JP3037850U - 点電極素子 - Google Patents
点電極素子Info
- Publication number
- JP3037850U JP3037850U JP1996009824U JP982496U JP3037850U JP 3037850 U JP3037850 U JP 3037850U JP 1996009824 U JP1996009824 U JP 1996009824U JP 982496 U JP982496 U JP 982496U JP 3037850 U JP3037850 U JP 3037850U
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- Japan
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- human body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この考案は、低周波治療器の電極素子として
使用し、物理的作用(特に外力)を受けた人体の軟部組
織損傷、あるいは運動器の疲労性炎症によって起こる人
体の疼痛の消退及び軽減を図る。 【解決手段】 この考案は電極材の一端が太い電極で、
反対端は細く1本あるいは数本に分かれ1本の横断面積
が2mm2以内の細い電極で、電極材の周囲を絶縁性基
材が包み、しかも細い電極の先端が人体表面を損傷せず
密着する形状とする。そして人体表面に電極素子を粘着
テープ等で固定し、細い電極を人体表面に安定して接触
させる。この電極素子の太い電極端子に低周波治療器を
接続することにより人体に点導電することができ、この
点導電によって人体の軟部組織損傷、あるいは運動器の
疲労性炎症によって起こる人体の疼痛の消退及び軽減を
図ることができる。
使用し、物理的作用(特に外力)を受けた人体の軟部組
織損傷、あるいは運動器の疲労性炎症によって起こる人
体の疼痛の消退及び軽減を図る。 【解決手段】 この考案は電極材の一端が太い電極で、
反対端は細く1本あるいは数本に分かれ1本の横断面積
が2mm2以内の細い電極で、電極材の周囲を絶縁性基
材が包み、しかも細い電極の先端が人体表面を損傷せず
密着する形状とする。そして人体表面に電極素子を粘着
テープ等で固定し、細い電極を人体表面に安定して接触
させる。この電極素子の太い電極端子に低周波治療器を
接続することにより人体に点導電することができ、この
点導電によって人体の軟部組織損傷、あるいは運動器の
疲労性炎症によって起こる人体の疼痛の消退及び軽減を
図ることができる。
Description
【0001】
この考案は人体の軟部組織損傷、あるいは運動器の疲労性炎症によって起こる 疼痛の治療に、人体の表面に低周波治療器で導電する電極材、並びに絶縁性基材 を用いた電極素子に関する。
【0002】
これまでの低周波治療器の電極では、人体との導電接触面積が2mm2以内で 、人体表面を損傷することなく導電できる電極は得られなかった。また人体各部 位の表面は平面が少なく、肩部、足根部、指部など凹凸部の表面に電極を密集か つ密着させ、安定持続して導電することが困難であった。そして多数極とった電 極それぞれ個々に導電量を調節することがなかった。
【0003】
この考案は上記の問題を解決するものであり、人体各部の表面を損傷すること なく、人体との表面接触面積が2mm2以内の電極の点導電を、人体の凹凸のあ る部位にも安定して動揺することなく持続して点導電することにあり、また多数 の電極を密集して一緒にとり、各電極ごとに導電量を調節することにある。
【0004】
この考案は一端を太く反対端を細くした円柱状の電極を半球状、あるいは円錐 状のコマ状の絶縁性基材に埋め込み、電極の太い端子を低周波治療器のミノ虫グ リップ等に接続できるよう絶縁性基材の上面上に突出させた。細い電極端子は絶 縁性基材の半球状又は円錐状のコマ状の底面に突出させ、この細い電極端子の横 断面の面積を2mm2以内とし、この電極を人体表面に接触させる。電極材を包 んだ半球状、あるいは円錐状のコマ状の絶縁性基材の形状が電極を動揺させるこ となく、かつ人体表面を損傷することなく接触でき導電面積が2mm2以内の安 定した点導電を可能にする。また太い電極端子の尖端を尖らすことにより粘着テ ープ等が絶縁性基材の上面に密着し、強力に電極を人体各部に固定することがで き、コマ状をした電極素子の電極が人体各部位に多数とれることを可能にする。 さらに撓屈性のある板状の絶縁性基材に上記の電極材を1列に埋め込むことによ り、一度に多数の電極を人体に固定し導電することができる。
【0005】
この考案は電極材の低周波治療器接続端が太く、人体表面接触端が細く、1本 あるいは数本の部分に分かれた長さ約11mmの円柱状の電極材を、半球状ある いは円錐状の絶縁性基材の直径約10mm、高さ約4mmのコマ状の絶縁性基材 の中心に電極材の中心を埋め込み位置させる。半球状あるいは円錐状のコマ状の 絶縁性基材の上面上に、円柱状の太い電極端子直径約1mmを6〜7mm突出さ せ、反対端の細い電極端子直径約0.4mmを、半球状あるいは円錐状のコマ状 の絶縁性基材の底面に約0.5mm突出させる。この考案の電極素子は外観上は コマ状を呈し、太い電極端子に低周波治療器を接続させ、細い電極端子を人体に 密着させる。この考案の電極素子2個を1組として、人体の軟部組織損傷あるい は運動器の疲労性炎症によって起こる疼痛発生部を挟むように、前後に一個ずつ 電極素子を固定し幾組も粘着テープ等で人体各部に張り付ける。片方の電極素子 の太い電極端子に低周波治療器の+側、もう片方の電極素子の太い電極端子に− 側を接続させて導電し、疼痛の消退、軽減の治療を行う。また撓屈性のある板状 の絶縁性基材、厚さ約1.5mm、幅約7mmの中央に上記説明と同様の電極材 を1列に数本埋め込み、絶縁性基材の上面上に太い電極端子直径約1mmを5〜 6mm突出させ、下面下に細い電極端子を約0.5mmに突出させ、上記コマ状 の電極素子と同様に使用する。
【0006】
以下、図面を参照し一実施例によって説明する。この考案の電極材5は長さ1 1mmのステンレス等の素材で、太い電極端子1は長さ8.5mm、直径1mm 、半球上あるいは円錐状のコマ状のゴム等の絶縁性基材3の上面上に突出する太 い電極端子1の長さ6.5mmで最先端2は高さ1mmの円錐とする。細い電極 端子4は長さ3mm、直径0.3mm、半球上あるいは円錐状のゴム等の絶縁性 基材3の底面から1本又は2本突出する細い電極端子4の長さ0.5mmでその 最先端に丸みをつけ、半球状あるいは円錐状のコマ状のゴム等の絶縁性基材3の 上面の直径を10mm、高さ4mmからなる図1、図2、のような電極素子を製 作した。また人体の手指部、足指部のような非常に細く狭い凹凸の著しい部位に は、電極材5の長さ8mmのステンレス等の素材で、太い電極端子1の長さ6. 5mm、直径1mmで、板状のゴム等の絶縁性基材3の上面上に突出する太い電 極端子1の長さ6mm、最先端2は高さ1mmの円錐とする。細い電極端子4は 長さ1.5mm、直径0.3mmで板状のゴム等の絶縁性基材3の下面下に1本 又は2本突出する細い電極端子4の長さ0.5mmでその最先端に丸みをつけ、 板状のゴム等の撓屈性のある絶縁性基材3の厚さ1.5mm、幅7mm、長さ2 1mmの中央に1列に2mm間隔に6本埋め込んだ図3、のような電極素子を製 作した。これらの電極素子の太い電極端子1にミノ虫グリップ等で低周波治療器 に接続し、細い電極端子4の横断面の面積が0.07mm2の電流密度の大きな 集中した電気を人体に導電することができる。
【0007】 人体に接触する細い電極端子4の横断面の面積が0.07mm2の導電は、人 体への著明な鎮痛、鎮静効果をあらわし、しかも細い電極端子4の最先端に丸み をつけることにより、人体表面を損傷することなく安全に導電することができる 。
【0008】 太い電極端子1に形成した高さ1mmの円錐2により、粘着テープ等で電極素 子を人体に固定する際、この円錐2が粘着テープ等を破り粘着テープ等はゴムの 上面に密着すると同時に人体にも密着し、強固に電極素子を人体に固定すること ができる。また固定された電極個々に+側、−側のミノ虫グリップを接続し、電 極個々の導電量を調節することができる。
【0009】 図3の電極素子は人体表面に一度に多数の電極がとれ、撓屈性のある絶縁性基 材3により凹凸のある部位にも簡単に固定でき導電することができる。
【00010】
上記説明から明らかなように、この考案は人体への低周波導電を電極素子の電 極材の形状、及び絶縁性基材の形状とを一体化することにより、人体を損傷する ことなく安定して人体各部位に点で導電することができる。またこの考案の絶縁 性基材の形状より粘着テープ等を絶縁性基材上面に貼り付けるだけで、人体各部 に動揺することなく密着させることができ、それぞれ電極個々の導電量を調節す ることができる。この電極素子を用いることにより人体の軟部組織損傷、あるい は運動器の疲労性炎症によって起こる疼痛の消退、軽減に優れた治療効果をあら わす。しかし人体の新鮮な軟部組織損傷、特に出血性炎にはこの電極素子を用い て低周波治療器で導電治療しても、疼痛の消退、軽減には全く効果なく、慣性化 した軟部組織損傷、あるいは運動器の疲労性炎症によって起こる疼痛部を挟むよ うに前後に電極素子を1個ずつ固定し、2個を1組として幾組も導電することが 望ましい。電極材を1枚の板状の絶縁性基材に固定した電極素子はそのまま2枚 を1組として導電治療する。
【図1】本考案の円錐状の点電極素子の平面図である。
【図2】本考案の半球状の点電極素子の平面図である。
【図3】本考案の板状の点電極素子の平面図である。
【図4】本考案の円錐状、半球状の点電極素子の上面図
である。
である。
【図5】本考案の板状の点電極素子の上面図である。
【図6】本考案の円錐状の点電極素子の縦断面図であ
る。
る。
【図7】本考案の半球状の点電極素子の縦断面図であ
る。
る。
【図8】本考案の板状の点電極素子の縦断面図である。
1 太い電極端子 2 粘着テープ破砕尖 3 絶縁性基材 4 細い電極端子 5 電極材
Claims (6)
- 【請求項1】 電流を点導電するために電極材を円柱状
にし低周波接続端の電極を太く、人体に接触する電極を
細く、かつその横断面積が2mm2以内の形状を特徴と
する電極材。 - 【請求項2】 「請求項1」の電極材を埋め込んだ絶縁
性基材の形状を小さな半球状、あるいは円錐状のコマ状
にすることにより、凹凸のある人体各部に安定して密着
でき、この電極素子2個を1組として幾組も多数極と
れ、1組ごとに導電量を調節できることを特徴とする電
極素子。 - 【請求項3】 「請求項1」に記載した電極材を撓屈性
のある板状の絶縁性基材の中に1列に1本あるいは数本
埋め込んだことを特徴とする電極素子。 - 【請求項4】 人体の表面に接触する細い電極の先端を
半球状にすることにより、人体表面を損傷する事なく導
電できることを特徴とする「請求項2」「請求項3」に
記載した電極素子。 - 【請求項5】 電極素子を人体に固定するために、電極
材の低周波接続端の太い電極端子の先端を尖らせ、粘着
テープ等で太い電極端子上から圧着する際、粘着テープ
等に穴があき、絶縁性基材の上面に密着して人体に強力
に固定できることを特徴とする「請求項4」に記載した
電極素子。 - 【請求項6】 人体の表面に接触する細い電極が太い電
極から数本に分かれたことを特徴とする「請求項5」に
記載した電極素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009824U JP3037850U (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 点電極素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009824U JP3037850U (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 点電極素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3037850U true JP3037850U (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=43172554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996009824U Expired - Lifetime JP3037850U (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 点電極素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037850U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS595943A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-12 | Fujikura Ltd | 酸素濃度センサ− |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP1996009824U patent/JP3037850U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS595943A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-12 | Fujikura Ltd | 酸素濃度センサ− |
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