JP3037636U - 調整機能を有した水平器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 この考案は、適切な調整機能を有したボックス型水平器
に関するものである。 【構成】ボックス型アルミニューム本体の内部に気泡管
を取り付けるためのものであるところのプラスチックの
部品、その底部にステンレス板等の金属製の板を取り付
け、この金属製の板に、使用するビスを回して入れるこ
とができる穴を２つ設けて、この上に気泡管をバネをあ
てておさえつけビスを回して固定し、このビスを回すこ
とによって水平度の調整をする。

Description

【考案の詳細な説明】

この実用新案は、水平器の長い期間の使用に際し、水平度の狂いが生じた場合 に、水平器自体の耐久性を損うことなく何度でも水平度の再調整ができるボック ス型水平器に関するものである。

【従来の技術】

従来のボックス型といわれる水平器は以下のようである。 （イ）ただ単に、気泡管をアルミニューム本体に、水平度の調整をして接着剤で 固定してある。 （ロ）アルミニューム本体の内部に、プラスチックの部品を接着剤で固定し、あ るいは図２のようにしっかりと動かないようにはめ込み、このプラスチック自体 に木ネジをくい込ませて固定し、水平度の調整がしてある。 水平器の長い期間の使用に際し、水平度の狂いが生じた場合 （イ）は再調整することができない。 （ロ）は木ネジがくい込んでいる部分のプラスチックの劣化が水平度の狂いが生 じることのおもな原因となっているため、この木ネジを動かして水平度の再調整 をしても、再び狂いが生じやすくなる。 以上のように、従来のボックス型の水平器は、長い期間の使用に際し狂いが生 じた場合、適切な再調整のための機能を有しないため、ほとんどの場合それを棄 てて新しいものと買い換えていた。

【考案が解決しようとする課題点】

本案は、ボックス型水平器に適切な調整機能を持たせようとするものである。

【課題を解決するための手段】

いまその解決手段を図面に追いながら説明すれば 気泡管（２）を取り付けるためにボックス型アルミニューム本体（１）に接着 剤で固定された、あるいは図（２）のようにしっかりとはめ込まれたプラスチッ クの部品（４）の底部に、ステンレス板等の金属製の板を取り付け、この金属製 の板に使用するビス（３）を回して入れることができる穴を２つ設けて、この上 に気泡管をバネ（６）をあてておさえつけ、上からビスを回して締めて固定する 。

【作用】

このようにすることによって、水平器に水平度の狂いが生じた場合には、水平 器上部の２つのビスを回すことによって、水平器自体の耐久性を損うことなく何 度でも水平度の再調整ができるようになった。

【本案の効果】

本案の水平器は、水平器自体の品質と耐久性を維持したまま、何度でも水平度 の調整をすることができるので、強力な外力によって破損したり変形したりしな いかぎり、いわば半永久的に使用が可能である。

【図面の簡単な説明】

図は水平器の中央部を大きく書くため、アルミニューム
本体（１）の左右の部分を省略してあります。

【図１】本考案の上から見た図

【図２】本考案の正面から見た内部構造図

【図３】本考案の中央部の断面図

【符号の説明】

（１）はボックス型アルミニューム本体 （２）は気泡管 （３）はビス （４）はプラスチック部品 （５）はステンレス板（あるいは他の金属製の板） （６）はバネ（さびにくい材質）

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ボックス型アルミニューム本体（１）に気
   泡管（２）を取り付けるためのプラスチック部品（４）
   の底部に、ステンレス板等の金属製の板（５）を取り付
   け、この金属製の板に使用するビス（３）を回して入れ
   ることができる穴を２つ設けて気泡管を取り付ける台と
   し、この台の上に気泡管をバネ（６）をあてておさえつ
   け、上からビスで締めて固定して、ビスを回して水平度
   の調整をした水平器。
2. 【請求項２】プラスチック部品（４）のかわりにメラミ
   ンなどあらゆる塑性を持つ合成樹脂を使った請求項１の
   水平器。
3. 【請求項３】バネ（６）のかわりにゴムやゼンマイ等、
   新素材もふくめ、あらゆる弾力性のある素材を使った請
   求項１の水平器。