JP3038169U - 密封容器入り商品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機やコンビニエンスストア等にあっ
て、冷却もしくは暖めた状態とし、即時に入手し、欲す
る時にタイミングよく使用することができるリフレッシ
ュ商品となり、また、衛生面にあっても問題なく、一度
入手すれば、繰り返しの使用が可能となる密封容器入り
商品とする。 【解決手段】 少なくとも湿気を含有した布材を一部開
口とした容器内に入れ、その一部開口には施蓋して密封
状態としてあることとし、布材はハンドタオルとし、容
器は有底円筒状のプラスチックとしてあることとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は密封容器入り商品、特に、いわゆるおしぼりの密封容器入り商品に 関する。

【０００２】

【考案の背景】

一般的におしぼりは、それ自体として販売されるものではなく、家庭や事務 所で冷やし、あるいは暖めて使用に供されるか、あるいは業者からレンタルする ことが一般的となっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記した状況であるため、タイミングよく欲するおしぼりを 入手して使用することはなかなか難しく、また、レンタルにおける場合には異臭 を伴うこともあり、衛生面にも疑問が残るものであった。

【０００４】

【考案の目的】

そこで、本考案は上記した従来の実情に着目してなされたもので、かかる問 題点を解消して、自動販売機やコンビニエンスストア等にあって、冷却もしくは 暖めた状態とし、即時に入手し、欲する時にタイミングよく使用することができ るリフレッシュ商品となり、また、衛生面にあっても問題なく、一度入手すれば 、繰り返しの使用が可能となる密封容器入り商品を提供することを目的としてい る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するために、本考案に係る密封容器入り商品は少なくとも湿 気を含有した布材を一部開口とした容器内に入れ、その一部開口には施蓋して密 封状態としてあることを特徴とし、布材はハンドタオルとし、容器は有底円筒状 のプラスチックとしてあることを特徴としている。

【０００６】

【作用】

かかる構成としたことにより、雑菌等の付着する虞はなく衛生面を保持しな がら、自在に冷やしたり暖めたりすることが可能となり、外出時、スポーツ時等 にあっても必要時に使用することができることとなるのである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図１は本考案を実施 した密封容器入り商品の外観を示す斜視図、図２は同じく第二実施例の斜視図、 図３は内容物であるハンドタオルの取り出し状態を示す斜視図である。

【０００８】 これらの図にあって１は有底円筒状をした硬性プラスチック容器を示してお り、その上面開口にはネジ式あるいは弾性を利用したスナップ式の蓋体２が施蓋 され、内部を密封状態としている。この硬性プラスチック容器１内には畳みある いはロール状態としたハンドタオル３が含湿状態として収納されている。

【０００９】 また、より一層の密封性を得るため、蓋体２をも含めた硬性プラスチック容 器１の全体にはフレキシブルなプラスチックフィルム４によりシュリンクラップ を施すこともできる。

【００１０】 さらに、図２として示す第二実施例の場合はソフトタイプのプラスチック、 例えば発泡スチロール等による軟性プラスチック容器５を使用されており、その 上面開口には、開口縁との間に接着剤を介し、剥離蓋６が貼設されている。この 場合も軟性プラスチック容器５内には含湿状態とされたハンドタオル３が収容さ れることとなり、また、剥離蓋６を含めた軟性プラスチック容器５全体をフレキ シブルなプラスチックフィルム４によりシュリンクラップを施すこともできる。

【００１１】 また、この実施の形態にあって容器１、５の密封収容物としてハンドタオル ３としたが、これはハンドタオルに限らず、木綿等の布地とすることもでき、ま た、一枚に限らず、複数枚を収容することも可能であり、必要に応じて、容器１ 、５はプラスチックに限らず、硬質の紙にアルミ等の金属を蒸着させる等して水 分の染み出しを防止して使用することもできる。

【００１２】 一方、前記した容器１、５の表面には趣味感を満足させるために、飲料の如 きデザインの模様や文字を施すこともできる。そして、内容物としてのハンドタ オル３にも同一あるいは類似、もしくは関連した模様や文字を施せば、需要者は 購入時に好みのデザインのハンドタオル３を入手することができる。但し、これ は無地や別異の模様のハンドタオル３が収容されることを妨げるものではない。

【００１３】

【考案の効果】

本考案に係る密封容器入り商品は上記のように構成されている。そのために 、衛生面が保持されるうえ、加熱、冷却が自在に行え、内部の布材の含有する湿 気がそれに対応するため、即時に暖かい、あるいは冷たいおしぼりとして使用す ることができることとなり、特に暑い時等は更に汗をうながす飲料よりもリフレ ッシュ効果が望める。また、内容物たる布材は洗濯する等して繰り返し使用する ことができ、経済的なものとなっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を実施した密封容器入り商品の外観を示
す斜視図である。

【図２】第二実施例の斜視図である。

【図３】内容物であるハンドタオルの取り出し状態を示
す斜視図である。

【符号の説明】

１ 硬性プラスチック容器 ２ 蓋体 ３ ハンドタオル ４ プラスチックフィルム ５ 軟性プラスチック容器 ６ 剥離蓋

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも湿気を含有した布材を一部開
   口とした容器内に入れ、その一部開口には施蓋して密封
   状態としてあることを特徴とする密封容器入り商品。
2. 【請求項２】 布材はハンドタオルとし、容器は有底円
   筒状のプラスチックとしてあることを特徴とする請求項
   １に記載の密封容器入り商品。