などが挙げられ、これらは1種用いてもよい し、また2種以上を組み合わせて用いてもよい。 これらの薬剤の含有量は、液剤全量に基づき、抗微生物剤で0.05〜2重量 %、消臭剤で0.05〜5重量%の範囲とするのがよい。 また、溶剤としては、エチルアルコール、イソプロピルアルコールなどのアル コール類又はこれに水を併用してもよい。
【0011】 除菌性又は消臭性液剤は、これとともにエアゾール容器に収容されている噴射 剤で加圧されている。この噴射剤としては、液化ガスや圧縮ガスが用いられ、液 化ガスとしては、LPG、ジメチルエーテルなどが、また圧縮ガスとしては窒素 ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素ガス、アルゴンやヘリウムのような希ガスなどが挙 げられる。
【0012】 除菌性又は消臭性液剤と噴射剤の使用割合は、その種類や使用目的などに応じ 適宜選ばれるが、通常容量比で3:7〜7:3の範囲とするのが好ましい。
【0013】
【実施例】
本考案の実施例を図面について説明すると、図1は本考案のエアゾール容器の 1例の側面図であって、全体は底部が幅広く、背の低い瓶状形状であって、この 瓶状エアゾール容器は、図2の断面概略図に示されるように、底部1、及び一体 に形成された円筒状側壁部2、肩部3及び細口の口頚部4からなり、その口頚部 に弁体7が取り付けられ、該弁体下端にディップチューブ8が取り付けられ、該 チューブの自由端の開口部付近には重錘9が付設されている。弁体にはまた押圧 型噴射ノズル5をもつストッパー付きアクチュエータ6が連結されている。
【0014】 他方、比較のため、従来のエアゾール容器として図3に示すものを比較例に用 いた。このものは、全体が底部の幅に比し、背の高い縦長形状を有している。
【0015】 上記実施例及び比較例のエアゾール容器に、それぞれパラオキシ安息香酸エチ ル1.0重量%、ヒノキチオール1.0重量%、ベンゾトリアゾール0.01重 量%、エタノール90.0重量%及び水7.99重量%から成る液剤とLPGか ら成る噴射剤とを容量比3:7でエアゾール化したものを充填し、エアゾール製 品試料とした。
【0016】 このエアゾール製品試料を、テスト自動車として、エアコンディショナー運転 時に送り出される風にカビ臭を伴うものを用い、該エアコンディショナーを最大 ファン速度で5分間送風操作したのち、傾斜の大きい助手席足元部に置き、ドア を閉めて、噴射ノズル頭部を押圧するとともにストッパーを作動状態に切り換え て連続噴射をできるだけ行ったのち、5〜10分間放置し、次いで換気した。こ の噴射中及び噴射後の試料の状態を表1に示す。 各試料は、床に載置したとき、噴射ノズルがエアコンディシュナーの吸込口よ りやや低い位置になるような高さを設定した。
【0017】 また、カビ(Aspergillus niger)を塗沫したポテトデキス トロース寒天培地のシャーレをエアコンディショナーの吹出口上に固定して上記 試料を噴射させたのち、25℃で5日間培養し、発生したカビの量により以下の ように防カビ効果を判定した。 − : なし ++: 多数 また、この噴射後にエアコンディショナーを始動した時に送出される風の臭気 を定期的に官能試験した。 これらの判定、試験結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】 これより、実施例のエアゾール容器は比較例のものより防カビ性に優れ、消臭 効果が高く、転倒が防止され、設定した高さでの噴射を確実に行えて、薬剤を車 内に均一に充満させることができ、使用終了後の液残量をなくすることができる ことが分る。
【0020】
【考案の効果】
本考案のエアゾール容器は、安定性に優れ、転倒が防止され、車内に安定に設 置することができ、かつ薬剤を車内に均一に充満させることができるという顕著 な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のエアゾール容器の1例の側面図。
【図2】 図1のエアゾール容器のA−A線断面概略
図。
【図3】 従来のエアゾール容器の1例の側面図。
【符号の説明】
1 底部 2 側壁部 3 肩部 4 口頚部 5 噴射ノズル 6 アクチュエータ 7 弁体 8 ディップチューブ 9 重錘

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続噴射切換可能な押圧型噴射ノズルを
    備え、かつ除菌性又は消臭性液剤を収容したエアゾール
    円筒容器において、その底面直径に対する高さの比を1
    以下にするとともに、容器をエアコンディショナーに対
    向して車内床面に配置したとき、その噴射ノズルがエア
    コンディショナーの吸込口と同等あるいはそれよりも低
    い位置になるように構成したことを特徴とする、自動車
    内除菌、消臭用エアゾール容器。
JP1996012352U 1996-12-03 1996-12-03 自動車内除菌、消臭用エアゾール容器 Expired - Lifetime JP3038355U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071192U (ja) * 1993-06-08 1995-01-10 鹿島建設株式会社 コンクリートバケットのゲート遠隔開閉装置
WO2000043463A1 (fr) * 1999-01-19 2000-07-27 Earth Chemical Co., Ltd. Produit de pulverisation pour conditionneur d'air
JP2000273001A (ja) * 1999-01-19 2000-10-03 Earth Chem Corp Ltd エアーコンディショナー用スプレー製品

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