JP3035408B2 - 視聴チャンネル判定装置 - Google Patents
視聴チャンネル判定装置Info
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Description
て視聴している放送波のチャンネルを判定する視聴チャ
ンネル判定装置に関するものである。
略称する。)が単体で使用されるのが一般的であった時
代には、視聴率測定のためには、テレビのオン・オフの
状態と、テレビ内のVHF/UHFチューナーのチャン
ネルの番号とを時刻データと関連付けて採取すれば充分
であったが、ビデオテープレコーダー等のAV機器やA
Vテレビ(複数の外部入力端子を有し、外部に接続され
たビデオテープレコーダー等のモニターとして使用でき
るようにしたテレビ)の普及に伴い、チャンネル判定に
先立って、先ずテレビで実際に視聴しているソースを判
定する必要が生じてきた。
は、特願昭60−69841号において「AV端子検出
方式」と題した発明を提案している。これは、ビデオテ
ープレコーダー等からテレビに与えられる音声信号に非
可聴域の識別信号を混入した信号を複数のAV端子(オ
ーディオおよびビデオ信号を接続する端子)に順繰りに
接続すると共に、テレビのスピーカーからマイクで採取
した音声信号に識別信号が含まれているか否かを調べ、
識別信号が含まれていると判断された時点においてその
識別信号を混入しているAV端子を視聴のために選択し
ているAV端子として特定するものである。なお、どの
AV端子でもないと判断された場合、テレビがオンであ
り、なおかつチャンネルが特定できればテレビ内のチュ
ーナーにより放送波を受信し視聴していることになる。
る視聴チャンネル判定方式としては次のようなものがあ
る。
周波信号もしくは音声中間周波信号を採取し、メーター
内のチューナーから得られる映像中間周波信号もしくは
音声中間周波信号と直接に比較し、両者が一致するまで
メーター内のチューナーのチャンネルを変化させ、一致
した際のチャンネルを視聴チャンネルとして特定するも
の。
採取し、メーター内のチューナーから得られる音声信号
もしくは映像信号と直接に比較し、両者が一致するまで
メーター内のチューナーのチャンネルを変化させ、一致
した際のチャンネルを視聴チャンネルとして特定するも
の。
平同期信号)を採取し、メーター内のチューナーから得
られる映像信号の同期信号と位相を比較し、両者が一致
するまでメーター内のチューナーのチャンネルを変化さ
せ、一致した際のチャンネルを視聴チャンネルとして特
定するもの。
のAV端子検出方式は、AVテレビで選択されているA
V端子を検出することは可能であったが、再び対応でき
ない事態が生じてきている。それは、BSチューナー内
蔵AVテレビ,ビデオテープレコーダー内蔵AVテレ
ビ,電子ゲーム内蔵AVテレビ等の出現である。
AV端子のいずれが選択されているかを判断することが
でき、いずれでもない場合はテレビ内のチューナーによ
り放送波を受信して視聴していると判断することができ
るが、BSチューナー内蔵AVテレビにあってはAV端
子を経由することなくBS放送が視聴されるため、AV
端子のいずれも選択されていない場合には、視聴してい
るのがVHF/UHF放送であるのかBS放送であるの
かが区別できないことになり、その結果、現に視聴して
いるチャンネルの判定を正しく行えないことになる。ビ
デオテープレコーダー内蔵AVテレビや電子ゲーム内蔵
AVテレビ等にあっても事情は同じである。
方式は、限られた条件のもとにおいては充分に実用にな
るものであったが、次のような欠点が指摘されていた。
中間周波信号の直接比較によるものでは、BSチューナ
ーにおける視聴チャンネルを共通の回路で判定すること
ができない。すなわち、BS放送の中間周波信号はVH
F/UHF放送とは異なり、回路構成も異なってくるか
らである。また、BS放送は周波数が非常に高く、テレ
ビ側からの漏洩信号の採取およびその後の処理も困難で
あり、動作の安定度も低い。
接比較によるものでは、信号を採取する経路によって固
定の遅延時間が存在する場合、同じチャンネルを受信し
ていても両者が一致しないことになり、チャンネル判定
が行えないことがある。
は、同じ信号源からの同期信号を用いている複数の放送
局(例えばNHKの総合テレビとNHKの教育テレビ)
が存在する場合に、それらを識別することができない。
のであり、その目的は、BSチューナー内蔵AVテレビ
等であっても実際にどのソースを視聴しているかを検出
することができ、更に検出されたソースについて高い精
度でチャンネル判定を行える視聴チャンネル判定装置を
提供することにある。
成するため、メータ内にソース検出部とチャンネル判定
部とを備え、前記ソース検出部は、テレビのブラウン管
に加えられる垂直同期信号を検出する手段と、テレビの
ブラウン管に加えられる水平同期信号を検出する手段
と、テレビのAV端子に加えられる映像信号を取り出す
手段と、PIFセンサーで検出した映像中間周波信号か
ら検波して復元した映像信号とテレビのAV端子および
内蔵機器から得た映像信号とをソース毎に順次に選択し
て通過させるアナログスイッチと、アナログスイッチを
通過した映像信号から垂直同期信号と水平同期信号とを
抽出する同期分離回路と、テレビから検出した同期信号
と同期分離回路で抽出した同期信号との時間差を測定す
る時間差測定部と、測定された時間差に各ソース固有の
遅延時間に対する補正を加え、補正後の時間差が最小と
なるソースが視聴中のソースと判定する手段とを備え、
前記チャンネル判定部は、チューナーと、該チューナー
から得た映像信号から基準の垂直同期信号と水平同期信
号とを分離する同期分離回路と、前記チューナーの映像
信号をサンプリングしてデジタル値の基準データに変換
する第1のA/Dコンバーターと、前記ソース検出部に
おけるアナログスイッチを通過した、被視聴中と判定さ
れたソースにかかる被測定映像信号から被測定垂直同期
信号と水平同期信号とを抽出する同期分離回路と、前記
被測定映像信号をサンプリングしてデジタル値の被測定
データに変換する第2のA/Dコンバーターと、基準の
同期信号と被測定同期信号との時間差を測定する時間差
測定部と、前記基準の同期信号と被測定同期信号および
基準データと被測定データとの一致性からチャンネル判
定を行う手段とを備えている。
先ず、ソース検出部がテレビで現に視聴しているソース
を判定し、次いでそのソースの何チャンネルを視聴して
いるかをチャンネル判定部が判定する。
が行われる。テレビのブラウン管に加えられる垂直同期
信号,水平同期信号をV同期センサー,H同期センサー
等の手段により検出し、配線等の手段によりテレビのA
V端子に加えられる映像信号を取り出す。次いで、アナ
ログスイッチが、PIFセンサーで検出した映像中間周
波信号から検波して復元した映像信号とテレビのAV端
子および内蔵機器から得た映像信号とをソース毎に順次
に選択して通過させ、同期分離回路が、アナログスイッ
チを通過した映像信号から垂直同期信号と水平同期信号
とを抽出し、時間差測定部が、テレビから検出した同期
信号と同期分離回路で抽出した同期信号との時間差を測
定する。そして、マイクロプロセッサー等の手段が、測
定された時間差に各ソース固有の遅延時間に対する補正
を加え、補正後の時間差が最小となるソースを視聴中の
ソースと判定する。
動作が行われる。同期分離回路が、テレビとは独立に備
わるチューナーから得た映像信号から基準の垂直同期信
号と水平同期信号とを分離し、第1のA/Dコンバータ
ーが、前記チューナーの映像信号をサンプリングしてデ
ジタル値の基準データに変換し、別の同期分離回路が、
ソース検出部におけるアナログスイッチを通過した、被
視聴中と判定されたソースにかかる被測定映像信号から
被測定垂直同期信号と水平同期信号とを抽出し、第2の
A/Dコンバーターが、前記被測定映像信号をサンプリ
ングしてデジタル値の被測定データに変換し、時間差測
定部が、基準の同期信号と被測定同期信号との時間差を
測定する。そして、マイクロプロセッサー等の手段が、
前記基準の同期信号と被測定同期信号および基準データ
と被測定データとの一致性からチャンネル判定を行う。
説明する。
一実施例を示す構成図であり、図2は視聴チャンネル判
定に先立って行われる視聴ソース判定のための回路部分
の構成図である。すなわち、最近の家庭では、テレビが
単体で使用される場合よりもビデオテープレコーダー等
の種々のAV機器(オーディオおよびビデオ信号を出力
する機器)と組み合わせて使用される場合が多いため、
先ずテレビのブラウン管に映し出されているソースを判
定し、続いてチャンネルを判定するという処理が必要と
なる。
の接続およびメーター内における視聴ソース判定のため
の構成を説明する。
蔵AVテレビ)1,ビデオテープレコーダー2,電子ゲ
ーム3,ビデオムービー(再生機能を有する小型ビデオ
カメラ)4は調査対象者の所有にかかる機器であり、メ
ーター5は視聴率測定のために設置する測定機である。
なお、テレビ1の内蔵BSチューナー、AV端子に接続
されているAV機器は一例を示したものであり、これに
限られるものではない。
偏向ヨーク等の近傍から垂直同期信号を検出するV同期
センサー6と、フライバックトランス等の近傍から水平
同期信号を検出するH同期センサー7と、内蔵VHF/
UHFチューナー近傍から映像中間周波信号を検出する
PIFセンサー8とが設けられており、検出した信号が
メーター5に入力されるようになっている。なお、テレ
ビ1からモニター出力としてブラウン管に映し出される
映像信号が取り出せる場合には、その映像信号から同期
分離することにより同期信号を得ることができ、その場
合にはV同期センサー6,H同期センサー7は不要とな
る。
ーム3の左右の音声信号はテレビ1のAV端子に直接に
与えられるが、映像信号はメーター5を経由してAV端
子に与えられるようになっている。なお、ビデオムービ
ー4の音声信号および映像信号はメーター5を経由する
ことなく、テレビ1のAV端子に直接に与えられる。こ
れは、ビデオムービー4は一般にテレビ1の前面パネル
に設けられたAV端子に使用時にのみ接続されるもので
あるため、予めメーター5との接続を行えないからであ
る。なお、後述のようにビデオムービー4の使用である
か否かも検出することができる。また、ビデオムービー
4と定常的に接続が行える場合は、ビデオテープレコー
ダー2,電子ゲーム3と同様にメーター5に入力するよ
うにして、直接の判定の対象とすることができる。
映像信号はメーター5に入力されるようになっている。
なお、BSチューナー内蔵型のテレビではBSチューナ
ーの映像信号を外部に取り出す端子を設けることが規格
で定められているため、テレビ1内部に手を加える必要
はない。
続は、V同期センサー6,H同期センサー7,PIFセ
ンサー8を除いて、数本のビデオケーブルの接続だけで
行うことができ、個人所有のテレビ1等にできるだけ手
を加えないで済むようになっている。
V同期センサー6,H同期センサー7の検出信号をそれ
ぞれ入力して一定幅のパルスに整形する1ショットマル
チバイブレーター9,10と、PIFセンサー8の検出
信号を入力して所定のレベルまで増幅するアンプ11お
よび映像信号を復元するPIF増幅検波回路12と、ビ
デオテープレコーダー2,内蔵BSチューナー,電子ゲ
ーム3の映像信号をそれぞれ分岐して取り込むバッファ
ー13,14,15とが入力段に設けられている。な
お、1ショットマルチバイブレーター9,10を設けて
いるのは、テレビ1から検出した生の同期信号のパルス
幅は不均一であるため、一定のパルス幅にして後段の時
間差測定での誤差を少なくするためである。
ー13,14,15の出力である映像信号を入力し順次
に選択して通過させるアナログスイッチ16と、アナロ
グスイッチ16の出力である映像信号から垂直同期信号
および水平同期信号を分離する同期分離回路17とが設
けられている。
9,10で整形された垂直同期信号,水平同期信号を入
力すると共に、同期分離回路17から垂直同期信号,水
平同期信号を入力し、垂直同期信号と水平同期信号の各
々について、2経路の同期信号の到来の時間差を測定す
る時間差測定部18と、アナログスイッチ16,時間差
測定部18の制御およびソース判定等を行うマイクロプ
ロセッサー28とが設けられている。なお、マイクロプ
ロセッサー28には時間差測定のタイミングをとるた
め、1ショットマルチバイブレーター9,10の出力で
ある同期信号が与えられている。
イブレーター9,10の同期信号をリセット信号として
入力し、同期分離回路17の同期信号をセット信号とし
て入力し、マイクロプロセッサー28から測定開始を決
定するイネーブル信号を入力するフリップフロップ1
9,20と、所定の周期のクロック信号を発生するクロ
ック発生器21と、クロック発生器21のクロック信号
とフリップフロップ19,20の出力信号とをそれぞれ
入力するナンドゲート22,23と、この出力とマイク
ロプロセッサー28からのプリセット信号とを入力する
負論理入力オアゲート(以下「ゲート」という。)2
4,25と、この出力をクロック信号として入力するプ
リセット型ダウンカウンター26,27とから構成され
ている。なお、このカウンター26,27は、マイクロ
プロセッサー28から書き込み可能なレジスタ部を備え
ており、マイクロプロセッサー28によってレジスタ部
に所定の値が書き込まれた後の最初の1つのクロック信
号で上記所定値を内部のカウンタ部にプリセットし、続
くクロック信号でダウンカウントする機能を持つカウン
ターである。もっとも、カウンター26,27としてア
ップカウンターを使用するときはゲート24,25は不
要となるが、カウンター26,27にマイクロプロセッ
サー28からリセット信号を加える必要がある。
チャンネル判定のための構成を説明する。なお、図1と
図2とでは、メーター5内の構成において、機能を明確
にするために視聴ソース判定のための構成要素と視聴チ
ャンネル判定のための構成要素とを独立に示してある
が、実際には兼用して用いることができるものがある。
例えば、マイクロプロセッサー28,52はプログラム
および入出力ポートを考慮することにより1つで済み、
また、時間差測定部18,42と同期分離回路17,4
1も兼用することができる。
/UHFアンテナ29,BSアンテナ30とテレビ1
(図2参照)のアンテナ端子との間に接続される分配器
31,32と、この分配器31,32から分岐したアン
テナ信号を入力してテレビ放送を受信するVHF/UH
Fチューナー33,BSチューナー34と、VHF/U
HFチューナー33の映像中間周波信号から映像信号を
復元するPIF検波回路35と、BSチューナー34の
映像信号にデエンファシス回路と音声搬送波を除去する
ローパスフィルター36とが設けられている。
HF/UHF放送の映像信号とローパスフィルター36
の出力であるBS放送の映像信号とを選択して通過させ
るアナログスイッチ37と、このアナログスイッチ37
を通過した映像信号から垂直同期信号と水平同期信号と
を抽出する同期分離回路38と、アナログスイッチ37
を通過した映像信号をサンプリングしてディジタル値の
データに変換するA/Dコンバーター39とが設けられ
ている。
測定映像信号は図2のアナログスイッチ16の出力側か
ら採取される。
映像信号をサンプリングしてディジタル値のデータに変
換するA/Dコンバーター40と、被測定映像信号から
垂直同期信号と水平同期信号とを抽出する同期分離回路
41と、チューナー側の同期分離回路38と被測定映像
信号側の同期分離回路41との2経路の同期信号の到来
の時間差を測定する時間差測定部42と、VHF/UH
Fチューナー33,BSチューナー34,アナログスイ
ッチ37,A/Dコンバーター39,40,時間差測定
部42の制御および視聴チャンネル判定等を行うマイク
ロプロセッサー52とが設けられている。なお、マイク
ロプロセッサー52には映像信号のサンプリングおよび
時間差測定のタイミングをとるため、同期分離回路38
の同期信号が与えられている。
それぞれの同期信号をリセット信号として入力し、同期
分離回路38の同期信号をセット信号として入力し、マ
イクロプロセッサー52から測定開始を決定するイネー
ブル信号を入力するフリップフロップ43,44と、所
定の周期のクロック信号を発生するクロック発生器45
と、クロック発生器45のクロック信号とフリップフロ
ップ43,44の出力信号とをそれぞれ入力するナンド
ゲート46,47と、この出力とマイクロプロセッサー
52からのプリセット信号とを入力するゲート(負論理
入力オアゲート)48,49と、この出力をクロック信
号として入力するプリセット型ダウンカウンター50,
51とから構成されている。なお、このカウンター5
0,51は、マイクロプロセッサー52から書き込み可
能なレジスタ部を備えており、マイクロプロセッサー5
2によってレジスタ部に所定の値が書き込まれた後の最
初の1つのクロック信号で上記所定値を内部のカウンタ
部にプリセットし、続くクロック信号でダウンカウント
する機能を持つカウンターである。もっとも、カウンタ
ー50,51としてアップカウンターを使用するときは
ゲート48,49は不要となるが、カウンター50,5
1にマイクロプロセッサー52からリセット信号を加え
る必要がある。
説明する。
らかの映像がテレビ1のブラウン管に表示されている場
合には、V同期センサー6,H同期センサー7に同期信
号のパルスが検出され、1ショットマルチバイブレータ
ー9,10により所定パルス幅の同期信号に整形され
る。
蔵されたVHF/UHFチューナーの映像中間周波信号
が検出され、アンプ11により増幅された後、PIF増
幅検波回路12で検波されて映像信号に復元される。
Sチューナー,電子ゲーム3は、それらが映像信号を出
力していれば、バッファー13,14,15により取り
込まれる。
回路12で復元された内蔵VHF/UHFチューナーの
映像信号と、バッファー13を介して得たビデオテープ
レコーダー2の映像信号と、バッファー14を介して得
た内蔵BSチューナーの映像信号と、バッファー15を
介して得た電子ゲーム3の映像信号とを入力し、マイク
ロプロセッサー28の制御に従って所定の順序、例えば
I1,I2,I3,I4の順序で選択的に通過させる。
を通過してきた映像信号から垂直同期信号と水平同期信
号とを抽出する。
イッチ16で1つの入力を選択する毎に、時間差測定部
18のカウンター26,27のレジスタ部に所定の値を
書き込むと共にゲート24,25を通じて1つのパルス
(プリセット信号)をカウンター26,27に入力する
ことで上記所定の値をカウンター26,27にプリセッ
トし、次に所定のタイミングでフリップフロップ19,
20に与えるイネーブル信号をアクティブ(ハイレベ
ル)にし、その後の所定のタイミングでイネーブル信号
をノンアクティブ(ローレベル)にし、その時点のカウ
ンター26,27の計数値をデータとして取り込む。
力は1ショットマルチバイブレーター9,10から同期
信号のパルスが与えられた時点でローレベルとなり、同
期分離回路17から同期信号のパルスが与えられた時点
でハイレベルとなることから、同期分離回路17からパ
ルスが与えられてから1ショットマルチバイブレーター
9,10からパルスが与えられるまでの時間tだけナン
ドゲート22,23はクロック発生器21のクロック信
号を反転して通過させることとなり、この信号がゲート
24,25を通じてカウンター26,27に入力される
ことから、カウンター26,27の計数値は上記の時間
tに応じた値となる。
ウン管)と、内蔵VHF/UHFチューナーから得た同
期信号(検出PIF)と、ビデオテープレコーダー2か
ら得た同期信号(VTR)と、内蔵BSチューナーから
得た同期信号(BS)との時間的関係の例を示したもの
であり、その時点でそのソースがアナログスイッチ16
により選択された場合のカウント期間(斜線を引いた部
分)を対応させて示してある。なお、垂直同期信号と水
平同期信号とでは周期が大幅に異なるが、それぞれの関
係はほぼ同様である。
は、各ソースの同期信号の位相は変わらない。また、ソ
ースが異なれば同期信号が一致する確率は相当低い。従
って、前記カウンター26,27の計数値は各ソースに
よって異なる一定値となる。
号はPIF増幅検波回路12によって比較的大きな遅延
を受ける。また、V同期センサー6またはH同期センサ
ー7によって検出される同期信号も、内蔵する検波回路
によって遅延を受けるが、前者の遅れは後者の遅れより
大きい。更に、AV端子に接続するAV機器および内蔵
BS等からのビデオ信号から検出される同期信号の遅れ
はほとんどない。
ソースにおける垂直同期信号,水平同期信号の位相とV
同期センサー6,H同期センサー7で検出された垂直同
期信号,水平同期信号の位相とのずれ量を正しく反映し
ないものとなる。そこで、検出条件を揃え、またブラウ
ン管に映し出されたソースの時間差計数値が好ましい最
小値になるよう補正を行う。
ャンネルの内、同期信号が隣接しているチャンネルを確
実に分別できる値にすることが望ましい。例えば、NH
Kの総合放送と教育放送とでは同期信号が水平同期信号
幅(4.7μS)の1/2ずれているが、このずれは定常
的なずれとしては限度と考えられるので、更にその1/
2(1.2μS)以下に最小時間差計数値を設定すれば、
通常の同期信号の分別は可能となる。
め各ソースを実際に視聴して、そのときのV同期センサ
ー6またはH同期センサー7で検出される同期信号の基
準同期信号からの遅延時間を測定してマイクロプロセッ
サー28に記憶させておき、実際の測定時において時間
差測定部18から得られたデータに補正を加える。な
お、メーター設置時の各ソースの遅延時間の測定は時間
差測定部18等を用いて行うことができ、ハードウェア
の追加は必要としない。
て視聴中のソースを特定することができる。即ち、マイ
クロプロセッサー28はアナログスイッチ16を巡回さ
せ、それぞれのソースについて時間差測定部18からデ
ータを取得すると共にこの取得したデータに各ソース固
有の遅延時間に基づく補正を加え、この補正後のデータ
に基づき、V同期センサー6,H同期センサー7で検出
された垂直同期信号,水平同期信号と同期分離回路17
で抽出した垂直同期信号,水平同期信号との時間差が好
ましい最小値となるソースを、テレビ視聴中のソースと
判定する。なお、垂直同期信号と水平同期信号の両者に
ついて時間差を測定するのは、判定精度を高めるためで
ある。また、アナログスイッチ16を一巡させても好ま
しい最小値が得られない場合は、ビデオムービー4がソ
ースとなっていると判定する。
出されたとしても、アンテナ入力がCATV回線から供
給され、または他の機器によって再変調を受けた入力が
供給されている場合には、VHFまたはUHFが映し出
されているとは限らない。従って視聴チャンネル判定を
行うには、テレビ1と独立したVHF/UHFチューナ
ーおよびBSチューナーによって検出した基準信号と被
測定信号とを比較することによって行う。
号を採用する。映像信号を採用するのは、同期信号だけ
だと偶然に一致したチャンネルがあった場合分別ができ
ないからである。
9およびBSアンテナ30からのアンテナ入力は、分配
器31,32によってVHF/UHFチューナー33,
BSチューナー34とテレビ1に分配される。
なわちテレビ1のブラウン管に出力されている映像信号
がアナログスイッチ16(図2参照)から得られる。な
お、電子ゲーム3等のテレビ放送を受信するものではな
いことが明らかなものについては視聴チャンネルの判定
は不要であるが、メーター5は機器の接続の態様が異な
る各家庭に共通に用いるものであるため、ソースが何で
あるかにかかわらず視聴チャンネルの判定を行うように
している。
F/UHFチューナー33およびBSチューナー34を
基準にし、テレビ1内のVHF/UHF,BSチューナ
ーおよびビデオテープレコーダーのようにチューナーを
有するソースにつき、各ソース毎の遅延時間の測定を行
う。これは、各チューナーおよびそれに続く検波回路,
フィルター等の回路により遅延時間がそれぞれ異なるた
めである。なお、この測定はメーターの設置時等に行
い、その後は機器の接続を変えた場合等に行うものであ
る。
プロセッサー28によりアナログスイッチ16を制御し
て1つずつソースを選択し、テレビ放送の受信を行うこ
とのできるソースについては所定のチャンネルに選局し
ておく。
/UHFチューナー33,BSチューナー34を制御し
てソース側と同じチャンネルに選局させる。
ーナー34の映像信号は、アナログスイッチ37を介し
て同期分離回路38で垂直同期信号,水平同期信号が抽
出されて時間差測定部42に与えられ、被測定映像信号
は同期分離回路41で垂直同期信号,水平同期信号が抽
出されて時間差測定部42に与えられる。
ついて、時間差測定部42のカウンター50,51のレ
ジスタ部に所定の値を書き込むと共にゲート48,49
を通じて1つのパルスをカウンター50,51に入力す
ることで上記所定の値をカウンター50,51にプリセ
ットし、次に所定のタイミングでフリップフロップ4
6,47に与えるイネーブル信号をアクティブ(ハイレ
ベル)にし、その後の所定のタイミングでイネーブル信
号をノンアクティブ(ローレベル)にし、その時点のカ
ウンター50,51の計数値をデータとして取り込む。
力は同期分離回路41から同期信号のパルスが与えられ
た時点でローレベルとなり、同期分離回路38から同期
信号のパルスが与えられた時点でハイレベルとなること
から、同期分離回路38からパルスが与えられてから同
期分離回路41からパルスが与えられるまでの時間だけ
ナンドゲート46,47はクロック発生器45のクロッ
ク信号を反転して通過させることとなり、その信号がゲ
ート48,49を通じてカウンター50,51に入力さ
れることから、カウンター50,51の計数値は上記の
時間に応じた値となる。
各ソース毎に蓄積し、チャンネル判定におけるタイミン
グの補正に使用する。
は、マイクロプロセッサー52はVHF/UHFチュー
ナー33,BSチューナー34を放送の存在するチャン
ネルについて順次に切り換えて行く。また、VHF/U
HF放送とBS放送の切り換えにはアナログスイッチ3
7も用いる。
た方法によって同期信号を検出し、マイクロプロセッサ
ー52によって、同期分離回路38の基準の同期信号と
同期分離回路41の被測定同期信号との時間差を各チャ
ンネル毎に測定して補正を加え、その時間差が段落番号
〔0049〕の箇所で説明した最小時間差より小である
ときは一致、そうでないときは不一致とみなす方法をと
っている。
期信号につき240回、垂直同期信号につき2回行って
る。
同期分離回路38から得られる同期信号を基準に且つ各
ソース毎に蓄積した遅延時間を考慮したサンプリングの
タイミングで、基準信号をA/Dコンバーター39によ
り、被測定信号をA/Dコンバーター40によってそれ
ぞれデジタル化し、マイクロプロセッサー52によって
比較する方法によっている。
の点をサンプリングして行い、これらの測定結果を総合
して判定を行う。実施例では32箇所の点について行っ
た。
にはチャンネルは特定できないので、その旨をデータと
して出力する。また、ビデオテープレコーダー2が再生
の状態にある場合にもチャンネルは特定できないことに
なる。
ンネル判定装置にあっては、次のような効果がある。
く、BSチューナーまたはビデオテープレコーダー等を
内蔵し、またAV端子にAV機器を接続した場合でも、
正しくソース判定が行え、その結果、視聴チャンネル検
出が可能である。 b.同期信号による判定に加えて映像信号による判定を
行っているので、極めて確度の高い判定を行うことがで
きる。 c.同一信号源を用い、同期信号の位相が同一の複数の
チャンネルを有する場合でも、映像信号の比較によって
判定が可能となる。
示す構成図である。
る。
ングチャートである。
ー) 28…マイクロプロセッサー 29…VHF/UHFアンテナ 30…BSアンテナ 31,32…分配器 33…VHF/UHFチューナー 34…BSチューナー 35…PIF検波回路 36…ローパスフィルター 37…アナログスイッチ 38…同期分離回路 39,40…A/Dコンバーター 41…同期分離回路 42…時間差測定部 43,44…フリップフロップ 45…クロック発生器 46,47…ナンドゲート 48,49…ゲート(負論理入力オアゲート) 50,51…カウンター(プリセット型ダウンカウンタ
ー) 52…マイクロプロセッサー
Claims (1)
- 【請求項1】 メータ内にソース検出部とチャンネル判
定部とを備え、 前記ソース検出部は、テレビジョン受像機のブラウン管
に加えられる垂直同期信号を検出する手段と、テレビジ
ョン受像機のブラウン管に加えられる水平同期信号を検
出する手段と、テレビジョン受像機のAV端子に加えら
れる映像信号を取り出す手段と、PIFセンサーで検出
した映像中間周波信号から検波して復元した映像信号と
テレビジョン受像機のAV端子および内蔵機器から得た
映像信号とをソース毎に順次に選択して通過させるアナ
ログスイッチと、アナログスイッチを通過した映像信号
から垂直同期信号と水平同期信号とを抽出する同期分離
回路と、テレビジョン受像機から検出した同期信号と同
期分離回路で抽出した同期信号との時間差を測定する時
間差測定部と、測定された時間差に各ソース固有の遅延
時間に対する補正を加え、補正後の時間差が最小となる
ソースが視聴中のソースと判定する手段とを備え、 前記チャンネル判定部は、チューナーと、該チューナー
から得た映像信号から基準の垂直同期信号と水平同期信
号とを分離する同期分離回路と、前記チューナーの映像
信号をサンプリングしてデジタル値の基準データに変換
する第1のA/Dコンバーターと、前記ソース検出部に
おけるアナログスイッチを通過した、被視聴中と判定さ
れたソースにかかる被測定映像信号から被測定垂直同期
信号と水平同期信号とを抽出する同期分離回路と、前記
被測定映像信号をサンプリングしてデジタル値の被測定
データに変換する第2のA/Dコンバーターと、基準の
同期信号と被測定同期信号との時間差を測定する時間差
測定部と、前記基準の同期信号と被測定同期信号および
基準データと被測定データとの一致性からチャンネル判
定を行う手段とを備えたことを特徴とする視聴チャンネ
ル判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158532A JP3035408B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 視聴チャンネル判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158532A JP3035408B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 視聴チャンネル判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05327638A JPH05327638A (ja) | 1993-12-10 |
JP3035408B2 true JP3035408B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=15673790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4158532A Expired - Lifetime JP3035408B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 視聴チャンネル判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035408B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP4158532A patent/JP3035408B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05327638A (ja) | 1993-12-10 |
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