JP3035504B2 - 痔の保護用パンツ - Google Patents

痔の保護用パンツ

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JP3035504B2
JP3035504B2 JP9059780A JP5978097A JP3035504B2 JP 3035504 B2 JP3035504 B2 JP 3035504B2 JP 9059780 A JP9059780 A JP 9059780A JP 5978097 A JP5978097 A JP 5978097A JP 3035504 B2 JP3035504 B2 JP 3035504B2
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孝司 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、痔等肛門部の疾患
の治療或いは肛門部の保護をする際に用いられる痔の保
護用パンツに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、肛門部の疾患の治療、特に痔の手
術等を行った場合には、術後肛門部から多量の出血や体
液等の分泌物の漏出を不定期に伴うので、吸水性の高い
オムツカバー状のパンツが着用される。上記パンツは、
その内部に尻当部を広巾に形成した月経帯状の吸水性の
高いパット座を、糊面施工等の貼着手段によって着脱可
能に取付けるように構成されており、このパット座が分
泌物で汚れるとパンツから取り外して廃棄し、新しいも
のと取り替えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来のよう
な構成のパット座取替え式のパンツは、人体に装着した
際に尻の央部に位置する肛門部の谷間で空隙を生ずるた
め、分泌物は尻の表面を伝わってパンツの広範囲を汚す
ことになり、パット座を度々交換しなければならなかっ
たり、パット座外に通過或いは溢出した分泌物によって
パンツそのものを汚し易い欠点がある。このため新品の
パンツに交換することを頻繁に余儀なくされて、取替え
や装着が煩雑であると共にこれらの費用負担が大きくな
る等の問題がある。また上記パンツは平坦面で肛門部に
接触するので人体の通常動作や寝返り等によって位置ず
れし易いとういう問題もある。そこで、これの解決のた
めパット座の肛門部部分の厚さを厚くして中高状に形成
することも考えられるが、このようなパンツは製作が複
雑であると共に、コスト高になり、且つ汚れたときはパ
ンツそのものをも捨てなければならない等の問題があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の痔の保護用パンツは、第1に、パンツ2の
内側に尻当て用の広巾なパット座5を着脱可能に設ける
と共に、該パット座5に肛門部を中心に前後方向に沿っ
て中高になり、央部に凹溝を前後方向に沿って形成した
センターパット6を着脱可能に取付けることを特徴とし
ている。
【0005】第に、センターパット6を平面視でリン
グ状に形成することを特徴としている。
【0006】第に、センターパット6を複数の軟質棒
状体を列設して形成すると共に、列設された軟質棒状体
を透過性を有する不織布で囲繞形成することを特徴とし
てい る。
【0007】第に、パット座5を、尻当部50から股
間の帯部52を経て、該帯部52よりも広巾で尻当部5
0よりも巾狭な前当部51とで一体的に形成することを
特徴としている。
【0008】第に、センターパット6の裏面に施され
る止め部57内に、分泌物をパット座5に通過可能な融
通部59を形成することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施形態を示
し、図1は本発明に係わる保護部材1をパンツ2内に取
付けた状態の保護用パンツ3を身体に装着した状態を示
す斜視図であり、図2は上記保護用パンツ3の上面斜視
図を示す。この保護用パンツ3の保護部材1はパット座
5とセンターパット6とからなり、該パット座5は後部
に尻部を覆う広巾な尻当部50と、尻当部50より巾狭
で前部の陰部に接当し又は覆う前当部51とを、帯状の
帯部52で一体的に連結形成している。
【0010】このパット座5は図3に示すように通水性
を有する不織布等からなる上膜体53と不透過性(防水
性)の下膜体55を上下に重ね合わせて、内部に綿等の
吸水性を有する吸水体56を所定の厚さに内装挟持し、
周囲を水分解可能な糸5Sによって逢着接合している。
そして、上記下膜体55の裏側にはパット座5に対し着
脱自在な取付部を形成している。即ち、この取付部は尻
当部50の後端部横方向に沿って糊等の接着剤を塗布し
てなる止め部57と、前当部51及び帯部52の央部に
前後方向に接着剤を塗布した止め部58とからなり、両
止め部57,58間に融通部59を設けて一枚状の紙片
からなる剥離カバー5Kを剥取り可能に貼着して構成し
ている。
【0011】従って、パット座5は剥離カバー5Kを除
去すると、パンツ2の所定部にその前後を簡単且つ的確
に貼着して位置決め固定することができると共に、パッ
ト座5のセンターパット6が取付けられる肛門部に対応
する部位を融通部59によって自由な状態にすることが
できるので、パンツ2の装着時に該パンツ2が左右方向
にある程度位置ずれしても、これに伴うセンターパット
6の肛門部外への移動を抑制することが可能になるもの
である。
【0012】次に、センターパット6の構成について説
明する。図3に示すセンターパット6は吸水性を有する
綿等を所定の厚さを有する帯状体となるように固めると
共に、央部に凹溝部60を前後方向に形成している。そ
して、その裏面の前後端側にはパット座5と同様な止め
部61,62を設けて、肛門部に対応する下面には接着
剤を施さない融通部65をパット座5に対する取付部と
なるように形成している。また取付部にはパット座5と
同様な剥離カバー(不図示)を剥離可能に貼着してい
る。
【0013】これにより、センターパット6を剥離カバ
ーを除去した状態でパット座5の巾方向中心線上で肛門
部を中心に前後方向に簡単に取付けることができると共
に、パット座5の央部で肛門部に対応する部位におい
て、前後方向の中高条を簡潔且つ廉価な構造で突出形成
することができるものである。尚、上記パット座5及び
センターパット6は何れも水分解可能な素材で構成する
と共に、パンツ2も例えば紙製のものにすることによ
り、使用後の廃棄を水処理或いは燃焼処理等によって環
境へ悪影響を及ぼすことなく簡単に行うことができるも
のである。
【0014】以上のように構成した保護用パンツ3は身
体に装着した状態において、センターパット6がパンツ
2内においてパット座5上で前後長手方向の中高条とな
って、肛門部を中心に尻の谷部内に沿って的確に接当す
るので、肛門部とパット座5との間の空隙を埋めること
ができ、これにより肛門部から漏出する分泌物を的確且
つ速やかに吸収することができる。従って、分泌物を尻
の谷部から前後或いは左右にはみ出させることなく、パ
ット座5を直接的に汚すことを防止すると共に快適な装
着感を提供する。
【0015】また図4に示すように保護部材1をパンツ
2に取付けて装着した際に、センターパット6はパット
座5の帯部52と共に股間において両側から挟持状に押
圧されるが、このとき凹溝部60を中心として両側が盛
り上がるように可撓性を有して変形するので肛門部を両
側から具合よく押接するように密着するので、肛門部に
無理な刺激を与えることなく痔瘻等患部を押し込むよう
に作用し、快適さを創出すると共に分泌物の吸収を良好
に行いながら漏出を防止することができる。
【0016】また椅子或いはベッド等に座る際に、セン
ターパット6は尻の谷部に入り軽く肛門部周囲を押圧し
ながら、凹溝部60が例えば痔瘻部分等患部を抱き込む
ように押し込み作用をして保護するので、痛みを緩和し
たり治療に好適な影響を与えることができる等の利点が
ある。またセンターパット6はパンツ2を上方に引上げ
固定することによりパット座5を介し患部を押圧気味に
維持することもできるので、在来のもののようにパット
座と患部の摺接を防止すると共に患部を良好に保護する
ことができるものである。
【0017】そして、センターパット6は所定量の分泌
物を吸収すると、その中央部の融通部65から逐次パッ
ト座5側に吸収させることができるので、その周囲全体
を早期に汚すことがないと共に、パット座5が汚れる前
にセンターパット6のみを取付部を介して取り外して新
しいセンターパット6を取付けることができ、センター
パット6に比して比較的高価なパット座5を頻繁に取り
替えることなく、これを長時間無駄なく使用することが
可能となり使用を簡単に行うことができる等の利点があ
る。
【0018】以上のように使用されながら、尻当部50
はその広巾面で尻を安定よく受け止める状態となるの
で、就寝時に分泌物が大量に漏出した際にその吸収を良
好に行うことができる。また前当部51は前側の分泌物
の漏出を良好に吸収すると共に、陰のう及び陰毛等を前
方に押し上げて固定するように使用することができるの
で、これらが患部に頻繁に接触する等の不具合を解消す
ることができるという利点も有する。
【0019】そして、センターパット6が貼着されてい
るパット座5の下方は融通部59に構成していること、
及びセンターパット6が尻の谷部に嵌挿されて位置決め
されていることにより、パンツ2の動作を融通部59で
逃がすことができセンターパット6の患部との接当に支
障を生ずることを低減できる等の利点がある。尚、図3
(D)に示すように止め部61,62は、センターパッ
ト6の前後方向の両側に形成するようにしてもよい。
【0020】またセンターパット6は上述の実施形態に
限ることなく患部の状況に応じ、また量産化に適するよ
うに、例えば図5〜図8に示すように形成してもよいも
のである。即ち、図5に示す第2実施形態に係わるセン
ターパット6は、吸水材で軟質丸棒状に形成した長いパ
ット材(軟質棒状体)6a,6aの両側に短いパット材
6b,6bをそれぞれ並設したものを示し、この場合両
者の並列状態においてその全周を通水性を有する不織布
7によって囲繞することにより、複数のパット材を纏め
て簡単に形状維持させている。
【0021】また図6に示す第3実施形態に係わるセン
ターパット6は、上記のものと同様なパット材6cを楕
円のリング状に形成し、内部に既述の凹溝部60と同様
な凹部8を形成する例を示す。これによれば、リング状
の短径並びに長径を適宜に変えることが自由であり、患
部の大きさや形状に応じた凹部8をパット座5に具合よ
く形成した状態で取付けることが簡単に可能となり、患
部の保護或いは治療等の効果をより向上させることがで
きる等の特徴がある。
【0022】また図7に示すセンターパット6は、リン
グ状のパット材6cと6dを二重に組み合わせて形成し
た実施形態を示す。この場合パット材6cと6dとは、
患部の状況によってその断面形状や大きさを異ならせる
と共に、凹部8の形状及び大きさを自由に選定すること
により、患部の状況に応じた保護をより好適に促進する
ことができる。また上記の形状や大きさは軟質棒状体の
パット材を組み合わせたり変形させて行うものであるか
ら、複雑で変化のあるセンターパットを量産性よく簡単
に製作することができるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、従来のパット座だけを備えた痔の保護用パンツに比
して、パット座に前後方向に中高に形成されたセンター
パットが尻の谷部に入り込むので、肛門部から漏出され
る分泌物を良好に吸収することができると共に、患部と
保護部材との位置ずれ等を防止することができる。また
センターパットはパット座に着脱可能に構成されている
ので、パット座とセンターパットとを簡潔な構造で廉価
に量産することができると共に、センターパットが汚れ
たとき該センターパットだけを簡単に取り替えることが
でき、パット座をパンツに取付けたまま両者を長時間使
うことができる等の利点がある。
【0024】また着脱自在なセンターパットは、複数条
の軟質棒状体のパット材を組み合わせて患部の状況に適
応させた形状に簡単に構成することができると共に、患
部の保護或いは治療効果を向上させることができる等の
利点がある。また相隣るパット材はその全周を通水性を
有する不織布によって囲繞することにより、複数のパッ
ト材を纏めて簡単に形状維持することができるので量産
化に好適な構成にすることができる。
【0025】パット座は、尻当部から股間の帯部を経て
該帯部よりも広巾で尻当部よりも巾狭な陰部の前当部を
一体的に形成しているので、装着感を損なうことなく陰
毛等の患部の接触を防止することができると共に、前側
に漏出しようとする分泌物を良好に吸収することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護部材を備えた保護用パンツを身体
に装着した状態を示す斜視図。
【図2】保護用パンツの上面斜視図。
【図3】(A)は保護部材の平面図。(B)は(A)の
側断面図。(C)は(A)のAーA線断面図。(D)は
センターパットの取付部の他の例を示す底面図。
【図4】(A)は保護用パンツの装着状態の側断面図。
(B)は(A)におけるセンターパット部分の断面図。
【図5】センターパットの第2実施形態を示す平面図。
【図6】センターパットの第3実施形態を示す平面図。
【図7】センターパットの第4実施形態を示す平面図。
【図8】(A)は図5のAーA線断面図。(B)は図6
のAーA線断面図。
【符号の説明】
1 保護部材 2 パンツ 3 保護用パンツ 5 パット座 6 センターパット 6a,6b,6c,6d パット材(軟質棒状体) 7 不織布 8 凹部 50 尻当部 51 前当部 52 帯部 53 上膜体 55 下膜体 57,58 止め部 59 融通部 60 凹溝部 61,62 止め部 63 取付部 65 融通部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンツ(2)の内側に尻当て用の広巾な
    パット座(5)を着脱可能に設けると共に、該パット座
    (5)に肛門部を中心に前後方向に沿って中高になり、
    央部に凹溝を前後方向に沿って形成したセンターパット
    (6)を着脱可能に取付けることを特徴とする痔の保護
    用パンツ。
  2. 【請求項2】 センターパット(6)を平面視でリング
    状に形成する請求項1の痔の保護用パンツ。
  3. 【請求項3】 センターパット(6)を複数の軟質棒状
    体を列設して形成すると共に、列設された軟質棒状体を
    透過性を有する不織布で囲繞形成する請求項1又は2の
    痔の保護用パンツ。
  4. 【請求項4】 パット座(5)を、尻当部(50)から
    股間の帯部(52)を経て、該帯部(52)よりも広巾
    で尻当部(50)よりも巾狭な前当部(51)とで一体
    的に形成する請求項1又は2又は3の痔の保護用パン
    ツ。
  5. 【請求項5】 センターパット(6)の裏面に施される
    止め部(57)内に、分泌物をパット座(5)に通過可
    能な融通部(59)を形成する請求項1又は2又は3又
    は4の痔の保護用パンツ。
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