JP3035027U - 帽子組立セット及び組立式帽子 - Google Patents

帽子組立セット及び組立式帽子

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JP3035027U JP1995014680U JP1468095U JP3035027U JP 3035027 U JP3035027 U JP 3035027U JP 1995014680 U JP1995014680 U JP 1995014680U JP 1468095 U JP1468095 U JP 1468095U JP 3035027 U JP3035027 U JP 3035027U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 通気性にすぐれた組立用帽子の提供。 【解決手段】 幅W1、長さL1の矩形のシート状の第
1の支持体10が、間口W2、高さH1のアーチ型に撓
められ、幅W2、長さL2の矩形のシート状の第2の支
持体20が、間口W1、高さH2のアーチ型に撓められ
る。それぞれのアーチの側面が連続する周壁を形成しア
ーチの上下面との間に所定の空間Sを形成するように、
面状ファスナー11、21によって着脱自在に結合され
る。長さL2以上の長さを有するシート状で且つ、6本
の直線状の骨材が、中心を通る1対の対角間距離が長さ
L2とほぼ等しい六角形の各辺を形成するように固着さ
れたテント部材30が、スナップボタン22、23、2
4と32、33、34とにより第2の支持体20の表面
に着脱自在に取り付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に通気性に優れた組立式帽子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
戸外で直射日光を避けるために、古来から帽子、あみ笠、日傘などを使用して いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の帽子はいずれも、上部が頭髪又は頭皮に直接触れるようになっているた め、頭皮から発散される汗が蒸発しにくく、蒸れ易い。又、頭髪の量が少なくな ると、汗で帽子上部が頭皮にへばりついたり、熱せられた帽子上部の熱が頭皮に 直接伝達されて、不快であった。
【0004】 その点、あみ笠は天蓋と頭の上面との間に隙間があるため風通しがよく涼しい が、あご紐で固定する必要があるのが難点である。また、頭に装着しないときに 小さく折り畳むことができないのでかさばる。日傘も通風がよいが、常時手で支 える必要があり、手の自由が奪われる。
【0005】 従って本考案の目的は、通気性に優れ、太陽熱が頭皮に伝わりにくく、非使用 時に小さく収納可能で、携帯に便利な組立式帽子を提供することにある。
【0006】 本考案の他の目的は、日除け部分を危険の無い構造で頭上に広く展開させるこ とができ、日除け効果の高い組立式帽子を提供することにある。
【0007】 本考案の更に他の目的は、少ない点数の部品で組み立てることができ、安価に 製造できる組立式帽子を提供することにある。
【0008】 本考案の更に他の目的は、部品の一部を選択的に使用して、種々の用途に応用 できる組立式帽子を提供することにある。
【0009】 本考案の更に他の目的は、ユーザの頭の大きさに応じて、寸法の調節が容易に できる組立式帽子を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、 通気性と適度の可撓性及び自立性を持つ材料で実質的に幅W1、長さL1の矩 形のシート状に形成され、間口W2、高さH1のアーチ型に撓むことができ、第 1の結合手段を有する第1の支持体と、 通気性と適度の可撓性及び自立性を持つ材料で実質的に幅W2、長さL2の矩 形のシート状に形成され、間口W1、前記高さH1よりも高い高さH2のアーチ 型に撓むことができ、前記第1の結合手段と着脱自在に結合可能な第2の結合手 段を有すると共に、第3の結合手段を有する第2の支持体と、 可撓性と遮光性及び防水性の少なくとも一方とを備えた材料で、少なくとも1 方向において前記長さL2以上の長さを有するシート状に形成され、前記第3の 結合手段と着脱自在に結合可能な第4の結合手段を有するテント部材と、 をセットとすることを特徴とする。
【0011】 前記テント部材には、6本の直線状の骨材が、中心を通る対角間距離が前記長 さL2とほぼ等しい六角形の各辺を形成するように固着するのが好ましい。
【0012】 前記第1の結合手段が前記第1の支持体の4つの角部の表面に固着された面状 ファスナーであり、前記第2の結合手段が前記第2の支持体の4つの角部の裏面 に固着された面状ファスナーであり、前記第3の結合手段が前記第2の支持体の 中心表面及び各短辺の中点近傍位置の表面に夫々固着されたスナップボタンであ り、前記第4の結合手段が前記テント部材の中心裏面及び前記六角形の中心を通 る1対の対角位置の裏面に夫々固着されたスナップボタンであることが望ましい 。
【0013】 上記課題を解決するために、本考案は更に、 通気性と適度の可撓性及び自立性を持つ材料で実質的に幅W1、長さL1の矩 形のシート状に形成された第1の支持体が、間口W2、高さH1のアーチ型に撓 められ、 通気性と適度の可撓性及び自立性を持つ材料で実質的に幅W2、長さL2の矩 形のシート状に形成された第2の支持体が、間口W1、前記高さH1よりも高い 高さH2のアーチ型に撓められ、その側面が前記第1の支持体によって形成され るアーチの側面と共働して連続する周壁を形成するように、且つ、第1の支持体 によるアーチの上面と第2の支持体によるアーチの下面との間に所定の空間を形 成するように配置され、前記第1の支持体に設けた第1の結合手段と前記第2の 支持体に設けた第2の結合手段との結合により第1の支持体に着脱自在に結合さ れ、 可撓性と遮光性及び防水性の少なくとも一方とを備えた材料で、少なくとも1 方向において前記長さL2以上の長さを有するシート状に形成されたテント部材 が、前記第2の支持体に設けた第3の結合手段とテント部材に設けた第4の結合 手段との結合により、前記第2の支持体に着脱自在に結合され、前記第1及び第 2の支持体によるアーチ構造の上部を広く覆っていることを特徴とする。
【0014】 前記第1及び第2の支持体は合成樹脂製の網体で形成するのが好ましい。
【0015】 前記第1の結合手段が前記第1の支持体の4つの角部の表面に固着された面状 ファスナーであり、前記第2の結合手段が前記第2の支持体の4つの角部の裏面 に固着された面状ファスナーであり、前記第3の結合手段が前記第2の支持体の 中心表面及び各短辺の中点近傍位置の表面に夫々固着されたスナップボタンであ り、前記第4の結合手段が前記テント部材の中心裏面及びこの中心から相反する 2方向に約L/2離れた位置の裏面に夫々固着されたスナップボタンであるのが 好ましい。
【0016】 前記テント部材には、6本の直線状の骨材が、中心を通る 1対の対角間距離が前記長さL2とほぼ等しい六角形の各辺を形成するように固 着され、前記第4の結合手段として前記テント部材の中心から相反する2方向に 約L/2離れた位置が前記六角形の中心を通る1対の対角位置であるのが好まし い。
【0017】
【作用】
第1の支持体と第2の支持体は、第1及び第2の結合手段の結合により、各ア ーチの脚部に相当する側面が互いに結合して、周回りが実質的に2x(W1+W 2)の長さの連続した周面を形成し、且つ、第1の支持体のアーチ上面と第2の 支持体のアーチ下面との間に高さ(H2−H1)の空間を形成する。
【0018】 テント部材は、第2の支持体表面に支持されて第1、第2の支持体によるアー チ構造の上面を広く覆う。
【0019】 テント部材には、6本の直線状の骨材を六角形状に固着して、第2の支持体と の結合手段の1部をこの六角形の中心を通る1対の対角位置に設けた構成では、 前記第3の結合手段と第4の結合手段の結合により、テント部材の当該1対の対 角に隣接する辺に沿った4本の前記骨材が、残りの1対の辺を持ち上げ、この1 対の辺間に亘るテント部分がほぼ水平に保持される。
【0020】 以上のように組み立てられた組立式帽子を着用したとき、テント部材は第2の アーチの上面によって頭皮又は頭髪から離れて支持され、テント部材に伝わる太 陽熱が直接頭皮に伝達されることがなく、2つのアーチの両上面間の通風により 逃がされる。また、水平に保持されたテント部分が大きな日陰を提供する。
【0021】 構成部品は全て可撓性のシート上に形成されているため、非使用時には何れも 折り畳み又は丸めてコンパクトに収納できる。
【0022】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明する。 図1乃至図8は本考案の実施例を示すものである。 本考案の1実施例を示す図1において、帽子組立セットは、何れも可撓性のあ るシート状部材である第1の支持体10、第2の支持体20及びテント部材30 から構成される。
【0023】 第1の支持体10は、例えば厚さ1〜3mm程度の可撓性及び自立性を持つ幅 W1、長さL1の矩形の合成樹脂製シートであり、4つの角部に幅方向に若干延 長された拡幅部12を有する。各拡幅部12の表面側には、一般に「マジックテ ープ」(登録商標)と呼ばれている面状ファスナー11が固着されている。面状 ファスナー11は、第1の結合手段となるものである。
【0024】 第2の支持体20は、第1の支持体10と同じ材料で、幅W1、長さL1の矩 形に形成され、その4つの角部における裏面には、第2の結合手段として、第1 の支持体の面状ファスナー11と着脱自在に貼着可能な面状ファスナー21が固 着されている。又、第2の支持体の中心位置における表面には、スナップボタン の凹凸部材の例えば凸側が固着され、各短辺25の中点近傍における表面にも、 スナップボタンの凹凸部材の例えば凸側23、24が固着されている。これらの スナップボタン22、23、24は、第3の結合手段となるものである。
【0025】 第1、第2の支持体10、20の幅W1及びW2は、(W1+W2)がヒトの 頭回り寸法の約1/2となる関係にあり、W1とW2は互いに等しくてもよい。 、第1、第2の支持体10、20の長さL1及びL2はL2>L1の関係にある が、この関係については、後の説明で更に明らかになろう。又、第1、第2の支 持体10、20は夫々一端から筒状に丸めることができる。
【0026】 テント部材30は、例えば正六角形の可撓性シートであり、布、和紙、その他 の材料で形成することができる。特に好ましい材料は、遮光性及び防水性を兼ね 備えるもので、例えば、赤外線、紫外線遮断用、防水加工付きの市販のカーテン 生地はその一例である。テント部材30は、中心を通る1対の対角間距離が第2 の支持体20の長さL2以上の長さとなる寸法を有する。
【0027】 テント部材30の裏面には、図2に示すように、6つの辺に沿って、帯状片3 5が縫着又は貼着されている。この帯状片35は、テント部材30の生地との間 に各片に沿って直線状の袋を形成するものであり、この各袋内には、各片の長さ よりも若干短い剛性の直線状骨材31が夫々挿入されている。尚、骨材31の挿 入を容易にするために、各片の帯状片35、35の間には、切れ目38が設けら れている。
【0028】 又、テント部材30の裏面には、中心位置にスナップボタンの凹凸の例えば凹 側32が固着され、中心を通る1対の対角位置に、スナップボタンの凹凸の例え ば凹側33、34が固着されている。これらのスナップボタン32、33、34 は第4の結合手段を構成するものであり、第2の支持体20に設けられた第3の 結合手段であるスナップボタン22、23、24と互いに嵌合可能である。従っ て、第2の支持体のスナップボタン22、23、24間の距離関係とテント部材 30のスナップボタン32、33、34間の距離関係はほぼ一致する。
【0029】 テント部材30は、中心と各頂点とを結ぶ図2の仮想線39に沿って、六重の 三角形に折り畳むことができ、且つ、折り畳んだ結果、束にされた6本の骨材3 1をロール状にコンパクトに巻き込むことができる。この折り畳み及び巻き込み を円滑にするため、隣合う骨材31、31間には、若干の隙間があることが望ま しい。
【0030】 図3及び図4は、図1、図2の構成を有する平面的な構成部材を立体的な帽子 に組み立てる様子を示すものである。図3において、第1の支持体10は、面フ ァスナー11を外側にして、短辺15を底辺とする高さH1のアーチ状に、各拡 幅部12はアーチの間口を若干塞ぐように約90度に撓められる。このとき、ア ーチの間口は、第2支持体の幅W2とほぼ等しくされる。
【0031】 第2の支持体20は、面状ファスナー21を内側にして、短辺25を底辺とす る高さH2のアーチ状に撓められる。このとき、このアーチの間口は、第1の支 持体の幅W1とほぼ等しくされる。第1、第2の支持体は、その短辺(各アーチ の底辺)15、25で略矩形形状を形成し、対応する面状ファスナー11、21 同士を貼着させながら、第1の支持体の外側に第2の支持体を重ねる。このとき 、面状ファスナー11、21同士の重ね幅を深く或いは浅くすることで、短辺( 底辺)15、25で形成される周囲長さ(即ち(W1+W2)x2)の寸法を着 用者の頭回り寸法に合わせて調節する。
【0032】 以上により、第1支持体と第2支持体の組立が完了し、第1の支持体10によ るアーチの上面と第2の支持体20によるアーチの上面との間に(H2−H1) に相当する高さの空間Sが形成される。
【0033】 次に、第2の支持体20の表面に現れるスナップボタン22、23、24に、 テント部材30のスナップボタン32、33、34を嵌め合わせる。これにより 、帽子の組立が完了する。
【0034】 図4は、一体に組み立てられた帽子の断面図であり、図4(a)は図3のA− A線方向で、図4(b)は図3のB−B線方向で断面したものである。尚、図3 及び図4(b)では、理解を容易にするために、第2の支持体20のスナップボ タン24とテント部材30のスナップボタン34とを、まだ嵌合していない状態 で示しているが、最終的にはこれらも嵌合するものである。
【0035】 以上のように完全に組み立てられた帽子は、主に、第2の支持体20のスナッ プボタン23、24とテント部材30のスナップボタン33、34との嵌合位置 が頭部側面に位置する状態で着用される。このとき、図4(a)に示すように、 テント部材30のスナップボタン33、34に隣接する4辺の骨材31の働きで 、残り2辺部分が持ち上げられ、この2辺間に亘る略矩形のテント部分がほぼ水 平に安定的に保持され、着用者の前後(図4(a)の左右)方向に大きく張りだ した日除けが形成されると共に、頭上からテント部材30との間の空間Sが頭部 前後に貫通する通風口として機能することになる。
【0036】 以上述べたように、本実施例による組立式帽子は、日除けとしてのテント部材 30と頭の上面との間に外部に連通する空間Sがあるため、風通しがよく、太陽 熱が頭皮に伝わりにくい。又、日除けとしてのテント部材30の張り出し面積を 大きくするための骨材31は、日傘や雨傘の骨材のように半径方向外側に突き出 すものと異なり、相互に約120度の角度で向かい合っているので、その先端で 着用者や周囲の者を傷つけるなどの危険が極めて少ない。更に、非使用時には各 構成部品を或いは全ての構成部品を1つにまとめて折り畳み或いは丸めることに より、極めてコンパクトに収納することができるので、携帯に便利である。更に 、組み立てる際に第1、第2の支持体10、20の各連結部位の重ね合わせ深さ を調節することにより、周回り寸法を自在に変更できるので、大人から子供まで 広い範囲の寸法差に対応できる。例えば、4つの連結部位の各々で2cmずつ調 節可能であるとすると、合計8cmの寸法差に対応できることになる。
【0037】 更に、第1、第2の支持体10、20のみを組み立てて帽子の基本構造を形成 し、その編み目に採集した草花を挿して、いわゆる花冠を作るという利用法もあ り、学童の情操教育の教材として利用したり、販促品として提供しても面白い。
【0038】 テント部材30として異なる用途のもの、例えば、遮光用のものと防水用のも のとを別体に形成してセットに組み入れてもよく、その場合は、素材の選択幅が 広がり、美観に優れたものを提供し易い。
【0039】 図5は、テント部材30の他の変形例を示したものである。 この実施例におけるテント部材30は、骨材31で形成される六角形を大きく 取り巻く円形の基本形状を有し、且つ、スナップボタン33、34に隣接しない 1対の辺の一方に対応する方向に矩形の延長部36を設けたものである。この形 状のテント部材30によれば、骨材31の外周の円形部分が簾状に垂れ下がり、 着用者の顔面をより確実に日焼けから保護し、延長部36が首の日焼けを防止す る。
【0040】 図6は、テント部材30の更に別の変形例を示したものである。 この実施例におけるテント部材30は、骨材31で形成される六角形を大きく 取り巻く楕円形状に形成され、その楕円の周囲部分に多数の切れ目を入れたもの である。この形状のテント部材によれば、切り目を入れた周囲部分があたかも短 冊の用に垂れ下がり、デザイン状の面白さがあると共に、着用者が首を振ること で短冊部分が揺れ、顔面に寄ろうとする蚊などの虫類を追い払う効果が期待でき る。
【0041】 図7は、テント部材30に骨材31の取付のために縫着又は貼着する帯状片3 5として、糸を編み込んで形成した市販の中空の紐体37内に骨材31を挿入し た様子を示す拡大部分図である。この紐体37は屈伸に強いものの一例として挙 げた。
【0042】 図8は、第1及び第2の支持体の10、20の変形例を示す。 この変形例においては、両支持体同士の結合のための第1、第2の結合手段と して、図1乃至図4の実施例における面状ファスナー11、21に代えて、スナ ップボタン11A11D及び21A−21Dを対応位置に固着したものである。 本実施例では、これらのスナップボタンのうち11A及び21Aを第1の色に、 11B及び21Bを第2の色に、というように4つの色に色分けされたプラスチ ック製のスナップボタンを固着し、同じ色同士を嵌め合わせれば迷い無く素早く 第1、第2の支持体の組立ができるようにしたものである。ここで、各支持体の 対角位置は中心に関して対称であるので、スナップボタンは各支持体に8個ずつ 設けられているが、4種類の色分けで十分である。
【0043】 更に、図示はしないが、第1及び第2の支持体10、20の第1、第2の結合 手段として、図1の面状ファスナー11、21や図8のスナップボタン11A− 11D、21A−21Dを固着する代わりに、各角部位置の網目を挿通孔として 利用し、その網目面積より大きい面積の台座をもつ少なくとも8組のスナップボ タンを別体に用意すれば、第1、第2の支持体を所望の位置で重ね合わせて互い に結合することができる。
【0044】 以上、本考案を実施例に基づいて説明したが、その他にも種々の変形例が可能 である。例えば、上記実施例では第1の支持体10に拡幅部12を設けたが、第 1の支持体10に設ける代わりに、第2の支持体の対応位置に設けることも可能 である。
【0045】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、日除けとしてのテント部材と頭の上面 との間に外部に連通する空間が形成されるため、風通しがよく、太陽熱が頭皮に 伝わりにくい。又、非使用時には各構成部品を或いは全ての構成部品を纏めて折 り畳み或いは丸めて極めてコンパクトに収納することができるので、携帯に便利 である。更に、第1、第2の支持体のみを組み立てて帽子の基本構造を形成し、 種々の用途に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例による組立式帽子の各構成
部品の斜視図。
【図2】 本考案の図1の実施例による組立式帽子のテ
ント部材の裏面図。
【図3】 本考案の図1の実施例による組立式帽子の各
構成部品の組立時における形状を示す斜視図。
【図4】 本考案の図1の実施例による組立式帽子の組
立時の図3のA−A線及びB−B線断面図。
【図5】 本考案の他の実施例によるテント部材の平面
図。
【図6】 本考案の更に別の実施例によるテント部材の
平面図。
【図7】 本考案の他の実施例によるテント部材の骨材
取付方法を示す一部拡大図。
【図8】 本考案の他の実施例における第1、第2の支
持体を示す平面図。
【符号の説明】
10 第1の支持体 11、21 面状ファスナー 20 第2の支持体 22、23、24、32、33、34 スナップボタ
ン 30 テント部材 31 骨材

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性と適度の可撓性及び自立性を持つ
    材料で実質的に幅W1、長さL1の矩形のシート状に形
    成され、間口W2、高さH1のアーチ型に撓むことがで
    き、第1の結合手段を有する第1の支持体と、 通気性と適度の可撓性及び自立性を持つ材料で実質的に
    幅W2、長さL2の矩形のシート状に形成され、間口W
    1、前記高さH1よりも高い高さH2のアーチ型に撓む
    ことができ、前記第1の結合手段と着脱自在に結合可能
    な第2の結合手段を有すると共に、第3の結合手段を有
    する第2の支持体と、 可撓性と遮光性及び防水性の少なくとも一方とを備えた
    材料で、少なくとも1方向において前記長さL2以上の
    長さを有するシート状に形成され、前記第3の結合手段
    と着脱自在に結合可能な第4の結合手段を有するテント
    部材と、から成ることを特徴とする帽子組立セット。
  2. 【請求項2】 前記テント部材には、6本の直線状の骨
    材が、中心を通る対角間距離が前記長さL2とほぼ等し
    い六角形の各辺を形成するように固着されていることを
    特徴とする請求項1に記載の帽子組立セット。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の支持体が合成樹脂製
    の網体から成ることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の帽子組立セット。
  4. 【請求項4】 前記第1の結合手段が前記第1の支持体
    の4つの角部の表面に固着された面状ファスナーであ
    り、前記第2の結合手段が前記第2の支持体の4つの角
    部の裏面に固着された面状ファスナーであり、前記第3
    の結合手段が前記第2の支持体の中心表面及び各短辺の
    中点近傍位置の表面に夫々固着されたスナップボタンで
    あり、前記第4の結合手段が前記テント部材の中心裏面
    及び前記六角形の中心を通る1対の対角位置の裏面に夫
    々固着されたスナップボタンであることを特徴とする請
    求項2又は3に記載の帽子組立セット。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の支持体の何れか一方
    が、4つの角部において幅方向に拡幅されており、前記
    第1及び第2の結合手段の内、拡幅された支持体に設け
    られるものが、その拡幅部分に位置することを特徴とす
    る請求項4に記載の帽子組立セット。
  6. 【請求項6】 前記第1の結合手段が、前記第1の支持
    体の各角部において長さ方向に離れて整列する2個以上
    の透孔が複数列設けられたものであり、前記第2の結合
    手段が、前記第2の支持体の各角部において長さ方向に
    離れて前記第1の支持体の透孔と対応して整列する2個
    以上の透孔が複数列設けられたものであり、前記第3の
    結合手段が、前記第2の支持体の中心表面及び各短辺の
    中点に近接した位置の表面に夫々固着されたスナップボ
    タンであり、前記第4の結合手段が、前記テント部材の
    中心裏面及び前記六角形の中心を通る1対の対角位置の
    裏面に夫々固着されたスナップボタンであり、更に、前
    記第1の結合手段である所望の列の透孔と第2の結合手
    段である所望の列の透孔とを重ねた上で、前記第1の支
    持体の裏面と前記第2の支持体の表面から当該透孔に挿
    入されて着脱自在に係合可能な別体の8組以上のスナッ
    プボタンを備えたことを特徴とする請求項2又は3に記
    載の帽子組立セット。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の支持体の何れか一方
    が、4つの角部において幅方向に拡幅されており、前記
    第1及び第2の結合手段としての透孔の内、拡幅された
    支持体に設けられるものが、その拡幅部分に位置するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の帽子組立セット。
  8. 【請求項8】 通気性と適度の可撓性及び自立性を持つ
    材料で実質的に幅W1、長さL1の矩形のシート状に形
    成された第1の支持体が、間口W2、高さH1のアーチ
    型に撓められ、 通気性と適度の可撓性及び自立性を持つ材料で実質的に
    幅W2、長さL2の矩形のシート状に形成された第2の
    支持体が、間口W1、前記高さH1よりも高い高さH2
    のアーチ型に撓められ、その側面が前記第1の支持体に
    よって形成されるアーチの側面と共働して連続する周壁
    を形成するように、且つ、第1の支持体によるアーチの
    上面と第2の支持体によるアーチの下面との間に所定の
    空間を形成するように配置され、前記第1の支持体に設
    けた第1の結合手段と前記第2の支持体に設けた第2の
    結合手段との結合により第1の支持体に着脱自在に結合
    され、 可撓性と遮光性及び防水性の少なくとも一方とを備えた
    材料で、少なくとも1方向において前記長さL2以上の
    長さを有するシート状に形成されたテント部材が、前記
    第2の支持体に設けた第3の結合手段とテント部材に設
    けた第4の結合手段との結合により、前記第2の支持体
    に着脱自在に結合され、前記第1及び第2の支持体によ
    るアーチ構造の上部を広く覆っていることを特徴とする
    組立式帽子。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の支持体が合成樹脂製
    の網体から成ることを特徴とする請求項8に記載の組立
    式帽子。
  10. 【請求項10】 前記第1の結合手段が前記第1の支持
    体の4つの角部の表面に固着された面状ファスナーであ
    り、前記第2の結合手段が前記第2の支持体の4つの角
    部の裏面に固着された面状ファスナーであり、前記第3
    の結合手段が前記第2の支持体の中心表面及び各短辺の
    中点近傍位置の表面に夫々固着されたスナップボタンで
    あり、前記第4の結合手段が前記テント部材の中心裏面
    及びこの中心から相反する2方向に約L/2離れた位置
    の裏面に夫々固着されたスナップボタンであることを特
    徴とする請求項8又は9に記載の組立式帽子。
  11. 【請求項11】 前記テント部材には、6本の直線状の
    骨材が、中心を通る対角間距離が前記長さL2とほぼ等
    しい六角形の各辺を形成するように固着されていること
    を特徴とする請求項10に記載の組立式帽子。
  12. 【請求項12】 前記第4の結合手段として前記テント
    部材の中心から相反する2方向に約L/2離れた位置が
    前記六角形の中心を通る1対の対角位置であり、前記第
    3の結合手段と第4の結合手段の結合により、前記テン
    ト部材の前記1対の対角に隣接する辺に沿った4本の前
    記骨材により、前記1対の対角に隣接しない実質的に平
    行な1対の辺が持ち上げられ、その1対の辺間に亘る前
    記テント部材の部分がほぼ水平に保持されることを特徴
    とする請求項11に記載の組立式帽子。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2の支持体の何れか一
    方が、4つの角部において幅方向に拡幅されており、前
    記第1及び第2の結合手段の内、拡幅された支持体に設
    けられるものが、その拡幅部分に位置することを特徴と
    する請求項8乃至12の何れかに記載の組立式帽子。
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