JP3036736U - 水道力発電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上水道管の圧力を利用して発電し、その家又
は構内で使用し、余剰電力を売電する。 【解決手段】 水道の管Ａの圧力で、直流発電し、蓄電
池に蓄え、タイマーで適宜放電し、それをインバーター
で交流に変え、トランスを通してから、分電盤を介し、
構内で使用し、他の余剰電力は、電力量計を介して、電
力会社の送配電線に繋げ売電する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、水道力発電装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来よりこの技術は全くなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

今般、環境問題が重要視されてきている際、原子力は安全性でまだ課題が多く 、火力は他量のＣＯ₂ を発生し地球温暖化などの問題があり、そして有限な資源 を後世に温存する義務がある。 ところが、益々増大するエネルギー需要は回避できない。従ってクリーンなエ ネルギーを多量に発生させる必要があり、その手段として現在無駄に消滅させて いる水の力を利用する。つまり今まで単純に飲用・洗浄・浴用・工業用に利用し ている水道を本来の目的はそのままにその水力を活用し、水車を回して発電する 。その電力を一時的に蓄電し電力消費のピーク時に放電することにより、省エネ の一助にしようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上水道管の水圧を利用して発電した電力を蓄積し、任意の時間に使 用し、使用しない他の余剰電力を電力会社へ売電する水道力発電装置に関する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

水道管Ａに水圧を利用した水車式の直流発電機１を設置し、保安装置２を通し 蓄電池３へ充電する。次にタイマー４により任意に指定した時間に直流交流イン バーター５、トランス６を介し同構内で利用、余剰電力を電力量測定のため計器 に通し電力会社へ売電する。

【０００６】 次に各部分の電気の流れを説明する。 直流発電機１は、水道管Ａの圧力を利用して発電する。その次に保安装置２が 異常な電圧・電流から機器を守り、電気の逆流を防止する。次に蓄電池３に発生 した電気を溜める。次にタイマー４により、任意の時間に放電する。次にインバ ーター５で直流から交流に変換し、トランス６により電圧を１００ボルト（２０ ０ボルト）に変える。次に分電盤７により、電気を各部屋に分け、ここで商用電 力と合流する。そして電気は電気製品８に流れる。そして分電盤７は、他の余剰 電力を電力会社へ売る際の量を計り、又、不足電力を電力会社から買う量を計る 電力量計９に繋がり、そして電力量計９は、電力会社の送配電線１０に繋がって いる。 このようにして、発電機で作られた電気は、有効に利用される。

【０００７】

【考案の効果】

現在無駄に消滅している送水力のエネルギーを水道本来の飲用等以外の目的で 利用でき、エネルギーの有効利用に貢献することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の電気の流れを示す図である。

【符号の説明】

１ 直流発電機 ２ 保安装置 ３ 蓄電池 ４ タイマー ５ インバーター ６ トランス ７ 分電盤 ８ 電気製品 ９ 電力量計 １０ 電力会社の送配電線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上水道管の水圧を利用して発電した電力
   を蓄積し、任意の時間に使用し、使用しない他の余剰電
   力を電力会社へ売電する水道力発電装置。