JP3035194U - 交通分離帯用のプランター - Google Patents
交通分離帯用のプランターInfo
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- JP3035194U JP3035194U JP1996009458U JP945896U JP3035194U JP 3035194 U JP3035194 U JP 3035194U JP 1996009458 U JP1996009458 U JP 1996009458U JP 945896 U JP945896 U JP 945896U JP 3035194 U JP3035194 U JP 3035194U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planter
- flowerbed
- wood
- separator block
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- Expired - Lifetime
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 交通分離帯において、安定して設置できるこ
とはもとより、取替えが可能であり、また、車窓から見
ても環境美化に適した交通分離帯用のプランターを提供
する。 【解決手段】 植物を植える土壌を詰める容器形のプラ
ンターであって、両側に分離帯ブロックを跨ぎ挾む脚部
を垂設し、分離帯ブロックに馬乗りに設置できるように
構成した。また、それぞれ木材からなる両側板と左右端
板との組合せからなり、両側板の下端を垂下して脚部を
形成してあることもある。 【効果】 分離帯ブロックの上に安定して設置し、その
上に花壇を造営できるため、車道からも歩道からも同等
に花壇を観賞することが可能となり、また、分離帯ブロ
ックの無骨さを隠し、分離帯の美観を際立って高めるこ
とができ、交通安全にも適する。殊に、板材で組み立て
た場合であると、木質から自然環境を醸し出し、モダン
な町並みにも適し、また、両側板の下端の脚部で分離帯
ブロックを隠すので、特に環境美化の向上に適する。
とはもとより、取替えが可能であり、また、車窓から見
ても環境美化に適した交通分離帯用のプランターを提供
する。 【解決手段】 植物を植える土壌を詰める容器形のプラ
ンターであって、両側に分離帯ブロックを跨ぎ挾む脚部
を垂設し、分離帯ブロックに馬乗りに設置できるように
構成した。また、それぞれ木材からなる両側板と左右端
板との組合せからなり、両側板の下端を垂下して脚部を
形成してあることもある。 【効果】 分離帯ブロックの上に安定して設置し、その
上に花壇を造営できるため、車道からも歩道からも同等
に花壇を観賞することが可能となり、また、分離帯ブロ
ックの無骨さを隠し、分離帯の美観を際立って高めるこ
とができ、交通安全にも適する。殊に、板材で組み立て
た場合であると、木質から自然環境を醸し出し、モダン
な町並みにも適し、また、両側板の下端の脚部で分離帯
ブロックを隠すので、特に環境美化の向上に適する。
Description
【0001】
この考案は、車道と歩道間等の分離帯に花壇を作るために設置される交通分離 帯用のプランターに関する。
【0002】
プランターは、花壇を作るために、一般家庭を始め、各種の公共施設、企業や 商店等の庭や玄関に置かれるが、さらに、交通路の環境美化のために、車道に沿 って歩道の縁に置かれることもある。従来、それらには、プラスチックで矩形や 円形に射出成形された鉢が使用される。
【0003】 歩道の場合、車道との間に主に車止め用のガードとしてコンクリートのブロッ クからなる交通分離帯が設置されていることがある。そして、このような場合で あると、分離帯ブロックの内側、つまり歩道側にプランターが置かれる。また、 特殊な場合としては、分離帯ブロックの両側に突条を設け、その間に培養土を詰 め込むようにした提案、つまりプランター機能を有する分離帯ブロックの提案が なされる(特開昭57−58748号公報)。
【0004】
上記のような従来のプランターのうち、普通のプランターであると、設置場所 を自由に選ぶことができるが、分離帯に置くことはできなく、そのブロックの上 に載せると転倒することになる。そこで、前記のように分離帯ブロックの内側に 置かれるが、車窓から見た場合、プランターが分離帯ブロックに隠れ、ブロック が露骨に見えるために、環境美化に乏しいという問題があった。
【0005】 また、前記公報に見られるように、分離帯ブロックにプランター機能を持たせ た場合には、コンクリート素材として美粧性に欠けることはもちろん、移動が不 能であるため、半永久的に形状が同一のまま固定され、例え優れたデザインとし ても時代に応じた斬新性に欠けることになり、また、車との衝突等で壊れやすく 、その場合の取替えが困難であるという問題があった。
【0006】 この考案は、上記のような実情に鑑みて、交通分離帯において、安定して設置 できることはもとより、取替えが可能であり、また、車窓から見ても環境美化に 適した交通分離帯用のプランターを提供することを目的とした。
【0007】
上記の目的を達成するために、この考案は、植物を植える土壌を詰める容器形 のプランターであって、両側に分離帯ブロックを跨ぎ挾む脚部を垂設し、分離帯 ブロックに馬乗りに設置できるように構成したことを特徴とする。
【0008】 交通分離帯用のプランターが、それぞれ木材からなる両側板と左右端板との組 合せからなり、両側板の下端を垂下して脚部を形成してあることもある。
【0009】
交通分離帯用のプランターを上記のように構成したから、両脚部により分離帯 ブロックを挾むので、その上に安定して設置でき、また、取り外すことができる 。また、分離帯ブロックの両側から見えるために、交通路の環境美化に適する。
【0010】 殊に、板材で組み立てた場合であると、木質から自然環境を醸し出し、また、 両側板の下端の脚部で無骨な分離帯ブロックを隠すので、特に環境美化の向上に 適する。
【0011】
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1および図2は、車道と歩道との間に設置される分離帯ブロックBに装着す る一実施例を示したもので、その交通分離帯用のプランターPは、木製であって 、使用済みのウイスキー仕込樽の胴材を材料として組み立てられ、その材質から 、一種独特の風情を醸し出している。なお、中央分離帯にブロックが置かれると きも同様に実施することができる。
【0013】 交通分離帯用のプランターPの構造については、それぞれウイスキー仕込樽の 胴材を素材とする集成材からなる両側板1,1と、左右端板3,3と、底板5と で組み立て、その際に、両側板1,1の下端を端板3,3よりも下に突き出して 脚部2,2が構成される。
【0014】 また、両端板3,3には、上下に横桟7,7を有し、両端板3,3を側板1, 1で挾んで釘付けされているが、端板3,3が側板1,1の端よりも少し入り込 ませてある。このようにすると、複数のプランターP,Pを隙間なく並べて設置 しても、上の横桟7に手を掛けることができるために、据え付け取り外しが容易 である。
【0015】 使用済みのウイスキー仕込樽を解体した胴材は、幅方向と縦方向に彎曲し、表 面が汚れているので、使用においては幾つかの工程からなる再生処理を行う。次 に、その工程を説明する。
【0016】 彎曲修正については、そのままでは反発力が強いため、柔軟化加工を行う。胴 材には水分が20〜30%程度含まれているので、柔軟化加工を有効に行う前提 として、自然乾燥や人工乾燥により6〜10%程度とする。そして、柔軟化加工 においては、蒸気室に入れ、或いは熱湯に漬け、それから熱いうちにプレスに掛 けて反りを真っ直ぐに延ばす。
【0017】 平たく修正された胴材は、プレーナーにより鉋削りをして表面の汚れを取って から組み合わせて集成板とする。これで交通分離帯用のプランターPを組み立て 、これにウレタンやオイル仕上げの塗装を施し、材料の柾目が見えるような外観 とした。また、この実施例の場合、胴材を削った板が縦に長くなるように横に配 列されているために、モダンな町並みにもマッチし、デザイン的に際立つ美しさ がある。
【0018】 なお、ウイスキー仕込樽は、素材にナラ等の硬い木材が使用されており、15 〜20年で使用済みとなり多くがそれで焼却処分されるが、木材は一般的に90 年程度まで徐々に強度を増すとされているように、強度的に充分に使用が可能で あり、しかも、ナラ材等は硬く水を通し難く保水性が良好であるので、プランタ ーの材料として最適である。
【0019】 上記の実施例では、木材でのみ製造したが、図3の場合であると、中にプラス チックで射出成形したプランター10を納めるようにしたものである。この場合 は、底板は不要であるために省いてある。また、図4の場合は、プラスチックで 一体に射出成形したものであって、この場合も側板1,1を垂下して脚部2,2 が形成される。しかし、部分的に四隅に設けても良い。
【0020】
以上説明したように、この考案の交通分離帯用のプランターによれば、分離帯 ブロックの上に安定して設置し、その上に花壇を造営できるため、車道からも歩 道からも同等に花壇を観賞することが可能となり、また、分離帯ブロックの無骨 さを隠し、分離帯の美観を際立って高めることができ、交通安全にも適する。し かも、取り外すことができるから、たとえ車の衝突で壊れても取替えが容易であ り、また、時代や周囲の環境の変化に合わせたデザインに変えることも容易であ るという優れた効果がある。
【0021】 殊に、板材で組み立てた場合であると、木質から自然環境を醸し出し、モダン な町並みにも適し、また、両側板の下端の脚部で分離帯ブロックを隠すので、特 に環境美化の向上に適する。
【図1】交通分離帯用のプランターの使用状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のA−A線矢視の断面図である。
【図3】他の実施例を示す図2に対応する断面図であ
る。
る。
【図4】さらに他の実施例を示す斜視図である。
P 交通分離帯用のプランター B 分離帯ブロック 1 側板 2 脚部 3 端板
Claims (2)
- 【請求項1】 植物を植える土壌を詰める容器形のプラ
ンターであって、両側に分離帯ブロックを跨ぎ挾む脚部
を垂設し、分離帯ブロックに馬乗りに設置できるように
構成したことを特徴とする交通分離帯用のプランター。 - 【請求項2】 それぞれ木材からなる両側板と左右端板
との組合せからなり、両側板の下端を垂下して脚部を形
成したことを特徴とする請求項1記載の交通分離帯用の
プランター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009458U JP3035194U (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 交通分離帯用のプランター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009458U JP3035194U (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 交通分離帯用のプランター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3035194U true JP3035194U (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=43170011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996009458U Expired - Lifetime JP3035194U (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 交通分離帯用のプランター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035194U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004242546A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Suiho Kensetsu:Kk | 道路類区画用ブロック |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP1996009458U patent/JP3035194U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004242546A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Suiho Kensetsu:Kk | 道路類区画用ブロック |
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