JP3037387U - アラーム機能と録放音機能を有するペン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アラーム機能と録放音機能を有するペンの提
供。 【解決手段】 バレル内部に録音、放音機能を有する音
声ＩＣと、時間とアラームベルを設定可能な電子時計と
を有しており、書写に利用されるだけでなく、音声を記
録して記録した音声を放送でき、また設定時間が来た時
に、アラームベルにより使用者を覚醒させ、使用者を補
助して作業効率を高めさせることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、一種の多機能ペンに関し、特に、バレル内部に録音、放音機能を有 する音声ＩＣと、時間とアラームベルを設定可能な電子時計とを有しており、書 写に利用されるだけでなく、音声を記録して記録した音声を放送でき、また設定 時間が来た時に、アラームベルにより使用者にそれを気づかせ、使用者を補助し て作業効率を高めさせることができ、いわば秘書の役割を果たすことができる、 アラーム機能と録放音機能を有するペンに関する。

【０００２】

【従来の技術】

企業や役所などでは、管理者ないし責任者がおおよその仕事や方針を企画し、 それを提示し、秘書がその仕事を補助する場合が多く、秘書の仕事の主なものに 、スケジュールを立てること、記録すること、そして対外的な連絡をとることが ある。このため秘書は、時間をコントロールしたり、談話内容を忘却しないため に腕時計や録音機を使用することもあるが、最終的には、重要事項を記録したり 、注意が必要な時に思い出すための最も確実な方法として手帳にメモを取ってい る。

【０００３】 このほか、旅行者や海外出張の多いビジネスマンにとって、スケジュールの掌 握が大事であり、特に後者にとっては談話記録の掌握も非常に重要である。その ため、アラームウォッチや、筆記具、録音機などを携帯する場合が多いが、これ らは荷物となるため携帯に不便であった。

【０００４】 このように、生活や仕事の効率化を図るために、時計、録音機、筆記具が使用 されており、その中、筆記具が記録手段として生活、社会の各場面で最も普及し ており、且つ必要不可欠なものとなっている。伝統的な筆記具は僅かに単一の機 能、即ち書写機能しか有しておらず、他の付加機能はないが、もし、アラーム機 能と録放音機能を有する筆記具があれば非常に有用であると思われる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、筆記具、アラームウォッチ、録放音機能を一体に設け、体積が小さ く、携帯に便利であり、随時取り出して使用でき、各界の人々にとって、最も経 済的である条件の下で、最も実用的な仕事の補助具たりえる、いわば、一種の秘 書ペンともいえる、アラーム機能と録放音機能を有するペンを提供することを課 題としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、周知のペンのバレル内部に、録音機能を有する音声ＩＣと 電子時計を設け、音声ＩＣの録音或いは放音機能のコントロールに用いられ、内 部の音声ＩＣに連接する録音コントロールキー１と放音コントロールキー２をバ レル外面の一側に露出させて固定し、バレルの上端の内部に一つのマイクロホン ３１を設け、バレルの上部側面内側にスピーカ３を設け、電子時計の計時、定時 呼出し機能のコントロールに用いられ、電子時計の電気回路に連接する表示器５ 、時間アラームコントロールキー９、アラームスイッチ８、時間キー６及び分キ ー７を、それぞれバレル外面のもう一側に固定してなる、アラーム機能と録放音 機能を有するペンとしている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案のアラーム機能と録放音機能を有するペンは、周知のペンのバレル内部 に録音、放音機能を有する音声ＩＣと、時間とアラームベルを設定可能な電子時 計とが設けられ、書写に利用されるだけでなく、音声を記録して記録した音声を 放送でき、また設定時間が来た時に、アラームベルにより使用者を覚醒させ、使 用者を補助して作業効率を高めさせることができる。

【０００８】

【実施例】

本考案のペンは、バレル内部に録音機能を有する音声ＩＣと電子時計が設けら れ、内部の音声ＩＣに連接された録音コントロールキー１と放音コントロールキ ー２がバレル外面の一側に固定されており（図１参照）、以て音声ＩＣの録音或 いは放音機能がコントロールされ、バレルの上端の内部に一つのマイクロホン３ １が埋め込まれ、バレル上部側面内にスピーカ３が埋め込まれている。また、電 子時計の電気回路には表示器５、時間アラームコントロールキー９、アラームス イッチ８、時間キー６及び分キー７が連接され、それぞれバレル外面のもう一側 に固定されており（図２参照）、電子時計の計時、定時呼出し機能のコントロー ルに用いられる。

【０００９】 本考案のペンは、書写の用途のほか、直接録音コントロールキー１を押せば、 使用者の音声を、バレル上端のマイクロホン３１より収拾し、内部の音声ＩＣに 伝えて録音を進行でき、また録音の過程で前回録音した音声をクリアして新たな 録音内容に代えることができる。放音時には、放音コントロールキー２を押せば 、音声ＩＣに記録されていた音声がスピーカ３を経て放送される。さらに、バレ ル上端に設けられたマイクロホンをインタビューを受ける人の口許に近づけて録 音するのに利用することもできる。

【００１０】 また、時計を使用したい時には、直接時間アラームコントロールキー９を押せ ば、一回推す毎に、表示器５に設定アラーム時間、一般時間、および調整時間の 信号が循環して表示され、使用者は必要に応じてその中の一つの信号が点滅する 時に、時間キー６或いは分キー７を押して正確な時間或いは設定アラーム時間に 調整することができ、調整或いは設定完成後に、再び時間アラームコントロール キー９を押せば、一般時間表示状態に戻る。またもしアラーム時間を設定する時 には、一般時間に回復した後に、さらにアラームスイッチ８を押して、アラーム ベル起動の設定を行えば、設定時間が来ると、録音されていた音声が放送される 。また本考案の録音設備はアラームの定時機能と組み合わせて同時に使用でき、 以て定時録音と定時放音の効果を達成できる。即ち、アラーム時間設定完成後に 、録音コントロールキー１を押せば、その時には録音は進行されないが設定アラ ーム時間が来た時に、録音が開始される。或いは、アラーム時間設定が完成後に 、さらに放音コントロールキー２を押せば、その時には放音は進行されないが、 設定アラーム時間が来た時に、放音が開始され、各界の異なる人々の需要に対応 することができる。

【００１１】

【考案の効果】

以上の設計により、本考案は、サラリーマン、公務員、旅行者のいずれにも、 十分に便利な使用効果を提供でき、また学生がノートをとると同時に講義を録音 して後の復習に役立てることができ、学習効果を高めることができるほか、記者 がインタビューに用いても優れた補助作用を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の側面図である。

【図２】本考案のもう一つの側面図である。

【符号の説明】

１ 録音コントロールキー ２ 放音コントロールキー ３ スピーカ ３１ マイクロホン ４ 指示ランプ ５ 表示器 ６ 時間キー ７ 分キー ８ アラームスイッチ ９ 時間アラームコントロールキー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ１０Ｌ 9/18 Ｂ４３Ｋ 29/00 Ｚ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 周知のペンのバレル内部に、録音機能を
   有する音声ＩＣと電子時計を設け、音声ＩＣの録音或い
   は放音機能のコントロールに用いられ、内部の音声ＩＣ
   に連接する録音コントロールキー１と放音コントロール
   キー２をバレル外面の一側に露出させて固定し、バレル
   の上端の内部に一つのマイクロホン３１を設け、バレル
   上部側面内側にスピーカ３を設け、電子時計の計時、定
   時呼出し機能のコントロールに用いられ、電子時計の電
   気回路に連接する表示器５、時間アラームコントロール
   キー９、アラームスイッチ８、時間キー６及び分キー７
   を、それぞれバレル外面のもう一側に固定してなる、ア
   ラーム機能と録放音機能を有するペン。