JP3033210B2 - ビレット誘導加熱装置 - Google Patents

ビレット誘導加熱装置

Info

Publication number
JP3033210B2
JP3033210B2 JP03031147A JP3114791A JP3033210B2 JP 3033210 B2 JP3033210 B2 JP 3033210B2 JP 03031147 A JP03031147 A JP 03031147A JP 3114791 A JP3114791 A JP 3114791A JP 3033210 B2 JP3033210 B2 JP 3033210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
billet
heating coil
round hole
coil body
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03031147A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04272686A (ja
Inventor
栄 岡山
泰幸 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP03031147A priority Critical patent/JP3033210B2/ja
Publication of JPH04272686A publication Critical patent/JPH04272686A/ja
Priority to US08/112,063 priority patent/US5448039A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3033210B2 publication Critical patent/JP3033210B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • F27D99/0001Heating elements or systems
    • F27D99/0006Electric heating elements or system
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/0081Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for slabs; for billets
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/36Coil arrangements
    • H05B6/44Coil arrangements having more than one coil or coil segment
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B17/00Furnaces of a kind not covered by any preceding group
    • F27B17/0016Chamber type furnaces
    • F27B2017/0091Series of chambers, e.g. associated in their use
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • F27D99/0001Heating elements or systems
    • F27D99/0006Electric heating elements or system
    • F27D2099/0015Induction heating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円筒状の加熱コイル
体と、ビレットの一端面を保持するビレット保持手段
と、ビレットの他端面を押圧するビレット押圧手段と、
を備えた円柱状金属製ビレットを誘導加熱するビレット
誘導加熱装置に係わり、ビレットの直径に適合した加熱
コイル体への切替作業を容易に行うことができるように
改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】金属部材を成形加工等を施すことで得よ
うとするさいに用いる金属素材をビレットと呼び、一般
的には各種の直径の円柱状をなしている。このビレット
は成形加工等を容易にするために成形加工の前に加熱を
することが多く行われる。加熱手段の一つとして誘導加
熱法が採用されているが、誘導加熱法においてはビレッ
トを交流電気で励磁される円筒巻線中に置き、円筒巻線
で発生された磁界によりビレット中に電磁誘導作用によ
って電流を流しジュール熱を発生させる。このジュール
熱によってビレットを加熱するのである。
【0003】従来技術によるビレット誘導加熱装置の従
来例の、図6は構造図であり、(a)は平面図、(b)
は正面図を示し、図7は従来例の電気回路の単線結線図
であり、また図8は従来例の冷却液体回路図である。図
6,〜図8において1は円柱状のビレット、2はビレッ
ト1の直径よりもやや大きい直径の丸孔2’を持ちしか
も水等の液体で冷却される多相円筒巻線が巻回され、必
要に応じ過温センサを備えた加熱コイル体である。多相
円筒巻線は高温のビレットからの熱と自己発熱を冷却す
るための冷却部を備える必要があるが、多相円筒巻線の
導体の内部に孔を形成したいわゆるフォローコンダクタ
を採用し、この孔に直接冷却液体を流して冷却部と多相
円筒巻線を一体に構成するのが一般である。3は丸孔
2’の中心線と平行な方向に可動体3’が移動するよう
構成された第一の往復可動手段であり、例えば空気圧で
駆動される場合には可動体3’はピストンであり、可動
体の支持体3”はピストンシリンダである。4’は可動
体3’の先端に一方の端部を装着し、他方の端部に例え
ば柱状あるいは筒状をなしたビレット保持手段4をビレ
ット保持手段4が可動体3’の移動に伴い丸孔2’の中
心線と平行な方向に移動するよう装着したアームであ
る。5は複数の搬送ローラを上面に配設した加熱済のビ
レットの受台である。6は丸孔2’の中心線と平行な方
向に可動体6’が移動するよう構成された第二の往復可
動手段であり、例えば空気圧で駆動される場合には可動
体6’はピストンであり、可動体の支持体6”はピスト
ンシリンダである。7’は可動体6’の先端に一方の端
部を装着し、他方の端部に例えば柱状あるいは筒状をな
したビレット押圧手段7をビレット押圧手段7が可動体
6’の移動に伴い丸孔2’の中心線と平行な方向に移動
するよう装着したアームである。8は例えばV字状溝を
上面に形成した加熱前のビレットの受台である。25は
架台であり、上面25’に加熱コイル体2,第一の往復
可動手段3,受台5,第二の往復可動手段6,ならびに
受台8が装着される。
【0004】11は加熱コイル体2の多相円筒巻線へ給
電するためのフレキシブルリードであり、12は進相コ
ンデンサ、13は多相の降圧変圧器、14は加熱コイル
体2への給電をON,OFFする電磁接触器であり、1
5は加熱コイル体2を含む電気回路の短絡事故時などに
給電を遮断する電力ヒューズである。18は加熱コイル
体2の冷却部へ冷却液体17を給送するためのフレキシ
ブルホースであり、26は冷却液体17用の配管、1
9,19’は冷却液体17の流量を調整あるいは加熱コ
イル体2を交換するさいに冷却液体17を閉塞するため
の1組の手動弁,19a,19a’は加熱コイル体の交
換時に配管26,フレキシブルホース18,加熱コイル
体2の冷却部などに残留している冷却液体17を除去す
るエアブロー操作のさいに開放され常時は閉塞されてい
る1組の手動弁である。
【0005】従来例のビレット誘導加熱装置は前述の構
成であり、ビレット1が加熱コイル体2の丸孔2’中に
収容された状態で電磁接触器14を投入して給電を開始
する。加熱コイル体2には一般に数kAの大電流を給電
する。このさいビレット1の一方の端面1aはビレット
保持手段4によってビレット1が多相交流により発生す
る移動磁界を受けて丸孔2’から飛びだしてしまうのを
防止されるとともに、ビレット1の温度分布上最適な位
置に保持される。また必要な場合にはビレット保持手段
4にビレットの温度を直接検出する温度センサを設置す
ることでビレット1の所定温度への到達を高精度で計測
するようにすることもできる。なおこのような大きな電
磁力を受けるので、加熱コイル体2や第一の往復可動手
段3は架台25に強固に固定する必要がある。ビレット
1が所定温度に到達すると電磁接触器14を遮断して給
電を停止するとともに、第一の往復可動手段3を可動体
3’が伸長するよう作動させてビレット保持手段4を加
熱コイル体2の丸孔2’から引き出す。この状態で可動
体3’をさらに伸長させるとアーム4’が図示しないガ
イド体に案内されて回動し、これによりビレット1は受
台5上にまで移動可能となる。一方、これと同時に第二
の往復可動手段6の可動体6’を短縮させて受台8上に
載置されている加熱前のビレット1を、ビレット1の他
方の端面1bをビレット押圧手段7で押圧することで、
加熱コイル体2の丸孔2’中に挿入する。これに伴い丸
孔2’中にすでに収容されていた加熱済のビレット1は
受台5上に押出される。続いて可動体3’が短縮されビ
レット保持手段4によりビレット1の一方の端面1aが
保持されて、新たなビレット1を加熱する準備が整うこ
ととなる。ここで第二の往復可動手段6は伸長し受台8
にその次の新たな加熱前のビレット1が載置される。以
降は前述の工程が繰返される。なおこの間加熱コイル体
2には冷却液体17が連続して供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでビレット誘導
加熱装置では、一般にビレットの直径が変わり小さい直
径となると円筒巻線から発生された磁界のビレットと鎖
交する割合が減少し、円筒巻線で発生された磁界が有効
に使用されなくなるので加熱効率が低下する。このため
に異なる丸孔径のしたがって異なる内径の円筒巻線を持
つ加熱コイル体を複数用意し、ビレットの直径が変わる
とこれに適合した丸孔径の加熱コイル体に置き変えてい
た。しかしながら従来技術によるビレット誘導加熱装置
では前述した構成と作動をするので、加熱コイル体を置
き変えるさいの作業内容を工程順に追って列記すると次
の通りとなっていた。
【0007】(1)交換を要する加熱コイル体の温度が
常温にまで降下するのを待つ。 (2)冷却液体の通流を手動弁を閉塞して止める。この
時冷却液体流路の出口と入口の両方の手動弁を閉塞して
冷却液体の流出がないようにする。 (3)加熱コイル体の冷却部,フレキシブルホースなど
に残留している冷却液体を抜き去るためエアブローをす
る。 (4)フレキシブルホースを加熱コイル体から取り外
す。 (5)フレキシブルリードおよび過温センサ用リード線
を加熱コイル体から取外す。 (6)加熱コイル体を架台に固定しているボルトを取外
す。 (7)加熱コイル体をホイスト等を使用して吊上げ架台
上から取外す。 (8)取外した加熱コイル体を所定の保管場所に収納す
る。 (9)保管してあった別の加熱コイル体をホイスト等を
使用して吊上げ架台上に設置する。 (10)別の加熱コイル体を架台にボルトで固定する。 (11)別の加熱コイル体に過温センサ用リード線およ
びフレキシブルリードを接続する。 (12)別の加熱コイル体にフレキシブルホースを接続
する。 (13)両方の手動弁を開き、別の加熱コイル体に冷却
液体を通流する。
【0008】従来技術による加熱コイル体の交換作業は
上記の通り多くの工程からなっているので加熱コイル体
の交換には、長い時間と労力を要する、電気結線時接続
ミスを生ずるおそれがある、フレキシブルホースの接続
時接続不良を生ずるおそれがある、交換用加熱コイル体
の保管場所が必要である、など多くの問題があった。
【0009】本発明は前述の従来技術の問題点に鑑みな
されたものであり、その目的は互いに異なる直径の丸孔
を持つ複数の加熱コイル体を垂直移動手段に固定し、所
要の直径の丸孔を持つ加熱コイル体に交換するさい、所
要の直径の丸孔を持つ加熱コイル体を移動手段によりビ
レットが収容される位置に移動しかつその位置に保持す
ることで、短時間かつ最小限の労力で正しく所要の直径
の丸孔を持つ加熱コイル体に交換することが出来るビレ
ット誘導加熱装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では前述の目的は
【0011】1)円柱状ビレット収容用の円柱状丸孔と
この丸孔の外側に沿って前記丸孔と同芯でしかも液冷部
を併設した多相円筒巻線とを持つ加熱コイル体と、誘導
加熱中のビレットの一方の端面の位置を保持するビレッ
ト保持手段と、ビレットを前記丸孔の中に収容する際に
ビレットの他方の端面を押圧するビレット押圧手段と、
を備えたビレット誘導加熱装置において、それぞれが前
記丸孔の中心線に平行しかつ垂直投影面が合致するよう
保持された互いに異なる直径の丸孔を持つ複数の加熱コ
イル体を設け、この加熱コイル体のいずれかの直径の丸
孔を持つ加熱コイル体にビレットが収容されるよう前記
加熱コイル移動保持する垂直移動手段とを備えたこと、
また
【0012】2)前記1項の手段において、複数の加熱
コイル体の多相円筒巻線のそれぞれに電気的に直列に接
続されるとともにビレットが収容されるいずれか一個の
加熱コイル体に対してのみ電流回路を形成する電気的開
閉手段を備えたこと、また
【0013】3)前記1項または2項の手段において、
複数の加熱コイル体の液冷部のそれぞれに液流路として
直列に接続されるとともにビレットが収容されるいずれ
か一個の加熱コイル体のみに冷却液体を通流する液流路
開閉手段を備えたこと、また
【0014】4)前記3項の手段において、複数の加熱
コイル体の液冷部のそれぞれの液流路に直列に接続され
た液流路開閉手段に対して、液流路として並列に液流量
調整手段を接続したバイパス液流路を備えたこと、で達
成される。
【0015】
【作用】本発明では前述の構成としたので、異なる直径
のビレットに対応する加熱コイル体に交換するさいに
は、互いに異なる直径の丸孔を持つ複数の加熱コイル体
の中から所要の直径を持つ加熱コイル体をビレットが収
納可能な位置に移動手段によって移動させるとともに、
電気的開閉手段を切り換えて所要の直径を持つ加熱コイ
ル体のみを通電可能とし、あるいは/また所要の直径を
持つ加熱コイル体に接続された液流路開閉手段のみを開
き他の液流路開閉手段を閉じることで所要の直径を持つ
加熱コイル体のみに冷却液体を通流して、交換作業を完
了する。この間リード線、ホース、加熱コイル体などの
取外し或いは再取付け、および残留冷却液体除去のため
のエアブロは一切不要である。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例の構造図であり、
(a)は平面図、(b)は正面図を示し、図2は本発明
の一実施例の電気回路の単線結線図であり、また図3は
本発明の一実施例の冷却液体回路図である。図6,〜図
8の従来例と同一部分には同じ符号を付し、その説明を
省略する。図1において24は加熱コイル体2aと、加
熱コイル体2aの丸孔2a’と異なる直径の丸孔2b’
を持つ加熱コイル体2bとからなる加熱コイル体群であ
り、丸孔2a’および丸孔2b’の中心線は互いに平行
しかつ垂直投影面が合致するよう固定される。9は加熱
コイル体群24を固定するとともに、加熱コイル体2a
あるいは加熱コイル体2bのいずれかにビレット1が収
容されるようこの場合の例では垂直方向に移動すると
し、その位置で必要に応じてはストップピンなどを用い
て保持する垂直移動手段である。10は架台であり、上
面10’上に第一の往復可動手段3,受台5,第二の往
復可動手段6,ならびに受台8が、上面10’の下側に
加熱コイル体群24を固定した垂直移動手段9が取付け
られる。図2において16は加熱コイル体2aおよび加
熱コイル体2bの多相円筒巻線のそれぞれに電気的に直
列に接続されるとともにビレット1が収容されるいずれ
か一個の加熱コイル体に対してのみ電流回路を形成する
例えば断路器などの電気的開閉手段であり、図2では双
投として示したが単投のものを2台用いてもよい。電気
的開閉手段16は数kAの大電流を通電するものである
ので、その開閉には例えば空気圧などが用いられる。図
3において20は冷却液体17用の配管であり、加熱コ
イル体2aおよび加熱コイル体2bのそれぞれに別個に
配管経路を構成する。21は配管20に直列に接続され
た例えば電磁弁などの液流路開閉手段である。22は液
流路開閉手段21に対して並列に配管されたバイパス液
流路であり、手動弁23が接続されている。
【0017】ビレット1を収容する加熱コイル体を異な
る直径の丸孔を持つ加熱コイル体に置き変える場合に
は、垂直移動手段9を操作して所要の直径の丸孔を持つ
加熱コイル体をビレットが収納可能な位置に移動させる
とともに、所要の直径の丸孔を持つ加熱コイル体に通電
する電流回路が形成されるように電気的開閉手段16の
切換えと所要の直径の丸孔を持つ加熱コイル体に接続さ
れた液流路開閉手段21を開路し他は閉塞する操作を行
う。なお、流路開閉手段21が閉塞されているにもかか
わらずバイパス液流路22から少量の冷却液体17が供
給されるので、交換された加熱コイル体を冷却するまで
暫くの間放置しておく必要ははない。
【0018】図4は本発明の異なる実施例の構造図であ
り、(a)は平面図、(b)は正面図を示し、図5は本
発明の異なる実施例の構造図の側面図を示す。図4およ
び図5において図1の本発明の一実施例の構造図、およ
び図6の従来例の構造図と同一部分には同じ符号を付
し、その説明を省略する。図4および図5において24
aは加熱コイル体2aおよび加熱コイル体2bとは、ま
た互いの間でも、異なる直径の丸孔を持つ加熱コイル体
2cおよび2dからなる加熱コイル体群である。加熱コ
イル体2cおよび加熱コイル体2dはその丸孔の中心線
が互いに平行しかつ垂直投影面が合致するよう固定され
るとともに加熱コイル体群24とは別個の垂直移動手段
9aに一体で固定されている。また加熱コイル体群24
とは別個の第一の往復可動手段3a,ビレット保持手段
4a,アーム4a’,受台5a,第二の往復可動手段6
a,ビレット押圧手段7a,ならびにアーム7a’を専
用する。8aは複数の搬送ローラを上面に配設した加熱
前のビレットの受台である。受台8aは加熱前のビレッ
ト1を加熱コイル体群24と加熱コイル体群24aとに
振り分ける為に、その受台側面8a’,8a”で図示し
ない押圧手段によって押圧され各々の加熱コイル体群の
位置に運ばれる。10aは架台である。
【0019】今までの説明では一組の加熱コイル体群に
含まれる加熱コイル体の数は2個の場合についてだけ述
べてきたが、本発明ではこれに限定されるものではなく
一組の加熱コイル体群に含まれる加熱コイル体の数は3
個以上であっても良いものである。なおこの場合では電
気的開閉手段16は単投のものを加熱コイル体の数と同
数用い、液流路開閉手段21も加熱コイル体の数と同数
用いることが良い。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、上記構成により、ビレ
ットを収容する加熱コイル体の異なる直径の丸孔を持つ
加熱コイル体への置き換えを、移動手段を操作して所要
の直径の丸孔を持つ加熱コイル体をビレットが収納可能
な位置に移動させ、所要の直径の丸孔を持つ加熱コイル
体に通電する電流回路が形成されるように電気的開閉手
段の切換えと所要の直径の丸孔を持つ加熱コイル体に接
続された液流路開閉手段を開路し他は閉塞する操作を行
うことで完了する。この間リード線、ホース、加熱コイ
ル体などの取外しあるいは再取付けおよび残留冷却液体
除去のためのエアブロは一切不要である。これによっ
て、短時間かつ最小限の労力で正しく所要の直径の丸孔
を持つ加熱コイル体への置き換えが行えるとともに交換
用加熱コイル体の保管場所が不要となるという効果を奏
する。また、複数の加熱コイル体は、丸孔の中心線に平
行しかつ垂直投影面が合致するよう保持されているの
で、設置スペースを広げることなく複数のコイル体を設
けることができる。さらに、ビレットが収容されるいず
れか一個の加熱コイル体のみに冷却液体を通流する液流
路開閉手段を設けることにより、冷却が必要なコイル体
のみに冷却液体を流すことができるので、冷却液体量を
低減することができ、加えて、液流路開閉手段に対して
液流路として並列にバイパス液流路を備えたことによ
り、流路開閉手段が閉塞されているにもかかわらずバイ
パス液流路から少量の冷却液体が供給されるので、交換
された加熱コイル体を冷却するまで暫くの間放置してお
く必要ははない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構造図
【図2】この発明の一実施例の電気回路の単線結線図
【図3】この発明の一実施例の冷却液体回路図
【図4】この発明の異なる実施例の構造図
【図5】この発明の異なる実施例の側面図
【図6】従来例の構造図
【図7】従来例の電気回路の単線結線図
【図8】従来例の冷却液体回路図
【符号の説明】
1 ビレット 2a 加熱コイル体 2a’ 丸孔 3 第一の往復可動手段 4 ビレット保持手段 6 第二の往復可動手段 7 ビレット押圧手段 9 垂直移動手段 16 電気的開閉手段 21 液流路開閉手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/10 H05B 6/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱状ビレット収容用の円柱状丸孔とこの
    丸孔の外側に沿って前記丸孔と同芯でしかも液冷部を併
    設した多相円筒巻線を持つ加熱コイル体と、誘導加熱中
    のビレットの一方の端面の位置を保持するビレット保持
    手段と、ビレットを前記丸孔の中に収容する際にビレッ
    トの他方の端面を押圧するビレット押圧手段と、を備え
    たビレット誘導加熱装置において、それぞれが前記丸孔
    の中心線に平行しかつ垂直投影面が合致するよう保持さ
    れた互いに異なる直径の丸孔を持つ複数の加熱コイル体
    を設け、これらの加熱コイル体のいずれかの直径の丸孔
    を持つ加熱コイル体にビレットが収容されるよう前記加
    熱コイル体を移動保持する垂直移動手段を備えたことを
    特徴とするビレット誘導加熱装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、複数の加熱
    コイル体の多相円筒巻線のそれぞれに電気的に直列に接
    続されるとともにビレットが収容されるいずれか一個の
    加熱コイル体に対してのみ電流回路を形成する電気的開
    閉手段を備えたことを特徴とするビレット誘導加熱装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載のものにおい
    て、複数の加熱コイル体の液冷部のそれぞれに液流路と
    して直列に接続されるとともにビレットが収容されるい
    ずれか一個の加熱コイル体のみに冷却液体を通流する液
    流路開閉手段を備えたことを特徴とするビレット誘導加
    熱装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のものにおいて、複数の加熱
    コイル体の液冷部のそれぞれの液流路に直列に接続され
    た液流路開閉手段に対して、液流路として並列に液流量
    調整手段を接続したバイパス液流路を備えたことを特徴
    とするビレット誘導加熱装置。
JP03031147A 1991-02-27 1991-02-27 ビレット誘導加熱装置 Expired - Fee Related JP3033210B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03031147A JP3033210B2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 ビレット誘導加熱装置
US08/112,063 US5448039A (en) 1991-02-27 1993-08-26 Billet induction heating device providing fast heating changeover for different size billets

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03031147A JP3033210B2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 ビレット誘導加熱装置
US08/112,063 US5448039A (en) 1991-02-27 1993-08-26 Billet induction heating device providing fast heating changeover for different size billets

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04272686A JPH04272686A (ja) 1992-09-29
JP3033210B2 true JP3033210B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=26369601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03031147A Expired - Fee Related JP3033210B2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 ビレット誘導加熱装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5448039A (ja)
JP (1) JP3033210B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2181215A1 (en) * 1995-08-28 1997-03-01 Raimund Bruckner Method of operating an inductor and inductor for carrying out the method
US6043472A (en) 1996-08-28 2000-03-28 Didier-Werke Ag Assembly of tapping device and inductor therefor
GB2327765B (en) * 1997-07-15 1999-09-29 Honda Motor Co Ltd Method and apparatus for deciding heated state of metal billet
US6635856B2 (en) * 2002-01-18 2003-10-21 Inductotherm Corp. Billet induction heating
US7679876B2 (en) * 2006-05-22 2010-03-16 Mediatek Singapore Pte Ltd. Current limiter system, circuit and method for limiting current
DE102007015964A1 (de) * 2007-04-03 2008-10-09 Sms Demag Ag Vorrichtung zum Einbringen metallischer Barren in ein Metallbad
EP2236005B1 (en) * 2007-12-27 2017-03-01 Inductoheat, Inc. Controlled electric induction heating of an electrically conductive workpiece in a solenoidal coil with flux compensators
JP5657402B2 (ja) * 2011-01-13 2015-01-21 日本アジャックス・マグネサーミック株式会社 誘導加熱装置
US10462855B2 (en) * 2012-03-01 2019-10-29 Inova Lab S.R.L. Device for induction heating of a billet
WO2017053917A1 (en) * 2015-09-25 2017-03-30 Radyne Corporation Large billet electric induction pre-heating for a hot working process
CN106435122A (zh) * 2016-12-16 2017-02-22 大连圣洁真空技术开发有限公司开发区分公司 一种感应加热淬火装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3185810A (en) * 1960-07-27 1965-05-25 Ohio Crankshaft Co Bar end heating apparatus
US3535485A (en) * 1969-04-28 1970-10-20 Park Ohio Industries Inc Induction heating device for heating a succession of elongated workpieces
JPS54134842A (en) * 1978-04-11 1979-10-19 Mitsubishi Electric Corp Induction heating system
US4307278A (en) * 1980-01-11 1981-12-22 Park-Ohio Industries, Inc. Control device for parallel induction heating coils
SU1532594A1 (ru) * 1987-02-23 1989-12-30 Предприятие П/Я Р-6930 Установка дл методического нагрева заготовок

Also Published As

Publication number Publication date
US5448039A (en) 1995-09-05
JPH04272686A (ja) 1992-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3033210B2 (ja) ビレット誘導加熱装置
US2676234A (en) Induction furnace
KR101658727B1 (ko) 이동형 철심을 이용한 초전도 자석 장치 및 그의 유도가열장치
US4734552A (en) Induction heated pressure welding
JP2008118731A (ja) ステータコイル及びコアの加熱装置および加熱方法
JPS5910142B2 (ja) 電気結線法および電気結線機
US3346021A (en) Apparatus for winding armature coils
RU2005129343A (ru) Устройство для непрерывного прессования
CN108735423B (zh) 一种径向四磁极等温热充磁装置
US4538041A (en) Rotating induction heating apparatus
US5053599A (en) Welding gun assembly with transformers
US6024795A (en) Conveyance and processing of dynamo-electric machine components in resin application systems
CN209503178U (zh) 高频感应钎焊装置
US4831229A (en) High frequency resistance spot welding structure and method
KR100771980B1 (ko) 초전도 관내연선도체로 형성된 코일의 그라운드 랩핑 장치
JP4005973B2 (ja) 超電導巻線の加熱装置
JPH0221187Y2 (ja)
US5586712A (en) Apparatus for joining foils used in superconducting magnets
CN219526728U (zh) 一种热处理效率高的节能型高频炉
US2042020A (en) Amperage flow controlling device
CN220776103U (zh) 一种感应线圈及熔样设备
CN113131424B (zh) 一种电气工程外露管筒保护装置
EP4149207A1 (en) Apparatus for inductively heating metallic bodies with improved cooling, and method for cooling such an apparatus
KR950014651B1 (ko) 유도가열장치
JPH0243326B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees