JP3033417U - ピン式ファイル装置 - Google Patents
ピン式ファイル装置Info
- Publication number
- JP3033417U JP3033417U JP1996007452U JP745296U JP3033417U JP 3033417 U JP3033417 U JP 3033417U JP 1996007452 U JP1996007452 U JP 1996007452U JP 745296 U JP745296 U JP 745296U JP 3033417 U JP3033417 U JP 3033417U
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- JP
- Japan
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- front plate
- piece
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- plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピン取付台に対しピン体を装着しやすく、か
つ、ピン取付台からピン体が脱落しにくく、更に製造も
容易なピン式ファイル装置を提供する。 【解決手段】 表紙体18に固着する背板2の左右両端
にそれぞれ側板3,4を立設するとともに同側板3,4
間に横方向の前板5を架設して同前板5と背板2との間
に上下方向に開通する隙間6を設けたプラスチック製の
ピン取付台1と、上端が一体的に連続して下端は互いに
分離した基片8と挟止片9とを有してその基片8を上記
ピン取付台1の隙間6に上方から挿入した状態で上記の
前板5の下縁に掛止する凸部10を同基片8に設けると
ともに挟止片9の内側において上記の凸部10から僅か
に偏した位置に同じく凸部11を設けたプラスチック製
のピン体7とからなる。
つ、ピン取付台からピン体が脱落しにくく、更に製造も
容易なピン式ファイル装置を提供する。 【解決手段】 表紙体18に固着する背板2の左右両端
にそれぞれ側板3,4を立設するとともに同側板3,4
間に横方向の前板5を架設して同前板5と背板2との間
に上下方向に開通する隙間6を設けたプラスチック製の
ピン取付台1と、上端が一体的に連続して下端は互いに
分離した基片8と挟止片9とを有してその基片8を上記
ピン取付台1の隙間6に上方から挿入した状態で上記の
前板5の下縁に掛止する凸部10を同基片8に設けると
ともに挟止片9の内側において上記の凸部10から僅か
に偏した位置に同じく凸部11を設けたプラスチック製
のピン体7とからなる。
Description
【0001】
本考案は、表紙体における背表紙部の内面の上下両端にそれぞれ設置されて、 雑誌やパンフレット等の冊子の上下両端をピン体により挟め止めするピン式ファ イル装置に関する。
【0002】
従来の一般的なピン式ファイル装置は、ピン取付台とピン体とによって構成さ れ、主要部は金属製であった。そして、ピン取付台は背板と前板を有して、その 間に上下方向に開通する間隙を設けた構造になっている。また、ピン体は上端が 一体的に連続した基片と挟止片とを有している。そして、ピン体は、その基片を ピン取付台の間隙に上方から挿入し、挟止片は前板の外に露出させた状態でピン 取付台に装着されていた。ところで、このような構造のピン式ファイル装置は、 ピン取付台からピン体が脱落する虞があるので、ピン体の脱落防止手段を設ける 必要があった。その手段としては、例えば、ピン取付台の背板にリブを設けて、 そのリブをピン体の基片に設けた切込みに係止したり、ピン取付台の背板の上端 にピン体の上方への移動を阻止する立上がり板を設ける等の手段があった。しか しながら、ピン取付台の背板にリブや立上がり板を設けると、加工が面倒になる 上に、それらが邪魔になって、ピン取付台に対してピン体を装着しにくくなると いう弊が生じた。
【0003】
そこで本考案は、ピン取付台に対してピン体を装着しやすく、かつ、ピン取付 台からピン体が脱落しにくく、更に製造も容易なピン式ファイル装置の提供を目 的とする。
【0004】
上記目的は本考案によって、すなわち、表紙体18に固着する背板2の左右両 端にそれぞれ側板3,4を立設するとともに同側板3,4間に横方向の前板5を 架設して同前板5と背板2との間に上下方向に開通する隙間6を設けたプラスチ ック製のピン取付台1と、上端が一体的に連続して下端は互いに分離した基片8 と挟止片9とを有してその基片8を上記ピン取付台1の隙間6に上方から挿入し た状態で上記の前板5の下縁に掛止する凸部10を同基片8に設けるとともに挟 止片9において上記の凸部10から僅かにずれた位置に挟み止め用の凸部11を 設けたプラスチック製のピン体7とからなるピン式ファイル装置によって達成す ることができる。
【0005】 なお、上記のピン式ファイル装置におけるピン取付台1の背板2と前板5の間 の隙間6に上方から挿入して側板3,4の内面に当接する2本の脚片13,14 をそれぞれ頭板15の両端から下方へ向って突設するとともに各脚片13,14 の先端に外向きでピン取付台1における側板3,4の下縁に掛止するフック部1 6,17を設けたプラスチック製のカバー12を、ピン取付台1に対し組み付け るような構成にすることも可能である。
【0006】
以下、図示した本考案の実施例について説明する。まず、図1及び図2は、請 求項1記載のピン式ファイル装置の実施例を示したものである。図1に示すよう に、ピン取付台1は表紙体18における背表紙部19の内面の上端位置に設置さ れている。なお、同一構造のピン取付台1が背表紙部19の内面の下端位置にも 上下反転した姿勢で設置されている(図示せず)。ピン取付台1はプラスチック 製で、背表紙部19に対しリベット20により固着される背板2と、その背板2 の左右両端に立設した側板3,4と、両側の側板間に横方向に架設された前板5 とから成り、その背板2と前板5との間に上下方向に開通する隙間6を設けてい る。次に、ピン体7は同じくプラスチック製で、上端が一体的に連続して下端は 互いに分離した略平行な基片8と挟止片9とから成り、基片8の略中央部は弾性 変形を容易にするため薄肉状となっている。基片8の薄肉部には挟止片9に向っ て凸部10を設け、又、挟止片9の先端にも基片8へ向って凸部11を設け、挟 止片9の凸部11は基片8の凸部10よりも位置が少し下方へ偏している。ピン 体7はピン取付台1に対して上方からその基片8を前板5と背板2の間の隙間6 に挿通することによって装着される。そして、基片8の凸部10が前板5の下縁 に掛止されて、ピン体7の脱落が防止されている。雑誌やパンフレット等の冊子 21は図2に示すようにファイルされる。すなわち、ピン体7の挟止片9によっ て冊子21の上端のノド部が挟み止めされる。なお、冊子21の下端も同様にピ ン体7によって挟み止めされて、冊子21がファイル状態となる。
【0007】 次に、図3及び図4は、請求項2記載のピン式ファイル装置の実施例を示した ものである。ピン取付台1と、ピン体7の構造は上記の請求項1記載のピン式フ ァイル装置の実施例と同一である。この請求項2記載のピン式ファイル装置は、 ピン取付台1に対しカバー12を組付けるようになっている。カバー12はプラ スチック製で、頭板15と2本の脚片13,14とによって構成されている。す なわち、頭板15の下面の左右両端から下方へ向って弾性変形可能な脚片13, 14を突設している。そして、各脚片13の先端にそれぞれ外向きのフック部1 6,17を設けている。カバー12はその脚片13,14をピン取付台1の隙間 6に上方から挿入して組み付ける。脚片13,14はピン取付台1における側板 3,4の内面に当接して、フック部16,17は側板3,4の下縁に掛止する。 このようにカバー12をピン取付台1に組み付けると、カバー12の頭板15が ピン体7の頭部の上方を遮るので、ピン体7の頭部がカバー12の頭板15の下 に隠れて外観の見栄えが良くなる。また、カバー12の頭板15はピン体7の上 方への移動を阻止する機能もあるので、ピン体7の凸部10と相俟って、ピン体 7の脱落防止効果が万全となる。
【0008】
本考案のピン式ファイル装置は上記の通りであり、まず、ピン取付台1の背板 2に従来品におけるリブや立上がり板などの邪魔になるものが存在しないので、 ピン取付台1に対しピン体7を装着しやすいという利点がある。なお、請求項2 記載のピン式ファイル装置の場合は、ピン取付台1に対しカバー12を組付ける ことになるが、このカバー12はピン取付台1の背板2と一体的に形成されるも のではなく、別個に形成されて後で組み付けられるので、カバー12を組み付け る前は上記と同様にピン取付台1に対しピン体7を装着するのが容易である。次 に、ピン体7の基片8に設けた凸部10がピン取付台1の前板5の下縁に掛止す るので、ピン体7が脱落する心配はない。なお、請求項2記載のピン式ファイル 装置のように、ピン取付台1にカバー12を組み付ければ、カバー12の頭板1 5によってピン体7の脱落防止効果が万全となる。更に、本考案のピン取付台1 とピン体7は上記のように構造がシンプルなので、プラスチックにより容易に成 形が可能である。また、請求項2記載のピン式ファイル装置のように、ピン取付 台1にカバー12を組み付ければ、カバー12の頭板15によってピン体7の頭 部が隠蔽されて外観の見栄えも良くなるという利点がある。
【図1】ピン取付台にピン体を装着した状態を示す斜視
図である。
図である。
【図2】ピン体により冊子を挟み止めした状態を示す断
面図である。
面図である。
【図3】ピン取付台にカバーを組付ける前の状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】ピン取付台にカバーを組付けた状態を示す斜視
図である。
図である。
1 ピン取付台 2 背板 3,4 側板 5 前板 6 隙間 7 ピン体 8 基片 9 挟止片 10 凸部 11 凸部 12 カバー 13,14 脚片 15 頭板 16,17 フック部 18 表紙体 19 背表紙部 20 リベット 21 冊子
Claims (2)
- 【請求項1】 表紙体18に固着する背板2の左右両端
にそれぞれ側板3,4を立設するとともに同側板3,4
間に横方向の前板5を架設して同前板5と背板2との間
に上下方向に開通する隙間6を設けたプラスチック製の
ピン取付台1と、上端が一体的に連続して下端は互いに
分離した基片8と挟止片9とを有してその基片8を上記
ピン取付台1の隙間6に上方から挿入した状態で上記の
前板5の下縁に掛止する凸部10を同基片8に設けると
ともに挟止片9において上記の凸部10から僅かにずれ
た位置に挟み止め用の凸部11を設けたプラスチック製
のピン体7とからなるピン式ファイル装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のピン式ファイル装置にお
けるピン取付台1の背板2と前板5の間の隙間6に上方
から挿入して側板3,4の内面に当接する2本の脚片1
3,14をそれぞれ頭板15の両端から下方へ向って突
設するとともに各脚片13,14の先端に外向きでピン
取付台1における側板3,4の下縁に掛止するフック部
16,17を設けたプラスチック製のカバー12を、ピ
ン取付台1に対し組み付けてなるピン式ファイル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996007452U JP3033417U (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | ピン式ファイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996007452U JP3033417U (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | ピン式ファイル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3033417U true JP3033417U (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=43168299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996007452U Expired - Lifetime JP3033417U (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | ピン式ファイル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033417U (ja) |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP1996007452U patent/JP3033417U/ja not_active Expired - Lifetime
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