JP3038248U - 靴の中敷 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】特定の内臓器官に刺激を与えてその代謝機能、
特に消化等の代謝を高めて体重を減少させる効果を有す
る靴の中敷を提供することを目的とする。 【解決手段】弾性を有する弾性層４と、可撓性を有し、
弾性層４を被覆する被覆層５と、先端が足の裏に直接接
触してマッサージを行い得るように弾性層４の表面に形
成される複数の突起部２ａとからなる靴の中敷１におい
て、突起部２ａは、反射領域治療法により特定される内
臓器官と関連した足の裏の反射領域にのみ接触するよう
に弾性層４の表面に配列されて特定領域２を形成し、被
覆層５は、その特定領域２に相当する部位に、突起部２
ａを貫通させるための突起部貫通孔５ａが穿設されると
ともに、弾性層４は、その特定領域２に相当する部位の
層厚が、他の領域の層厚よりも厚く形成され、特定領域
２における弾性層４の表面と、被覆層５の表面が同一面
となるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、靴の中敷に関するもので、具体的には足の裏の血行を良くするとと もに、特定の内臓器官に作用して消化等の代謝機能を高め得る靴の中敷に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、靴の中敷には、靴の内底の高さを揃えるためや足を保温するため、 或いは足の裏の土踏まずの部位を弓状に保持するため、等様々な目的を有するも のが知られている。また、健康目的の中敷の例として、通気性を良くするため上 面に網状に溝が形成された、単層または複層のコルク材から成る中敷等がある。 これらの中敷は靴の内底の形状に合わせて形成されているので、装着の際は内底 の面全体を覆うことになり、その滑動は靴の甲部の内側面に当接することにより 阻止されることになる。そして、歩行時には足の裏が中敷の表面全体にわたって 形成された溝に接触することより、足の裏がマッサージされて血行が活性化され るようになっている。

【０００３】 また、ＥＰ−Ａ−Ｏ−１９３８０５号公報に開示された中敷の実施例において は、良好なマッサージ作用を確保するとともに足の裏の通気性を改善するために 、ボタン状の突起体が設けられている。この突起体の基部は円柱形をなし、また 先端は丸くなっており、これらは弾性を有する下部構造物の上に形成されている 。また、突起体の先端には、粒子の細かいレザー等の被覆物が被せられており、 これら複数の突起体が足の裏全体に接触するよう中敷の表面に均一的に配置され た構造となっている。 さらに、ＤＥ−Ａ−３６２０９５８号公報には、弾性を有する材料からなる下 部層及び可撓性のある繊維等からなる上部層で構成された靴の中敷が開示されて いる。下部層には、足の裏に刺激を与えるための、裾拡がり状の突起体が形成さ れており、上部層に穿設された孔を貫通して上部層の表面から突き出る構造とな っている。そして、これらの突起体も中敷の表面全体にわたって均一に配置され る構造となっている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、内臓疾患の治療法に反射領域治療法と呼ばれるものがある。この反 射領域治療法は、足の裏及び手の面のある特定の領域（以下、反射領域という） が、特定の内臓器官と相互関係にあるという知見に基づいて実施される治療法で ある。例えばセラピストは、患者の足の裏を圧迫することにより、特に痛みを激 しく感じる反射領域から、その領域に対応する内臓器官の疾患をいち早く発見す ることができる。また、これらの足の裏の反射領域を慎重にマッサージすること により、対応する内臓器官に積極的に刺激を与えて代謝機能を高めるという治療 も可能となっている。 このような事実から、靴の中敷に、足の裏の反射領域に刺激を与える構造、例 えば上述した突起体を設ける等の手段を用いれば、歩きながら内臓に刺激を与え ることができ、消化管の代謝機能を高めて体重を減少させる等の効果が期待でき る。しかし反射領域治療法において重要なことは、反射領域にのみ有効な刺激を 与えることであり、上述の、突起体が均一に配置される構造の中敷では、突起体 による刺激が足の裏全体に分散してしまい、またその刺激も慢性化してくるため 、内臓への作用はほとんどなく、単に足の裏の血行を活性化するという機能だけ にとどまっていた。

【０００５】 本考案はこのような課題を解決するために創作されたものであり、あらゆるサ イズ、形状の靴に装着可能であり、足の裏の血行を活性化させるとともに、特定 の内臓器官に刺激を与えてその代謝機能、特に消化等の代謝を高めて体重を減少 させる効果を有する靴の中敷を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は前記の目的を達成するために次のような手段を用いた。 まず、第１の手段として、ゴム材等からなる、弾性を有する弾性層（４）と、 先端が足の裏に直接接触してマッサージを行い得るように弾性層（４）の表面に 形成される複数の突起部（２ａ）から成り、突起部（２ａ）は、略円柱形状を呈 し、弾性層（４）に一体に成型されるとともに、反射領域治療法により特定され る内臓器官と関連した足の裏の反射領域にのみ接触するように弾性層（４）の表 面に配列されて特定領域（２）を形成する構成とした。 第２の手段として、可撓性を有する皮、織物材等からなり、特定領域（２）に 相当する部位に、突起部（２ａ）を貫通させるための突起部貫通孔（５ａ）が穿 設された被覆層（５）が、弾性層（４）に貼着されて弾性層（４）を被覆する構 成とした。 第３の手段として、突起部（２ａ）は、反射領域治療法により特定される内臓 器官と関連した足の裏の反射領域にのみ接触するように弾性層（４）の表面に配 列されて踵特定領域（３）を形成する構成とした。 第４の手段として、突起部（２ａ）は、高さが０．３ｍｍから３．０ｍｍまで のいずれかの寸法であり、直径が１．０ｍｍから４．０ｍｍまでのいずれかの寸 法を有する略円柱形状を呈し、隣接する突起部（２ａ）同士の間隔が、その直径 と略同一寸法或いはそれ以下の寸法となるように弾性層（４）に配列される構成 とした。 第５の手段として、弾性層（４）は、その特定領域（２）又は特定領域（３） に相当する部位の層厚（ｔ１）が、他の領域の層厚（ｔ２）よりも厚く形成され 、特定領域（２）又は特定領域（３）における弾性層（４）の表面と、被覆層（ ５）の表面が同一面を呈するように構成した。 第６の手段として、中敷の長さが靴の内底の略３／４の長さとなるように形成 されるとともに、靴の内底の踵の部位から足指の根元の部位までを覆う形状を呈 し、かつ、被覆層（５）が弾性層（４）の前端部から延出するつま先部（５ｃ） を有するように構成した。 なお、カッコ内の符号は、図面を参照するためのものであって、何等構成を限 定するものではない。

【０００７】

【考案の実施の形態】 以下、本考案に係る靴の中敷の実施形態について図面に沿って説明する。図１ は本考案に係る靴の中敷の平面図であり、図１（ａ）は左足用の靴の中敷、図１ （ｂ）は右足用の靴の中敷を示す。また、図２は左足用の靴の中敷の詳細説明図 であり、図２（ａ）は平面図、図２（ｂ）は図２（ａ）におけるＡ−Ａ断面図、 図２（ｃ）は背面図である。

【０００８】 図１（ａ）及び（ｂ）において、符号１は左足用の靴の中敷、符号９は右足用 の靴の中敷を示す。符号２ａは特定の内臓器官に作用を及ぼすための突起部であ り、それら複数の突起部２ａが中敷の表面に配列されて、後に詳述する特定領域 ２及び踵特定領域３を形成するものである。図１（ａ）及び（ｂ）から判るよう に、中敷１及び中敷９に形成された特定領域２は左右対称とはなっておらず、そ れぞれ人の左足の裏、右足の裏に存在する、特定の内臓器官に関連する反射領域 に対応するように配列されている。

【０００９】 以下、図２を参照しながら本考案に係る靴の中敷について、左足用の中敷１に 基づいて詳細に説明する。なお、右足用の中敷９は、上述した特定領域２の位置 が異なる他は中敷１と同一の構成であるのでその説明は省略するものとする。 中敷１は、弾性層４及び被覆層５から構成される。 弾性層４は、弾力性に富むゴム等のエラストマー材質からなる薄片状の部材で あり、その輪郭形状は足の裏の面と略相似形であって、また被覆層５と略同一形 状である。この弾性層４の表面には、複数の突起部２ａが所定の配列をもって形 成されている。すなわち、弾性層４の略中央部には、複数の突起部２ａが特定の 模様を描くように配列されて特定領域２を形成するとともに、弾性層４の足の踵 に相当する部分には、複数の突起部２ａが略円を描くように配列されて踵特定領 域３を形成するものである。

【００１０】 突起部２ａは柔らかな弾力性のある材質からなり、本実施形態ではこの突起部 ２ａを弾性層４と一体成形としているが、一体成形とせず、コルクやラテックス 混合物等、弾性層４と異なる材質からなるようにして、弾性層４に恒久的に固定 させるようにしても良い。この突起部２ａの形状は略円柱形をなしており、その 大きさは、足の裏の反射領域に過剰な圧迫を加えることがないように、また、内 臓器官へ充分な作用を及ぼしめるべく、高さが０．３ｍｍから３．０ｍｍまでの いずれかの寸法であり、かつ、直径が１．０ｍｍから４．０ｍｍまでのいずれか の寸法で形成されている。なお、隣接する突起部２ａ同士の間隔は、突起部２ａ の直径により異なるが、直径と略同一寸法かそれ以下の寸法である。

【００１１】 このように突起部２ａは、反射領域治療の原則に従って、特定の内臓器官と関 連する足の裏の反射領域に接触して最も効率的な作用を及ぼすように弾性層４の 特定領域２及び踵特定領域３に配列、形成されている。特定領域２に形成された 突起部２ａは、肝臓、胃、消化管、腎臓、大腸、小腸、尿管、リンパ線、膀胱、 等の器官に作用を及ぼし、また、踵特定領域３に形成された突起部２ａは、生殖 器に作用を及ぼして各内臓器官の代謝機能を活発にさせるものである。 なお、図２（ｂ）及び（ｃ）に示すように弾性層４には、特定領域２及び踵特 定領域３の外郭に沿って複数のスリット８が穿設されており、ウェブ７が形成さ れる。このスリット８により囲まれた特定領域２及び踵特定領域３の層厚ｔ１は 他の領域の層厚ｔ２よりも厚く形成されている。 また、中敷を靴に装着した際に内底内部でずれないようにするため、弾性層４の 下面には少なくとも１枚の両面テープ６が貼着されている。

【００１２】 一方、被覆層５は皮、織物材、コルク等、通気性が良好で可撓性のある材質か らなる。その輪郭形状は前記弾性層４と略同一形状であるが、足のつま先に相当 する部位は、弾性層４の前端部よりもつま先方向にはみ出るように形成されてい る点で弾性層４と異なる。また、その輪郭形状は足の裏と略相似形でもあり、そ の長さは装着される靴の内底の略３／４の長さとなるように形成されるとともに 、靴の内底の踵の部位から足指の根元部位までを覆う形状を呈するように形成さ れる。さらに、被覆層５の前記特定領域２及び踵特定領域３に相当する部分には 、弾性層４の突起部２ａを貫通させるための突起部貫通孔５ａ及び５ｂが穿設さ れている。

【００１３】 弾性層４及び被覆層５は以上のように形成され、被覆層５が弾性層４の上面を 被覆して、互いが確実に貼着されることにより中敷１を構成するものである。そ の際、弾性層４よりはみ出た被覆層５のつま先部５ｃが形成されるとともに、突 起部２ａが被覆層５の表面から数ｍｍ程度突出することになる。また、上述した ように弾性層４の特定領域２及び踵特定領域３の層厚ｔ１は他の領域の層厚ｔ２ よりも厚く形成されており、突起部貫通孔５ａ及び５ｂに嵌合して、その表面は 被覆層５の表面と同一面を呈するように構成されている。このように特定領域に おける弾性層４の表面を被覆層５の表面と段差がなくなるように同一面に形成す ることにより、段差部分における足の裏の食い込みという問題を解消でき、反射 領域への不要な圧迫を防止することができる。また突起部２ａの高さ寸法のみに よる接触が可能となるので、より効果的な内臓器官への作用が実現されることに なる。

【００１４】 次に、中敷１及び９の作用について説明する。 まず着用者は、中敷１及び９の底面に取り付けられた両面テープ６を剥離させ て、中敷１及び９を靴の内底に固定させる。通常、靴の土踏まずの部位と踵の部 位は、足指の部位と異なり、そのサイズや形状にそれ程の差がなく作られている ので、中敷１及び９は４種類のサイズがあればあらゆる靴に対応することが可能 であり、着用者はその４サイズの中から最も靴にフィットする中敷を選択すれば 良い。また、中敷１及び９は、靴の内底の約３／４の長さを有するように形成さ れるとともに、靴の内底の踵の部位から足指の根元部位までを覆う形状を呈する ように形成されているので、婦人用、紳士用を問わず装着することができ、また 、可撓性のある被覆層５が弾性層４の前端部よりもはみ出るように形成されてい るので、先端部が尖った特殊形状の靴であっても被覆層５のはみ出し部を撓ませ ることにより容易に装着することができる。 また、中敷１及び９の装着時においては、着用者が歩行することにより、所定 の部位に配列された突起部２ａが右足の裏、左足の裏それぞれの反射領域のみに 接触し、その部分を自動的にマッサージして足の裏の血行を活性化するとともに 、その反射領域に対応する肝臓、胃等の内臓器官を効率的に刺激してそれらの代 謝機能を活性化させる。また、本考案では、特定領域における弾性層４の表面を 被覆層５の表面と同一面を呈するように形成したので、歩行時における足の裏の 食い込みがなくなり、反射領域の不要な圧迫を防止することができ、突起部２ａ の高さ寸法のみによる接触が可能となるので、より効果的な内臓器官への作用が 実現される。 このように、消化等の代謝機能が活発化するので、体重の減量効果が発生する ことになり、特に標準体重を超える肥満体の人に顕著な効果が現れ、継続的に着 用することにより効果的に体重を減らすことが可能となる。

【００１５】 以上、本考案に係る靴の中敷の好適な実施形態について説明したが、本考案に おいては図面に示された部材の形状（突起部の形状等）又は取付け位置等に限ら れないのはもちろんであり、本考案の主旨を逸脱しない範囲で様々な設計変更が 可能である。上述した形態は、通気性及び見栄えの観点から、被覆層を設けた中 敷の例であるが、被覆層を設けず、上述したものと略同一の弾性層及び突起部の みから構成した中敷としても、本考案の主たる目的（特定の内臓器官に刺激を与 える等）は達せられるものである。 また、反射領域治療法とは別の特殊治療を目的として、中敷をつま先部分まで 延長して、つま先部にも刺激を与えるべく、延長部に突起部を設けるようにして も良い。

【００１６】

【考案の効果】

本考案に係る靴の中敷は次のような効果を奏する。 （１）突起部を、反射領域治療法の原則に従って、特定の内臓器官と関連する足 の裏の反射領域に接触して最も効率的な作用を及ぼすように弾性層の特定領域及 び踵特定領域に配列、形成したので、歩行動作に伴って自動的に足の裏がマッサ ージされて血行が活性化されるだけでなく、特定領域に形成された突起部が、肝 臓、胃、消化管、腎臓、大腸、小腸、尿管、リンパ線、膀胱、等の器官に作用を 及ぼし、また、踵特定領域に形成された突起部が生殖器に作用を及ぼすことによ り各内臓器官の代謝機能を活性化させることが可能となる。また、特定領域又は 踵特定領域における弾性層の表面を被覆層の表面と段差がなくなるよう同一面に 形成すれば、段差による足の裏の食い込みという問題を解消でき、反射領域にお ける不要な圧迫を防止できるとともに、、突起部の高さ寸法のみによる接触が可 能となり、より効果的な内臓器官への作用が実現される。 また、消化等の代謝機能が活発化するので、体重の減量効果が発生することに なり、特に標準体重を超える肥満体の人に顕著な効果が現れ、継続的に着用する ことにより効果的に体重を減らすことが可能となる。 （２）中敷を、靴の内底の略３／４の長さとなるように形成するとともに、靴の 内底の踵の部位から足指の根元部位までを覆う形状を呈するように形成し、また 可撓性のある被覆層を弾性層の前端部よりもはみ出るように構成したので、先端 部が尖った特殊形状の靴であっても、そのはみ出し部を撓ませることにより中敷 を容易に装着することが可能となり、あらゆるサイズ、形状の靴に対応可能な中 敷が実現される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る靴の中敷の平面図であり、図１
（ａ）は左足用の靴の中敷、図１（ｂ）は右足用の靴の
中敷を示す平面図である。

【図２】左足用の靴の中敷の詳細説明図であり、図２
（ａ）は平面図、図２（ｂ）は図２（ａ）におけるＡ−
Ａ断面図、図２（ｃ）は背面図である。

【符号の説明】

１、９ 中敷 ２ 特定領域 ２ａ 突起部 ３ 踵特定領域 ４ 弾性層 ５ 被覆層 ６ 両面テープ ７ ウェブ ８ スリット

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴム材等からなる、弾性を有する弾性層
   （４）と、先端が足の裏に直接接触してマッサージを行
   い得るように弾性層（４）の表面に形成される複数の突
   起部（２ａ）から成り、 突起部（２ａ）は、略円柱形状を呈し、弾性層（４）に
   一体に成型されるとともに、反射領域治療法により特定
   される内臓器官と関連した足の裏の反射領域にのみ接触
   するように弾性層（４）の表面に配列されて特定領域
   （２）を形成する構成としたことを特徴とする靴の中
   敷。
2. 【請求項２】 可撓性を有する皮、織物材等からなり、
   特定領域（２）に相当する部位に、突起部（２ａ）を貫
   通させるための突起部貫通孔（５ａ）が穿設された被覆
   層（５）が、弾性層（４）に貼着されて弾性層（４）を
   被覆する構成としたことを特徴とする請求項１に記載の
   靴の中敷。
3. 【請求項３】 突起部（２ａ）は、反射領域治療法によ
   り特定される内臓器官と関連した足の裏の反射領域にの
   み接触するように弾性層（４）の表面に配列されて踵特
   定領域（３）を形成する構成としたことを特徴とする請
   求項１又は２に記載の靴の中敷。
4. 【請求項４】 突起部（２ａ）は、高さが０．３ｍｍか
   ら３．０ｍｍまでのいずれかの寸法であり、直径が１．
   ０ｍｍから４．０ｍｍまでのいずれかの寸法を有する略
   円柱形状を呈し、隣接する突起部（２ａ）同士の間隔
   が、その直径と略同一寸法或いはそれ以下の寸法となる
   ように弾性層（４）に配列される構成としたことを特徴
   とする請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の靴の中
   敷。
5. 【請求項５】 弾性層（４）は、その特定領域（２）又
   は特定領域（３）に相当する部位の層厚（ｔ１）が、他
   の領域の層厚（ｔ２）よりも厚く形成され、特定領域
   （２）又は特定領域（３）における弾性層（４）の表面
   と、被覆層（５）の表面が同一面を呈するように構成し
   たことを特徴とする請求項２又は３に記載の靴の中敷。
6. 【請求項６】 中敷の長さが靴の内底の略３／４の長さ
   となるように形成されるとともに、靴の内底の踵の部位
   から足指の根元の部位までを覆う形状を呈し、かつ、被
   覆層（５）が弾性層（４）の前端部から延出するつま先
   部（５ｃ）を有するように構成されたことを特徴とする
   請求項２又は３に記載の靴の中敷。