JP3036904U - 船舶の貨物タンク内に装備するバルブ開閉装置 - Google Patents
船舶の貨物タンク内に装備するバルブ開閉装置Info
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- JP3036904U JP3036904U JP1996009201U JP920196U JP3036904U JP 3036904 U JP3036904 U JP 3036904U JP 1996009201 U JP1996009201 U JP 1996009201U JP 920196 U JP920196 U JP 920196U JP 3036904 U JP3036904 U JP 3036904U
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- actuator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】タンク内のバルブを動力で駆動されるバルブ開
閉装置で、アクチュエーターのメンテナンスが容易、故
障時でもアクチュエーターの修理又バルブを手動で開閉
が出来る等、安全性、信頼性の高いバルブ開閉装置を提
供しようとするものである。 【構成】タンク外上部甲板に動力で駆動されるアクチュ
エーターをスタンド上に設け、アクチュエーターの出力
軸に連結された軸はタンク貫通金物を貫通して配設さ
れ、タンク内のバルブのスピンドルに伸縮継手を介して
連結する。
閉装置で、アクチュエーターのメンテナンスが容易、故
障時でもアクチュエーターの修理又バルブを手動で開閉
が出来る等、安全性、信頼性の高いバルブ開閉装置を提
供しようとするものである。 【構成】タンク外上部甲板に動力で駆動されるアクチュ
エーターをスタンド上に設け、アクチュエーターの出力
軸に連結された軸はタンク貫通金物を貫通して配設さ
れ、タンク内のバルブのスピンドルに伸縮継手を介して
連結する。
Description
【0001】 〔産業上の利用分野〕 本考案は船舶の貨物タンク内に装備するバルブの開閉装置に関する。
【0002】 〔従来技術〕 船舶の貨物タンク内に装備するバルブの開閉装置として、油圧シリンダーとバ ルブ本体と一体となつたバルブのスピンドルを油圧シリンダーで直接駆動するア クチュエターによる開閉装置が知れている。
【0003】 例えば、第1図に示すように、船舶の貨物タンク1内のバルブ2 は、アクチュエター3がバルブ2本体に直接配置され、アクチュエター3は油圧 シリンダー4とピストン5とロッド6で構成され、アクチュエター3のロッド6 とバルブ2のスピンドル7とが連結され、タンク外部に設備された油圧パワーパ ック8から油圧管9、コントロールバルブ10、流量計11をへて甲板12を貫 通して貨物タンク1内に油圧管9を配設されアクチュエター3に配管されていた 。バルブ2の開閉操作をする場合は油圧パワーパック8から供給される作動油は コントロールバルブ10の操作により油圧管9を流れ、流量計11の流量即ち開 閉度を監視しながら操作を行うことでアクチュエター3が作動しバルブ2は開閉 の動作する。
【0004】 〔考案が解決しようとする課題〕 従来の技術で述べたが、溶融硫黄、アスファルト運搬船と高温で加熱するして運 搬しなければならないタンカーの建造が多くなつてきたが、このような厳しい環 境下のタンカーの貨物タンク内のバルブの開閉装置では、従来の油圧シリンダー とバルブと一体となつているアクチュエーターのシステムでは、下記の欠点が有 る。 (1)アクチュエーターがタンク内に装備されているためにメンテナンスが困難 であり、貨物がタンク内に貨物を積載している時に故障時にバルブの修理、バル ブの開閉が行えない。 (2)タンク内が高温に加熱され、アクチュエーターが高温にさらされ環境条件 が厳しくアクチュエターのシール等の材質が硬化し作動油の漏洩となり貨物の汚 染となる。 (3)開度計に作動油の流量計を用いているのでバルブの開閉位置の精度が悪い 。 (4)溶融硫黄、アスファルト等を積載するタンクでは貨物を高温(100℃以 上)に加熱することになりバルブに取り付けられたアクチュエーターが高温にさ らされた環境条件が厳しい状態の中にあり、 ・作動油の中には水分が幾らかは含まれているがその水分が蒸気化して油圧シリ ンダー内のピストンが作動して締まっていたバルブが途中で開く誤作動する。 ・シリンダー内及び油圧配管の中の作動油が貨物の加熱温度により加熱され作動 油の膨張により容積差が生じバルブが閉鎖しているにもかかわらず開く誤動作を する。 等の多くの問題があった。
【0005】 この考案は上記課題を解決するもので、貨物タンク外の場所に動力で駆動され るアクチュエーターを装備し、アクチュエターの出力軸からタンク内に装備され たバルブに伝達軸を介して回転力を伝達しバルブの開閉をすることでシステムの 信頼性の向上と安全性の向上が計れるシステムを提供することを目的とする。
【0006】 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、この考案は、タンク外上部甲板に動力で駆動され るアクチュエーターをスタンド上に設け、アクチュエーターの出力軸に連結され た伝達軸はタンク貫通金物を貫通して配設され、タンク内のバルブのスピンドル に伸縮継手を介して連結する。
【0007】 〔作用〕 上述の構成により、タンク外上部甲板に装備されたアクチュエーターの動力の 駆動機を遠隔または機側に装備された制御装置により回転方向の制御により出力 軸の回転がタンク貫通金物を貫通して配置された伝達軸が伸縮継手を介してタン ク内のバルブのスピンドルに回転力が伝導されバルブの開閉が行われる。
【0008】 〔実施例〕 以下、本考案の1実施例を図面に基づいて説明すると、 第2図に示すように、甲板13上にアクチュエーターAをスタンド16上に設 け、アクチュエーターAは出力軸17に連結された伝動軸18は甲板13の貫通 部に設けれたタンク貫通金物19を貫通して配設され、タンク14内のバルブ2 0のスピンドル21にヨーク22をホーク23と勘合して伝動軸18に取付け、 タンク外部に設備された油圧パワーパック25から油圧管26、コントロールバ ルブ24をへてアクチュエターAの油圧モーターbに配管される。 バルブ20の開閉操作をする場合は油圧パワーパック25から供給される作動油 は開度指示計を監視しながらコントロールバルブ24を操作を行うことで油圧モ ーターbに供給され作動し、出力軸17が回転し、スピンドル21が回転してバ ルブ20の開閉動作が行われる。出力軸17,伝動軸18及びスピンドル21を 連結する間に、温度による軸の膨張伸縮を吸収するヨーク22とホーク23によ る伸縮継手cを装備する。
【0009】 非常開閉装置としてコントロールバルブ24の中立位置に油圧モーターbが遊転 する回路を設けアクチュエーターAに非常開閉ハンドル15を取付て回転動操作 する事でバルブ20の手動開閉操作が可能である。
【0010】 第3図に示すようにアクチュエーターAは駆動軸51に油圧モーターbの油圧モ ーター軸52に勘合接合し、他端を手動開閉軸53とし、ギアケース54内で駆 動軸51に組まれた第1ギヤー55から出力軸56に組まれた主ギヤー57に至 る間に中間軸58に組まれた第2ギアー59を噛み合わされ、駆動軸51、中間 軸58及び出力軸56はベアリング60で支持され、出力軸56の上部か駆動さ れる減速ギアー62を介して駆動されるピニオニ軸63をギアーケース54を貫 通して設け、ギアーケース54上部に開度指示計64を設け、駆動軸51と出力 軸56のギアーケース54の開放端にシール61を設けギヤーケース54を油水 密とした減速装置aと油圧モーターbから構成されている。
【0011】 〔考案の効果〕 この考案は、上記のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 船舶の貨物タンク内のバルブを動力で開閉を行う場合にアクチュエターを甲板上 に装備することで、 アクチュエターのメンテナンスが容易で、また貨物タンク内に貨物が積載され ている時に故障が生じても容易に修理が可能である。 駆動用動力源が油圧モーター、電動モーター、圧縮空気モーターといずれの場合 でも採用が容易である。 開度計は機械的にバルブと直接連動されているのでバルブの開閉位置の精度が 良く安全である。 タンク上に装備されているアクチュエターの手動開閉軸の操作することで非常 開閉が甲坂上で行え安全である。 貨物タンク内の温度が高い、貨物の中といつた環境条件の悪い場所から隔てる ことで、 ・従来のように作動油の中に含まれている水分が貨物タンク内の温度により蒸気 化することも無く油圧シリンダー内のピストンが作動して締まっていたバルブが 途中で開くような誤作動を生じない。 ・シリンダー内及び油圧配管の中の作動油が加熱された貨物タンク内を通過する ことも無いので作動油が加熱されて膨張により誤動作をすることがない。 ・駆動源及びアクチュエーター等がタンク外に装備されているので作動油が漏洩 しても直接に貨物の汚染とならない。 等の効果がある。
【第1図】従来の船舶の貨物タンク内に装備するバルブ
の開閉装置のタンクの略断面図である。
の開閉装置のタンクの略断面図である。
【第2図】この考案の実施例の船舶の貨物タンク内バル
ブの開閉装置を装備した場合のタンクの略断面図であ
る。
ブの開閉装置を装備した場合のタンクの略断面図であ
る。
【第3図】この考案の実施例の油圧モーター駆動のアク
チュエーターの断面図である。
チュエーターの断面図である。
1 貨物タンク 2 バルブ 3 アクチュエーター 4 シリンダー 5 ピストン 6 ロツド 7 スピンドル 8 油圧パワーパック 9 油圧管 10 コントールバルブ 11 流量計 12 甲板 13 甲板 14 タンク 15 非常開閉ハンドル 16 スタンド 17 出力軸 18 伝動軸 19 貫通金物 20 バルブ 21 スピンドル 22 ヨーク 23 ホーク 24 コントールバルブ 25 油圧パワーパック 26 油圧管 A アクチュエーター a 減速装置 b 油圧モーター c 伸縮継手 51 駆動軸 52 油圧モーター軸 53 手動開閉軸 54 ギヤーケース 55 第1ギヤー 56 出力軸 57 主ギアー 58 中間軸 59 第2ギヤー 60 ベアリング 61 シール 62 減速ギアー 63 ピニオン軸 64 指示計
Claims (3)
- 【請求項1】 貨物タンク上部甲板に動力で駆動される
アクチュエーターをスタンド上に設け、アクチュエータ
ーの出力軸に連結された伝動軸は貫通金物を貫通して配
設され、貨物タンク内に設置されたバルブのスピンドル
に伸縮継手を介して連結し、アクチュエターの出力軸の
上部から駆動される減速ギアーを介して駆動される軸に
開閉指示器を配置し、アクチュエーターの駆動機の回転
方向を制御機により行い、出力軸及びバルブスピンドル
が回転してバルブの開閉動作が行われることを特徴とす
るバルブ開閉装置。 - 【請求項2】 アクチュエーターの出力軸とバルブスピ
ンドルを連結する間の伝動軸に、温度による軸の膨張伸
縮を吸収する伸縮継手を有する請求1項記載のバルブ開
閉装置。 - 【請求項3】 タンク及び甲板を伝動軸が貫通する箇所
にシール等で液密を保つ構造とする貫通金物を有する請
求1項記載のバルブの開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009201U JP3036904U (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 船舶の貨物タンク内に装備するバルブ開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009201U JP3036904U (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 船舶の貨物タンク内に装備するバルブ開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3036904U true JP3036904U (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=43171645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996009201U Expired - Lifetime JP3036904U (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 船舶の貨物タンク内に装備するバルブ開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3036904U (ja) |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP1996009201U patent/JP3036904U/ja not_active Expired - Lifetime
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