JP3037323U - 冷却装置をそなえたヘルメット又は帽子 - Google Patents

冷却装置をそなえたヘルメット又は帽子

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JP3037323U
JP3037323U JP1996009938U JP993896U JP3037323U JP 3037323 U JP3037323 U JP 3037323U JP 1996009938 U JP1996009938 U JP 1996009938U JP 993896 U JP993896 U JP 993896U JP 3037323 U JP3037323 U JP 3037323U
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JP
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heat
helmet
hat
cap
cooling device
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JP1996009938U
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English (en)
Inventor
勝 山崎
厚夫 田村
景得 山田
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SELCO CO.,LTD.
Original Assignee
SELCO CO.,LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は冷却装置付帽子又はヘルメッ
トの提供である。 【構成】 本考案は、外側に放熱部を、内側に集熱部を
有し、放熱部と集熱部とを1以上のヒ−トパイプで連絡
している冷却装置付帽子又はヘルメット、及び外側表面
に金属の放熱板を、内側に金属の集熱板を有し、放熱板
と集熱板の間にそれらに接触して1以上のヒ−トパイプ
が挟まれている冷却装置付帽子又はヘルメットに関する
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は冷却装置付帽子又はヘルメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
帽子やヘルメット内の冷却は、構造上の制約のため、単に帽子やヘルメットの 適当な位置に穴をあけたり、帽子の一部をメッシュ地にしたりして、自然の風通 しによりなされてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、そのような帽子やヘルメットは、多少のむれを防止するのには効果的 であっても、炎天下では太陽熱が内部に蓄積されるとともに発汗作用の効果不足 により人の頭の温度が上昇し、本来の帽子の目的である太陽熱の遮蔽が不十分と なったり、又は危険防止のためにヘルメットを着用すべき人が暑さのためヘルメ ットをぬいでしまうようなことが生じる。
【0004】
【課題を解決する手段】
本考案者は多種多様の冷却装置を帽子又はヘルメットに取り付けて実験を行っ た結果、冷却装置の大きさ、重量、動力源等の制約のあるなかで、帽子やヘルメ ットは内部と外部の温度の違いがあること、及び部分的に熱せられる場合もある ことに着目し、唯一実施可能なものとしてヒ−トパイプを用いた冷却装置により 上記の課題を解決出来ることを発見し本考案を完成した。
【0005】 即ち、本発明は、 (1)帽子又はヘルメットの外側に放熱部を、帽子又はヘルメットの頭に向くべ き内側に集熱部を有し、該放熱部と該集熱部とを1以上のヒ−トパイプで連絡し ていることを特徴とする冷却装置付帽子又はヘルメット。 (2)該放熱部に電池駆動式の空冷用ファンを設けた前記(1)に記載の帽子又 はヘルメット。 (3)帽子又はヘルメットの外側表面に金属製の放熱板を、帽子またはヘルメッ トの頭に向くべき内側に金属の集熱板を有し、該放熱板と集熱板の間にそれらに 接触して1以上のヒ−トパイプが挟まれていることを特徴とする冷却装置付帽子 又はヘルメット。 (4)該ヒ−トパイプの一端が放熱板と集熱板を貫通してあけられた穴に位置し 、該穴に送風する電池駆動式の空冷用ファンを設けた前記(3)に記載の帽子又 はヘルメット。 からなる。
【0006】 帽子はつば付き、つばなしのものを含む。ヘルメットは頭だけを覆うもの、顔 まで覆うものを含む。
【0007】 1以上のヒ−トパイプで集熱部と連絡される放熱部は、ヒ−トパイプの一端を 放熱部としてもよいが、熱伝導率の良い材料を放熱部として、それにヒ−トパイ プの一端を接触させてもよい。
【0008】 同様に1以上のヒ−トパイプで放熱部と連絡される集熱部は、ヒ−トパイプの 一端を集熱部としてもよいが、熱伝導率の良い材料を集熱部として、それにヒ− トパイプの一端を接触させてもよい。
【0009】 本考案で用いられるヒ−トパイプは通常は棒状であるが、平板型のものでもよ い。作動液として常温で使用可能なものを選択する。ヒ−トパイプは、凝縮した 作動液が高温部へ戻り易いように、集熱部に位置するヒ−トパイプの一端よりも 放熱部に位置するヒ−トパイプの一端が低くない位置となるように配置する。
【0010】 電池駆動式の空冷用ファンは、放熱部に空気を送って、放熱部をより低温にす るために用いられる。一方、本発明のもう一つの態様に於ては、ヘルメット又は 帽子の内側表面と外側表面の一部をなす、それぞれ集熱板と放熱板の間にヒ−ト パイプが挟まれるが、これは熱伝導率の良好な材料の板でヒ−トパイプを挟んで これらの板全体の温度が均一になるようにすることによって、局部的な温度上昇 を防ぐことによって暑さを防ぐ。
【0011】 以下図面を参照して、本考案を説明する。
【0012】 図1は帽子又はヘルメット1の頂部にヒ−トパイプ2を複数個取り付けた場合 の態様を示しており、この態様では帽子又はヘルメット1の外側に出たヒ−トパ イプの末端が放熱部を構成し、放熱部は直射日光による温度上昇の防止と保護の ためカバ−5に覆われている。
【0013】 帽子又はヘルメットの内部は風通しが悪いために体表面の他の部分と比較して 体温による熱が逃げず温度が上昇する。炎天下では直射日光の熱は少なく出来る ものの、発汗作用による冷却が体の他の部分と比較して著しく妨げられる。体の 発汗作用には一種のヒ−トパイプの原理も応用されていると言われており、蒸発 潜熱による体温冷却作用は、帽子又はヘルメットの内部は湿度が高くなるために 、発汗作用による冷却効果が減少してしまう。
【0014】 帽子又はヘルメットの内部表面と外部表面とを連絡するヒ−トパイプは、帽子 又はヘルメット内の換気を要することなく、即ち、体積を必要とする強制的な換 気手段を必要とせずに、直接帽子又はヘルメット内部を冷却出来るので、上記の 様な炎天下に体全体が発汗作用で冷却されなければならない条件下での頭部の発 汗作用の不充分を補うために、極めて有効である。
【0015】 図2は別の具体例の平面図であるが、ここでは、帽子又はヘルメット1の上部 にヒ−トパイプ2を複数個取り付け、それらの一端を放熱部として、帽子又はヘ ルメット1の頂部に集め、帽子又はヘルメット1の頂部には空冷用ファン6を設 置するために貫通穴7を設け、空冷用ファン6で放熱部を冷却しうるようにして いる。
【0016】 図3はヒ−トパイプを用いて帽子又はヘルメットの内部及び/又は局部の温度 上昇をなくするという技術思想は前記のものと同じであるが、ヒ−トパイプ2を 放熱板8と集熱板9の間に挟んだ態様であり、ヒ−トパイプは帽子又はヘルメッ トの内側と外側とを連絡するものではなく、放熱板8及び集熱板9と多くの場所 で接触することによりこれらの温度を均一化することによって帽子内部の温度を 下げる。この態様は、例えばデザイン的に太陽光を吸収し易い色とそうでない色 とを用いなければならないヘルメット等に於て、炎天下での熱を吸収し易い色の 部分の温度を他の部分の温度と同じにするために有効である。
【0017】 また、ヘルメット等の一部分に貫通孔を設け、そこにヒ−トパイプの一端を位 置させ、そこに風を送るための空冷用ファン10を用いることにより、その部分 はもちろん、それ以外の部分まで冷却するのに有効である(図4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】帽子又はヘルメットの上部にヒ−トパイプを複
数個取り付けカバ−で覆った場合の本考案の帽子又はヘ
ルメットの一具体例の側面からの略図である。
【図2】帽子又はヘルメットの上部にヒ−トパイプを複
数個取り付け、それらの一端を放熱部として、貫通穴と
冷却ファンを設けた帽子又はヘルメットの頂部に集め、
冷却ファンで放熱部を冷却しうるようにした場合の本考
案の帽子又はヘルメットの一具体例の平面図である。
【図3】ヒ−トパイプを放熱板と集熱板の間に挟んだ本
考案の帽子又はヘルメットの略図である。
【図4】ヘルメット等の一部分に貫通孔をあけ、そこに
ヒ−トパイプの一端を位置させ、それらを空冷するため
の冷却ファンを用いることにより、その部分及び他の部
分を冷却する本考案の帽子又はヘルメットの略図であ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田村 厚夫 神奈川県横浜市港北区綱島西2−11−6 (72)考案者 山田 景得 神奈川県川崎市宮前区野川1273−5

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帽子又はヘルメットの外側に放熱部を、帽
    子又はヘルメットの頭に向くべき内側に集熱部を有し、
    該放熱部と該集熱部とを1以上のヒ−トパイプで連絡し
    ていることを特徴とする冷却装置付帽子又はヘルメッ
    ト。
  2. 【請求項2】該放熱部に送風する電池駆動式の空冷用フ
    ァンを設けた請求項1に記載の帽子又はヘルメット。
  3. 【請求項3】帽子又はヘルメットの外側表面に金属の放
    熱板を、帽子またはヘルメットの頭に向くべき内側に金
    属の集熱板を有し、該放熱板と集熱板の間にそれらに接
    触して1以上のヒ−トパイプが挟まれていることを特徴
    とする冷却装置付帽子又はヘルメット。
  4. 【請求項4】該ヒ−トパイプの一端が放熱板と集熱板を
    貫通してあけられた穴に位置し、該穴に送風する電池駆
    動式の空冷用ファンを設けた請求項3に記載の帽子又は
    ヘルメット。
JP1996009938U 1996-09-12 1996-09-12 冷却装置をそなえたヘルメット又は帽子 Expired - Lifetime JP3037323U (ja)

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Cited By (3)

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WO2013168899A1 (ko) * 2012-05-08 2013-11-14 주식회사 케이엠더블유 안전모 및 안전모를 이용한 사고 처리 방법
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