JP3036310U - 歯科写真撮影用反射鏡 - Google Patents

歯科写真撮影用反射鏡

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JP3036310U
JP3036310U JP1996009808U JP980896U JP3036310U JP 3036310 U JP3036310 U JP 3036310U JP 1996009808 U JP1996009808 U JP 1996009808U JP 980896 U JP980896 U JP 980896U JP 3036310 U JP3036310 U JP 3036310U
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oral cavity
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reflecting mirror
dental
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高志 秋廣
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高志 秋廣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、歯科領域における口腔内の診察に際
し利用される歯科写真撮影用反射鏡において、例えば多
人数の写真撮影を行なう場合でも、被撮影者毎の滅菌消
毒を繰り返し行なう必要なく、人員及び準備を削減して
検診コストを少なくできると共に、撮影に熟練の必要な
く、各人均一な撮影画像を得ることを目的とする。 【解決手段】反射鏡10本体を、滅菌消毒済みの紙又は
プラスチック板にアルミニウム箔等の金属箔14を被着
した簡単且つ安価な構成として使い捨てで使用すること
により、被撮影者毎に滅菌消毒を行なう必要がなくな
り、人員及び準備が削減できると共に、その口腔挿入部
11の中心部には、焦点合わせ用のマーク15を設けて
構成したので、口腔内撮影が不慣れな者であっても、ま
た、被撮影者が多人数であっても、全て均一な撮影レベ
ルの画像を得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、歯科領域における口腔内の診察に際し利用される歯科写真撮影用反 射鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医学の進歩と共に口腔保健の重要性が認識され、歯科医師は様々な方法 によって、市民が口腔の健康に関心をもち、且つ、各自の口腔の状態を認識して 口腔保健へ動機付けされるよう試みている。
【0003】 その代表的な方法の一つとして、口腔内の状況を写真撮影することにより、各 自にその状態を認識させたり、また、記録として保存しておくことが行なわれて いる。
【0004】 従来、口腔内の写真撮影行なう場合、口腔内の下顎側については、被撮影者を 開口させた状態において、開口部外側の斜め上方よりカメラを向けて撮影するこ とで、必要十分な撮影画像を得ることができたが、口腔内の上顎側については、 被撮影者を開口させた状態でも、直接撮影して必要十分な撮影画像を得ることは 難しいため、その口腔内上顎側の写真撮影の補助具として、例えばステンレス板 を材料とした反射鏡(デンタルミラー)が使用されている。
【0005】 すなわち、このデンタルミラーは、被撮影者を開口させた状態で、口腔内に挿 入して使用され、開口部外側の斜め上方より見て上顎側を写し出して写真撮影を 行なうもので、この場合、デンタルミラーは、器具からの感染を防止するため、 予め滅菌消毒して使用される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように、前記従来のデンタルミラーを使用して口腔内の写真撮影を行なう 方法では、例えば集団歯科検診のため多人数の写真撮影を行なう場合に、被撮影 者が交代する毎にミラーの滅菌消毒を繰り返す必要があり、衛生的なイメージが 悪いばかりでなく、写真撮影を行なう人員以外に滅菌消毒のための人員及び準備 が必要になり、検診コストが膨らむ問題があった。
【0007】 また、特に多人数の口腔内の写真撮影を行なう場合等、ある程度の熟練がない と、各人均一な視点からの撮影画像を得ることは難しい問題があった。 本考案は、前記のような問題に鑑み成されたもので、例えば多人数の写真撮影 を行なう場合でも、被撮影者毎の滅菌消毒を繰り返し行なう必要なく、人員及び 準備を削減して検診コストを少なくできると共に、撮影に熟練の必要なく、各人 均一な撮影画像を得ることが可能になる歯科写真撮影用反射鏡を提供することを 目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案の請求項1に係わる歯科写真撮影用反射鏡は、絶縁性の平板 からなり、口腔内部の上顎と下顎との間の空間における水平断面形状に略対応し た外周形状を有する口腔挿入部と、この口腔挿入部の挿入後端部に連続一体化し て設けられた挿入支持部と、少なくとも前記口腔挿入部の一表面に被着形成され 、当該表面を鏡面とする金属箔と、前記口腔挿入部の中心部に対応して設けられ た焦点合わせ用のマークとを具備したことを特徴とする。
【0009】 つまり、本考案の請求項1に係わる歯科写真撮影用反射鏡では、例えば紙ある いはプラスチック等の安価な絶縁性の平板を使用した口腔挿入部及び挿入支持部 が構成され、この口腔挿入部の一表面に鏡面形成されたアルミニウム等の金属箔 面に反射されて口腔内の上顎側が写し出されるのと共に、前記口腔挿入部の中心 部に設けられたマークが目印として焦点が合わされるので、本反射鏡を各人毎に 使い捨てで使用することができ、しかも、各人共に所定位置の焦点をもって撮影 できることになる。
【0010】 また、本考案の請求項2に係わる歯科写真撮影用反射鏡は、前記請求項1に係 わる歯科写真撮影用反射鏡にあって、前記口腔挿入部と前記挿入支持部との境界 線に対応して折り曲げ用の溝を設けたことを特徴とする。
【0011】 つまり、本考案の請求項2に係わる歯科写真撮影用反射鏡では、前記口腔挿入 部と前記挿入支持部との境界線に対応して折り曲げ用の溝が設けられるので、前 記口腔挿入部の鏡状表面における上顎側の反射写し出し角度を任意の角度に容易 に設定できることになる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下図面により本考案の実施の形態について説明する。 図1は本考案の実施形態に係わる歯科写真撮影用反射鏡の外観構成を示す平面 図である。
【0013】 同図における寸法値の単位は(mm)であり、この歯科写真撮影用反射鏡の一 実施例としての設計値である。 この歯科写真撮影用反射鏡10の基台は、滅菌済みの紙あるいはプラスチック の平板からなり、開口部から口腔内に略水平にして挿入される口腔挿入部11と 、該口腔挿入部11の口腔内に対する挿入を支持する挿入支持部12とを一体に して構成される。
【0014】 前記口腔挿入部11は、口腔内部の上顎と下顎との間の空間における水平断面 形状に略対応した外周形状を有してなるもので、この口腔挿入部11の挿入先端 部には、咽頭対応切欠き部13が形成され、口腔内への挿入に際してその先端が 咽頭に当たらず嘔吐反応を起こさせない形状とされる。
【0015】 また、前記挿入支持部12は、前記口腔挿入部11の挿入後端部に連続一体化 して設けられ、長方形状を有してなるもので、前記口腔挿入部11と挿入支持部 12とからなる本反射鏡10の一表面には、アルミニウム等の反射が良好な金属 箔14が鏡面状にして被着される。
【0016】 そして、前記口腔挿入部11の中心部には、例えば直径2mmの焦点合わせ用 のマーク15が開孔形成され、また、前記口腔挿入部11と前記挿入支持部12 との境界線に対応する位置には、折り曲げ用の溝16が押圧されて形成される。
【0017】 次に、前記構成による歯科写真撮影用反射鏡10を使用して口腔内の例えば上 顎側を写真撮影する手順について説明する。 まず、被撮影者の口を開口させると共に、開口した口腔内に本歯科写真撮影用 反射鏡10の口腔挿入部11を挿入支持部12を持って水平に支持しながら挿入 する。
【0018】 そして、前記反射鏡10における口腔挿入部11の鏡面上に、口腔内の上顎側 が写し出された状態で、口腔支持部12を被撮影者に持たせて支持させ、当該口 腔挿入部11の中心部に開孔形成された焦点合わせ用のマーク15を焦点として カメラによる写真撮影を行なう。
【0019】 この場合、前記口腔挿入部11の挿入先端部には、咽頭対応切欠き部13が形 成されているので、被撮影者の咽頭に当たることはなく、嘔吐反応が起きる恐れ はない。
【0020】 そして、前記口腔挿入部11の焦点合わせ用のマーク15を焦点とした写真撮 影を行なうことにより、口腔内撮影が不慣れな者であっても、また、被撮影者が 多人数であっても、全て均一な撮影レベルの画像を得ることができる。
【0021】 なお、前記折り曲げ用の溝16に対応させて前記挿入支持部12に対し前記口 腔挿入部11を上方へ折り曲げることで、開口の外部から見て口腔内の上顎側が 口腔挿入部11の鏡面上に写り易い任意の角度に設定することができ、被撮影者 が無理に最大開口状態を維持しなくとも、挿入支持部12が下唇と干渉すること はなく、容易且つ明瞭に口腔内の上顎側を撮影することができる。
【0022】 そして、前記歯科写真撮影用反射鏡10は、その材料として、滅菌消毒済みの 紙又はプラスチックの平板表面に、アルミニウム箔等を被着してなる簡単且つ安 価な構成とされるので、例えば集団歯科検診に係わり多人数の口腔内を撮影する 場合には、この歯科写真撮影用反射鏡10を被撮影者の人数分用意し、各人毎に 使い捨てで使用することで、撮影者以外に従来必要であった滅菌消毒のための人 員及び準備が不要となり、検診コストを少なくすることができる。
【0023】 また、前記多人数の口腔内の撮影を行なう際に、この歯科写真撮影用反射鏡1 0を被撮影者の人数分用意した場合には、当該多数用意した歯科写真撮影用反射 鏡10…のそれぞれに連続番号を付することにより、集団歯科検診データとして の管理を容易に行なうことができる。
【0024】 したがって、前記構成の歯科写真撮影用反射鏡10によれば、反射鏡10本体 を、滅菌消毒済みの紙又はプラスチック板にアルミニウム箔等の金属箔14を被 着した簡単且つ安価な構成として使い捨てで使用することにより、被撮影者毎に 滅菌消毒を行なう必要がなくなり、人員及び準備が削減できると共に、その口腔 挿入部11の中心部には、焦点合わせ用のマーク15を設けて構成したので、口 腔内撮影が不慣れな者であっても、また、被撮影者が多人数であっても、全て均 一な撮影レベルの画像を得ることができる。
【0025】 さらに、前記構成の歯科写真撮影用反射鏡10によれば、口腔挿入部11と挿 入支持部12との境界に対応して折り曲げ用の溝16を設けて構成したので、口 腔挿入部11における口腔内の反射写し出し角度を容易に可変設定できるように なる。
【0026】
【考案の効果】
以上のように、本考案の請求項1に係わる歯科写真撮影用反射鏡によれば、例 えば紙あるいはプラスチック等の安価な絶縁性の平板を使用した口腔挿入部及び 挿入支持部が構成され、この口腔挿入部の一表面に鏡面形成されたアルミニウム 等の金属箔面に反射されて口腔内の上顎側が写し出されるのと共に、前記口腔挿 入部の中心部に設けられたマークが目印として焦点が合わされるので、本反射鏡 を各人毎に使い捨てで使用することができ、しかも、各人共に所定位置の焦点を もって撮影できるようになる。
【0027】 また、本考案の請求項2に係わる歯科写真撮影用反射鏡によれば、前記口腔挿 入部と前記挿入支持部との境界線に対応して折り曲げ用の溝が設けられるので、 前記口腔挿入部の鏡状表面における上顎側の反射写し出し角度を任意の角度に容 易に設定できるようになる。
【0028】 よって、本考案によれば、例えば多人数の写真撮影を行なう場合でも、被撮影 者毎の滅菌消毒を繰り返し行なう必要なく、人員及び準備を削減して検診コスト を少なくできると共に、撮影に熟練の必要なく、各人均一な撮影画像を得ること が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係わる歯科写真撮影用反射
鏡の外観構成を示す平面図。
【符号の説明】
10 …歯科写真撮影用反射鏡、 11 …口腔挿入部、 12 …挿入支持部、 13 …咽頭対応切欠き部、 14 …金属箔(アルミニウム箔)、 15 …焦点合わせ用のマーク、 16 …折り曲げ用の溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性の平板からなり、口腔内部の上顎
    と下顎との間の空間における水平断面形状に略対応した
    外周形状を有する口腔挿入部と、 この口腔挿入部の挿入後端部に連続一体化して設けられ
    た挿入支持部と、 少なくとも前記口腔挿入部の一表面に被着形成され、当
    該表面を鏡面とする金属箔と、 前記口腔挿入部の中心部に対応して設けられた焦点合わ
    せ用のマークとを具備したことを特徴とする歯科写真撮
    影用反射鏡。
  2. 【請求項2】 前記口腔挿入部と前記挿入支持部との境
    界線に対応して折り曲げ用の溝を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の歯科写真撮影用反射鏡。
JP1996009808U 1996-09-30 1996-09-30 歯科写真撮影用反射鏡 Expired - Lifetime JP3036310U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014000145A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 White Base:Kk 基準付鏡

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