JP3037336U - コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信機等のジャックにアンテナ等を接続
する場合のコネクタを、１個で高周波用と低周波用の２
種類に兼用できることを目的とする。 【解決手段】 内周に雌ねじを刻設したソケット本体３
の中心にコンタクト芯線に続く小径接栓ピン１を突出せ
しめ、同時にこの小径接栓ピン１を囲む同軸の接栓挿入
筒２を突設せしめた構造とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、無線通信機等の接続端子である高周波用と低周波用のジャックに兼 用に用いるプラグ型のコネクタに関する。

【０００２】

【従来の技術】

アンテナ等を接続する無線通信機などの接続端子であるジャックは、小径の差 し込み芯線を受ける高周波用と大径の差し込み芯線を受ける低周波用との２種類 があり、これに接続するプラグ型のコネクタも、従来は、夫々種類に応じて２種 類を必要としていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来、高低の周波数別の２種類に作られているジャックに、夫々種類毎に別々 のコネクタを使用することは、作業に必要以上の手間を要し、又、別々に製作す ることは費用も容易でなく、経費も倍加するなど、問題点が多かった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、内周に雌ねじを刻設したソケット本体３の中心に、コンタクト芯線 の小径接栓ピン１を突出せしめ、同時にコンタクト芯線と同軸に、小径接栓ピン １を中心にして、これを囲む形の接栓挿入筒２を突設せしめた構造としたもので 、従来２種類となっている高低周波数の異なるジャックに対して、１個のコネク タで両者兼用に接続出来るようにしたものある。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案は、ソケット型の１個のコネクタに高周波用の小径接栓ピンと低周波用 の接栓挿入筒を同軸に構成したものであり、図１に示したように、内周に雌ねじ を刻設したソケット本体３の中心に、コンタクト芯線の小径接栓ピン１を突出せ しめ、コンタクト芯線と同軸に、中心のを囲む接栓挿入筒２を突設せしめた構造 としたものであるから、アンテナなどのコネクタとして用いるとき、図３に示す ように、高周波用ジャック４が、接続栓が挿入孔５をもつピン筒６となっている 場合は、本考案コネクタを図のように、コンタクト芯線７に続く小径接栓ピン１ をピン筒６の挿入孔５に嵌挿するよう高周波用ジャック４に螺装して保持すれば 小径接栓ピン１は、ピン筒６に接続して高周波用コネクタとして使用出来る。

【０００６】 接続栓が栓筒８となっている低周波用ジャック９の場合は、図４に示すように 、本考案コネクタのコンタクト芯線に続く接栓挿入筒２が、ジャックの螺装と共 に栓筒８に挿着して接続し、低周波用コネクタとなり、１個のコネクタが周波に 応じて高周波用ジャックにも低周波用ジャックにも使用出来て確実に接続出来る 事になる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、通信機にアンテナを接続する場合など、１個のコネクタで使 用目的に応じて高周波用と低周波用の何れにも確実に接続出来、極めて利便で且 経済的である効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一部切除した側面斜視図である。

【図２】本考案の正面図である。

【図３】本考案を高周波用ジャックに使用した側断面図
である。

【図４】本考案を低周波用ジャックに使用した側断面図
である。

【符号の説明】

１ 小径接栓ピン ２ 接栓挿入筒 ３ ソケット本体 ４ 高周波用ジャック ５ 挿入孔 ６ ピン筒 ７ コンタクト芯線 ８ 栓筒 ９ 低周波用ジャック

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内周に雌ねじを刻設したソケット本体の
   中心にコンタクト芯線の小径接栓ピンを突出せしめ、こ
   のコンタクト芯線と同軸に、中心の小径接栓ピンを囲む
   接栓挿入筒を突設せしめた構造の通信機等に使用するコ
   ネクタ。