JP3035435U

JP3035435U - 自動麻雀卓用牌

Info

Publication number: JP3035435U
Application number: JP1996010194U
Authority: JP
Inventors: 啓子小林
Original assignee: 株式会社ジョイス; 啓子小林
Priority date: 1996-09-03
Filing date: 1996-09-03
Publication date: 1997-03-18
Anticipated expiration: 2002-09-03

Abstract

(57)【要約】【目的】牌各側面の部分的な剥離や牌本体のクラックが
発生しない自動麻雀卓用牌を単純な構造で構成するこ
と。【構成】牌本体３の背部側に額縁形状の凹み３ａを設
け、該凹み３ａに鉄板２、及び牌背部１を嵌合し、牌背
部１に設けた突起部１ｂ、１ｃと牌本体３の凹み３ａ内
に設けた穴３ｃとを固着して、自動麻雀卓用牌を構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動麻雀卓用牌に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

合成樹脂などにより牌本体に牌本体と同一形状で薄板状の背部と鉄板を多重成形などによって固着している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の自動麻雀卓用牌は、一般に合成樹脂による牌本体に牌本体と同一形状で薄板状の背部と鉄板を多重成形などによって固着している構造のため、牌本体の各側面に牌本体と牌背部間の接合面が存在する。該接合面は長期間の吸湿や乾燥の繰り返しなどによって、前記した牌本体と牌背部との接合面が部分的に剥離する。また、構造上牌本体が極度な肉厚となって硬化不足を招き易く、牌本体のクラック発生の大きな要因となっている。麻雀牌はプレーの性格上から牌外観の特異性は認められず、牌の前記接合面の部分的な剥離や牌本体のクラック発生は致命的欠陥である。本考案の目的は、牌の各側面の部分的な剥離や牌本体のクラックが発生しない自動雀卓用牌を単純な構造で構成することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

【０００５】

【作用】

本考案の自動麻雀卓用牌によれば、牌本体の各側面に、牌本体と牌背部間の接合面が存在しないため、長期間の吸湿や乾燥の繰り返しなどによっても、該牌本体の各側面に剥離が発生することはない。また、構造上牌本体をほぼ均一な薄肉に構成出来るため、硬化不足を招き難いことなどからクラックの発生要因が極めて低減する。

【０００６】

【実施例】

以下、図面に基づいて説明する。図１は、従来構造の自動麻雀卓用牌の構成を示す。牌背部１の凹み１ａに鉄板２を嵌合し、牌本体３に多重成形などにより固着して構成されている。図２は図１の組立完成図であり、４は牌本体と牌背部間との接合面を示す。図３から図１０は、本考案の一実施例を説明するための図である。図３は、本考案による一実施例の全体構成を示すものであり、牌本体３の凹み３ａに、鉄板２を挿入し、更に牌背部１を挿入嵌合するものである。該鉄板２は牌本体３の凹み３ａ内のツバ３ｂに支えられる。また、牌背部１の挿入時、牌背部１の突起１ｂ、１ｃは、各々牌本体３の凹み３ａ内の穴３ｃに嵌合される。なお、該鉄板２、及び牌背部１の牌本体３の凹み３ａへの挿入前に、牌本体３の凹み３ａ内の穴３ｃ内、及びツバ３ｂの上面に接着剤を塗布しておき、前記した如く、牌本体３に鉄板２と牌背部１を挿入嵌合後は、牌背部１、鉄板２、牌本体３は一体構造に構成される。図４は図３の組立完成図である。図５は、牌本体３の平面図であり、牌本体３の凹み３ａ内に、牌背部１の突起１ｂ、１ｃの嵌合用穴３ｃ、鉄板２の受け用ツバ３ｂを設けてある。図６は図５のＡ−Ａ’断面図、図７は図５のＢ−Ｂ’断面図を示す。図８は、牌背部１の底面図であり、突起１ｂ、１ｃを設けてある。なお、該突起１ｂは縦長となっており、牌背部１の上下方向の位置決め機能を持ち、突起１ｃは横長となっており、牌背部１の左右方向の位置決め機能を持っている。図９は図８の右側面図であり、図１０は図８の正面図である。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案による自動麻雀卓用牌によれば、牌本体３の各側面に、牌本体３と牌背部１との接合面が存在しないため、長期間の吸湿や乾燥の繰り返しなどによっても、該牌本体の各側面全体に剥離が発生することはない。また、構造上牌本体をほぼ均一な薄肉に構成出来るため、硬化不足を招き難いことなどからクラックの発生要因が極めて低減する。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来構造の自動麻雀卓用牌の構成を示す。

【図２】図１の組立完成図である。

【図３】本考案による一実施例の全体構成示す。

【図４】図３の組立完成図である。

【図５】牌本体の平面図である。

【図６】図５のＡ−Ａ’断面図である。

【図７】図５のＢ−Ｂ’断面図である。

【図８】牌背部８の底面図である。

【図９】図８の右面図である。

【図１０】図８の正面図である。

【符号の説明】

１牌背部１ａ凹み１ｂ、１ｃ突起２鉄板３牌本体３ａ凹み３ｂツバ３ｃ穴４接合面

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】牌本体の背部側に額縁形状の凹みを設け、
該凹みに鉄板、及び牌背部を嵌合し、牌背部に設けた突
起部と牌本体の凹み内に設けた穴とを固着することを特
長とする自動麻雀卓用牌。