JP3037726B2 - 光送受信装置 - Google Patents

光送受信装置

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JP3037726B2
JP3037726B2 JP2216532A JP21653290A JP3037726B2 JP 3037726 B2 JP3037726 B2 JP 3037726B2 JP 2216532 A JP2216532 A JP 2216532A JP 21653290 A JP21653290 A JP 21653290A JP 3037726 B2 JP3037726 B2 JP 3037726B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、任意の位置に分散配設された端末装置との
データ伝送を行う光無線システムに使用して好適な光送
受信装置に関するものである。
(技術的背景) データ伝送においては、従来の有線ケーブルや無線に
よる方法に加えて、光無線による方法が使用されつつあ
る。光無線によれば、有線ケーブルにおける配線のわず
らわしさや無線における相互干渉・雑音による誤動作な
どから逃れることができる。
(従来の技術) 実用化された光無線としては、第9図(A)に示す赤
外線リモコン装置や第9図(B)に示す光伝送システム
がある。
第9図(A)に示す赤外線リモコン装置は、リモコン
筐体30内に発光素子(LED)31を設けてデータ光を送信
し、一方、例えばテレビ筐体32内の受光素子(フォトダ
イオード)33でデータ光を受光するものである。なお、
31A及び33Aは、発光素子31及び受光素子33の前面に配設
された赤外線フィルタ(可視光カットフィルタ)であ
る。
第9図(B)に示す光伝送システムは、一対の波長の
異なる送受光部34,35を有する装置を対向させて、特定
間におけるデータ光の双方向の送受を行なうものであ
る。送受光部34,35に強い指向性をもたせることによ
り、大容量のデータを外来の雑音の影響を受けることな
く伝送できる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、これらの赤外線リモコン装置・光伝送システ
ムでは強い指向性を有するので、エリア内に分散された
端末装置とのデータ伝送にはあまり有効ではなく、以下
のような解決すべき課題があった。
(a)任意の位置に分散配置された端末装置との間で光
無線によるデータ伝送を行うには、小型で、かつ、広指
向性を有する光送受信装置が必要である。
(b)送光部と受光部とを隣接させて、光送受信装置を
小形化すると、自己の送光部と受光部とが干渉して送受
が不能となりやすい。
(c)外来雑音の影響を受けることがないように、受光
部の前面には可視光カットフィルタを設ける必要がある
が、可視光カットフィルタは真黒なので、設置場所の美
観を損ないやすい。特に、光送受信装置は、比較的高い
位置に設置されるので、目視されやすい。
そこで、本発明は光無線システムに使用して好適な光
送受信装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するために、 例えば第2図〜第4図に示すように、複数の発光素子
LEDが円環状に、かつ、略水平方向に指向性を有するよ
うに配設された送光ユニット12と、複数の受光素子PPD
が円環状に、かつ、水平方向に対して下方に傾斜した指
向性を有するように配設された受光ユニット13と、周縁
部には、水平方向に対して下方に傾斜した傘体11Aが設
けられた円盤状の遮光板11とからなり、前記送光ユニッ
ト12の発光素子LEDの配設半径を、前記受光ユニット13
の受光素子PPDの配設半径よりも大きくし、かつ、前記
受光ユニット13を前記送光ユニット12の下側に配設する
と共に、前記送光ユニット12と前記受光ユニット13との
間に、前記遮光板11を介装して、同心円状に一体化した
ことを特徴とする光送受信装置を提供するものである。
(作用) 前記した光送受信装置によれば、遮光板11により送光
ユニット12と受光ユニット13とが光学的に分離され、送
光ユニット12から発光された光は、遮光板11で遮光され
て自己の受光ユニット13に直接受光されることなく、分
散配置された他の光送受信装置の受光ユニットに広く放
射される。
(実施例) 本発明になる光送受信装置の一実施例を図面と共に詳
細に説明する。第1図は光送受信装置により光無線シス
テムを構築した構成図である。
光無線システム1は、同図に示すように、制御装置2,
集配信装置3(マスタ集配信装置3A,サブ集配信装置3
B),中継装置4(4A,4B),中継器5,端末装置6(6Al
〜6An,6Bl〜6Bn)から構成され、集配信装置3,中継装置
4,端末装置6が光送受信装置となっている。
この光無線システム1は拡張性を有したシステムであ
る。すなわち、基本システム(1台の制御装置2,1台の
マスタ集配信装置3A,数台の中継装置4Al〜4An,増設可能
な複数台の端末装置6Al〜6Anから構成されるシステム)
に、拡張システム(1台のサブ集配信装置3B,1台の中継
器5,数台の中継装置4Bl〜4Bn,増設可能な複数台の端末
装置6Bl〜6Bnから構成されるシステム)を、付加するこ
とにより拡張し、必要に応じた規模の光無線システムを
容易に構築することができるものである。
次に、上述した各システムを構成する各装置について
説明する。
制御装置2は、集中情報処理装置Pとデータ通信路に
より接続されており、集中情報処理装置Pと集配信装置
3Aとの間のデータ伝送制御を行うものである。
集配信装置3(マスタ集配信装置3A,サブ集配信装置3
B)は、受光素子(例えば、ピンフォトダイオードPPD)
群,送光素子(例えば、発光ダイオードLED)群からな
る光無線用送受光部(第2図中の送受光部8)を有した
光送受信装置である。これら素子群は光無線の送受信が
全方位に亘り均一に可能であるように、集配信装置3の
全周部に設けられている。
マスタ集配信装置3Aは、制御装置2と接続線Sで接続
され、制御装置2との間でデータの授受が行なわれる。
すなわち、制御装置2からのデータに応じて送光素子群
が点滅して中継装置4に送光され、中継装置4からの光
は受光素子群で電気信号として検出されて、データが制
御装置2に送られる。また、マスタ集配信装置3Aは、中
継器5を介してサブ集配信装置3Bに接続されている。マ
スタ集配信装置3Aとサブ集配信装置3B間の関係について
は後に詳述する。
中継装置4(中継装置4A,4B)は、集配信装置3と端
末装置6との間を中継する光送受信装置であり、受光素
子群,送光素子群からなる光無線用送受光部(第2図中
の送受光部8)を有している。これら素子群も光無線の
送受信が全方位に亘り均一に可能であるように、中継装
置4の全周部に設けられている。
中継装置4は、受光・入力された光信号(変調信号)
を周波数変換(例えば、後述するように、キャリア周波
数[搬送周波数]を逓倍する)して送光・出力するもの
である。受光素子群で受光された光は微弱な電気信号
(変調信号)として検出され周波数変換されて、周波数
変換された信号に応じて送光素子群が点滅して送光され
る。
端末装置6は、端末装置6が設置された本体機器(第
7図及び第8図中の本体機器25)と中継装置4との間の
データ伝送を行なうものである。端末装置6も、受光素
子群,送光素子群からなる光無線用送受光部(第6図中
の送受光基板19)を有している。
集配信装置3(3A,3B)及び中継装置4(4A,4B)は天
井内に組込まれたり、室内の比較的高い位置に載置され
る。端末装置6(6Al〜6An,6Bl〜6Bn)は本体機器(2
5)内に組込まれて使用される。
次に、データ集配信の全体構成について説明する。マ
スタ集配信装置3Aは制御装置2との間のデータ集配信を
データ通信線である接続線Sを介して行い、複数の中継
装置4Al〜4An(図では2台の中継装置4Aのみ表示してあ
る)との間のデータ集配信を光無線の通信路である通信
路A,Dを介して行う。中継装置4Aは端末装置6(6Al〜6A
n)間のデータ集配信を光無線の通信路である通信路B,C
を介して行う。
通信路A,Bはダウンリンクであり、これを用いてデー
タの配信が行われる。通信路C,Dはアップリンクであ
り、これを用いてデータの集信が行われる。
データの配信は、集中情報処理装置P→制御装置2→
接続線S→マスタ集配信装置3A→通信路A(光無線)→
中継装置4A→通信路B(光無線)→端末装置6(6Al〜6
An)の経路を介して行われる。
データの集信は、端末装置6(6Al〜6An)→通信路C
(光無線)→中継装置4A→通信路D(光無線)→マスタ
集配信装置3A→接続線S→制御装置2→集中情報処理装
置Pの経路を介して行われる。
上記した通信路Aに用いられる光信号は、制御装置2
からのデータ信号を所定のキャリアで変調して得た変調
信号をマスタ集配信装置3Aの送光素子群の全てに供給す
ることにより得られるものである。
通信路Bに用いられる光信号は、中継装置4Aの受光素
子群の少なくとも1つで受光し、受光したキャリア周波
数f1の変調信号をキャリア周波数f2に周波数変換した変
調信号を中継装置4Aの送光素子群に全て供給することに
より得られるものである。ここで用いられるキャリア周
波数f2は、例えば、f2=n・f1(nは整数)であり、キ
ャリア周波数f1を逓倍したものである。
通信路Cに用いられる光信号は、本体機器(25)から
出力されたデータ信号を所定のキャリアで変調して得た
変調信号が、端末装置6に設けられている送光素子群に
供給することにより得られるものである。ここで用いら
れているキャリア周波数は上記した通信路Aに用いられ
ているものと同一である。
通信路Dに用いられる光信号は、中継装置4Aの受光素
子群の少なくとも1つで受光し、受光したキャリア周波
数の変調信号を周波数変換した変調信号を中継装置4Aの
送光素子群に全て供給することにより得られるものであ
る。ここで用いられるキャリア周波数は上記した通信路
Bに用いられているものと同一である。
このように、ダウンリンクである通信路Aと通信路B
のそれぞれのキャリア周波数値f1,f2を同一にしない理
由は、中継装置4が送信した光信号を自身が受信して自
己発振を起こさないためである。データ配信中、中継装
置4Aは集配信装置3Aからダウンリンクされる光信号のみ
受信し、端末装置6は中継装置4Aからダウンリンクされ
る光信号のみ受信する。
また、アップリンクである通信路Cと通信路Dのそれ
ぞれのキャリア周波数を同一にしない理由も同様であ
り、データ集信中、中継装置4は端末装置6からアップ
リンクされる光信号を受信し、集配信装置3Aは中継装置
4Aからアップリンクされる光信号を受信する。
なお、前記キャリア周波数値f1,f2が互いに逓倍関係
でも良い理由は、光無線により中継を行っているからで
あり、逓倍関係にある電波が相互に干渉してしまうのに
対して、逓倍関係にたつ光信号は干渉することがないか
らである。したがって、逓倍回路により周波数変換する
ことができるので、中継装置の周波数変換回路を簡易に
構成することができる。
また、前述したように、サブ集配信装置3Bは中継器5
を介してマスタ集配信装置3Aに接続されている。マスタ
集配信装置3Aと中継器5との間は光ファイバである接続
線TAで、中継器5とサブ集配信装置3B間は光ファイバで
ある接続線TBで接続されており、データは光信号で送受
信される。
サブ集配信装置3Bはコード中継器5を介してマスタ集
配信装置3Aとの間のデータ集配信を接続線TA,TBを介し
て光信号で行い、また複数の中継装置4Bl〜4Bn(図では
2台の中継装置4Bのみ表示してある)との間のデータ集
配信を光無線の通信路である通信路E,Hを介して行う。
中継装置4Bは端末装置6(6Bl〜6Bn)間のデータ集配信
を光無線の通信路である通信路F,Gを介して行う。
通信路E,Fはダウンリンクでありこれを用いてデータ
の配信が行われ、また、通信路G,Hはアップリンクであ
りこれを用いてデータの集信が行われる。
データの配信は、集中情報処理装置P→制御装置2→
接続線S→マスタ集配信装置3A→接続線TA(光有線)→
中継器5→接続線TB(光有線)→サブ集配信装置3B→通
信路E(光無線)→中継装置4B→通信路F(光無線)→
端末装置6(6Bl〜6Bn)の経路を介して行われる。
また、データの集信は、端末装置6(6Bl〜6Bn)→通
信路G(光無線)→中継装置4B→通信路H(光無線)→
サブ集配信装置3B→接続線TB(光有線)→中継器5→接
続線TA(光有線)→マスタ集配信装置3A→接続線S→制
御装置2→集中情報処理装置Pの経路を介して行われ
る。
通信路Eに用いられる光無線用の光信号は前記通信路
Aと同様であり、通信路Fに用いられる光無線用の光信
号は前記通信路Bと同様である。通信路Gに用いられる
光無線用の光信号は前記通信路Cと同様であり、通信路
Hに用いられる光無線用の光信号は前記通信路Dと同様
である。
上記した中継器5は、サブ集配信装置3Bから配信され
る光信号の位相がマスタ集配信装置3Aから配信される光
信号の位相と同位相になるように、マスタ集配信装置3A
からサブ集配信装置3Bへ供給されるデータ信号(光信
号)の位相を調整するものである。すなわち、マスタ集
配信装置3Aとサブ集配信装置3Bとは離間しているので、
サブ集配信装置3Bから出射される光信号の位相はマスタ
集配信装置3Aから出射される光信号の位相に対して相対
的に遅れ、最悪の場合、両位相が逆位相関係となる。
この関係になると両光信号は相殺されることになり、
この光信号は中継装置に4A,4Bに伝送できなくなる。こ
れを防止するために、中継器5は接続線TAを介してマス
タ集配信装置3Aから供給される光信号の位相を調整し増
幅した後、接続線TBを介してサブ集配信装置3Bへ送出す
ることによって、サブ集配信装置3Bから出射される光信
号の位相をマスタ集配信装置3Aから出射される光信号の
位相と同相にしている。
次に、集配信装置及び中継装置の送受光部の構成につ
いて詳細に説明する。集配信装置3(3A,3B)及び中継
装置4(4A,4B)は略同一形状の送受光部を有する光送
受信装置である。第2図は光送受信装置の基体部の断面
図である。
光送受信装置の基体部7は、送受光基板が収納された
送受光部8,送受光部8を支持する支持部9A・9B,送受光
部8を覆うダストカバー10,図示しない信号処理部・電
源部などから構成された円盤状のものである。送受光部
8は、遮光板11を挟んで対向配置された送光ユニット12
と受光ユニット13からなる。
送光ユニット12は、複数個の発光ダイオード(LED)
が環状に配設された送光基板14(第3図参照)などから
なり、送光ユニット12は、伝熱性シート15を介して、遮
光坂11,受光ユニット13と一体構成されている。
受光ユニット13は複数個のピンフォトダイオード(PP
D)が環状に配設された受光基板16(第4図参照)など
からなり、受光ユニット13の下方には、ピンフォトダイ
オードを覆う環体状の可視光カットフィルタ17が装着さ
れている。
次に、送光ユニット12の送光基板14について詳説す
る。第3図は送光基板14の発光ダイオード(LED)の配
置を説明する平面図である。送光基板14は中央に配線材
が挿通される孔が形成されたプリント基板で、その周縁
部には複数個の発光ダイオードが環状に配設され、図示
しないドライバ回路により発光されるように構成されて
いる。
発光ダイオードは、半値角(発光光量が半分となる発
光角度)より狭い角度間隔で配置されており、互い隣接
した発光ダイオードからの発光量が加算されるように構
成されている。したがって、送光基板14から発光される
全体の指向特性(水平方向)は図中実線のようになり、
全体としては水平方向には360°の広範囲に渡って発光
されることとなる。
次に、受光ユニット13の受光基板16について詳説す
る。第4図は受光ユニットのピンフォトダイオード(PP
D)の配置を説明する底面図である。受光基板16は中央
に配線材が挿通される孔が形成されたプリント基板で、
その周縁部には複数個のピンフォトダイオードが環状に
配設され、図示しない信号処理回路に接続されている。
ピンフォトダイオードは水平方向の半値角(受光光量
が半分となる受光角度)より狭い間隔で配置されてお
り、互い隣接したピンフォトダイオードにより受光基板
16によって受光される全体の指向特性は図中実線のよう
になるように構成されている。したがって、デットポイ
ント(死角)を有することなく360°の広範囲に渡って
受光することができる。
なお、発光ダイオード(LED)・ピンフォトダイオー
ド(PPD)を、360度の全周(第3図及び第4図参照)で
はなく、半円状(180度)や円弧状に部分的に配設して
もよい。
次に、送光基板14の発光ダイオードと受光基板16とピ
ンフォトダイオードの取り付け関係(角度)について説
明する。
第2図〜第4図に示すように、送光基板14(送光ユニ
ット12)の発光ダイオードの配設半径RLは、受光基板16
(受光ユニット13)のピンフォトダイオードの配設半径
RPよりも大きくし、かつ、前記受光基板16(受光ユニッ
ト13)を前記送光基板14(送光ユニット12)の下側に配
置してある。
また、送光基板14の発光ダイオードはその送光方向
(指向性)が略水平となるように取り付けられている。
受光基板16のピンフォトダイオードはその受光方向(指
向性)が水平方向から斜め下方へ向くように取り付けら
れている。
さらに、遮光板11は、送光ユニット12(送光基板14の
発光ダイオード)と受光ユニット13(受光基板16のピン
フォトダイオード)との間に介挿された円形状の金属体
であり、この遮光板11の外周部は水平方向から斜め下方
に傾斜した傘体11Aとなっている。
この遮光板11により、送光ユニット12の発光ダイオー
ド(LED)と受光ユニット13のピンフォトダイオード(P
PD)とが光学的に分離されるので、発光ダイオードから
の光が自己のピンフォトダイオードに回り込んでピンフ
ォトダイオードが飽和することがない。すなわち、送光
ユニット12(送光基板14)から発光される水平方向の発
光範囲が複数個の発光ダイオードにより全体として無指
向となっているのに対して、垂直方向の発光範囲は個々
の発光ダイオードによる狭い発光範囲のままであり、更
に送光ユニット12と受光ユニット13とが遮光板11を挟ん
で、垂直方向の異なる位置(高さ)で一体化されている
ので、送光ユニット12の発光ダイオード(LED)と受光
ユニット13のピンフォトダイオード(PPD)とは光学的
に分離される。この結果、前述した中継装置4のよう
に、受光・入力された微弱な光信号(変調信号)を周波
数変換(キャリア周波数を逓倍する)・増幅して送光・
出力する場合でも、入力と出力が結合して発振すること
がなく、中継動作が不能となることはない。
また、金属性の遮光板11により送光ユニット12の送光
基板14と受光ユニット13の受光基板16とが電気的(電磁
気的)にもシールドされるので、送光ユニット12の発光
ダイオードからの不要輻射により受光ユニット13が誤動
作することもない。
このように、送光ユニット12と受光ユニット13とを近
接配置して両者を一体化することができ、装置を小型な
ものにすることができる。
さらに、遮光板11と送光ユニット12の送光基板14との
間には伝熱性シート15(第2図参照)が装着されてお
り、多数の発光ダイオードの発光により生じた熱は、発
光ダイオード→送光基板14→伝熱性シート15→遮光板11
と伝導し、金属性の遮光板11から効率よく放熱される。
したがって蓄熱により発光ダイオードの出力が低下した
り、故障することもない。
次に、ダストカバー10及び可視光カットフィルタ17に
ついて説明する。
第2図に示すように、環体状の可視光カットフィルタ
17は、ピンフォトダイオードが設けられた受光ユニット
13のみを覆うように内(周)側に配置された小型のもの
である。一方、円錐台状のダストカバー10は、送光ユニ
ット12,受光ユニット13及び可視光カットフィルタ17な
どからなる送受光部8全体を覆うように、外(周)側に
配置されている。
また、第5図に示すように、ダストカバー10は、光無
線の伝送波長帯域で高い光透過率を有し、伝送波長帯域
外の可視光波長帯域では、中程度の光透過率を有する。
このように、ダストカバー10は可視光波長帯域で、中程
度の光透過率を有するので、適度に可視光が透過し、視
覚的に異様な感じがない。一方、可視光カットフィルタ
17は、伝送波長帯域では高い光透過率を有し、伝送波長
帯域外の可視光波長帯域では透過が阻止されるような真
黒なものである。
上記ような構成により、蛍光灯・テレビジョンなどか
らの有害雑音は、可視光カットフィルタ17で物理的にカ
ットされてピンフォトダイオードに入力されないので、
雑音により受光ユニット13が誤動作することはない。さ
らに、ダストカバー10があるので、送受光部8内にゴミ
などが侵入して故障の原因となることはなく、このダス
トカバー10が送光ユニット12よる送光の妨げとなること
もない。
また、可視光カットフィルタ17の外(周)側にダスト
カバー10があるので、真黒な可視光カットフィルタ17自
体が直接目視されることがないので、異様感がなく美観
上も優れている。
次に、端末装置6の構造について説明する。第6図
(A)及び(B)は端末装置を示す斜視図である。
同図において、18は端末装置6の電気基板、19は送受
光基板である。電気基板18は金属性のシールドケース21
内に収納されている。送受光基板19は複数個の発光ダイ
オード(LED)と1つのピンフォトダイオード(PPD)と
が設けられた基板で、前記発光ダイオードとピンフォト
ダイオードの設置面がシールドケース21の一面から露出
している。
この送受光基板19からは、基板面と平行して複数本の
配線材22が突出しており、この配線材22が電気基板18の
プリント孔群(23または24)に半田付けされて、送受光
基板19は電気基板18に電気的・機械的に接続されるよう
に構成されている。
端末装置6の電気基板18には、シールドケース21の開
口した送受光面20と略平行に並設されたプリント孔群23
と、開口した送受光面20に対して傾斜するように並設さ
れたプリント孔群24とが設けられている。プリント孔群
23とプリント孔群24とは電気回路的には同一のものであ
る。
したがって、第6図(A)に示すように、プリント孔
群24に送受光基板19の配線材22を半田付け固定すること
により縦型設置タイプとなり(第1の取り付け位置)、
第7図(A)に示すように本体機器(例えば、自動販売
機)25の横に端末装置6を縦方向に設置することが可能
となる。この時、第8図(A)に示すように、送受光基
板19は縦方向で、上向きに傾斜して設置されることとな
り、他の本体機器の上に設置されたり・天井に組み込ま
れたりして端末装置6よりも高い位置にある中継装置4
との間で光送受が有効に行われる。
また、第6図(B)に示すように、プリント孔群23に
送受光基板19の配線材22を半田付け固定することにより
横型設置タイプとなり(第2の取り付け位置)、第7図
(B)に示すように本体機器25の上に端末装置6を横方
向に設置することが可能となる。この時、第8図(B)
に示すように送受光基板19は横方向で、上向きに傾斜し
て設置されることとなり、他の本体機器の上に設置され
たり・天井に組み込まれたりして端末装置6よりも高い
位置にある中継装置4との間で光送受が有効に行われ
る。
このように、送受光基板19の半田付け固定により、端
末装置6を縦型設置タイプにも横型設置タイプにもする
ことができるので、端末装置6の設置場所や設置位置へ
の制限が少ない。
(発明の効果) 本発明の光送受信装置は、複数の受光素子が円環状に
配設された受光ユニットを、複数の発光素子が円環状に
配設された送光ユニットの下側に配設すると共に、その
間に円盤状の遮光板を介装して同心円状に一体化したの
で、簡単な構成の遮光板で、自己の送光ユニットからの
光が受光ユニットに入射しないように確実に遮光するこ
とができ、また、一体化することにより小型の装置とす
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる光送受信装置の一実施例を示す図
で、本光送受信装置により光無線システムを構築した構
成図、第2図は集配信装置及び中継装置の基体部(送受
光部)を示す断面図、第3図は送受光部の発光基板を示
す平面図、第4図は送受光部の受光基板を示す底面図、
第5図はダストカバー及び可視光カットフィルタの光学
特性を示す図、第6図(A)及び(B)は端末装置を示
す図、第7図(A)及び(B)は端末装置の設置例を示
す図、第8図(A)及び(B)は端末装置の設置例を説
明する図、第9図(A)及び(B)は従来例を説明する
図である。 1……光無線システム、2……制御装置、3……集配信
装置、3A……マスタ集配信装置、3B……サブ集配信装
置、4(4A,4B)……中継装置、5……中継器、6(6Al
〜6An,6Al〜6Bn)……端末装置、7……基体部、8……
送受光部、9A,9B……支持部、10……ダストカバー、11
……遮光板、12……送光ユニット、13……受光ユニッ
ト、14……発光基板、15……伝熱性シート、16……受光
基板、17……可視光カットフィルタ、18……電気基板、
19……送受光基板、20……送受光面、21……シールドケ
ース、22……配線材、23……プリント孔群、24……プリ
ント孔群、25……本体機器、P……集中情報処理装置、
LED……発光素子(発光ダイオード)、PPD……受光素子
(ピンフォトダイオード)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柚木 義明 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクタ−株式会社内 (72)発明者 深沢 哲郎 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクタ−株式会社内 (72)発明者 片山 進 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクタ−株式会社内 (72)発明者 吉川 明夫 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号 エ ヌ・ティ・ティ・デ−タ通信株式会社内 (72)発明者 牛島 啓史 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号 エ ヌ・ティ・ティ・デ−タ通信株式会社内 (72)発明者 武田 孝明 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号 エ ヌ・ティ・ティ・デ−タ通信株式会社内 (72)発明者 野本 健 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号 エ ヌ・ティ・ティ・デ−タ通信株式会社内 審査官 深津 始 (56)参考文献 特開 昭60−180230(JP,A) 特開 昭63−176089(JP,A) 特開 昭62−30432(JP,A) 特開 昭63−45929(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 G06F 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発光素子が円環状に、かつ、略水平
    方向に指向性を有するように配設された送光ユニット
    と、 複数の受光素子が円環状に、かつ、水平方向に対して下
    方に傾斜した指向性を有するように配設された受光ユニ
    ットと、 周縁部には、水平方向に対して下方に傾斜した傘体が設
    けられた円盤状の遮光板とからなり、 前記送光ユニットの発光素子の配設半径を、前記受光ユ
    ニットの受光素子の配設半径よりも大きくし、かつ、前
    記受光ユニットを前記送光ユニットの下側に配設すると
    共に、 前記送光ユニットと前記受光ユニットとの間に、前記遮
    光板を介装して、同心円状に一体化したことを特徴とす
    る光送受信装置。
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