JP3036637U - 座ふとん - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱を効果的に利用するように工夫した新規の
座ふとんを提供する。 【解決手段】 抜気状態で折畳可能の空気入り座ふとん
本体１と、当該本体１の上面に設けた断熱層２と、断熱
層２の上面に設けた覆い片３と、覆い片３と断熱層２と
の間に使い捨てカイロ４を出し入れするための開口５
と、から成るものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、野球場、サッカー場等で野外観戦をしたり、野外劇場、花見等で野 外観賞をしたりする等のときに使用して調法な座ふとんに関する。

【０００２】

【従来の技術】

野外観戦、野外観賞などの場合においては寒さのために、途中で帰宅せざるを 得なくなったり、寒さをガマンして後日にカゼをひいたり、寒さが気掛りで満足 に観戦ができなかったりすることが往々にあった。 これ等を回避するために市販の使い捨てカイロを入手してこれを覆物の中や洋 服のポケットの中に入れて使用しているが、これによるときには身体が動きにく くなること、お尻部分があたたまりにくいことがある。そこで、お尻の下に入れ て座ることがよくある。 このようにお尻の下に入れて座った場合には、熱が下に逃げて効率が悪く不経 済であるのみならず都合でお尻を浮かしたときには使い捨てカイロが露呈して体 裁が悪い等の欠陥があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記したような欠陥を解消する工夫およびその他の工夫を施した新規 の座ふとんを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に狩る座ふとんは、抜気状態で折畳可能の空 気入り座ふとん本体１と、当該本体１の上面に設けた断熱層２と、断熱層２の上 面に設けた覆い片３と、覆い片３と断熱層２との間に使い捨てカイロ４を出し入 れするための開口５と、から成るものである。

【０００５】

【考案の効果】 本考案に狩る座ふとんは、これを送気により膨張させた状態としてお尻の下に 敷き用いるものであるが、この用いるに際して寒い場合には任意に覆い片３と断 熱層２との間に使い捨てカイロを入れ（発熱状態で）て使い、これによりお尻部 分をあたためて寒くないようにすることができるものであり、しかもこのような 使用のときには熱が断熱層２により遮断されて上方すなわちお尻部分に効果的に 作用するものであって熱を効率的に利用できるものであり、また本考案における 覆い片３はこれと断熱層２の間に入れられた使い捨てカイロ４を覆い隠す機能を 果すものであって、都合でお尻を浮かしたときには使い捨てカイロ４が露呈する ことがなく、体裁のよさの確保に有効なものである。

【０００６】

【実施例】

図に示す実施例は、上下二段の熱可塑性合成樹脂シート６、７の全周縁を相互 に溶着し且つ送排栓８を取付けることによって抜気状態でコンパクトに折畳可能 の空気入り座ふとん本体１を構成し、この本体１の上面に断熱層２を接着剤１１ により止着して設けると共に断熱層２の上面に覆い片３を配して当該覆い片３の 一辺を除いた全周縁を上記例のシート６に止着し、よって覆い片３と断熱層２と の間に使い捨てカイロ４を出入れするための開口５を設け、この開口５に同口５ を閉じるための雌雄の面ファスナー９、１０を取付けたものである。

【０００７】 本考案は上記実施例の構成のみに限定されるものではなく、たとえば開口５に 開閉用蓋片を設けたり、覆い片３の止着を一辺だけで行ったり、本体１にウエス ト等への結び紐を設けたりすることがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の好適な一つの実施例を示す斜視図であ
る。

【図２】同じく分解斜視図である。

【図３】図１Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 断熱層 ３ 覆い片 ４ 使い捨てカイロ ５ 開口 ６、７ シート ８ 送排栓 ９、１０ 面ファスナー １１ 接着剤

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 抜気状態で折畳可能の空気入り座ふとん
   本体１と、当該本体１の上面に設けた断熱層２と、断熱
   層２の上面に設けた覆い片３と、覆い片３と断熱層２と
   の間に使い捨てカイロ４を出し入れするための開口５
   と、から成る座ふとん。