JP3036595U - 緊急救助用品格納箱及び緊急救助用品運搬車 - Google Patents

緊急救助用品格納箱及び緊急救助用品運搬車

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JP3036595U
JP3036595U JP1996010072U JP1007296U JP3036595U JP 3036595 U JP3036595 U JP 3036595U JP 1996010072 U JP1996010072 U JP 1996010072U JP 1007296 U JP1007296 U JP 1007296U JP 3036595 U JP3036595 U JP 3036595U
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昌榮 光山
文一 貴志
敏秋 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、緊急救助用品を一式を整理して保
管して緊急時に備え、併せて、緊急時に素早く該緊急救
助用品一式を取り出して現場まで搬送させることができ
る緊急救助用品格納箱及び緊急救助用品運搬車を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 開閉自在な扉5 が設けられた格納箱1 に
は、緊急救助用品を収納する収納部1aが形成され、且つ
前記収納部1aには、緊急救助用品を掛止可能なフック7
が設けられてなる緊急救助用品格納箱。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、地震や崖崩れ等の天災、交通事故や建築物の倒壊等の人災等によっ て自力で脱出できなくなった人やペット等を救助する所謂レスキュー活動に使用 されるショベル、鋸、ロープ等の緊急救助用品を保管し搬送する緊急救助用品格 納箱及び緊急救助用品運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述の緊急救助用品は、突然の地震や事故等が原因で家屋等の下敷きになった 人や衝突等により車内に閉じ込められた人等をいち早く救出するために使用され るものであって、倒壊した家屋を取り壊す等のように種々の現場状況を想定して 、例えば、ショベル、つるはし、鋸、ハンマー、バール、手斧、金切鋏、ライト 、手袋、マスク、ロープ等のような用品が要求される。 これら各種の緊急救助用品は、一般的には、普段から使用されるものではない ため、各緊急救助用品を整理すべく、普段は大きな布袋に上記緊急救助用品一式 を収容し、部屋の隅や倉庫等に保管されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記緊急救助用品は滅多に使用されるものではないため(勿論 、全く使用されない事が好ましいのであるが)、日が経つにつれて管理が疎かに なり易く、緊急救助用品が収容された布袋の上に他の荷物が載置されたり、或い は布袋の保管場所を忘れたりすることがあり、地震等の災害時に素早く持ち出す ことができないという問題点があった。 特に、緊急時には、誰しも焦るものであるから、布袋の保管場所を忘れていな くても、余程管理を確実にしておかなければ緊急時に瞬時に対応することができ ないものである。 また、布袋は、緊急救助用品一式が収容されているため重く、一人で持ち運び するのは困難であり、そうかと言って適宜必要と思われる緊急救助用品を布袋か ら取り出して現場に行くのでは、一刻一秒を争う緊急時に於いて時間がかかるた め好ましくなく、更には選択を誤ったため必要な緊急救助用品が現場で足りない という事態も想定される。
【0004】 本考案は、上記の如き従来の問題点に鑑みてなされたもので、緊急救助用品を 一式を整理して保管して緊急時に備え、併せて、緊急時に素早く該緊急救助用品 一式を取り出して現場まで搬送させることができる緊急救助用品格納箱及び緊急 救助用品運搬車を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、その課題を解決 するための手段は、請求項1記載の緊急救助用品格納箱のように、開閉自在な扉 5 が設けられた格納箱1 の収納部1aには、緊急救助用品を保持可能な運搬車15が 具備されてなり、該運搬車15は、緊急救助用品を保持した状態で、そのキャスタ ー17を介して収納部1aから引出し可能に構成されてなることにある。 かかる緊急救助用品格納箱を部屋等に設置すれば、普段は使用しない緊急救助 用品一式を運搬車15に保持し、且つ格納箱1 の収納部1a内に保管することができ るので、保管場所が明確となり、緊急時には、扉5 を開け運搬車15を引けばキャ スター17が転がって運搬車15を容易に引き出せて緊急救助用品一式を取り出すこ とができ、更に、そのまま現場まで運搬車15を引いていくことができる。 また、前記運搬車15が、請求項2記載の手段のように構成されていれば、負傷 者を載せて移送する担架として使用することもできる。
【0006】 さらに、請求項3記載の緊急救助用品格納箱は、開閉自在な扉5 が設けられた 格納箱1 には、緊急救助用品を収納する収納部1aが形成され、且つ前記収納部1a には、緊急救助用品を掛止可能なフック7 が設けられてなることにある。 かかる緊急救助用品格納箱を部屋等に設置すれば、収納部1aのフック7 に緊急 救助用品を掛止させて収納することができるので、普段は使用しない緊急救助用 品を整理して保管することができ、且つ保管された場所が明確となる。
【0007】 さらに、請求項4記載の手段のように、前記扉5 に破壊錠11を設けることは好 ましく、緊急時に錠を解錠する適合鍵が見当たらない場合に、該破壊錠11を打ち 壊せば扉5 を開けることができ、緊急救助用品を取り出すことができる。
【0008】 また、請求項5記載の緊急救助用品運搬車は、運搬車15が、伸縮自在なフレー ム16と、該フレーム16に設けられたキャスター17と、緊急救助用品を着脱自在に 保持可能な保持手段とからなり、前記運搬車15は、フレーム16を伸ばすことによ り人を横臥させて担持可能に構成されてなることにある。 かかる緊急救助用品運搬車は、緊急救助用品を保持する保持手段が設けられて いるので、緊急時に運搬車15を引いて現場に急行することができるだけでなく、 緊急救助用品を取外し、且つフレーム16を伸ばせば人を横臥させて担持可能であ るため、担架として使用することもできる。
【0009】 さらに、請求項6記載の手段のように、前記フレーム16にシート25を敷設する ことは好ましく、かかるシート25が設けられていれば、運搬車15を担架として使 用する際に、シート25が人の体躯を支持するから手や頭等がフレーム16から垂れ 下がることを防止できる。
【0010】 加えて、請求項7記載の手段のように、前記保持手段を緊急救助用品を収容可 能で、且つ前記運搬車15に掛止具30を介して掛脱自在に取付けられるリュックサ ック27で構成することは好ましく、かかるリュックサック27で保持手段を構成す れば、現場で運搬車15からリュックサック27を取外し、レスキュー隊員が緊急救 助用品一式を背負って移動することも可能となる。
【0011】 また、請求項8記載の手段のように、前記フレーム16に、一端にキャスター32 が設けられた脚部材33を出退自在に設け、該脚部材33を突出させることによりフ レーム16が略水平に支持され、且つ脚部材33のキャスター32を介して移動自在に 構成されていれば、脚部材33のキャスター32が転がることにより略水平移動可能 となり、人を横臥させた状態で運搬車15を容易に移送することができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る緊急救助用品格納箱及び緊急救助用品運搬車の一実施形態 を図面に従って説明する。 図1〜図2に於いて、1 は、ショベル等の緊急救助用品の収納可能な収納部1a が設けられ、且つ前面に開口部2 が形成された縦長直方体状の格納箱を示し、該 格納箱1 の底面には、格納箱1 を設置場所に固定すべくアンカー等の固定金具の 挿通される挿通孔3aが穿設された台座3 が設けられている。 さらに、格納箱1 の前面には、開口部2 を閉塞すべく扉5 が蝶番6 を介して開 閉自在に軸支されている。
【0013】 7 は、緊急救助用品を掛止すべく、格納箱1 の収納部1a内の側面及び背面に設 けられたフックを示し、格納箱1 の右側面に、所定間隔を置いて上下に2ケ所、 及び格納箱1 の背面に、所定間隔を置いて左右に2ケ所ずつ夫々フック7 が固設 されている。 8 は、格納箱1 の背面に穿設された固定金具の挿通孔を示し、設置する場所が 壁である場合に適宜使用すればよい。 10は、扉5 に設けられた錠を示し、扉5 の外側から適合鍵によって施錠・解錠 可能である。 11は、扉5 に形成された窓部に覆設された透明板材12と、該透明板材12に近接 させて設けられた左右方向にスライド自在な帯状の解錠片14とからなる破壊錠を 示し、前記透明板材12は、例えば、アクリル樹脂板等からなり、その表面には十 字状の切欠き溝12a が形成されており、かかる透明板材12は、手等で強打するこ とにより切欠き溝12a にて割ることができる。 前記解錠片14は、扉5 の錠10に接続されており、該解錠片14を左方向(矢印方 向)にスライドさせることにより適合鍵に因らずとも手で錠10を解錠することが できる。
【0014】 図3〜図6に於いて、15は、格納箱1 の収納部1aに収納可能で、且つ開口部2 から出入れ可能な大きさの運搬車を示し、該運搬車15は、長手方向に伸縮可能な フレーム16にキャスター17が設けられ、更に該フレーム16には薄手のシート25が 敷設されてなる。 さらに詳しくは、前記フレーム16は、パイプ状に形成された一対の主杆18と、 主杆18の下端に設けられた側面視略L字状の受板19と、一対の主杆18の上端から 嵌入脱自在に遊嵌入された正面視略U字状の副杆20とからなり、該副杆20を主杆 18に対して出し入れすることにより、フレーム16は伸縮自在である(図3及び図 5参照)。
【0015】 かかる副杆20が主杆18から外れない程度に引き出した際、即ち、フレーム16を 最大限に伸ばした際、フレーム16のほぼ内側に人を横臥させて担持することがで きる(横臥とは、図5二点鎖線で示すように、人を横にして寝かせることをいう )。 尚、副杆20は、主杆18に適宜螺着されたネジ21の先端によって押圧されること により主杆18に対して移動不能に固定されており、該ネジ21を弛めることにより 副杆20は出し入れ自在となる。
【0016】 さらに、前記一対の主杆18の間には、架橋部材22が3ケ所固着されて恰も梯子 状に形成され、一方、前記副杆20のハンドル部20a の下方には、架橋部材23が固 着されている。 加えて、前記キャスター17は、フレーム16の受板19に固定されており、運搬車 15は、受板19の下端部19a とキャスター17とによって自立可能である。
【0017】 また、前記シート25は、主杆18の架橋部材22及び副杆20の架橋部材23に夫々縫 着されることによりフレーム16に敷設されており、該シート25は、フレーム16を 最大限伸ばした際、フレーム16の内側一面に張設可能な大きさに形成されており 、従って、フレーム16を収縮させた状態では、余分なシート25が垂れ下がった状 態になっている(図3及び図4参照)。
【0018】 図7に於いて、27は、緊急救助用品一式を収容可能で、且つ人が背負うことが できるように長さ調整可能な肩ベルト28が設けられたリュックサックを示す。 さらに、リュックサック27の肩ベルト28の下方には、人の胴に巻着すべく長さ 調整可能な胴巻ベルト29が設けられ、且つ肩ベルト28の上方には、側面視略ヘア ピン状の掛止具30が設けられている。 かかるリュックサック27の掛止具30は、図6に示すように、運搬車15の副杆20 の架橋部材23にに掛止可能で、且つリュックサック27の胴巻ベルト29は、運搬車 15のフレーム16にも巻着可能である(当該リュックサック27が、運搬車15に具備 された保持手段に相当する)。
【0019】 上記構成からなる緊急救助用品格納箱及び緊急救助用品運搬車の使用例を以下 に説明する。 まず、格納箱1 を部屋に設置する。 かかる格納箱1 の収納部1a内に運搬車15を自立させた状態で収納する。 また、かかる運搬車15には、緊急救助用品一式が収容されたリュックサック27 を掛止具30及び胴巻ベルト29によって取付けられている。
【0020】 このように緊急救助用品格納箱を設置すれば、普段使用しない緊急救助用品一 式を整理して保管できると共に、緊急救助用品が収容された場所が明確となり、 従って、災害が起こって緊急救助用品が必要となった際に、緊急救助用品の保管 場所を忘れるともなく素早く緊急救助用品の取り出しを行なうことができる。
【0021】 さらに、格納箱1 内には、緊急救助用品が保持された運搬車15が具備されてい るので、扉5 を開けてハンドル部20a を把持して運搬車15を引けば、キャスター 17が転がるから運搬車15を容易に引き出すことができるので、緊急救助用品一式 を素早く取り出せ(図8参照)、しかも、そのまま現場まで運搬車15を引いてい けば、重たい緊急救助用品一式すべてを簡易に且つ素早く搬送させることができ るという利点がる。 特に、地震等が起こった場合には、車が通行不能になる場合が多く、緊急救助 用品一式を車によって運搬することができないから、本考案に係る緊急救助用品 運搬車は、実用性に富むものである。
【0022】 また、運搬車15には、緊急救助用品が収容されたリュックサック27が掛止具30 を介して掛脱自在に取付けられているので、リュックサック27を運搬車15から外 し、現場で緊急救助用品一式をレスキュー隊員が背負って移動することも可能と なる。 尚、緊急時に扉5 の錠10が施錠されていて、且つ該錠10の適合鍵が見当たらな い場合であっても、本考案に係る緊急救助用品格納箱の扉5 には、破壊錠11が設 けられているので、破壊錠11を打ち壊せば錠10を解錠することができ、緊急時に 素早く緊急救助用品を取り出すことができる。
【0023】 さらに、運搬車15は、そのフレーム16が伸縮自在で、且つ該フレーム16にシー ト25が敷設されているので、緊急救助用品運搬車を現場まで移動させ、緊急救助 用品を用いて人を救助した後は、運搬車15のフレーム16を伸ばせば(図3参照) 担架として利用することができる。 即ち、緊急救助用品運搬車は、緊急救助用品一式を簡易に且つ素早く搬送させ る台車としての働きのみならず、必要に応じて緊急救助用品の一つである担架と しての働きをも有するという大なる利点がある。
【0024】 尚、上記実施形態に於いて、格納箱1 の収納部1aに緊急救助用品が保持された 運搬車15を収納して具備することにより緊急救助用品格納箱が構成されて上述の 効果を奏するが、必ずしも緊急救助用品格納箱は、格納箱1 にかかる運搬車15が 具備された構成に限定されず、例えば、運搬車15を具備せず格納箱1 のフック7 に緊急救助用品を掛止して収納してもよい。 かかるフック7 に緊急救助用品を掛止した場合であっても、緊急救助用品を整 理して保管できると共に、保管場所が明確となるからである。
【0025】 また、上記実施形態に於いて、運搬車15のフレーム16は、主杆18と副杆20とか らなり、該副杆20が主杆18に嵌入脱自在に構成されているが、必ずしもフレーム 16はかかる構成に限定されず、例えば、主杆18が、恰も釣竿のように多段に伸び ることによりフレーム16が伸縮自在な構成とされていてもよく、又、例えば、略 中央部で 180度折り曲げ可能に構成されたフレーム16であってもよい。かかる折 り曲げ可能なフレーム16は、折り畳むことによりフレーム16が縮み、拡げること によりフレーム16が伸びるので、フレーム16が伸縮自在な構成となるからである 。 要は、運搬車15全体をコンパクトに縮めることができ、担架として使用する際 に人を載せることができる程度に構成されていればよいのである。
【0026】 さらに、上記実施形態に於いて、フレーム16の内側一面には、シート25が敷設 されているが、必ずしもフレーム16一面にシート25が敷設されていなければなら ないわけではなく、例えば、部分的にシート25が設けられていてもよく、又、全 く設けていなくてもよい。 但し、シート25を設けた場合には、担架としての働きが十分に発揮されるので 好ましいと言える。
【0027】 また、図9に示すように、運搬車15のフレーム16に、一端にキャスター32が設 けられた4本の脚部材33を回動自在に設けてもよい。 かかる脚部材33を突出させると(図9の二点鎖線で示す)、該脚部材33によっ てフレーム16が略水平に支持され、且つ脚部材33のキャスター32の転がりにより 運搬車15は移動自在となるから、フレーム16を伸ばして担架として使用する際に 運搬車を担がなくても負傷者を移送することができ、従って、一人でも負傷者を 移送することが可能となるという利点がある。 また、担架として使用しない場合には、脚部材33を畳んでフレーム16に添えて おくことができるから緊急救助用品の搬送に際しては邪魔にならない。 尚、上記キャスター32が設けられた脚部材33は、フレーム16に回動自在に設け られることによってフレーム16に出退自在に設けられているが、脚部材33を出退 自在に構成する手段は上記構成に限定されるものではない。
【0028】 さらに、上記実施形態に於いて、緊急救助用品運搬車の緊急救助用品の保持手 段は、運搬車15に掛止具30を介して着脱自在なリュックサック27からなるが、必 ずしも保持手段はかかるリュックサック27に限定されず、例えば、緊急救助用品 が収容保持可能な布袋を運搬車15にベルト等によって着脱自在に取り付けて保持 手段としてもよく、又、運搬車15に緊急救助用品を収容保持可能なバスケットを 設けて保持手段としてもよい。 要は、運搬車15に緊急救助用品を保持可能で、且つ使用時に緊急救助用品を取 り外せるように着脱自在な構成の保持手段であればよいのである。
【0029】
【考案の効果】
叙上のように、本考案に係る緊急救助用品格納箱を用いれば、緊急救助用品の 保管場所が明確となるから緊急時であっても緊急救助用品の場所が判らないよう なこともなく、更に、緊急救助用品を保持した運搬車が具備されている場合には 、キャスターを転がして運搬車を現場まで移動させることができるから、一人で も簡易に且つ素早く重たい緊急救助用品一式を搬送することができ、更に、運搬 車を担架として使用することも可能である。 尚、破壊錠が扉に設けられていれば、緊急時に適合鍵が見当たらなくても素早 く扉を開け、緊急救助用品を取り出すことができる。
【0030】 また、本考案に係る緊急救助用品運搬車を用いれば、緊急救助用品一式を現場 に簡易に且つ素早く搬送することができるだけでなく、運搬車を伸ばすことによ り人を横臥させて担持することができるから、緊急救助用品の一つである担架と しても使用することができる。 さらに、運搬車のフレームにシートが敷設されていれば、横臥させた人の手等 が垂れ下がることを防止できるから普通に用いられている担架と同様に負傷者を 移送することができ、又、フレームに脚部材が出退自在に設けられていれば、該 脚部材のキャスターの転がりにより運搬車を略水平に支持して移動させることが できるので、負傷者を載せた運搬車を担がなくてもよいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】格納箱の一実施形態を示す斜視図。
【図2】図1に示す格納箱の扉を開いた状態を示す正面
図。
【図3】運搬車の一実施形態を示す正面図。
【図4】図3に示す運搬車の側面図。
【図5】図1に示す運搬車を伸ばした状態を示す正面図
であって、運搬車に人を横臥させた状態を二点鎖線で示
す。
【図6】リュックサックが取付けられた運搬車が格納箱
に具備され、且つ扉を開いた状態を示す正面図。
【図7】リュックサックの一実施形態を示す斜視図。
【図8】図6の緊急救助用品格納箱の一部断面を含む側
面図を示し、格納箱から緊急救助用品運搬車が引き出さ
れた状態を二点鎖線で示す。
【図9】運搬車の他実施形態を示す側面図であって、脚
部材を突出させ、且つ運搬車を伸ばした状態を二点鎖線
で示す。
【符号の説明】
1 …格納箱、1a…収納部、5 …扉、7 …フック、11…破
壊錠、15…運搬車、16…フレーム、17…キャスター、25
…シート、27…リュックサック、32…キャスター、33…
脚部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 貴志 文一 和歌山県和歌山市北島63−2 株式会社関 防内 (72)考案者 西川 敏秋 和歌山県和歌山市小松原通1丁目1番地1 和歌山県警察本部内

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在な扉(5) が設けられた格納箱
    (1) の収納部(1a)には、緊急救助用品を保持可能な運搬
    車(15)が具備されてなり、該運搬車(15)は、緊急救助用
    品を保持した状態で、そのキャスター(17)を介して収納
    部(1a)から引出し可能であることを特徴とする緊急救助
    用品格納箱。
  2. 【請求項2】 前記運搬車(15)が、伸縮自在なフレーム
    (16)と、該フレーム(16)に設けられたキャスター(17)
    と、緊急救助用品を着脱自在に保持可能な保持手段とか
    ら構成されてなり、前記運搬車(15)は、フレーム(16)を
    伸ばすことにより人を横臥させて担持可能に構成されて
    なる請求項1記載の緊急救助用品格納箱。
  3. 【請求項3】 開閉自在な扉(5) が設けられた格納箱
    (1) には、緊急救助用品を収納する収納部(1a)が形成さ
    れ、且つ前記収納部(1a)には、緊急救助用品を掛止可能
    なフック(7) が設けられてなることを特徴とする緊急救
    助用品格納箱。
  4. 【請求項4】 前記扉(5) には、破壊錠(11)が設けられ
    てなる請求項1〜3の何れかに記載の緊急救助用品格納
    箱。
  5. 【請求項5】 運搬車(15)が、伸縮自在なフレーム(16)
    と、該フレーム(16)に設けられたキャスター(17)と、緊
    急救助用品を着脱自在に保持可能な保持手段とからな
    り、前記運搬車(15)は、フレーム(16)を伸ばすことによ
    り人を横臥させて担持可能に構成されてなることを特徴
    とする緊急救助用品運搬車。
  6. 【請求項6】 前記フレーム(16)には、シート(25)が敷
    設されてなる請求項5記載の緊急救助用品運搬車。
  7. 【請求項7】 前記保持手段が、緊急救助用品を収容可
    能で、且つ前記運搬車(15)に掛止具(30)を介して掛脱自
    在に取付けられるリュックサック(27)である請求項5又
    は6記載の緊急救助用品運搬車。
  8. 【請求項8】 前記フレーム(16)には、一端にキャスタ
    ー(32)が設けられた脚部材(33)が出退自在に設けられ、
    該脚部材(33)を突出させることによりフレーム(16)が略
    水平に支持され、且つ脚部材(33)のキャスター(32)を介
    して移動自在である請求項5〜7の何れかに記載の緊急
    救助用品運搬車。
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