JP3034800U - 電動自転車の駆動制御器 - Google Patents

電動自転車の駆動制御器

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JP3034800U JP1996004494U JP449496U JP3034800U JP 3034800 U JP3034800 U JP 3034800U JP 1996004494 U JP1996004494 U JP 1996004494U JP 449496 U JP449496 U JP 449496U JP 3034800 U JP3034800 U JP 3034800U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動自転車の駆動制御器の提供。 【解決手段】 乗車者のペダルを踏む圧力により、大ス
プロケットホイール21がチェーンに伝動して自転車が
走行すると同時に、電池12が伝動モータ13に提供す
る電流と電圧を制御し、電動自転車の起動時或いは坂を
上る時に、伝動モータ13に比較的大きな補助動力を提
供させ、平地を走行時には比較的小さい補助動力を提供
させ、或いは坂を下る時或いは高速走行時には伝動モー
タ13への電源供給を自動切断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一種の電動自転車の駆動制御器に関し、特に、電動自転車の乗車者 が実際の需要に応じてペダルを踏む圧力の大きさにより自転車の電力の補助動力 への供給の大きさと切り換えを制御することができ、モータを制御して異なる回 転動力を出力させることができ、運転の安全と、省力化、省電の制御を達成する ものである。
【0002】
【従来の技術】
電動自転車は、手軽で、力を省き、及び騒音や空気汚染を発生しない特性を有 し、すでに広く製造業者と消費者に重要視されており、最近では、超薄型モータ (例えば本考案の出願人による台湾第81108634号の電動自転車専用の機 械動力モータのようなもの)に、小体積の電池を組み合わせて自転車に取り付け れば、自転車の元の車体設計を変えることなく、速やかに電動自転車とする技術 も開発されている。 電動自転車のモータの動力は全てフレーム上の電池により供給されているが、 このため、安全にまた有効に電力供給を制御して、有限なエネルギー源を十分に 利用することが、電動自転車制御システムの設計において最も重要な課題である 。さらに、脚で踏むか、或いは電動とするかの切り換えについて、起動時、低速 時、及び坂を上る時に、比較的な大きな動力の補助が必要で、反対の場合は、比 較的小さい動力補助でよく、特に坂を下る時には完全に動力補助を必要としない ため、若しシステムが敏捷に自動切り換えして、実際の需要に応じて異なる補助 動力を提供できれば、操作が簡易化されるだけでなく、老若男女の各使用者の必 要に応じることができ、さらに、大幅にエネルギー源を節約でき、運転の安全と 効率を増加することができるであろう。しかし、周知の各種の電動自転車の、電 動動力制御システムについては、いまだ上述の安全で簡易化された制御と省電の 要求は達成されておらず、実用に合ったものではなかった。また一般に見られる 電動自転車は殆どが電動モータを直接或いは間接に車体に取り付けて、車輪輪軸 を駆動するのに用いており、一般の押しボタンスイッチで直接電動モータの動作 を制御して車輪に伝動しており、異なる動力を自動提供する能力を備えておらず 、ゆえに電動自転車の運転には比較的電力が消費され、動力モータの運転効率は 低かった。 以上の従来の電動自転車の有していた欠点を鑑み、電動自転車の運転の安全と 、省力化、省電を達成する電動自転車の駆動制御器が求められていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主な目的は、ペダル圧力をモータの駆動源となし、使用者が実際の必 要に応じてペダルを踏む圧力を大きさにより、モータの提供する補助動力の大き さを制御し、モータに異なる旋回動力を出力させ、それにより運転の安全と、省 力化、省電を達成する、一種の電動自転車の駆動制御器を提供することにある。
【0004】 本考案の次の目的は、高速運転時に自動的に電源を切断する機能を備え、それ により安全で有効に電力供給を制御し、エネルギー源を節約し、改良性を有する 、一種の省電タイプの電動自転車の駆動制御器を提供することにある。
【0005】 本考案の第3の目的は、構造が簡単であり、全体の部品数が少なく、体積が小 さく、車体空間を占有せず、自動化制御を行い各種の異なる使用者に適合し、産 業上の利用価値を有する、一種の電動自転車の駆動制御器を提供することにある 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、電池12と伝動モータ13を包括する電動自転車10上の 、自転車のチェーン蓋16内の大スプロケットホイール21の位置に設置される 一種の電動自転車の駆動制御器であり、その中、電動自転車10の伝動モータ1 3は車輪17の輪軸端に設置され、電池12はフレーム上の適当な位置設置され 、電池12、駆動制御器20と、伝動モータ13の間の電気配線は、フレーム1 1上の導線穿孔44を経て管内部で相連接し、乗車者のペダルを踏む圧力により 、大スプロケットホイール21がチェーンに伝動して自転車が走行すると同時に 、電池12が上記伝動モータ13に提供する電流と電圧を制御し、電動自転車の 起動時或いは坂を上る時に、伝動モータ13に比較的大きな補助動力を提供させ 、平地を走行時には比較的小さい補助動力を提供させ、或いは坂を下る時或いは 高速走行時には伝動モータ13への電源供給を自動切断するもので、該駆動制御 器20は、上述の大スプロケットホイール21の部分にあって、該大スプロケッ トホイール21の軸心端に嵌設された歯車軸18を有し、この歯車軸18は、一 つの軸受46を経てフレーム11のねじ付きブシュ45内に穿設され、歯車軸1 8の両端はそれぞれペダルのクランク33に枢接し、該二つのクランク33の末 端は、左右のペダル14に枢接し、大スプロケットホイール21の内側端位置に はPC板28と内側蓋31が設けられ、大スプロケットホイール21の外側端位 置には可変抵抗26と外側蓋39が設けられ、大スプロケットホイール21の外 側端のクランク33上には止め棒34と凸伸段35が設けられ、さらに大スプロ ケットホイール21上の付属部材が組み合わされてなることを特徴とする、電動 自転車の駆動制御器としている。
【0007】 請求項2の考案は、上記歯車軸18は、その軸体上に設けられた二つの方形軸 段部19を有し、該方形軸段部19はクランク33との嵌め合いによる連接に利 用され、方形軸段部19より末端の位置は異なる軸径とされ、並びにその表面に はねじが切ってあり、該ねじは後述のナット30、38と組み合わせられて上記 PC板28と駆動制御器20の構成部品を該歯車軸18上に取り付けるのに利用 されることを特徴とする、請求項1に記載の電動自転車の駆動制御器としている 。
【0008】 請求項3の考案は、上記大スプロケットホイール21は、その上に設けられた 一つの円弧形溝22を有し、該円弧形溝22内には一つの圧縮ばね23が取り付 けられ、大スプロケットホイール21の端面には二つの孔24が設けられ、各孔 24内にはそれぞれ一つの炭素ブラシ25が固定され、大スプロケットホイール 21の外側端面上には一つの可変抵抗26が固定され、可変抵抗26のスライド ハンドル42は一つの引張りばね27により引き伸ばされ並びに大スプロケット ホイール21の端面に連接していることを特徴とする、請求項1に記載の電動自 転車の駆動制御器としている。
【0009】 請求項4の考案は、上記PC板28は、その板面に二つの同軸で異なる径のリ ング形銅膜29が設けてあり、このPC板28は歯車軸18上に嵌合され、ナッ ト30で該PC板28はフレーム11に締めつけられ、ねじ付きブシュ45上に 鎖固され、PC板28を組合せ時には、各一つのリング形銅膜29は大スプロケ ットホイール21上の対応する炭素ブラシ25を触圧し、通電し、PC板28の 外部は内側蓋311で被覆され、該内側蓋は複数のねじ32で大スプロケットホ イール21の内側端面上に鎖固され、該PC板28が内側蓋31内に内蔵されて いることを特徴とする、請求項1に記載の電動自転車の駆動制御器としている。
【0010】 請求項5の考案は、上記大スプロケットホイール21の外側端のクランク33 は該クランク33末端に枢接するペダル14を有し、該クランク33の前端には 軸孔43が設けられ、この軸孔43の内側端には一つの凸軸段37が設けられ、 この軸孔43の外縁位置には一つの凸伸段35が設けられ、クランク33上の適 当な位置には、一つの止め棒34が設けられ、該軸孔43内には方形軸孔段が設 けられて、歯車軸18の方形軸段部19と嵌合され、該凸軸段37は大スプロケ ットホイール21と嵌合され、並びに一つのナット36が該凸軸段37に締めつ けられて大スプロケットホイール21がクランク33に固定され、クランク33 上の止め棒34は大スプロケットホイール21上の円弧形溝22内に凸伸し、並 びに圧縮ばね23の端部を触圧し、クランク33前端外縁の凸伸段35は可変抵 抗26のスライドハンドル42を触圧し、クランク33の軸孔43は歯車軸18 の末端に嵌合され、さらにナット38で該クランク33は大スプロケットホイー ル21と共に歯車軸18に固定されていることを特徴とする、請求項1に記載の 電動自転車の駆動制御器としている。
【0011】 請求項6の考案は、上記外側蓋39上には扇形切欠き41が設けられ、外側蓋 39は大スプロケットホイール21の外側に固定され、該扇形切欠き41はクラ ンク33の放置空間として用いられ、大スプロケットホイール21の端面上の部 品は外側蓋39の内側に内蔵されていることを特徴とする、請求項1に記載の電 動自転車の駆動制御器としている。
【0012】 請求項7の考案は、上記炭素ブラシ25が金属ばね或いはその他の導電性を有 する部材に代えられた、請求項1に記載の電動自転車の駆動制御器としている。
【0013】 請求項8の考案は、上記可変抵抗26は必要により滑線式或いは旋回式のもの されるか、或いは磁性ばねスイッチ、可変コンデンサ或いはその他の電圧、電流 制御を行えるいずれかの部品に代えられた、請求項1に記載の電動自転車の駆動 制御器としている。
【0014】 請求項9の考案は、上記可変抵抗26がストレインゲージ(strain g ages)に代えられ、このストレインゲージは圧縮ばね23の端部とクランク の止め棒34の間に設けられ、ストレインゲージの二つの導線は二つの炭素ブラ シ25に連接し、ストレインゲージの受ける圧力の大きさにより電池に異なる電 圧電流を出力させることを特徴とする、請求項1に記載の電動自転車の駆動制御 器としている。
【0015】
【考案の実施の形態】
図1、2に示すように、本考案の電動自転車の駆動制御器20は、電池12と 伝動モータ13を包括する電動自転車10上の、自転車のチェーン蓋16内の大 スプロケットホイール21の位置に設置される。その中、電動自転車10の伝動 モータ13は車輪17の輪軸端に設置され、電池12はフレーム上の適当な位置 、例えばサドル後方に設置される。電池12、駆動制御器20と、伝動モータ1 3の間の電気配線は、フレーム11上の導線穿孔44を経て管内部で相連接し、 電動自転車10の外観は、一般の自転車と同様とされ、運転に支障をきたさない ものとされている。
【0016】 図2に示すように、駆動制御器20は、大スプロケットホイール21の部分に 、大スプロケットホイール21の軸心に嵌められた歯車軸18を有し、この歯車 軸18は一つの軸受46を経てフレーム11のねじ付きブシュ45内に穿設され 、歯車軸18の両端はそれぞれペダルのクランク33に枢接する。該二つのクラ ンク33の末端は、左右のペダル14に枢接する。大スプロケットホイール21 の内側端位置にはPC板28と内側蓋31が設けられ、大スプロケットホイール 21の外側端位置には可変抵抗26と外側蓋39が設けられている。そして、大 スプロケットホイール21の外側端のクランク33上の止め棒34と凸伸段35 、及び大スプロケットホイール21の後述の付属部品が組み合わされ、本考案の 駆動制御器20が構成されている。使用時には、使用者はペダル14を踏む圧力 により、大スプロケットホイール21を経てチェーン15が駆動されて電動自転 車が走行すると同時に、本考案の駆動制御器20が電池12が伝動モータ13に 提供する電流と電圧を制御し、電動自転車10の起動時、或いは坂を上るときに 比較的大きな補助動力を得られ、平地走行時には比較的小さい補助動力を得られ 、坂を下る時、或いは高速で走行する時には自動的に電源供給を切断する。
【0017】 また図2に示すように、歯車軸18は、その軸体上に設けられた二つの方形軸 段部19を有し、該方形軸段部19はクランク33との嵌め合いによる連接に利 用され、方形軸段部19より末端の位置は異なる軸径とされ、並びにその表面に はねじが切ってあり、該ねじは後述のナット30、38と組み合わせられて上記 PC板28と駆動制御器20の構成部品を該歯車軸18上に取り付けるのに利用 される。
【0018】 上記大スプロケットホイール21は、該大スプロケットホイール21上に設け られた一つの円弧形溝22を有し、該円弧形溝22内には一つの圧縮ばね23が 取り付けられ、大スプロケットホイール21の端面には二つの孔24が設けられ 、各孔24内にはそれぞれ一つの炭素ブラシ25が固定されている。また、この 大スプロケットホイール21の外側端面上には一つの可変抵抗26が固定され、 可変抵抗26のスライドハンドル42は一つの引張りばね27により引き伸ばさ れ並びに大スプロケットホイール21の端面に連接している。
【0019】 上記PC板28は、その板面に二つの同軸で異なる径のリング形銅膜29が設 けてあり、このPC板28は歯車軸18上に嵌合され、ナット30で該PC板2 8はフレーム11に締めつけられ、ねじ付きブシュ45上に鎖固される。PC板 28を組み合わせる時に、各一つのリング形銅膜29は大スプロケットホイール 21上の対応する炭素ブラシ25を触圧し、通電し、PC板28の外部は内側蓋 311で被覆され、該内側蓋は複数のねじ32で大スプロケットホイール21の 内側端面上に鎖固される。こうして該PC板28が内側蓋31内に内蔵され、防 塵、防汚染状態とされる。大スプロケットホイール21が回転する時、内側蓋3 1が連動して回転し、該PC板28は大スプロケットホイール21と内側蓋31 の間に位置しフレームに締めつけられて固定され回転しない。
【0020】 図2のように、大スプロケットホイール21の外側端のクランク33は該クラ ンク33末端に枢接するペダル14を有し、該クランク33の前端には軸孔43 が設けられ、この軸孔43の内側端には一つの凸軸段37が設けられ、この軸孔 43の外縁位置には一つの凸伸段35が設けられ、クランク33上の適当な位置 には、一つの止め棒34が設けられている。その中、該軸孔43内には方形軸孔 段が設けられて、組合せ時には歯車軸18の方形軸段部19と嵌合する。該凸軸 段37は組立時には大スプロケットホイール21と嵌合され、並びに一つのナッ ト36が該凸軸段37に締めつけられて大スプロケットホイール21がクランク 33に固定される。組合せ後、クランク33上の止め棒34は大スプロケットホ イール21上の円弧形溝22内に凸伸し、並びに圧縮ばね23の端部を触圧し、 クランク33前端外縁の凸伸段35は可変抵抗26のスライドハンドル42を触 圧する(図3、4参照)。クランク33の軸孔43は歯車軸18の末端に嵌合さ れ、さらにナット38で該クランク33は大スプロケットホイール21と共に歯 車軸18に固定される。最後に、大スプロケットホイール21の外側にねじ40 で外側蓋39が大スプロケットホイール21の端面上に固定され、こうして歯車 軸18、PC板28、内側蓋31、大スプロケットホイール21、及び外側蓋3 9等の部品の組立と取り付けが完成する。
【0021】 図2に示すように、上述の外側蓋39上には扇形切欠き41が設けられ、該扇 形切欠き41は、外側蓋39を大スプロケットホイール21の外側に固定した後 の、クランク33の放置空間として用いられる。外側蓋39は大スプロケットホ イール21の外側に固定されて、大スプロケットホイール21の端面上の部品は 外側蓋39により保護されて防塵、防汚染がなされている。
【0022】 本考案の電気の接続状態は、図5に示すようであり、前述の可変抵抗26は二 つの導線でそれぞれ大スプロケットホイール21上の炭素ブラシ25に連接し( 図2中には導線は表示されてない)、各一つの炭素ブラシ25前端の炭素子はそ れぞれPC板28上のリング形銅膜29を触圧している。二つのリング形銅膜2 9はそれぞれ導線でフレーム11上の導線穿孔44を経て電池12と伝動モータ 13の間で導通状態を形成し、可変抵抗26の抵抗値を変えれば電池12が伝動 モータ13に供給する電流電圧の大きさが変化し、伝動モータ13が異なる補助 動力を出力する。
【0023】 本考案を組合せた後の、側面は、図3、4に示される。ペダル14を踏むと、 大スプロケットホイール21はクランク33の凸軸段37に嵌め合わされてクラ ンク33と固接されてないため、クランク33上の止め棒34が圧縮ばね23を 圧迫し、それにより大スプロケットホイール21が連動して回転する。ペダル1 4を踏む圧力が圧縮ばね23の抵抗力よりも大きくなると、大スプロケットホイ ール21とチェーン15が連動して自転車が走行する。
【0024】 上述のペダルを踏む動作中で、クランク33の止め棒34が圧縮ばね23を圧 迫して圧縮ばね23を5mmから10mm縮め、それ以上圧迫しないでも大スプ ロケットホイール21は回転する。圧縮ばね23の被圧行程で、圧縮ばね23の 伸縮運動により、大スプロケットホイール21とクランク33間に、歯車軸18 を軸とする角度移動が形成され、このとき、クランク33上の凸伸段35はこの 角度移動によりてこの原理により可変抵抗26のスライドハンドル42を推動し 、可変抵抗26の抵抗値を変え、よって電池12は伝動モータ13に異なる電力 を提供する。
【0025】 また、電動自転車10を起動する時或いは坂を上る時には、ペダルを踏むのに 必要な圧力は最大となり、これにより圧縮ばね23の受ける圧力は最大となり、 可変抵抗26のスライドハンドル42も相対的に押されて最低とされ、これによ り可変抵抗26の抵抗値が最小或いは零となると、電池12の伝動モータ13に 供給する電流と電圧は比較的高くなり、伝動モータ13の出力トルク及び効率は 最大となる。これにより電動自転車10が起動する時あるいは坂を上る時、伝動 モータ13による比較的大きな動力補助を得られ、走行が省力化される。
【0026】 走行速度が増し、ペダルを踏む圧力が小さくなると、圧縮ばね23の受ける圧 力は小さくなり、可変抵抗26のスライドハンドル42は引張りばね27に引っ 張られて漸次回復し、電気抵抗値が増加し、それにより自転車は伝動モータ13 の比較的小さい動力補助を得ることになる。
【0027】 平坦な路面を走行したり或いは坂を下る時には、ペダルを踏む圧力は相対的に 小さくなるか或いは零となり、ゆえに前述と同じ動作原理により、圧縮ばね23 は圧力を受けず、クランク33と大スプロケットホイール21間には角度の偏差 がなくなるため、可変抵抗26のスライドハンドル42は推動されず、ゆえに伝 動モータ13の出力回転速度及び効率は最小或いは零となって伝動モータ13の 電源が切断され、省電が達成される。自転車走行時、加速したい時には、ただペ ダルを踏む圧力を増せば、前述の動作原理により、伝動モータ13が相対的に高 い回転速度と効率を出力し、車体を加速することができる。
【0028】 本考案の上述の特徴に基づき、実際の製造上では、本考案の一部の部材に変化 を加えることもできる。例えば、PC板28を大スプロケットホイール21の内 側端面に設けて、二つの炭素ブラシ25を内側蓋31に固定してもよく、また炭 素ブラシ25は金属ばね或いは導電性を有するその他の部材に代えることもでき る。さらに、前述の可変抵抗26は必要により滑線式、旋回式より選択するか、 或いは磁性ばねスイッチ、可変コンデンサなど電圧、電流制御を行える電気部品 に代えてもよい。可変抵抗26はまたストレインゲージ(strain gag es)に代えてもよい。このストレインゲージは圧縮ばね23の端部とクランク の止め棒34の間に設け、ストレインゲージの二つの導線は二つの炭素ブラシ2 5に連接し、ストレインゲージの受ける圧力の大きさにより電池に異なる電圧電 流を出力させる。
【0029】
【考案の効果】
上述したように、本考案はペダルを踏む圧力をモータの駆動源となし、使用者 が実際の需要に応じてペダルを踏む圧力によりモータの補助動力の大きさを制御 し、モータに異なる旋回動力を出力させ、走行時の安全、省力、省電を達成し、 高速走行時には自動的に電源を切断する機能を備えて、モータへの電力供給を有 効に制御して省電を行い、エネルギー源を節約する。さらに本考案の全体の構造 は簡単であり、製造コストが低く、部品が少ないため体積が小さく、車体の空間 を占有せず、自動的な制御機能により老若男女の使用者に適合し、従来の技術を 大幅に改良するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を採用した電動自転車全体の側面視によ
る実施例表示図である。
【図2】本考案の分解斜視図である。
【図3】本考案の動作表示図であり、大スプロケットホ
イール上の圧縮ばねが未だ止め棒により圧縮されてない
状態を示す。
【図4】本考案の動作表示図であり、大スプロケットホ
イール上の圧縮ばねが止め棒により圧縮され、可変抵抗
もクランクの凸伸段の伝動を受けて滑り移動する状態を
示す。
【図5】本考案の電気接続表示図である。
【符号の説明】
10・・・電動自転車 11・・・フレーム 12・・
・電池 13・・・モータ 14・・・ペダル 15・・・チェ
ーン 16・・・チェーン蓋 17・・・車輪 18・・・歯
車軸 19・・・方形軸段部 20・・・駆動制御器 21・・・大スプロケットホイール 22・・・円弧形
溝 23・・・圧縮ばね 24・・・孔 25・・・炭素ブ
ラシ 26・・・可変抵抗 27・・・引張りばね 28・・
・PC板 29・・・リング形銅膜 30・・・ナット 31・・
・内側蓋 32・・・ねじ 33・・・クランク 34・・・止め
棒 35・・・凸伸段 36・・・ナット 37・・・凸軸段 38・・・ナッ
ト 39・・・外側蓋 40・・・ねじ 41・・・扇形切欠き 42・・・ス
ライドハンドル 43・・・軸孔 44・・・導線穿孔 45・・・ねじ
付きブシュ 46・・・軸受
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池12と伝動モータ13を包括する電
    動自転車10上の、自転車のチェーン蓋16内の大スプ
    ロケットホイール21の位置に設置される一種の電動自
    転車の駆動制御器であり、その中、電動自転車10の伝
    動モータ13は車輪17の輪軸端に設置され、電池12
    はフレーム上の適当な位置設置され、電池12、駆動制
    御器20と、伝動モータ13の間の電気配線は、フレー
    ム11上の導線穿孔44を経て管内部で相連接し、乗車
    者のペダルを踏む圧力により、大スプロケットホイール
    21がチェーンに伝動して自転車が走行すると同時に、
    電池12が上記伝動モータ13に提供する電流と電圧を
    制御し、電動自転車の起動時或いは坂を上る時に、伝動
    モータ13に比較的大きな補助動力を提供させ、平地を
    走行時には比較的小さい補助動力を提供させ、或いは坂
    を下る時或いは高速走行時には伝動モータ13への電源
    供給を自動切断するもので、該駆動制御器20は、上述
    の大スプロケットホイール21の部分にあって、該大ス
    プロケットホイール21の軸心端に嵌設された歯車軸1
    8を有し、この歯車軸18は、一つの軸受46を経てフ
    レーム11のねじ付きブシュ45内に穿設され、歯車軸
    18の両端はそれぞれペダルのクランク33に枢接し、
    該二つのクランク33の末端は、左右のペダル14に枢
    接し、大スプロケットホイール21の内側端位置にはP
    C板28と内側蓋31が設けられ、大スプロケットホイ
    ール21の外側端位置には可変抵抗26と外側蓋39が
    設けられ、大スプロケットホイール21の外側端のクラ
    ンク33上には止め棒34と凸伸段35が設けられ、さ
    らに大スプロケットホイール21上の付属部材が組み合
    わされてなることを特徴とする、電動自転車の駆動制御
    器。
  2. 【請求項2】 上記歯車軸18は、その軸体上に設けら
    れた二つの方形軸段部19を有し、該方形軸段部19は
    クランク33との嵌め合いによる連接に利用され、方形
    軸段部19より末端の位置は異なる軸径とされ、並びに
    その表面にはねじが切ってあり、該ねじは後述のナット
    30、38と組み合わせられて上記PC板28と駆動制
    御器20の構成部品を該歯車軸18上に取り付けるのに
    利用されることを特徴とする、請求項1に記載の電動自
    転車の駆動制御器。
  3. 【請求項3】 上記大スプロケットホイール21は、そ
    の上に設けられた一つの円弧形溝22を有し、該円弧形
    溝22内には一つの圧縮ばね23が取り付けられ、大ス
    プロケットホイール21の端面には二つの孔24が設け
    られ、各孔24内にはそれぞれ一つの炭素ブラシ25が
    固定され、大スプロケットホイール21の外側端面上に
    は一つの可変抵抗26が固定され、可変抵抗26のスラ
    イドハンドル42は一つの引張りばね27により引き伸
    ばされ並びに大スプロケットホイール21の端面に連接
    していることを特徴とする、請求項1に記載の電動自転
    車の駆動制御器。
  4. 【請求項4】 上記PC板28は、その板面に二つの同
    軸で異なる径のリング形銅膜29が設けてあり、このP
    C板28は歯車軸18上に嵌合され、ナット30で該P
    C板28はフレーム11に締めつけられ、ねじ付きブシ
    ュ45上に鎖固され、PC板28を組合せ時には、各一
    つのリング形銅膜29は大スプロケットホイール21上
    の対応する炭素ブラシ25を触圧し、通電し、PC板2
    8の外部は内側蓋311で被覆され、該内側蓋は複数の
    ねじ32で大スプロケットホイール21の内側端面上に
    鎖固され、該PC板28が内側蓋31内に内蔵されてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の電動自転車の駆
    動制御器。
  5. 【請求項5】 上記大スプロケットホイール21の外側
    端のクランク33は該クランク33末端に枢接するペダ
    ル14を有し、該クランク33の前端には軸孔43が設
    けられ、この軸孔43の内側端には一つの凸軸段37が
    設けられ、この軸孔43の外縁位置には一つの凸伸段3
    5が設けられ、クランク33上の適当な位置には、一つ
    の止め棒34が設けられ、該軸孔43内には方形軸孔段
    が設けられて、歯車軸18の方形軸段部19と嵌合さ
    れ、該凸軸段37は大スプロケットホイール21と嵌合
    され、並びに一つのナット36が該凸軸段37に締めつ
    けられて大スプロケットホイール21がクランク33に
    固定され、クランク33上の止め棒34は大スプロケッ
    トホイール21上の円弧形溝22内に凸伸し、並びに圧
    縮ばね23の端部を触圧し、クランク33前端外縁の凸
    伸段35は可変抵抗26のスライドハンドル42を触圧
    し、クランク33の軸孔43は歯車軸18の末端に嵌合
    され、さらにナット38で該クランク33は大スプロケ
    ットホイール21と共に歯車軸18に固定されているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の電動自転車の駆動制
    御器。
  6. 【請求項6】 上記外側蓋39上には扇形切欠き41が
    設けられ、外側蓋39は大スプロケットホイール21の
    外側に固定され、該扇形切欠き41はクランク33の放
    置空間として用いられ、大スプロケットホイール21の
    端面上の部品は外側蓋39の内側に内蔵されていること
    を特徴とする、請求項1に記載の電動自転車の駆動制御
    器。
  7. 【請求項7】 上記炭素ブラシ25が金属ばね或いはそ
    の他の導電性を有する部材に代えられた、請求項1に記
    載の電動自転車の駆動制御器。
  8. 【請求項8】 上記可変抵抗26は必要により滑線式或
    いは旋回式のものされるか、或いは磁性ばねスイッチ、
    可変コンデンサ或いはその他の電圧、電流制御を行える
    いずれかの部品に代えられた、請求項1に記載の電動自
    転車の駆動制御器。
  9. 【請求項9】 上記可変抵抗26がストレインゲージ
    (strain gages)に代えられ、このストレ
    インゲージは圧縮ばね23の端部とクランクの止め棒3
    4の間に設けられ、ストレインゲージの二つの導線は二
    つの炭素ブラシ25に連接し、ストレインゲージの受け
    る圧力の大きさにより電池に異なる電圧電流を出力させ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の電動自転車の駆
    動制御器。
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